自分では「普通は○○でしょ」と思ってることが、相手にとっては「普通ではない」という場合があったりします。
例えばご飯のおしゃもじってどこに置きます? 炊飯器の中?外? 
どっちが普通なんでしょう? どっちが正しいんでしょう?

このブログにご訪問していただきありがとうございます。
カウンセリングサービスの前田薫です。

暑い日が続きますね。…という言葉を何度言っただろう?と思う今年の夏ですね。
皆さまご自愛ください。

前回のブログ(相手に上手く伝わらないと思うとき(1)人それぞれ考え方が違う)のなかで、自分では「普通は○○でしょ」と思ってることが、相手にとっては「普通じゃない」という場合があったりします。とありましたが、もう少し詳しく知りたい。というお声を頂きましたのでここでも書こうと思います。ありがとうございますm(__)m

例えばですが、
ご飯のおしゃもじ、どこに置きますか? 炊飯器の中ですか?外ですか?

炊飯器の中に入れる、という人は、外に出しておくとほこりがかぶって不衛生、こびりついたご飯粒が干からびる、という意見があって、

炊飯器の外に置く、という人は、中に入れると熱くておしゃもじが持てない、手で触ったものを炊飯器に入れておく方が不衛生、という意見がある、

というのを聞いたことがあります。


さて、どっちが普通なんでしょう?難しいですよね。どっちの意見も一理あるし…。

このようにそれぞれが自分の意見が正しいと思って意見が対立するとき、自分の意見を伝えても「相手に伝わらない」と感じることがあると思います。

言葉としては伝わってるんだと思います。だけど相手が「それは間違ってる」「あり得ない」等と思ってるとしたら「理解する」とまではいかないのかも。

やったことないことは想像がつかない、という場合もありそうですよね。

なので、人によって意見が違うんだということを受け入れることが、ここでは必要になってくると思います。


それでも相手に伝えたいときには…

先ほど、それぞれが自分の意見が正しいと思ってる、と書きました。

伝える自分の方も「自分の方が正しい」と思って伝えようとすると、それは同時に「相手が間違ってる」という否定的な伝え方になってしまってるのかもしれません。

すると相手は、
「私が間違ってるっていうの?」と反発するかもしれないし、相手の意見を素直に聞こうという気持ちになれないんじゃないかと思います。

なので、相手に伝えるときに、自分の正しさにこだわってないか見直してみるいいと思います。
もしも正しさにこだわってるなと気付けたら、それだけでも伝え方が緩まるかと思います。

それともう一つ大事なのは、自分の意見をわかってほしいように、相手も自分の意見をわかってほしいと思ってると思います。
つい自分の意見を言うことに一生懸命になってしまうことってあると思いますが、

自分の「わかってほしい」ばかりに目を向けるのではなく、相手の「わかってほしい」もちゃんと聞いてみよう、という姿勢がいいかなと思います。
相手の意見を一方的に聞かされるだけって、不満を感じると思いませんか。

ちなみにですが
こんなふうに意見が対立するとき、相手の意見を実際にやってみると、
なるほどという気付きがあったり、相手を理解するきっかけになる、ということがあるようです。

今回の例なら、
実際におしゃもじを炊飯器に入れてみて「確かに熱いなぁ」と思ったら、それがきっかけになるかも。もしかしたら、全く新しい意見が出てくるかも。


余談ですが
この、おしゃもじ議論。どっちが正しいかなんてきっと答えは出ないだろうなと思います。
どっちもアリだと思うし。
私の場合は、子供の頃から、おしゃもじは炊飯器に付属していた「おしゃもじ立て」みたいなところに入れてたので、おしゃもじは炊飯器の外に置くものだと思ってたので、どこに置くか真剣に(笑)考えたことがなかったんです。
それぞれ長所短所があって、どっちのやり方もアリだな、でいいのかもしれませんね