失恋・傷心から回復するためのプロセスを考える

カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもありがとうございます。

さてはて今日のコラムは「失恋からの立ち直り」がテーマ。

最近このご相談を沢山いただいている気がしますので、改めてまとめてみます。


※以前に書いたコラムも参考にしていただきつつ。




よろしければどうぞ。





1.失恋・傷心のありかたも人それぞれ

失恋やそれにまつわるカウンセリングを担当させていただいていると実に様々なお話を伺いますが

辛い失恋を経験して抱えるダメージは人それぞれです。

だから手当の仕方もそれぞれ考えていく必要があると僕は考えています。

言い換えれば「他人の経験〜失恋の痛みを乗り越えた方法〜が自分に効果的だとは限らない」ということ。

例えば

「もう忘れちまいなよ」で忘れられる人もいるし、そうではない人もいる。

「次の恋愛を考える」ことで前向きになれる人もいるし、そうではない人もいる。

「じっくり気持ちを整える」ことで楽になっていく人もいるし、それが怖いと感じる人もいる。・

そもそも「自分がどんな痛みを抱えているのか」なんて他の誰も知らないこと。

だから、じっくり今の気持ちを否定せず、ゆっくり自分なりの回復のプロセスを進むことが大切になりますよね。


2.今が辛いのは「それだけのことが起きた」ということ

「失恋ぐらいでこんな状態になるなんて・・・」
「みんなが経験することなのに、私はこんなに傷ついている・・・」

これ、カウンセリングの中で伺うお声の一つです。

恋愛にはいつも別れのリスクがあって、愛し合える喜びを享受できる場合もあれば、残念ながら痛みを感じる場合もある。

それは誰だって経験することなのに・・・と辛い気持ちを抱えている自分を否定的に見つめている方もいらっしゃるかもしれません。


ただ、以前のコラムにも書きましたけれど

失恋などのハートブレイクを経験して、まるで全身骨折・打撲のような状態になっている

そう例えられる場合もあるんですよ。

以前の失恋ではここまで傷つかなかったのに、今回は・・・というケースも大いにありえます。

特に自分が怖れを超えて頑張ってパートナーを信じた場合や、今までになく心を許した人だった場合などは、そうですよね。

そんなときは自分の心の状態、痛みを否定的に見ると、より痛みが増しますし、自己嫌悪が強まります。


「私にとってそれぐらいのことが起きた」

あまりに辛いときは、否定的な意味(そんな不幸が舞い降りた)ではなく、

今の自分の状態になるだけの出来事が起きた、自分が悪いわけでも弱いわけでもない・・・。

今をうまく受け止められないことも、自分が弱くなってしまっていることも、そのように考えてみてもいいのかもしれません。

特に弱い自分、傷ついている自分を受け止められないときはほど、ですね。


ときには、あまりに辛すぎて別れた彼を否定的に見つめたくなるときもあるかもしれません。

それも今は仕方のないことなんでしょうね。


実際のカウンセリングでも

初期の頃は辛い気持ちをたくさん吐き出してもらうことを僕も心がけています。

辛さを我慢して抱え込んでいる場合は、それだけですごくスッキリすることもありますよ。

ただただ言いたいことを伝える、いいも悪いもなく、のイメージですね。

※セルフワークとしては

  • 信頼できる人に話を聞いてもらう
  • 辛い気持ちを紙に書き出す
  • あまりに辛すぎるときは体を休めることを優先
  • ひとりぼっちにならないようにする

などの方法が有効であることが多いでしょうか。



3.自分が愛したことを否定的に見ないように

ある程度、辛い感情の解放が進んでいくと、

なぜか今までのように気持ちを吐き出すだけでは、なかなかスッキリ感が得られなくなることがあります。

このあたりからココロの様子も少しづつ変わってくることが多いものです。


そもそも、自分が選んで愛した相手を否定的に見続けることも辛いものですよね。

「できれば相手の幸せを願える私でいたい」と思っても、なかなかその気持ちが出てこなくてね。

ただただネガティヴな感情が溢れてしまって苦しい思いをするのも時期ともいえます。

まだ別れたパートナーのことが好き。

なのにネガティブな感情しかでてこないって辛いですもんね・・・。


また、その深層心理では
  • もう自分には何もできない。
  • 相手の幸せを願ってあげられない。
  • 手放せばいいと知っているけど難しい。
無力感や無価値感の蓋が開いてしまい、自分の価値を失ったような感覚がやってくることもあります。

これを抱え続けていることもまたしんどいですし、この状態で相手の幸せを願うってよっぽどじゃないと無理だと思いません?

だから「やっぱり彼と元に戻れれば・・・」と考えやすい時期でもあります。過去の幸せだった思い出が命綱的な意味合いを持ち始めます。

それぐらいまだまだ気持ちが整っていないのかもしれません。


このようなときは

自分自身が愛したこと、今までのプロセスを否定しないようにしたいところ。

すぐにはなかなか難しいこともありますけど、ゆっくりと着実に。


「今、自分にできるだけの自己肯定をする」みたいなイメージで十分だと思います。

ここで頑張りすぎて自分を肯定しようとしすぎると、無力感を否定が起きて逆に長引いたり、なかなか気持ちが変わらないこともあります。


ポイントは「私って何がしたい人だったのか」を思い出すこと。

そもそも自分の中に愛情があったことを思い出し、それには素晴らしい価値があると見つめていくこと。

まま、結論だけを書くとこのような感じですけどね。

実際のカウンセリングでは感情の解放をしながら、徐々に癒やしを進めていく、感情を整えていく感じになりますね。

だから、一度は「私、もう大丈夫かも?元気になれたかも?」と思っていても、次は「やっぱりまだ全然ダメだった・・・」と感じることは普通におきますよ。

一進一退を繰り返しながら前に進んでいきますから、できれば今だけを見て一喜一憂しないようにしたいところですね。

それぐらいココロは揺れ動きますから。


4.半年、1年後の自分が笑顔でいるために

確かに別れた人の幸せを願えれば、あなたのココロは大きく解放されます。

相手を許すことができれば、また幸せに向かうこともできます。

これ、大事な「着地点」です。


ただ、辛い気持ちを抱えていきなり着地点にたどり着けないこともありますよね?

「なぜ私は相手の幸せを願えないのか」

実際、そういったお声を僕に届けてくださる方もいますが、どうかその声で自分を責めないでくださいね、と願っているんです。


僕たちはそんなに器用に感情を扱えないものです。

自分の辛さをただ押し殺してしまえば、あなたの愛情も良い部分も封印しかねないですからね。


だから、今感じることを丁寧に紡ぐこと。

ゆっくりとでも着実に前に進むことが、失恋や傷心を癒やし、あなたの学びに変える秘訣。

半年、1年後の自分が笑顔でいるように、今を大切に過ごしたいですよね。

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