2018年01月31日

こんにちは。
伊藤歌奈子です。
今回は2014年4月25日にアメブロに掲載された記事となります。

「したいことがわからない」
「話したいことがわからない」
というご相談は、カウンセリングの中でもよく取り扱われるテーマです。

そんな相談をされる多くの人は、自分を犠牲にして誰かに合わせたり、自分の欲求を我慢することばかりに慣れてしまって、自分の感性や感覚がわからなくなってしまっています。

例えば、今が寒いのか暑いのか?それがわからなければ、暖かい服を着ればいいのか?それとも薄着をすればいいのか?がわからなくなってしまいます。
心でも、同じことが起こっているんだと思ってみてくださいね。
自分は今、嬉しいのか?悲しいのか?なにがやりたくて、なにをしたくないのか?
その答えは自分の中にしかないはずなのに、肝心の自分の中が空っぽな感じがして「わからない」という答えしか出てこない…。

その状態は「イキイキとしている」「あなたが輝いている」のとは程遠いですし、あなた自身も毎日が楽しい、日々の生活に満足しているとは思えないでしょう。「あなたらしい」とはかなり遠い状態です。
それに、周囲の人からも「なにを考えているのかわからない」「自分の意見はないの?!」と、責め立てられてしまうことが増えるかもしれません。

ところで「自分らしさってなあに?」という質問も良くいただきます。
自分らしさとは、あなたの個性であり、そこに雛形はありませんから余計に想像するのが難しいかもしれません。
でも、確実に言えるのは、ダレカが笑ったから笑うのではなく、あなたが面白いから笑い、ダレカが泣いているから泣くのではなく、あなたが悲しいから泣き、ダレカの代わりに怒るのではなく、あなたが腹が立ったから怒る、そんな毎日が、あなたらしさ、を作っていくということです。

あなたらしさ、というのは、誰かに気を遣ったり、誰かを意識して自分の感覚や行動にブレーキをかけるのはなく、あなた自身が感じる感覚そのものことを言うのかもしれません。
あなたがあなた自身の感覚を取り戻すことが、あなたの毎日をイキイキとさせ、
やりたいこと、自分の進むべき道が見えてくる近道になるのです。

また、あなたらしさ、とは、際立った個性と同じ意味ではありません。
人と違う部分、だけではなく、人と同じ部分、も認めて受け入れていくことが本当のあなたらしさを輝かせることになるのです。

では、どうすれば「あなたらしさ」のモトになるものを手に入れることができるのでしょうか?

このブログをご覧いただいてる方はもうご存知かもしれませんね。
そうです、自分らしさを取り戻していくには、自分らしさを失ったプロセスを遡っていくのです。
まずは、自分の気持ちを抑え込んで、自分を隠しているに気づくこと。
自分が今、寒いと感じてるのか?暑いと感じてるのか?それを知ることが第一歩なんです。
でもこれは、簡単なようで難しかったりもします。

最初に書いたような「したいことがわからない」「話したいことがわからない」というような悩みをお持ちの方にはとてもハードルが高いように感じるかもしれません。
そんな場合は、あなたの周囲にいる人に注目してみてくださいね。
感情や感覚というのは不思議なもので、周囲の人に共鳴します。
電車で乗り合わせた隣の女性が、携帯を見ながら、自分では無意識なんだろうけどとろけるような笑顔をしていた。
それを見ただけで、なにか良いことがあったんだろうな、と、こちらまで嬉しくなってしまったり、会議で部長がイライラして来たのがわかると、なぜか課長までイライラした態度になってしまったり…。
そんな経験は誰にでもあると思います。
あなた自身はわからないつもりでも、あなたの周囲にいる人があなたの感情や感覚をキャッチして教えてくれるのです。

この、自分の感覚がわからない状態の時というのは、ほとんどの場合、自分の感じたくないネガティブな感情を我慢しているので、あなたの周囲に現れるのは、怒りっぽい人だったり、攻撃的な人が多くなるかもしれません。
怒りや攻撃的な気持ちを向けられるのは、誰にとっても気持ちの良いものではありませんが、この時期は少し客観的に「自分が我慢してるのはこの感情かもしれない」と思ってみてくださいね。
周囲の人はいつだって、あなたになにか手がかりを見せてくれているのです。

次に、そんな風に周囲の人が見せてくれたものから、自分の中に、気持ちを抑え込んでいたり、我慢していることがある時には、どんな気持ちを抑え込んでいるのか?何を我慢しているのか?に目を向けてみます。

そこで出てくる気持ちの一つ一つ、その多くはネガティブな感情になるのですが、それらの全てが、自分らしさを取り戻す要素として取り扱ってみることで、受け止めにくい感情だったとしても、それを受け止める意欲を持ちやすくなると思います。
そうして、我慢して抑圧してしまった感情を解放していくと、その下に隠れている、自分の気持ちに触れることができるようになります。

例えば、最初に出てくるのは「怒り」かもしれません。
じゃあ、なにに怒っているのか?
あ、そうか、傷つきたくない、という自分の気持ちを認めるのが嫌で怒りを鎧のように身にまとっていたんだけど、そんな自分が嫌で、怒りを感じないように我慢していたんだな…。
ああ、そういえば、もう傷つきたくない、と思ったのはあの時すごく傷ついたからだ…。
etc…。
一層一層、まるで玉ねぎの皮をむくように、すこしずつ、感情がはがれているような気がする方もいるでしょう。
カウンセリングなどで、一気に自分の奥深い気持ちに気付くこともあるかもしれません。
ただいえるのは、たくさんのネガティブな感情に守られていたあなた自身とつながる感覚というのは、とても満ち足りたものであり、でも一方で全く当たり前なものでもあります。

その、満ち足りているけどあたり前の感覚に満たされてみる世界は、
いつもと同じだけど違って見えるのではないかと思います。

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2018年01月24日

先日、ある企業の接客研修を見学させていただく機会がありました。
おなじみの「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」
といった言葉の発声練習等を交えながら行われた研修でしたが、
その中で講師の方がこんなことをおっしゃっていました。

「10年前、5年前に比べて、今、私たちにとても求められている力があります。それはいったいなんでしょう?」

接客業や販売業に携わっている方には常識的なとこかもしれませんが、
そうでない方はなにか想像がつきますでしょうか?

では…その答えは…。

「人間味」でした。


講師の方曰く、インターネットで安価で便利になんでも購入できる時代、
わざわざお店に足を運んでいただく為の付加価値として、お客様との人間的な関わりが、
これまでになく求められているのだそうです。
ずっと以前から、人にかかわるお仕事をされている方にとっていわゆるホスピタリティが大切なのは言われ続けていたことですが、
その部分をより重視し、よりよい対応を行うために、と、
その研修では、「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」という代表的な接客用語だけでなく、
お客様への声掛けの言葉や、
傾聴の方法などを具体的に講習として取り入れていたのが私にはとても新鮮で興味深く感じました。
「気配りをする、心配りをする、お客様に興味を持つ」というような曖昧な言葉で終わらせてしまうのではなく、その具体的な方法にまで落とし込んでいるところが、本当に求められていることを感じさせられたのです。

さて、この「人間味」という言葉を聞いて、あなたは何を思われたでしょうか?
研修では、人と人のコミュニケーションの部分が主題となっていましたが、
では、あなたがコミュニケーションをとりたいと思うのはどんな人でしょうか?

もちろん、人によって話しやすいタイプや仲良くなりやすい人柄、というのは違うでしょうから、それを一つに絞ることはできないと思います。
ただ、誰もが接していて好感を持てるのは「自分に嘘をついていない人」ではないでしょうか。
心理学では、人は「話していること・思っていること・行動していること」の3つが同じであると、行動している本人も気持ちがいいし、周囲にも緊張感を与えないと言われています。

あの人の為にと自分に嘘をついた言動が余計にややこしい結末を生んでしまうという経験は誰にでもあるのではないかと思います。
今求められている「人間味」という言葉を私なりに解釈するならば、それはつまるところ、あなたがよりあるがままで、より正直にあなたらしく輝くことではないかと思うのです。

人が「自分らしさ」を消してしまう一番の理由は
「ありのままの自分では愛されない」という誤解だと言われています。
だから、自分とは違う誰かになろうと努力をしたり、
完璧な自分であらねばと無理をしてしまう。

けれど、その努力や無理があなたに何をもたらしたでしょう?
きっと、ある段階まではその方法はうまくいったでしょう。
だけど、そのやり方に限界が来たから、あなたはこのブログに目をとおしてくださっているのではありませんか?

あんなに探し求めた青い鳥が、結局家にいたのと同じように、
あなたが愛される秘訣はあなたらしさにあるのです。

あなたがあなたらしく輝くこと。
そして、それを恥ずかしがらずに表現すること。
できれば、あなたのその心の中に誰かを招き入れること。
どうぞ、自分のありのままを受け入れて認めること、
それを表現することにチャレンジしてみてくださいね。

今回は2014年4月11日の再録記事でした。

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2018年01月17日

さて、前回、前々回とあなたの隣の困ったちゃんへの対処法を書かせていただきました。
今回もその続きです。

これまでは
「困ったちゃんの困った性質は、実は自分自身が持っている性質である」ということに目を向けて、その部分を自分から切り離して他人に張り付けるのではなく、自分自身の中にあるものだと取り戻しましょう、というようなお話でした。

さて、今回は
あなたの隣の困ったちゃんも持つ性質について
B)私にこんな要素なんてない!自分にこんな要素があるなんて考えられない!許せない!
C)私にこんな要素なんてない!自分にこんな要素があればいいなあ…。
を選んだ方についての解説です。

さて。
正反対に思えるこの選択肢ですが、実は、共通点があります。
それはどちらも「自分にその要素がない」と思っている点。

B)の方は、持ちたくない、という感覚が強いかもしれません。
C)の方は、欲しいけど自分にはないなあ、という感覚だと思います。

けれど、どちらであれその要素があなたに見えている、ということは、「ない」と思っていても、実はあなたの中にあるものなのです。
人は誰でも自分の中にないものを外に張り付けることはできません。
言い方を変えればあなたがいつか捨ててしまったものでもあります。

例えば、いつもお母さんに怒っているお父さんが大嫌いで、あなたは「怒り」を捨ててしまったのかもしれない。
或いは、愛され上手な女の子に対して羨ましいと思うあなたは、過去に「自分は愛されない」とあきらめた過去があるのかもしれません。
怒りを出すことも、愛され上手であることも、あなたがもともと持っていた要素なんです。


では、今回も簡単なエクササイズのご紹介。
直感的に次の質問に答えてくださいね。

Q1.あなたがその要素(ギフト)を捨ててしまったのはいつ?
Q2.その時近くにいたのは誰?
Q3.その時なにが起こったのか?
Q4.その時何を感じて、何を(捨てると)決めたのか?

・・・さて、なにが出てきましたか?


私がこのエクササイズを初めて行った時に出てきたのはこんな感じ。
その時困ったちゃんに選んだのは、同僚の愛され上手ちゃん。(最初に書いた通り、練習なので最初は自分の手に負える人を選んでやりました)
彼女が羨ましくもあり、妬ましくもあったので、彼女を思い浮かべながら質問に答えていきました。

A1.3歳。
A2.妹、父、母、ペットの犬
A3.生まれたばかりの妹が病院にいる。私は犬と車の中で待っている。
A4.犬を独り占めにできてうれしい。でも、お父さんもお母さんも私をかまってくれない。私はずっと一人で放っておかれる。後からご機嫌とっても遅いんだから!
   私はいつも見捨てられて一人なんだ、って決めた。

…このエクササイズを初めてやったのは、カウンセリングを知ったはじめの頃なので、今はそんな風に思うことも少なくなりましたが、
最初は答えていくうちに胸が苦しくなって、怒りの気持ちがわいてきました。
私を一人ぼっちにした両親が悪い!
その原因になった妹なんて大嫌い!
私の慰めだった犬がいつの間にかいなくなったのも妹のせい!
あの子は全部私から奪っていく!
無邪気でかわいい無垢なタイプの女が嫌い!
…言葉にするとこんな感じでしょうか。
ちょっと厳しい言葉が多くなりましたが、気分を害した人がいらっしゃったらすみません。

でも、それを通り抜けると、
「いつも一人」を選んでいるのは自分。(今でもこの傾向はあります)
でも、いつも明るくてオープンで周りに人が集まるその同僚が羨ましくて妬んでいた…。
…あれ?それってただ拗ねていじけているだけ…?
ぎゃー!そんな自分が恥ずかしい!!!
と、なんだか突き抜けた気持ち。

そうすると、なんだかすっきりして気分が良くて、ついでに同僚との距離も近づいたような気がしました。

この時の自分の感覚を今の自分が分析すると、
妹に「愛され勝負」で負けたような感覚。
この負けの感覚を味わうのが嫌で、この時、オープンになること、できないことをできないと素直に認める気持ちを捨てて、
そうではない、自分のやり方にこだわって、愛されることに臆病で意固地になっていたのだなあと思います。

あ、蛇足で書いておきますが、
今も妹タイプの女性が嫌いかというとそうではないです。
自分のポジティブな気持ちや感謝の気持ちを表現するのも以前よりずいぶん上手になったし、
それと比例してこのタイプの女性に嫉妬することも少なくなりました。
実際の妹とも仲良しです。
よろしければ、こんなエクササイズも試してみてくださいね。

このシリーズはこれで終了です♪
次回をお楽しみに☆

今回は2014年3月29日の再録記事でした。

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2018年01月10日

さて前回は、あなたの隣の困ったちゃんが持っている要素は、
実はあなたの持っている要素だった、と、少し耳の痛いお話をさせていただきました。

その前にお伺いした質問で、
B)私にこんな要素なんてない!自分にこんな要素があるなんて考えられない!許せない!
C)私にこんな要素なんてない!自分にこんな要素があればいいなあ…。
だった、という方には、ちょっとピンとこない部分もあるかもしれませんが、
「もしそうだったら」という仮定してチャレンジしてみてくださいね。
個別の解説&エクササイズは次回に詳しく書かせていただきますので、もう少々お待ちを。(関係ないからやらない、なんて言わずに、今回のエクササイズもチャレンジしてみてくださいね!)

さて、ここでもう一つ質問、というか確認です。

この、自分が持っている嫌な部分を、取り戻す意欲はありますか?

「覚悟」までしなくても大丈夫。
でも、少なくとも自分は今のこの状況を変えたいんだ、という意欲がある事だけは
自分の中で確認しておいてほしいのです。
自分の中で「YES」と「NO」を天秤にかけて、少しでも「YES」の分量の方が多いなと思えたら、
こう言ってみてください。

「ごめんなさい。
 あなたに貼り付けていたものは私のものでした。
 あなたは無実です。」

気持ちがこもっていなくても大丈夫です!
ただの呪文だと思って言葉にしてみるだけでもOKです。
もちろん、気持ちが込められるなら込めてみてください。

そして、あなたが選んだ困ったちゃんに愛を与えようと思ってみてください。
具体的には、
目を閉じて、あなたの目の前に困ったちゃんが立っている場面を想像してみてくださいね。
そして、その人に向かってあなたの愛や美しい気持ちを届けるようなイメージをしてみてください。
さて、どんな気分でしょうか?
自分の嫌な部分を取り戻すと、見たくないものを見なきゃいけなくて、
とほほな気持ちになることもあるかと思いますが、
それ以上に、誰かを嫌いでいなくて済む、素直に自分の愛情を向けられる相手が増える
恩恵の心地よさを感じていただけるといいなと思います。

もちろん、イメージだけでも十分なんですが、もし、実際にできるなら、
現実の困ったちゃんに向けて、なにか行動をしてみましょう。
挨拶をする、こちらから話しかけてみるetc…。
このチャレンジをきっかけに、困ったちゃんとの関係を少しだけでも改善できたらいいなと思います。

前回も書きましたが、「あの人の嫌なところ」というのは
実は自分の中にあるものなんですが、
自分の中に嫌な要素があると認めるのは嫌な気持ちになるので、
他人にその要素を貼り付けて自分のものではないと遠ざけてみてしまうのです。
それは、見方を変えると自分に禁止しているものでもあります。
例えば
○○さんの愚痴ばっかり言うところが嫌だわ、と思った人は、
自分自身に「愚痴を言う」ことを禁止しています。
確かに愚痴をこぼすのはあまりいいことではないかもしれませんが、
愚痴ってすっきりすることが明日の活力になることも確かです。
けれど、禁止をしてしまうと、この効果を得ることができませんし、
この禁止が自分の中にたくさんあると、とても窮屈で息苦しくて不自由です。
その自分の中の禁止を見せてくれているのが困ったちゃんだと思うと、
少し見方が変わってくると思いませんか?

今回は2014年3月14日の再録記事でした。

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2018年01月03日

こんにちは
伊藤歌奈子です。
今回は2014年2月28日にアメブロに掲載された記事となります。


私たちの日々の生活の中で、
「うーん、どうも苦手な人だな」
「この人と話すとなんかちぐはぐに感じちゃって…」
と感じてしまう他人が、一人や二人…なんて言わず、三人や四人…、
もしかしたらもっと、いるのが当たり前かと思います。

「大人になったのだから、無理に苦手な人と付き合う必要はないよ!」
という言葉にも一理あって、
あなたを執拗に追いつめる人や、
身勝手な悪意を向けてくるような人と
無理に付き合おうとしたり、受容しようと苦しむよりも、
その人やその環境と距離をとったり、
三十六計逃げるに如かず、の言葉通り、
どんなに優れた戦略を用いて戦うことよりも、
今は争わずに自分自身の身を守る為にその場を離れることを優先すべき時もあります。


ただ、日常の中ではなかなかそうもいかないこともあるでしょうし、
そこまで深刻ではない、というような、
あなたの周囲にいるちょっぴり困ったちゃんに対して、
こんな風な視点を持ってみてはいかがでしょう?というご提案です。

さて、ちょっと一緒にやってみてくださいね。
まずは、その人を思い浮かべてみてください。
最初は大本命の「この人とのことを何とかしたい!」という人よりも、
ちょっとした練習のつもりで
「悪い人じゃないってわかってるんだけどちょっと…」
という人を思い浮かべてみることをお勧めします。
慣れて、コツがわかってきたら、
あなたにとって手に負えない度の高い人へ…と人を変えてやってみるのがおススメです。

☆ ★ ☆

その人のどういうところが苦手でしょう?
その人の困ったちゃんな資質はどこでしょう?
3つ、書き出してみてくださいね。
この時、その人の資質の部分で選ぶのが大切です。
「容姿的に無理」「借金があるところがどうも…」というような部分は、
これから行うエクササイズには不向きです。


では、今挙げた3つの要素をよく見てみてください。
どんな気持ちになりますか?次の3つの中から選んでくださいね。
A)うわ、この要素って私も持ってる!この要素を持った自分はいやだなあ。
B)私にこんな要素なんてない!自分にこんな要素があるなんて考えられない!許せない!
C)私にこんな要素なんてない!自分にこんな要素があればいいなあ…。



さて。
ここでちょっと種明かし。
「投影」「鏡の法則」という言葉を聞いたことがある方も多いかも知れませんが、
あなたの目に映っているこの世の出来事は、全てあなたの中にあるものです。

例えば、数日前のソチオリンピックでの浅田真央さんのフリーの演技を見て感動された方も多いと思うのですが、あなたは何を感じましたか?
ある人は、彼女の集中力や精神力の強さに引き込まれ、
ある人は、周囲の人が彼女に向ける心の美しさに心を動かし、
ある人は、彼女の鬼気迫る表情に自分の過去の経験を思い出して涙し、
ある人は、言葉にならないゆさぶりを感じたかもしれません。
同じものを見て、言葉にすれば同じ「感動」でも、その内容は千差万別であるように、
同じモノを見ていてもそのモノに映し出す世界は人によって全く違います。
人は自分の中にあるものをその瞬間瞬間に自分の外に映し出して見ています。
裏返して見れば、この世の中にあるものの全てが、あなたの中に何があるのか?を教えてくれる存在でもあるのです。


そうなんです。
あなたの隣の困ったちゃんも、あなたの中にあるナニカを見せてくれているのです。
そのような視点で見ると、
あなたが「困ったちゃんの困った要素」として挙げた3つの部分は、
本当はあなたの中にあるものなんです。
え?イヤですか?
イヤですよねw
でも、ここはちょっと大人になって、「もしそうだったら」と思って読み進めてみてください。

そうやって見てみると
A)を選んだ方は納得しやすいと思います。

ただ、これを読んでいただいてすぐに、「あ、そうそう、私、自分のこの部分って嫌なのよね」と気づいた方は実は少ないのではないかと思います。
この解説を読んでいただいて、自分の心によく聞いてみて「ああ、そういわれてみれば…」と気づかれた方の方が多いのではないかと想像しています。

「自分の中に嫌な部分がある」と認めることは、それが自分にとって嫌なものであればあるほど難しいことです。
「あの人」が困ったちゃんなのではなく、
「自分」が困ったちゃんだった、
と認めることは少なからず自分を嫌な気持ちにさせます。
だから、人は無意識的に、困った要素を自分のものではなく、他人の持つ要素なんだと切り離してみてしまいます。
その方が、自分の気持ちが楽になるからです。

そのため、なかなかその要素が自分にあることに気づきません。
その事に気付くだけでも大きな変化につながります。
ちょっと嫌な気持ちがするかもしれませんが、
まずは、自分の中にそういう要素があるのだな、ということを受け止め妙と思ってみてくださいね。
さて、それが認めることができたら、次のエクササイズに進みましょう。

詳細は再来週をお楽しみに♪


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