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2015年03月28日

いつも人間関係がうまく行かないのは、なぜか、そういう相手を選んでしまうから!?



心の習慣のお話です。人間関係がうまくいかないのは、その心の習慣から「うまく行かない相手を選んでいる」のかもしれません。
現実はまず内なる心が作っている、というちょっと変わった見方を紹介します。



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初めましてYと申します。いつもブログ拝見させていただいてます!
突然のメールすみません。
なかなか解決できず、、お力をお借りできたらと思いまして。

自分を褒めていても、なかなか好きになれません。
小学校の頃から人付き合いがうまくいかず、今でも、自分としては仲良くなりたい気持ちがあるのに、仲良くなれない。
職場では、必ず誰かとぶつかる。
彼には人格を否定される。
などが続き、うつを繰り返し再発してしまっています。
心強くなれるポイントなどありましたら、教えていただきたいです

このようなメールは、こちらではご迷惑でしたら、すみません、削除してください!
これからも応援させてください!
(Yさん)
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ありがとうございます。
もちろん、迷惑ではありませんよ。むしろ、「ネタを頂けた」と常々ネタの収集癖がある私は喜ぶのです。

でも、そんな風にいつも「迷惑じゃないかな?」って考えてしまうこと、ありませんか?

※カウンセラーというのは往々にして、揚げ足取りなところがありまして(笑)、何気ない一言に「あれ?」っと反応してしまう習性があるのです。元々私がそんないやらしい性格だとかそういうわけではありませんのでご理解くださいね。あくまで“職業病”ですので!(笑)


迷惑じゃないかな?を始め、いろいろと気を使いすぎてしまうのではないかな、と思うのです。
そして、いっぱいあれこれ考えていませんか。

もちろん、自己否定もとても強いことが想像されます。
だから、彼に人格否定“させて”しまうんです。

※「投影」と言いますか、外の世界には内なる世界が投影されています。もし、彼に人格を否定されるのであれば、Yさんの内面にある強い自己否定が彼を通じて返ってきていると考えるのです。だから、相手を変えても、場所を変えても、同じことが繰り返し起こっているのです。外で起きていることではなく、内で起きていることですから。

だから、Yさんがチャレンジしてくださってるように、自分を褒めることもとても大切なことなんですね。

ところが、褒めていても自信が全然付かない、自分のことが好きにならない、としたら、、、こう考えてみてください。

「自分を好きになりたくないんだ」と。
おっと、まだ自分にダメ出ししないでくださいね。

好きになりたくない理由って何でしょうか?
好きになると困ることって何でしょうか?


ちょっと変な見方をしますので、お付き合いくださいね。

ずっと子どもの頃から友達とうまくいかないとなると、Yさんはそれに慣れてしまいます。
「うまくいく」ということがよく分からなくなり、「うまくいかない」のが自然になってしまいます。
そこで感じる嫌な感情もまた馴染みの感情ですよね?

そういうのを心の癖、パターン、心の習慣って呼びます。

私たちはこの習慣を変えることに強い抵抗を持つんです。

だから、変な話ですが「うまく行かないことに慣れているから、うまく行かない現実を創り出す」というのが心から見た現実となるんです。

もっと言えば「うまく行かないことに慣れているから、うまく行かないのように人間関係を作っていく」のです。

おっと、まだまだ自己嫌悪には陥らないで下さいね。

「うまく行かない人間関係を作る」というのはどういうことかというと、例えば、Yさんが、Aさん、Bさん、Cさんと知り合ったとします。

Aさん、気のいい、優しい、母性的な女性。
Bさん、元気で、明るい、社交的な女性。
Cさん、ちょっと気のきつい、厳しい感じの女性。

ふつうに考えれば、Aさんには居心地の良さを、Bさんには楽しさを、Cさんにはちょっと取っつきにくい印象を持つので、仲良くなろうと思えば、Aさん、Bさんに近づきます。
しかし、「うまく行かない人間関係を作る」ためには、それではダメなんです。
特にAさんには近づけないですよね?

だから、なぜか、Cさんと仲良くなろうとしてしまうんです。
自分とは合わないのに、なぜか?

それが自分の内なる習慣(ルール)を守るための、潜在意識的な選択なのです。


だから、長年人間関係がうまく行かないとなると、それが習慣化してしまい、うまく行かない相手と仲良くなろうとして、やっぱりダメだった、という経験を積むのです。


自分を褒めることで自分を好きになれない、というのも同じことが言えます。
「自分が嫌い」に慣れてしまっているので、「好き」ということに違和感を覚えるのです。
だから、自分を褒めた瞬間から、それを否定する自分、いませんか?

そういうわけで、自分を褒める、という実習は最低でも1か月、できれば45日以上続けてください、ってお願いしています。
どんな小さいこと、くだらないことでもいいので、一日5個褒め続けてください、と。

45日以上続けると、その行動は「習慣」になるそうです。
だから、それだけ続けると、自己嫌悪はあるものの、自分を褒める習慣が身に着くので、気が付けば、自分を嫌悪することよりも、褒める方に自然と意識が向くようになり、効果が実感できるのです。


だけど、「自分を褒める」と「直後にダメ出しする」がセットになると、45日間、ダメ出し続けるような感じになるので、自分のことをなかなか好きだと実感できないのかもしれません。
もし、褒めた後にすぐに自己否定が始まったら、「それはいらない、いらない」って手を左右に振ってみてください。そして「褒める」という部分だけ大事にしてください。


うつを繰り返すのも、この習慣が影響しているのかもしれません。
「私はうつ病だ」という意識を持っていると、どうしても気分が落ちたときに「再発したのか!?」と不安になり、ますますその方向に行ってしまいます。

良くなっても「どうせまた悪くなる」と思い込んでしまうんです。




さて、小さい頃から人間関係がうまく行かず、職場でも衝突し、彼からもダメ出しされる、という話を聞くと、Yさんはとても個性的な方だと思ってしまうんです。
もっと言えば、「天才なんじゃないか」と。
そして、その天才性(個性)を伸ばす方に生きて来られなかったのではないか、と。

(だから、私はYさんと同じようなタイプの人には「私は天才なんです」とか「天才Y!」って声に出して何度も言ってもらう、というある意味拷問のようなセッションをしたりします。頭では???でも、意外とすとんと腑に落ちてくれるんですね。)

だから、本質的な問題は、YさんがYさんらしく生きていけるには、どんな方向に進むと良いのか?という点ではないかと思うのです。

その才能を自分に許し始めると、きっと「応援してくれる人」「ファン」みたいな人が現れます。

そうするとうつになったことも、人間関係がうまくいかなかったことも、全部「利点」に変わります。

「私、何がしたいんだろう?どういう生き方がしたいんだろう?」
答えはいらないので、そんな問いを投げかけ続けて頂きたいな、と思うのです。

それを考えるのがしんどいときはやめてくださいね。
「答えはいらない」というのがポイントですから、気長に問いかけ続けてください。

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