一つのご相談に3人のカウンセラー、今井美緒子村上ハル代、吉村ひろえが各々の見解でお答えしています。さて、本日のお客様は・・・



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こんにちは。

40代の主婦です。

今回、ご相談させていただきたいのは、娘(14歳)についてです。

昨年から、娘が痩せだしたので、体調を心配しております。


でも、いつも家族と一緒に食事をしてくれますし、学校へ持って行くお弁当も、いつも綺麗に食べてきてくれていたので、『どうして痩せてきているのだろう?』と思っていました。

急に痩せだしたので、気になって娘の様子を、注意深く見るようにしていたら、どうも食事の後に、食べた物を、トイレで吐いているようだと気付いたのです。


そのことを娘に確認しようとしたのですが、『吐いていない』と言うし、あまり何度も聞こうとすると、もの凄く怒るのです。

今も、家族と楽しそうに話をしながら、夕食は食べています。

でも、おそらくその後に吐いているのです。

そのせいで、どんどん痩せてきていて・・・このままでは、娘の身体が心配です。

吐かないように、娘を監視した方がいいのでしょうか?



※カウンセラーの知人が、抱えている問題を、本人に了承を得て、掲載させていただいております。





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         ≪監視するよりも娘さんと楽しい会話を≫



ご相談ありがとうございます。



娘さんが、急に痩せだしたとのこと。

とても心配ですよね。

一見、なんら変わりなく楽しそうに見えても体だけが痩せていくのは、母親としては気が気ではなく不安も膨らんでしまうことと思います。



娘さんの『食べて吐く』という行為の原因はいくつか考えられます。

ひとつは14歳、という思春期だという年代。

この年代では、完璧主義に陥ることがよくあります。

人と色んな面を比べてコンプレックスを感じたり劣等感を抱きます。

大人になった今となっては 「なぜそんなに気になっていたのだろう?」 と不思議に思うことでも思春期の頃には 「爪の形が変」「目が一重」「足がO脚」などということに深刻に悩んだことはないでしょうか?


その中でも女性が一番気になることに 「太っている」 というものがありますね。

傍から見るとそんなことはないのに本人が異様に気にしてしまう、ということは思春期ではなくてもよく聞きます。

娘さんは自分が「太っているので痩せたい」と思っておられるのかもしれません。



そして、『食べて吐いて痩せる』ということで、『注目してもらえる』というものがあるのかもしれません。

例えば、兄弟がおられる場合なんかに 「家族は私よりも弟のことばっかり気にかけている」 と事実はどうであれ娘さんがそのように感じていると、無意識的に気を引こうとする場合もあります。



ご相談文からだけですと原因を特定するのは難しく、もしかするといろんな要素が絡み合っているのかもしれません。

しかし、心理的に見ると娘さんは 
<認めて欲しい・満たされていない・受け入れて欲しい> 
という気持ちを強く持っておられるということが考えられます。



O  吐かないように、娘を監視した方がいいのでしょうか?



娘さんを監視するというのは、私は賛成出来ません。



O  娘に確認しようとしたのですが、『吐いていない』と言うし、あまり何度も聞こうとすると、もの凄く怒るのです。



娘さんもきっと辛いのだと思います。

食べたものをわざと吐く、という行為は決して褒められた行為ではないし、料理を作ってくれたお母さんや食べ物に対する罪悪感も感じていらっしゃると思います。

自分でも 「私は悪い子なんだ」 と自分を責めているので、そこに触れられると痛くて 「触らないで!!」 と怒りを顕わにするのですね。

なので、『吐かないように監視した方が良いのか?』というお気持ちになるのはよくわかるのですが、結果的に娘さんを追いつめて行き場をなくすことになります。



どんどん痩せてゆく娘さんを見るのはとても辛く心配で不安になることと思いますが、吐く・吐かない、食べる・食べない、の話題よりも、「今はどんなアイドルが好き?」とか「どんなファッションが好み?」「この音楽いいよ~」 など、娘さんが話しやすい話題を心掛けてみられてはどうでしょう。
そして、ただ娘さんを受け入れてその会話を楽しんでみようと思ってみてください。
 


それでなくとも、14歳という年頃は難しいと思います。

大人になってゆく過程での心や体の変化、自分とは?というアイデンティティの確立、親からの自立など、本人も自分の変化についていけずどう扱っていいかわからないことも多いようです。

そんな時は、私達親が誰よりも子供の味方であり、理解者であり、そしてどんな状態でどんな時も子供を愛しているというブレない気持ちを持つことが大事になってきます。



心配や不安に押しつぶされそうになる時もあるかと思います。

おひとりで抱えずに、カウンセリングなども利用なさってみてください。

まずは、お母さんが余裕をもつことをご自身に許してくださいね。





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ではまた、来月第2月曜日『Many-saided Cafe』にてお待ちいたしております✿.。.:*