心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

さて、今日もコラムを更新します。

よろしければご覧ください。


私のこと、もう必要じゃないの? 〜男女の心がすれ違うとき〜


「どうして彼(夫)は私に、なんでも素直に言ってくれないんでしょう?」

カウンセリングの中でそんな言葉をお聞きすることがあります。



恋愛や夫婦の中で起きる問題があったとき、

女性は「ただ、私をパートナーとして、女として、必要だって言って欲しかった」と感じていても

男性は、どこか考えすぎてしまい「ストレートに自分の愛情を語れない」ことがあるようです。


例えば、彼(夫)がハードワーカーで彼女(妻)がとても心配していたとして。

「そんなに頑張らなくてもいいんじゃない?あなたの身体が心配」

そんな言葉を彼女(妻)が彼(夫)にかけたとしても、彼(夫)は無言で立ち去ったり、「俺のことはいいから・・・大丈夫だから」とだけ話したり。


例えば、二人の関係性に溝ができはじめた時、彼女(妻)が

「私と一緒にいてよかったと思う?」

と聞いても、彼(夫)は無言だったり、「今更そんなことを聞くな」「それはわからない」と答えたり。



ただ女性にとって、愛を伝えてくれれば、私は頑張れる、安心できる場面で、男性が愛情を伝えない光景。

カウンセリングの中では本当によく登場するんです。


そしてそんなお話をお聞きすると、僕はいつも感じるんですよ。

「それは辛いし、切ないですよね」と。

その一方で

自立されている男性にとって

「ただ一言、素直に愛情を言葉に伝えることがどれだけ難しいことなのか?」とも。

女性に投げかける「うまい言葉」が見つからなくて、だから考えすぎてしまって、つい「自分の考えた結果」だけを伝えてしまうこともあるようです。



そこで少しケーススタディ。

例えば、女性が言う「私の事、必要じゃないの?愛してないの?」

そんな時「分からない」と答える男性。

これは一例ですが、その男性の中の答えの意味を僕なりに書けば、こんな感じになりますよ。

もちろん君のこと嫌いなわけじゃない、じゃなければ一緒にはいない。けれど君が「私のことを必要じゃないの?」と言うぐらい、君は僕に何か不満を感じているのだろう。

でも、今、僕は君が何を不満に思っているのか?その理由がわからない。僕が何をしたっていうんだ?君は何を僕に求めているんだ?

その答えが分からないのに、君に何を言えばいいっていうんだ?どうせちゃんとした答えを導き出さなきゃ、君はもっと不安になったり、怒ったりもするんだろう?

そもそも、そんな不満を感じている僕に「好き」と言われなくないんじゃないか?と思ってしまうよ。

それに、僕だって自分なりに頑張っているわけだから、そんなに愛を求められても応えられない時だってある。

だから、今、「私が必要じゃないの?」と聞かれても、すぐに答えられるわけないじゃないか。

その結果「分からない」と男性が言葉に出すわけです。

では少し男性の考え方に解説を加えます。

もちろん君のこと嫌いなわけじゃない、じゃなければ一緒にはいない。

(↑ここで男性も「一緒にいたい」と思っていても、そうは感じずに「嫌いなわけじゃない」と感じるている。また、否定形を使って思考をする男性は、どこか心理的な「恥」に対する抵抗が強いのでしょうね。)


けれど君が「私のことを必要じゃないの?」と言うぐらい、君は僕に何か不満を感じているのだろう。

(↑ここでの男性は、きっと君は僕に何か不満があって、僕に何か訂正して欲しいとか、行動を改めて欲しいと思っているんだろう?ぐらいに感じていることも少なくありません。まさか愛という感覚・気持ちをを求めているとは考えないのです。)


でも、今、僕は君が何を不満に思っているのか?その理由がわからない。僕が何をしたっていうんだ?君は何を僕に求めているんだ?

(↑よって、私のことを愛しているという思いが正解だとは決して考えないのです。それが答えになり得るという発想は「事実」の中で物事を認知する男性にとって意味がわからないことなのです。)


その答えが分からないのに、君に何を言えばいいっていうんだ?

(↑女性の言葉の意味がわからずに不安を煽られている状態ですね)


どうせちゃんとした答えを導き出さなきゃ、君はもっと不安になったり、怒ったりもするんだろう?

(↑テストの問題と回答の関係性のように、女性の言葉に的確に答えないときっと関係が悪くなる!と勝手に解釈しています)


そもそも、そんな不満を感じている僕に「好き」と言われなくないんじゃないか?と思ってしまうよ。

(↑この瞬間に答えが分からないストレスで、逆に自分の正当性を認めようとします。こうなると、女性はただ男性を愛しているから、こんな質問をしているし、今もこれからも彼と一緒にいるのだ、という発想は感じられなくなりますね・・・。)


それに、僕だって自分なりに頑張っているわけだから、そんなに愛を求められても応えられない時だってある。

だから、今、「私が必要じゃないの?」と聞かれても、すぐに答えられるわけないじゃないか。

となるわけですね。


男性がそう感じる理由を見つめれば、

「男性は感情に慣れていないこと」

「男性は思考の生き物・女性は感情の生き物であるということ」

「彼女の感情的な問いに、思考で考えて答えを出そうとするので答えが出ないこと」

「彼女の問いに「責められている?」と感じた度合いだけ、うまい言葉を探そうとしてしまうこと」

「しかし、結果、相手が何を欲しがっているか?分からないので、答えられずにイライラしてしまうこともあること」


などなどですね。


ここで僕がお伝えしたいのは

「愛情を欲する女性と言葉を探す男性」の間にあるのは

相手の感じている気持ち、感覚が伝わらないから生まれる

微妙で繊細な間合いと不安。



そこにある微妙な間合いと不安を小さくするために必要なことが

「相互に相手(異性の心理)を理解すること」なのでしょう。


彼は、彼女は・・・一体どういう思考をし、感覚を持ち、何を求めて生きているのか?をまず知らないと、この間合いを詰め、不安を乗り越えることは難しくなる。


だからこそ、女性は気持ちを求め、男性は答えを探す事が多いのです。


しかし

いくら女性が男性に想いを求めても
いくら男性が女性に理解を求めても

あなたの発想の中で答えを探し、何かを求めた時点で、ある程度「出てくる結論」が決まってしまっていることに、まずは気づいていただければな、と思います。



どれだけお互いに、相手を想う気持ちがあったとしても、すれ違い、こじれてしまった関係性と出会う。

夫婦・恋愛などのカウンセリングの現場いると、僕はそんな体験ばかりします。


だからこそ

「誤解を重ね、もう取り返しの付かないようなバトルをするまえに、もう少し相手のことを知ってほしい」


僕はそうお伝えしたいわけです。


今回のテキストが、少しでも皆さんのお役に立てればいいなと思っています。




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