3月の震災の後、読売新聞の記事に
被災者の心の支援というタイトルで
心療内科医の海原純子さんへのインタビュー記事がありました。

そこには

「震災後すぐに話を聞くと、無理に心をこじ開けることになり、
逆効果になるという調査があります。
心のフタをいつ開けるか、タイミングが大切で、本人が開けたいと思った時に、
話ができる場と、聞くことができる人材が必要です」

という海原さんの言葉が載っていました。


「心の内を外に出すと楽になる」「自分の気持ちを話してみよう」
と私もブログに何度か書いています。
実際に「話すこと」でラクになることは、たくさんの例からも実証されていますし
気持ちが軽くなる、とてもいい方法だと思います。
ただ、それは本人が「話したい」「誰かに聞いてほしい」と思った場合であることが前提です。

「このことについて誰かに聞いてもらいたいんだけど、相手は迷惑かな」
「こう感じることを誰かにわかってもらいたいけど、こう感じる自分が弱いのかな」
と思って、話すことを遠慮されているかたは
ぜひ、わかってもらえそうな誰かに話してみることをお勧めします。

しかし、まだ人に話す気持ちにはなれないと感じている時は、
ご自身のその気持ちを大切にすることも必要だと思います。

ひとは、本当に大きなストレスを感じるような出来事にあうと
そう簡単にそのことについて語ろうとはしなくなる場合が多いのではないでしょうか。

人にはそれぞれにプライド、尊厳というものがあります。
自分自身で、それは大切に守っていいのです。

「誰かと一緒に他愛もない会話をする」
「安心できる人のそばにいる」
それだけでも心が癒されることはありますものね。
自分のペースで、無理をせずに歩んでいって良いのだと思います。

そしてきっとどんな時も、
あなたの力になりたい、と思って
遠くから、近くから、見守っている人がいるのではないでしょうか。
あなたのことを大事に思っている人の存在を、時々思い出してみてくださいね。