こんにちは。
カウンセリングサービスの吉村ひろえです。
いつもご訪問ありがとうございます。


カウンセリングを進めてゆく過程で、ただただ感じていたその感情を感じることすら
「イケナイこと」
のように思い込んでいる”誤解”に出会うことが度々あります。

私がよく感じるその誤解のひとつが ”お母さんへの罪悪感” 

私たちの心の基礎は子供のころに出来上がります。
なので、お母さんとの関係はどうしても影響が大きくなります。
そして、子供のころになにをどう感じたかで心の基礎が出来上がるので、心の癖になりやすいのです。


【うちの母は、厳しい人で物言いもピシャリ!という感じだった。
 周りの親戚なんかも”母はキツイ人”という認識だった。
 当然母は私にも厳しかった。
 でも、母の愛情も感じている。
 母は母で苦労してきた人だし、育ててもらって感謝もしている】

そんな風にお話ししてくださる方は少なくありません。
とてもお母さん思いでお母さんに尊敬の念を抱いていらっしゃることも伝わってきます。
周りの”母はキツイ人”という評価に私だけは理解してあげたい、というお母さんへの思いやりや労わりも感じます。

そんなお母さんのもとに育った子供は、お母さんがテキパキ働いて家事もチャッチャとこなし、忙しそうにしているのを見ているので
「なるべく負担をかけないように」
とか
「迷惑にならないように」
行動しようとすることがあります。

寂しさを我慢しながらお母さんが帰ってくるのを待って、でも、忙しそうにしているお母さんや疲れたお母さんの顔を見ると甘えられなくなって、色んな感情を我慢します。

また、おじいちゃんおばあちゃんなどお母さんから見てお舅お姑さんと同居していたとしたら、お母さんの気苦労を子供は気配で感じていたりします。
「今日の大人たちの機嫌はどうだろう?」
と、自然と周りの人の顔色を伺うようになることも。

すると、よりいっそう
『お母さんも大変だから』
そう思って自分の寂しさや甘えたい気持ちはストレートに出せず、心の奥底に仕舞い込んでしまうんですね。

「私の寂しさなんてお母さんの大変さに比べたらどうってことない」
「お母さんも大変そうだから甘えたい気持ちは我慢しよう」

自動的にその感情を封印してしまう感じでしょうか。

そうすると、寂しさや頼りたい気持ちを持つことすら 
”良くないもの”
として心に認識されて、感じないように癖づけられてゆきます。

いつの間にか、寂しさや甘えたい気持ちを感じることがまるで
苦労したお母さんを責めてしまうことのように
そんなことを感じるのは私のワガママだ
というように
”悪いこと”
”ダメなこと”
と、そのような感情は切り捨ててどんどん自立的になります。

そして、お母さんのようにテキパキ働いて前向きにがんばったり我慢したりしながら、しっかり者でサバサバとした男前な女性に成長します。

「みんなはもっとがんばっているんだから」
「周りの人はもっと大変なんだから」

と、自分に叱咤激励しがんばりや我慢を強いてゆきます。
そうやって成功の秘訣を手にしてゆくのですが、切り離された寂しい甘えたい感情は抑圧されてはいるものの、なくなったわけではありません。
そうすると、やがてその押し込められた感情が暴れだしそのパターンを手放さざるを得なくなる出来事が起こったりします。


で、このパターンが出やすいのが、一番近い他人である血のつながりのないパートナーだったりするんですね。

”お付き合いの初めの頃は、まだ素直に寂しさを伝えたり頼れたりしていたのに、歳月を重ねてゆくうちにそんな気持ちを感じることすらなくなって、気づけばふたりの間には埋めようのない溝が広がっていた”

という構図が出来上がっていたりすることも。


寂しさや甘えたい気持ちを持つことを禁じて自立的でいるために

「自分がいなくても平気なんだな」
「自分が役立つことはないよな」

そんな認識をパートナーに抱かせます。

するとパートナーは、自分を必要としてくれる人、自分が役立てる人に惹かれて、それがふたりの問題として浮上してくることがあります。


『本当はずっと寂しかった』
『本当はずっと甘えたかった』

ずっと昔に封じてしまったこの感情に気づいてあげること。

それが、今ある問題の解消に向かうきっかけになり得ることが少なからずあるのですが、そんなことを感じるのは

「苦労したお母さんに申し訳ない」

とブロックになっていることがあるんです。
人によっては、そんなことを感じる自分が ”気持ち悪い” と思うことも。

けれど、感じることは
誰かを責めているわけでもなく
悪いわけでも
ダメなわけでも
弱いわけでもない
と理解すること。

寂しさを感じたからといって
甘えたいと思ったからといって
お母さんを責めていることにはなりません。
ましてや、あなたが弱いわけでもないのです。

ただ、幼かったあなたはそう感じただけです。
そう感じたあなたに
そう感じていたけれど、ずっと気づいてもらえなかったあなたに
先ずは気づいてあげること。

それだけでも、ずいぶんとスッキリします。
遠いむかしに置いてけぼりにしてしまったあなたはいませんか?

girl-1431690__340












 

ご予約・お問合せ先

・お手元にメモをご用意ください。

・カウンセリングサービスのカウンセリングは完全予約制となっております。
・面談カウンセリング/電話カウンセリングのご予約は

 
カウンセリング予約センター 
 06-6190-5131 
までお電話ください。 

・定休日 毎週月曜日
※ただし、月曜日が祝日の場合は翌火曜日にお休みをいただきます。
※休業日などのご案内はトップページの右上の「Today's Schedule」をご参照下さい。