心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

今日は昨日のコラムの補足編でもありますね。

よろしければどうぞ。


よく我慢してるよね、は褒め言葉?


「えーそれ、よく我慢してるね」

友達との会話でもよく出てくる「我慢してるよね」という言葉。

よくその仕事、我慢してできるね。
その彼とよく付き合えるね、私だったら無理。

これ、褒め言葉に聞こえます?応援のように聞こえます?

んー僕の知る限り、なかなかそのように聞こえることは少ないようですね。



自ら望んで「どうしようもない我慢」をしているわけじゃない

僕の知る限りでの「我慢」とは

「なにかしらの目的があって(自己実現のため)のこと」

もしくは

「どうしようもないからするもの」

このような認識が僕にはあります。


僕は、「なにか目的があっての我慢」を「忍耐」と呼んでいます。

この忍耐には意味も意図もありますから、ここにはあまりネガティブなイメージは出てこないもの。

何でもかんでも我慢が悪いってわけじゃないと思うわけです。

むしろ「頑張ってる」「凄く努力してる」ってイメージですよね。

まま、それでもしれっと「よく我慢してるねー」と言われれば、微妙な気分になる人も少なくないのかもしれませんけどね。

まぁそれはそれとして。



問題になりやすいのは

自分でも望んでもいない我慢をしているときに飛んでくる「よく我慢してるよね」という言葉。

こいつはカチーンと来やすいですね(笑)

その言葉を伝えてくる相手が「どんな意味」で伝えているのかは関係なく、なんだか嫌な気分になりやすいものです。


かくいう僕も、このブログで

「頑張ってる自分を認めましょう」という言葉を書き倒しておりますね(笑)

この言葉を読んで

「たしかに自分を褒めることの大切さは分かるけど、我慢を褒めてもねぇ・・・」

そう思われている方も少なくないかもしれないな、と勝手に想像しています。

実際にそんなお声も伺います。

なるほど、そうですよね、と僕も思うんです。

そう思いながらも自己承認「自分を認めましょうね」と僕は書きます。


それはなぜか?

僕はどうしようもなくて頑張っている

その我慢を褒められて嬉しい人はあまりいないと思うからです。


どうしようもない我慢を褒めたい人もあまりいない


自分が望む我慢ならば、「頑張ってるね」が褒め言葉になるかもしれません。


でもね、多くの人が「どうしようもなくて我慢している人を褒めたい」とは思わないでしょう。

むしろ「気遣う」「支えになろうとする」ほうが多いですよね。



もし、

「自分を認めましょうね」という言葉を聞いて

「え、こんなに我慢している自分を認めるの?」


そう感じるとしたら

それは一体誰が感じているのでしょうか。


そう、自分なんです。


我慢をそのまま認めようとしているのは、自分なんです。


もちろんその答えも、きっとあなたの感覚の中では「正しい」のですから、否定されるようなことではないと思うんです。

しかし、それで自分がいい気分にならないなら

それこそがあなたの自分の扱い方を示しているのではないでしょうか。

これこそアカウンタビリティ(自己責任)の考え方ですね。

僕がお伝えしたい「自己承認」のポイントは

「どうしようもなく我慢しているあなたは、一体何の目的で我慢しているのでしょう」

この「目的」なんですね。


それでもまだ「その目的の深さ」としては浅いのかもしれませんが、まずここから、です。


例えば

彼のために我慢を重ねて疲れ果てた、とすれば

それは我慢することでなにか表現したい気持ちがあるんでしょう。


子供さんのために我慢を重ねてきたお母さんがいるとすれば

その根っこにはどんな思いがあるんでしょうか。


社会のルールを守って頑張っている私がいるとすれば

あなたがその我慢で表現したい私ってどんな私なんでしょうか。


そこにはとても温かくて、優しくて、思いやりのある目的・感情が眠ってはいないでしょうか。


自分の我慢は何のために、どんな目的のために行われているのか。

ここに気づけると、我慢の意味がもっと深く理解できます。

自分の心の中にある目的に気づければ、自己承認も、我慢を手放すことも容易になります。

もっと上手に自分を大切にできるんですよ。


そう考えると、いわゆる思考の世界で考えれば考えるほど、我慢は褒められてもけなされても痛いものになってしまいがち。

「感情や感覚の世界」心の中の目的に深くダイブすることではじめて「我慢の本当の意味」を理解できるようになりますよ。


すると、自分に対して

「私ってば凄いじゃん、でももっと楽になっていいよん」

としれっと言えるようになるんですよね。


これが「自分を許す」ということだと僕は思うのです。



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