こんにちは、山田です。
今日は久しぶりになりますが、フランスに自費で留学している20代女性Aさんからの感想と振り返り、35になります。

海外からのカウンセリング、とても多いです。
それは、癒着や呪縛からの開放に心理的な距離感だけではなく、物理的な距離感も必要なことを教えてくれているようにも思えます。
(因みに、カウンセリングサービスでは海外の方にスカイプでのカウンセリングも行っています。)

生まれた場所を遠く離れ、これまでの影響を断ち切るからこそ、沁みついた心のパターンが浮かび上がってくる。
そこをじっくり見ていくと色々なものが見えたり、気づくことができる。

大丈夫です。しっかりとプロセスは進んでいます。

それはきっと、本当の自分の自由に向かっているのであり、
結果、みんなのためのリーダーシップでもある、そんな風に思うのです。

      

こんにちは、ご無沙汰しております。
最後の電話カウンセリングから3カ月近くたっていますが、
それでも今気分が乗っているので振り返りを書いてみようと思います。

「今の気持ちを」と言われても自分が何を感じているのかよくわからなかったし、
何か感じていたとしてもそのころは夏休みの始まりでウキウキしていて、
それを言葉にするときに出てくるかもしれないネガティブな感情に向き合う気になれなかったというのが正直なところです。

でも長かった楽しかった夏休みも終わってしんみりと秋を感じるようになり、
こちらでは新しい一年の始まりの季節なので、これを期に向き合ってみようと思いました。

そういえば日本に一時帰国して実家にいたころに感じたこと・考えたことをその都度書き留めておいたノートがあって、
最近それを見直してみました。


楽しいことよりも、負の感情の方が多かったです。

家族は相変わらずバラバラだし、お金に余裕はないし、
家族の病気のこともあって、そんな状態の家庭にいる私が実家を離れてまさか外国に留学しているなんて…。

自分で働いて貯めたお金で、自分の将来のためにしているにもかかわらず、
自分勝手だとか、私のせいでみんなが苦労しているとか、親族に対して罪悪感を感じる。

家族には一応感謝はしているけど、できるだけ顔は合わせたくない。
なんだか居場所がないように感じる。
特にたまに家を訪れる実父の車の音を聞くとどきっとして、胃がキリキリしたり。

そんな心が窮屈な状態だったので、実家にいても落ちつくどころか憂鬱な気持ちになり、
早く留学先のフランスに帰りたくて仕方ありませんでした。

特にフランスという国にもともとこだわりがあったわけではありませんが、
「海外で学位を取る」というのは長い間私の夢でした。

それが、先に述べたような家族の事情や反対、世間体、罪悪感、裏切っている感じ、恐れに縛られ、
自分に制限をかけ本当にしたいことができない、
本当は無限にあるはずの可能性が狭められているような感じがしてやり場のない恨みを感じたり、
人生に対して絶望したり。

それが、いろいろな縁や私の思い切った(無謀な?)行動によって、
約1年の準備期間を経てその夢が実現し、今私はフランスで学生をしているわけです。

この先にまだ大きな夢があって、そのために必要なことを勉強しています。
もちろん貧乏学生ですし、言葉や文化、行政手続などなどで不自由なことはたくさんあります。
ストレスも多いです。

でも、こちらにいると後悔のない人生を送っている、
自分の夢への軌道にしっかり乗っかっているんだという安心感、というか前向きな感じがします。

しかも自分で働いて資金を工面して、語学も独学でやって…自分で選んで自力で叶えたというちょっとした自信も感じられます。

さらに、親の期待通りにするのではなく、親がしてこれなかったことを自分でやることこそが親孝行になるという山田先生の言葉を聞いて、
今自分がしていることにますます自信が持てるようになりました。

だからこちらにいるときの私の方が生き生きしている気がするのです。
これが自分を取り戻しているという状態なのでしょうか。

カウンセリングを通じて、このように今の自分の状況に対して家庭や過去のことを通して考えてみるようになりました。

今は新しい彼がいて、初めてお電話した当時には想像できなかったくらい充実した日々を送っていますが、
たまには辛いと感じる時もあります。
そういう時、どうしてそういう感情が出てくるのか、自分の中にいる小さな女の子が傷ついてしまっていないか…。
まだまだうまく処理できるわけではありませんが、そういう視点が持てるようになりました。
そうすると自分も相手も責めなくて済み、少し落ち着いて楽になります。

とはいえまだまだ自分には問題が山積しているように思います。
新しい彼とももう4カ月近くなり、いわゆる倦怠期でしょうか、何もかもが楽しかった時期が過ぎて、ちょっと最近いろいろあります(/_ ;)
自分ではどうしようもないと思ったらまたお電話させていただきたいと思います。

ひとまず4回の電話カウンセリング×2回、ありがとうございました。
それではまた。

      

その後、Aさんから電話カウンセリングが入りました。

新しい彼に振り回される私、それは、誰かに振り回されたい私、くっつきたい私がいる。
そして、間違ってないでしょうと、正しさを証明する私がいることが見えてきました。

そこにあるさみしさ、そして罪悪感。湧き上がってきますよね。

でも、私、そして私の可能性を信じる。
私の可能性を私自身で切り開くために、フランスに来たAさん。

フランスで、今度は、1人をじっくり感じながら、街をしっかり歩く。
フランスの街に愛してもらってくださいね。

きっとそこから何かが始まるのだと思います。

Aさん、また連絡待っています。
秋のフランスを歩くAさんのこと、教えてくださいな。
ありがとうございました。
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私が心理カウンセラーとして目指していること、それは「優しいハート、強いハート」。
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