なぜ元カノの話をわざわざ私の前で話すのか?

このお話、意外とご相談の中で伺いますよ。


例えば「彼が昔の彼女との思い出をボロボロ話し始める」

「彼が元カノにもらったプレゼントを大事に保管してた、今も使ってた」という話も伺いますなぁ。


もちろん彼に「そ〜いうの嫌なんだけど」と伝えてみると

「ただの過去の話じゃん」

「え?もったいないから使ってただけだよ、他に意味はないよ」

と返ってくる。


そういうことじゃないんだけどなぁ・・・という会話のねじれ。

あぁもう、もどかしい。

そして、ただただイライラする・・・。




クライエントさま(以下、ク)
「ねぇ、浅野さん、どうして彼は元カノの話を彼女の前で話せるんですか。逆に私が元カレの話をしたら、すんごい怒るんでしょ?」

浅野(以下、ア)
「そうですよね。そりゃ嫌ですよね。もちろん自分が逆の立場だったら怒る人も多いと思います。人によるとは思いますが。」

ク:「だったら分かるはずじゃないですか。私が嫌な気持ちになるって。」

ア:「普通はそうですよね。そう考えるのが妥当。いや、あなたのお気持ちは間違ってないですよ。」

ク:「じゃ、元カノの話をするって私へのあてつけなんですか?そんなに好きじゃないってことなんですか?」

ア:「うーん、その場合もあるし、そう言えない場合もあるんですよ。ままその彼次第といいますか。流石に僕も『そりゃ当てつけで言ってるよ』ぐらいは見分けられると思うんですよねぇ・・・。」

ク:「じゃ何の意味があってそんな話をするんですか・・・だってひどくないですか?」

ア:(彼の代わりに土下座したい気分になりつつ)「そうですよね、そう思いますよね。

ただ・・・んー。確かにそういった話をしれっとしちゃう男性はいますよ。

そこには恋愛観の違いがある、と言えるんです。

あとは・・・男性の恋愛経験の問題や、まぁいろいろと・・・(汗)

でもどんな理由があれ嫌ですよね、えぇえぇ、分かります。」


ということで

「どうして私の前でしれっと元カノの話をしちゃうかな」の心理解説編へ。



その彼の「元カノ話」の意味


■ただ単純に過去の話をしてるだけ

これはね、最も僕が怖れている?ケースなんですが・・・

確かに彼に「悪気がない」だけという話も多いものです。

んー、その彼、きっといい人なんでしょうけど・・・ね。


こういった男性の恋愛スタイルこそ僕は

「体験学習型」

と表現できると思っています。


例えば、自分自身がごっつい失恋をしたり、自分の思いがうまく伝わらなかった経験をすると

「愛されないことってこんなにつらいんだ・・・」という実感が生まれる。

この実感が学びになって「彼女の前では話さないほうがいいよね、きっと相手も嫌だろうから」と感じ、元カノの話などはしなくなる可能性が高まるでしょう。


しかし、そういった経験から学んでいない場合は

「愛されない痛み」も「人の気持ち」も「頭で考えた答え」として認識はしているけれど、実感(共感)が伴わない事が多いようです。

だから、ついうっかり「そういえば昔の彼女がね・・・」と思いついたことを話してしまう。

こういった男性のことを確かに「デリカシーがない」と表現できるのかもしれませんが、僕の視点では「実感としてその言葉の影響力を知らない」なんです。

自分に悪気がないだけに、それが実感できないといいますか。

普段から「思考が強い男性」「感情を抑圧して生きている男性」ほどそうなる傾向が強いと言えそうです。


だからこの場合は「あまり気にしなくていい」といいますか。

気になるけど、その怒りや不安を手放す方向が効果的です。

そして彼に「なぜ嫌なのか」の内容を伝えると効果的かもしれません。

できれば「傷つくから」ではなく、もっと前向きなワードで。

・・・ただまぁ「好きだから」と伝えても鉄壁のブロックをする男性もいますが、その場合は再度作戦会議が必要ですねぇ。

まさに籠城戦。

籠城戦は野戦に比べて兵力は3倍いりますしね( ̄ー ̄)ニヤリ




それもこれも男性と女性の恋愛観の違いが大きくて。

多くの女性にとって恋愛はとても興味のあることで、思春期辺りからアレコレ雑誌やネットやお友達との会話の中で登場するもの。それぐらい自然と学ぶもの(らしい)のです。

※少なくとも心理学の学びでも、また多数のクライエントさまや女性の仲間に聴くと「そうです」と教えてくださいますからね。


一方、男性は恋愛に興味はあれど、そこまで「深く」興味を持っていないし、学ぶ機会もあまりない。

男性も思春期辺りから「彼女がほしい」「自分に彼女がいるかどうか」はとても気にしますが・・・


問題は

「恋愛の内容にまでどれだけ興味を持っているか」


ここなんですわー。この違いが大きいんですわー。明後日のテストに出るんですわー。


彼女とどんなところにデートに行くといいんだろう?
彼女が喜んでくれそうな景色ってどこなんだろう?
彼女は何が好きなんだろう?
どんな雰囲気がいいんだろう?

それこそがここでいう「恋愛の内容」。

モテたい気持ち以上に、

「好きな人とどんな素敵時間を共有したいか」を考えるかどうか、ってことです。


むしろ男性同士の会話で「彼女を喜ばせたいんだけど、どんなデートがいいだろう?」と男友達に聞ける男性は少ないだろうなぁ・・・と思います。

話せば「そんなことぐらい自分で考えろー」と言われそう(笑)

もちろん、父が兄弟など身近な人、男友達や先輩の中に「恋愛上手」な男性がいるとしれっと聞けて学べるのですけどね。


多くの男性が自分で考えるんですわ。考えて考えてドキドキして彼女の顔を見ている。

そんな甘酸っぱい恋愛を経験した男性も多いんじゃないでしょうかねぇ(遠い目)



・・・話が脱線していますね。

要は恋愛が得意な男性以外は

「恋愛の形」には意味を感じるけれど、「その中身」について学ぶことは少ないということ。

その結果なぜか「元カノの話がしれっと口から出てくる」ということなのです。

※これは、やたら私(彼女・奥さん)の気持ちに気づかない男性がなぜいるのか、という理由の一つにもなります。



■元カノの話は「力の証明」だった


「力の証明」とは、読んで字のごとく

「自分の力や価値を証明したいという心理」


自分の強さや価値、素晴らしさを誇示したいという欲求が働いて、その欲求ベースでいろいろな言動をするようになるわけです。

男性が過去の恋愛経験を話すとき、どこか「武勇伝」的な要素が含まれている場合がありますよ。

この意味で「元カノの話」が出てくるなら「彼は自分の力を証明したい人」かもしれませんね。


例えば、やたら過去の恋愛を語る彼のお話や、自分のステータスを気にする人。

その過去の恋愛の話が

「俺ってば未熟で、あの人のことを愛せなかったんだよな・・・」

という悔しさや後悔なら、まだその真意を見ることもできるのです。

しかーし。

「俺な〜今までめっちゃええ女と付き合ったことがあるねん」
「昔の彼女はこんなことまでしてくれたでー。お前はそうじゃないよなー。」

って言われても


「・・・どこ見て恋愛しとんねん!


なーんてとてもお上品でエレガントなツッコミを入れたくなるかもしれませんよね?

その男性のそばに「好き」という気持ちを持ってお付き合いしている女性が側にいても・・・ね。

これこそ恋愛心理の七不思議の一つ?と言えそう。


■実はコントロールだった

これはサクッと流しながら書きますが・・・

相手の不安をついて自分の思い通りにしようとする「怖れによるコントロール」という目的で「元カノの話」が登場する場合もあります、実際ね・・・。

人によってそれが善意か悪意かの違いはあると思うのですけどね。


ただこの場合は、女性のみなさんがブレない軸を作っていただいて

胸張って、自信持って

「で?」


みたいに毅然と向き合ってほしいなと思います。

そのための癒やし、もとい

「背中押しますよ、支えますよ」が僕の仕事みたいなもんだと勝手に思ってます。


女性が「元カノの話」でただただ不安を強めてしまうと

「この手が使える」と相手が学習しちゃう可能性も否定できず、相手も上手なコミュニケーションができなくなるというデメリットがありそう。

これが慢性化すると確かにパートナーシップの対等さが失われますしね。


ただし、もし「彼の恐れによるコントロール」も達観して、「あんたはそういう人やしなぁ」とそれをも包み込めるとすごいことが起きるんですが・・・

これこそガチの女神目線。

リアル「愛は地球を救う」路線。


もちろん「どうしたいか」はみなさんで選んでいただいたらいいのでしょうね。

ただ少なくとも「女性の内面にある不安を手放す」ことができると、気持ちは楽になるし、男性との対等さも取り戻せるようになりますね。

そのためにできることはたくさんありそうですね。



以上、何か参考にしていただければ幸いです。




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