浅野さんへ

私は今の彼と付き合うまで誰とも付き合ったこともなく
告白されたり、デートも、仲のいい男子すらいないくらいモテませんでした。
好きになった人にアピールしたり告白することもできずにいました。
そんな過去の自分が情けなくて、青春時代をムダに過ごしたという後悔もあります。
比べたくないのに、他人が青春時代の楽しかった思い出を語っているのを見ただけで苦しくなります。

恋愛だけでなく、当時は対人恐怖症みたいな状況になり
クラスメイトや友達関係、部活での上下関係などで悩み、高校も中退しています。

ちなみに彼はそんな自分を否定することはなく、受け入れてくれた人でした。
トキメキや恋愛感情はそんなになくて、仲がいい男友達的な感覚です。
それなのに私は昔好きだった人を思い出しては、モヤモヤして『好きな人に愛されたかった』という思いがでてきてしまいます。

心がときめいたり、彼のことが大好き!って友達に堂々といえるようなそんな恋愛がしたかったなと・・。

ネタ募集ネーム:onさん


 
onさん、おまたせしました。

ネタ募集にご協力ありがとうございますm(_ _)m

私は今の彼と付き合うまで誰とも付き合ったこともなく
告白されたり、デートも、仲のいい男子すらいないくらいモテませんでした。

好きになった人にアピールしたり告白することもできずにいました。
そんな過去の自分が情けなくて、青春時代をムダに過ごしたという後悔もあります。
比べたくないのに、他人が青春時代の楽しかった思い出を語っているのを見ただけで苦しくなります。

なるほど。

個人的にですが、このお気持ちなんだか分かる気がするんですよ。

僕自身の話で恐縮ですが

過去に対人恐怖みたいになっていた時期もありますし、青春時代・・・特に10代は無駄に過ごした、いや、やり過ごすしかなかった経験をしていますから。

なんだかこういった思春期を過ごすうちに劣等感だけが積み重なっていった気がします。

そもそも思春期は最も自己嫌悪しやすい時期なんですが、その時期に抱えた無価値感、罪悪感、劣等感は結構大きなものがありましたよ。これは僕の実感として、ですけどね。

ついつい「人と私は違う」という自意識が強まるので、怖ればかり感じて身動き取れないこともありますし。自分の思うままに行動できない自分をネガティヴに見ることもあるでしょうし。

人は人、自分は自分・・・。

人と比べても仕方ないとわかっていても、ついつい比べてしまうのかもしれませんよね。

これは、いただいたご質問を読ませてもらって感じる推測でしかないんですけど、onさんも大変な思いをされたのかもしれないですよね・・・。



1.好きといわなくてもいい関係?

ちなみに彼はそんな自分を否定することはなく、受け入れてくれた人でした。
トキメキや恋愛感情はそんなになくて、仲がいい男友達的な感覚です。

素敵な彼さんですね!

ただその後の「仲がいい男友達的な感覚」って表現、なんだか僕なりに分かる気がします。

いや、本当に的確な表現をしてもらってるな、と思うんですよね。



さて、ここから書くことはすべてonさんの問題という意味で捉えないでくださいね。

妙な問題意識は逆に問題を肥大化させてしまうこともありますから。



もし僕たちが思春期あたりから「劣等感」「無価値感」といった感情を必要以上に抱えてしまうと

それ以後の恋愛で

「自分は相手の(人の)喜びではないのではないか」「相手は本当に私でいいんだろうか」

そう感じるようになるケースががあります。

それもこれも真実ではなく誤解なんですけど

自分自身が抱えた劣等感や無価値感などの影響が大きくて、自分で自分をがそのように理解したり、捉えてしまうんですね。


すると

なかなか自分自身に肯定的なイメージを許すことが難しくなります。

つまり・・・「好き」がなかなか言えなくなるんです。

※ここでの「好き」は、いわゆる「言葉」「好意」だけではなく、「愛情や相手を心から求める気持ち、愛する気持ち」と考えてください。



「好き」という感情表現は

「私はあなたを喜ばせる存在だよ」

という肯定的なイメージの上に成り立つと、いわゆるときめきやロマンスを感じやすいもの。


「私はあなたを愛していますよ」という肯定的なメッセージを素直に出せるのでとても気分が良いんです。

これ、仕事で例えるなら「私は御社のお役に立てます!」といい切れるようなイメージですね。


しかし、どこか自分のネガティブなイメージが強まっていると

「好きということ=相手に迷惑じゃね?」
「好き=私、本当に相手のことをちゃんと喜ばせることができるの?」

と感じてしまうんですね。


だからなかなか「好きがいえない」状態になりがち。

相手のことを思うと「好き」ということに躊躇するし、

自分自身も「拒絶されることが怖い」と感じてしまうんですよね。

そりゃしゃーないですよね、ってことなんですが

その結果、いいも悪いもなく「好きといわなくてもいい関係」になりがちなんですよね。


もちろんパートナーのことは大切で感謝しているし、居心地もいいし、かけがえのない存在だと感じているけれど、何故かときめかなかったりドキドキ・ワクワクしない。

「パートナーと仲の良い友達感覚」ってこのような状態のことを意味することが多いんですよ。



ただ、この関係をいちいち否定的に見る必要はなくて

それぐらい恋愛(対人関係)においての「安心感」が大切だった、と理解したほうが前向きですよね。

もし、優先すべきは「ロマンス」より「一緒にいて安心できること」だったのなら、それは今の関係にはとっても大きな意味があるでしょうから。



2.自分への誤解 自分の投影

それなのに私は昔好きだった人を思い出しては、モヤモヤして『好きな人に愛されたかった』という思いがでてきてしまいます。

そんな気持ちになることもありえますよね。

まず、好きな人に愛されたかったという思いが出てくる事自体、否定的に見ないでほしいなぁと思います。

一人の女性として自然に感じる気持ちの一つでしょうから。



ただ、もしここで心理を使って深く物事を見つめるなら

「投影」の法則について考えてみるといいと思います。


投影の法則とは「自分自身の感情・心のあり方を自分の外側に映し出す」法則のこと。

自分が凹んでいるときに曇り空を見ると、なんだかついていない気がするけれど、そばにいる友達は何ら気にしていないとしたら、自分と友達、曇り空を見て感じているものが違うということですよね。

それこそ、自分と他人との感情が違う。
だから曇り空に映し出す思い・感情も変わる、ということです。


ただ、男女関係の場合、この法則は少し見方を変える必要があります。

男性は、女性と向き合っているとき「自分は男性だ」と感じ
女性は、男性と向き合っているとき「自分は女性だわ」と感じている。


「んーなんだかパートナーにときめかないよな」と感じているとき

実は「自分自身の性のイメージ」に対してなにかしら肯定しがたいイメージが出てきている可能性があるんですよね。


もし自分自身に否定的なイメージがあるなら、それは間違いなく身近な人(パートナー・家族・両親・友人・子供など)に映し出されます。

その映し出されたイメージを自分が認識しているわけです。

しかし多くの場合「私のパートナーが○○だからときめかないのよ」と感じるものです。

自分の内面の事情はスルーされてしまうんですね。
こうなると人や状況をコントロールしたくなるので、つい人とのトラブルや問題が起きやすくなるわけです。

もちろん他人の影響による場合も実際にはありますが、多くは「自分自身の心のあり方、感情、観念、無意識などの影響」によってより良い感情やロマンスを感じていないことはとても多いんです。

だから僕たちは「自分が変われば世界は変わる」と表現していますし。

他人ではなく、自分を変えることでもっと素敵な毎日を手に入れることができるんですよ、とお伝えしているんですね。



・・・おっと、話が脱線していますからも戻しましょう。


もし女性が男性との関係で「友達感覚」を感じているなら

それは「男性が女性的」であるか、もしくは「自分が男性的」な感覚を使っているか

そのどちらかになることが多いでしょう。

イメージ・感覚として同性であるほうが友達感覚を感じやすいですからね。

だとすれば・・・友情は感じられても、なかなか「男女のロマンス」という意味では、感じにくい状態になっていると考えられなくもないんです。

もし今がそうならば、パートナーはいるけれど人知れず過去のロマンス体験を思い出して「ときめきたい」と感じても不思議ではないですよね。

それぐらいロマンスって誰もが大好きで欲しいものだ、ということですしね。


3.自分の感情・イメージを癒やす

特にパートナーシップの問題と「思春期」に抱えた感情、自分へのイメージはリンクしやすいものです。

自分自身を肯定的なイメージで捉えている部分が多いならば、愛することも、愛されることも、ロマンスもを自ら感じることが容易になります。

しかし、どこかいろんなご苦労があって、なかなか自分を肯定的なイメージで捉えられないと、その逆の状態になりやすいわけです。

特に
  • 自分自身が愛されていることが感じにくくなること。
  • 自分自身が相手の喜びであることが感じ取れなくなること。
  • 相手の好意が自分の内面に届かないこと。
このあたり特徴的に出てきます。


しかし今回のようなご質問をくださる多くの方が

「自分には不十分なところがあるからもっと努力しないと・・・」とお感じなんです。

そんな皆さんほど愛されることを拒絶するし、人の手を借りないわけですね。


僕たちが子供から大人になるとき、親や周囲から愛されることへの期待を手放して、自分自身で生きるために立ち上がる「自立」をするわけですけれど

この自立が足りない、努力が足りないから「自分は不十分だと感じるのだ」と思われている方って多いんですよ。


その気持ちもよくわかるんですけど、本当にそれが全てなのでしょうか?

実は、子供時代などで傷ついた自分や、ネガティブな感情の影響で抱えた自分自身のイメージの影響で「今の自分を肯定的に感じていない」ことも多いんですよ。



もし、自分はもっと努力しないといけない。今の自分では不十分だ。

そう感じていれば「愛されること」を拒絶しますよね。

そもそもロマンスを感じるために必要な「愛を受け取ること」が難しくなるんです。

もしそんな時間を長く過ごしてきたとするならば、やっぱり孤独や不安を感じやすいですし、自分を肯定する材料を見失いがちにもなりますしね。

これも「好きな人に愛されたかった」という思いを募らせる要因になりますね。

今まで自分に手に入っていないものほど渇望しますからね。



このようなご相談を頂いたときほど

「あなた自身の感情・イメージを癒やしましょう」というご提案につながる事が多いんですよね。


「今の私はパートナーがいるのに過去の人を思い出して・・・」
「もっと大好きって堂々と言える恋愛がしたかった・・・」

その気持ちはもちろん大切にしつつも

「自分は愛されるにふさわしく、自分は人の喜びなんだよなぁ」

そう実感できるように、心理ブロック・感情の解放していきませんか〜と。

特に過去の自分に対するイメージの書き換えはよくご提案することですし、感謝や許しを使った感情の解放もよく行いますね。

今、信じ感じている自分のイメージがより良い形になっていく方向に進めていくんです。


このプロセスをゆっくり着実に進むことで「自分は自分でいいんだな」という感覚取り戻せます。

すると、自らの心が癒やされていきますから、自分自身の投影もしていくんです。

だから愛することも遠慮しなくなるわけで、「ときめき」や「大好き」が堂々と言えるようになるんです。人の目を気にせずにね。


また、ある程度癒やしを進めると

「今のパートナーがどんな想いで、自分のそばにいて、自分を見つめているのか」

ここに反応できるようになってきます。

すると、自分自身もとても充実した気分を感じますし、既に愛されていることを受け取ることもできるんです。「受け取らなきゃ、感謝しなきゃ」ではなくね。

それぐらい愛し合いされている感覚が手に入れば、「好き」って勝手に言いたくなりますからね。

鍵は、自分自身のイメージ、抱えている感情にある。

ここを丁寧に紡いでいけば、きっとより気分の良い、ロマンスを感じられる恋愛ができるようにもなりますよ!


今日は以上です。


最後にミニエクササイズのおまけつき!


【ミニエクササイズ】

今のあなた、もしくは、あなたが辛かったとき、あなたを支援し、愛してくれた人はだれでしょうか?

今日、その人に「感謝」を伝えると思ってみてください。

だれに、どんな言葉で、どんな言葉のトーンで伝えますか?

実際に目の前にいると思って伝えてみてください。

その時、あなたはどんな気分になるでしょうか?

もし、あなたが今日感謝を伝えた人に、あなたもまたずっと感謝したいと願っていたならば、あなたはどんな存在なのでしょうか?

心に浮かぶことを否定せず、それをじっくり感じてみてください。



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