災害の中ではまず安全の確保が大切ですが、心理的な不安へは、人とのつながりが安心をもたらしてくれます。国や各自治体などの万全な備えがあり、安全な地域からの支援が十分にありますので、それまでの間、ご自身や地域の方で支えあってどうか困難を乗り越えてください。
全国で地震はいつあるかわかりません。読者の方へは安全への備えを再確認されることをおすすめします。
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今回は癒着をテーマにしました。
癒着とは
・彼やご主人が機嫌が悪いと自分のせいではないかと感じて不安を感じてしまう
・親のことが心配だったり親とのトラブルが多く恋愛や結婚をする気になれない
・職場の雰囲気や人間関係が悪くストレスフルになり婚活や恋愛や結婚に意欲を持てない
・異性からのアプローチは多いが同性からの嫉妬が多く、異性との関係がうまくいかない
などの問題もお客様から多くご相談をいただきます。
これらの問題には癒着の問題が含まれています。
癒着とは他人や周囲と自分の感情を混同してしまうことです。他人や周囲や自分にある、不安感、焦り、恐怖、罪悪感、無価値感、攻撃、怒り、無力感などのネガティブな感情が共鳴してしまって、自分の幸せをつくりだしにくくなっている状態です。癒着が起こると他人や周囲と自分の感情の問題だけでなく、現実的な問題をも混同して対処してしまい、自分の問題を解決し幸せをつくりだしにくくなってしまいます。
癒着の問題の背景にあるもの
癒着の問題の背景には、親との関係がありますが、感情レベルでは先ほどの説明の通り、ネガティブな感情があります。感情は共鳴するため、他人や周囲と自分とがもっているネガティブな感情が共鳴してネガティブな感情がより強くなるように感じて、より手に負えないものになっていきます。特に感情に敏感なタイプの方はこの傾向が強くなってしまいます。
いつもお伝えしていますが、人は思考では問題を解決して幸せな状態に変化することを望んでいても、感情では抵抗感を感じやすい場合があるため、問題があって不快だと感じていても、そのまま留まってしまいがちなところがあります。
癒着の問題がある場合でも、同じですが、さらに他人や周囲のネガティブな感情や現実も身近にあるため、他人や周囲のことに気持ちがそれやすく、より複雑に捉えられるため、自分の問題を解決するポイントを見失いやすくなってしまうので、解決がより難しくなってしまうのです。
自分一人でも解決しにくい本当の問題があって、さらに他人や周囲の問題も身近にあるため、問題がより複雑に見えてしまい、問題を解決しにくくなっているということです。
境界線(バウンダリー)を明らかにする
癒着の問題の背景は、他人や周囲と自分とのネガティブな感情が混同しているところと、自分一人でも解決しにくい問題がある中で、他人や周囲のネガティブな感情や現実とを混同して問題が複雑に見えてしまうところにありますから、お客様が自分でとりくみやすいところとしては、他人や周囲と自分の境界線を明らかにして、自分以外の問題と自分の問題を区別することが役立ちます。
例えば
・彼やご主人(以下男性)が機嫌が悪いと自分のせいではないかと感じて不安を感じてしまう場合
→男性が機嫌が悪い→男性が仕事でストレスを抱えて帰宅したが、自分も仕事や家事でストレスがあったので男性を攻撃した→自分が攻撃したことは謝る→それ以上は男性の問題→男性が解決すべき→自分のストレスと不安は自分の問題→休息をとる、仕事や家事でストレスを抱えにくくするプランをつくる、好きな音楽を聴いて自分のご機嫌をとる
・親のことが心配だったり親とのトラブルが多く恋愛や結婚をする気になれない
→親が高齢なので、親への責任があるため、親へは時々短時間で親の安否を確認するコミュニケーションをとるなど常識レベルまでは自分も協力する→常識を超えた過剰な頻度での親からの要求は親の問題なので対処しない→恋愛や結婚をする気になりにくいという問題は自分の問題→すぐできそうな婚活の方法を調べるだけでもとりくんでみる
・職場の雰囲気や人間関係が悪くストレスフルになり婚活や恋愛や結婚に意欲を持てない
→職場の雰囲気は職場の管理者や会社が対処する問題と捉える→人間関係の問題は自分のミスなど客観的に自分に原因があればミスなど原因を減らすプランをたてる→相手の気分や忙しさなど相手の問題ならば、自分は対処しない→自分のストレスはプライベートやカウンセリングで解放する→恋愛や結婚に意欲をもてないことは自分の問題→恋愛や結婚のことを大まかにイメージしたり行動リストをつくるだけでもとりくんでみる
・異性からのアプローチは多いが同性からの嫉妬が多く異性との関係がうまくいかない
→客観的に見て同性から嫉妬されやすいような言動があるならばやめておく→自分の態度に問題がなければ他人の問題なので対処しない→異性との関係が次のステップに進むことを自分が無意識に拒んでいないかチェックしてみる
などいずれも、あくまでも一例ですがこのように考えてみます。
ノートなどに縦にセンターラインを引いて、左に他人や周囲など自分以外の問題、右に自分の問題を書き出してみると視覚的に境界線が明らかになり心の整理になります。
このようにして、問題や責任が誰にどこにあるのかを明らかにし、相手と自分との境界線を明らかにすることで、複雑に見えていた問題を整理して、自分の問題という解決のポイントを知り、解決への力を集中させてとりくむと癒着の問題が解決されやすくなります。
おわりに
まるで後ろからゴムで引っ張られているかのように感じる癒着の問題は悩みが深刻なことも多いですが、カウンセリングではセラピーを使って癒着の問題の背景にある親との関係や、ネガティブな感情を癒していくことで、次のステップに進みやすくすることもできます。境界線を意識することは大切ですが、それだけにこだわってしまうとかえってハードワークの問題に陥ってしまいますので気をつけてくださいね。境界線を明らかにすることで、本当の問題解決のスタートに立つことができます。ヒントにしてください。
今回は婚活、結婚や子育てをテーマにしました。
結婚や子育てに進みにくい、結婚や子育てが苦しい
婚活や、結婚して子供をつくる時期に、簡単に前に進みにくくなってしまったり、結婚をしたくない子育てをしたくないと考えたり、結婚後でも、幸せなはずの結婚や子育てなのに、がんばりすぎて苦しくなってしまうという問題は、ご相談の中にも多く登場します。
今回はこれらの問題について考えてみたいと思います。
なぜ結婚や子育てに進みにくいの?結婚や子育てが苦しくなるの?
結婚や子育てに進みにくくなってしまったり、結婚や子育てをがんばりすぎて苦しくなってしまう理由の一つとして、親との問題が挙げられます。
子供にとっては親は万能に見えるところがあるのですが、実際には親も、子供ができたばかりの頃は親業の初心者。親なりに子供のためを思って、優しくしたり、厳しくしたりしますが、上手にバランスよくできないところもあります。過保護や過干渉になったりストレスをためて怒り過ぎたり、虐待のようなことをしてしまう場合もあります。つまり親は不完全なんですね。
この不完全な親に対して子供が不満を感じ、不完全な親を極端に嫌ったり否定すると、自分が親になる時には完璧な親になりたいと考えるようになります。
この完璧な親になろうと考えることが理由となって、結婚や子育てをする前には完璧な準備をしなくてはと考え、結婚や子育てに進みにくくなってしまうことがあったり、人によっては、自分は不完全だから結婚や子育てはしない方がよいと考えてしまう場合もあります。また、結婚生活や子育てをしている場合でも、完璧さを求めるあまり、がんばりすぎて苦しくなってしまうことがあるのです。つまり、結婚や子育てへのハードルが上がりすぎてしまうんですね。
結婚や子育てへのハードルは、ほどほどに下げよう
子供の目線から見て、親が不完全だったとしても(実際に不完全な場合もありますし、実際は完璧だったという場合もあるかもしれませんが)、子育てについての情報も少ない中、親は親なりのベストを尽くしてくれたでしょうし、親以外に祖父母や学校の先生、地域の住民などの支援やあなた自身の努力もあり、今のあなたになるまで育つことができているとも言えると思います。
このように捉えて、今の自分や親について理解し、ゆるし、肯定してみましょう。
自分自身が例え不完全な親になったとしても、それでも周囲の支援や子供自身の努力によって、今の自分ほどには子供は育つだろうと理解できてくると、結婚や子育てへのハードルが下がっていきます。
その結果、今よりは少しでも、気楽な気持ちで結婚や子育てへ進みやすくなりますし、結婚や子育てはしたくないという気持ちにもなりにくくなります。結婚生活や子育てでも、自分自身がゆとりをもちながらとりくみやすくなり、がんばりすぎて苦しくなることは避けやすくなります。
おわりに
恋愛や結婚、子育てはもちろん、仕事や対人関係などのあらゆる場面で、親との関係は影響しますから、たびたび親を許すというキーワードは登場するのですが、今回は、結婚や子育てを先延ばしにしたり、結婚生活や子育てを苦しめてしまう問題への考え方としてお伝えしました。ヒントにしてくださいね。
今回も前回に続いて、異性を理想化しすぎてしまう心理についてです。
◆異性を理想化しすぎてしまう心理
恋愛経験が少ない時期や長く続きにくい時期に多い傾向として、異性を理想化しすぎてしまうというものがあります。
例えば、10代など、学校の身近な異性より、アイドルが好きな時期があると思いますが、これに似ています。
20代以降でも、外見や学歴や職歴、コミュニケーション力などが優れている異性を理想とするなど、各世代、当てはまる方は多いです。
異性を理想化して、理想的な異性と出会いたいと考えることは、出会いを作り始める時期には目標設定として役立ちます。(だから他のコラムでもおすすめしています。)
けれども、理想にこだわりすぎてしまうと、実際に理想的な異性に出会いにくかったり、出会ったとしても、ある程度交際すると理想が裏切られてしまい、関係が長く続かないという問題に陥ってしまう場合があるのでやりすぎると問題にもなります。
◆なぜ理想化しすぎてしまうの?
では、なぜ異性を理想化しすぎてしまうのでしょう?
理由の中から前回とは別のものを挙げると
自分には力がないと感じているから、というものがあります。
どういうことかと言うと、自分には幸せになる「力がない」と感じている分だけ、異性に「十分な力」がないと幸せになれないと考えて、理想的な異性を求めているという見方です。
相手から愛されることや相手を頼ることが苦手だったり、理想の異性に近づくことができないと、相手にばかり理想を求めて、出会いすらなかったり、出会っても相手からは愛されない辛い恋愛や結婚になってしまうかもしれません。
◆どうしたらいいの?
ではどうしたらよいのでしょう?いくつかある中から1つを挙げてみたいと思います。
異性に愛される力、頼る力、近づく力を育む
異性を理想化しすぎていても、それに見合った分だけ、異性に愛される力、頼る力があったり、異性に自分から近づいていくフットワークがあれば、夢は叶うかもしれません。異性に愛される力、頼る力、近づく力を、育むことを目標にしてみましょう。
今の理想の異性ならもちろん、そうでない人間関係でも愛されそうな時、頼れそうな時は、愛されたり頼ったりしておく、行きたいところ会いたい人がいたら、行ったり、会ったりしてみます。
例えば、合コンなどイベントは普段も誘ってねと周囲に宣伝しておく、誘われたら行く、少しでも好みの異性がいたら近い席に座る、話しかける。理想の異性でなくても、知人友人の中で理想に近ければ、仲良くしておく、デートなどの誘いには応じる。誰からでもプレゼントは受けとる。パーティーなどイベントがあったら参加して場数を踏んでおくなどですね。
ある程度自分に自信を持つことができて、自分に力があると思えるようになれば、異性を過剰に理想化しすぎず、適度な理想や目標に訂正できるでしょう。
また理想的な異性からでも愛されたり、頼ることができたり、自らアプローチできたりして、その結果、夢が実現し、幸せな恋愛や結婚ができるかもしれません。
◆終わりに
幸せになるために理想をイメージすることは役立つのですが、過剰な理想だと、幸せから道がそれてしまうこともあるんですね。でも上手に取り組めば、夢は叶います!恋活、婚活、再婚活などのサポートもさせて頂いていますので、遠慮なくご相談下さいね。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今回は親子関係をテーマにしました。
◆自立と依存の入れ替わり
男女関係や友達、上司と部下、親子など、パートナーシップにおいては、2人の一方が自立、もう一方が依存の関係があれば、これが入れ替わりながら、2人の関係性は成長していくところがあります。
例えば、男女関係ならば出会ってからすぐの初めの頃は、男性が積極的に連絡をしたり、デートに誘うなど自立的にリードし、女性が依存的に男性に従うという関係は多くあると思います。これがやがて交際が始まってしばらくすると、男性が依存的になって、連絡やデートに手抜きが増えて、女性は自立して男性に手料理を振る舞うなど世話をするようになるというのも、多くあると思います。
このような変化ですね。そして、変化が起こらないと問題が起こるようになります。
例えば、上記のような関係に変化がなく長く続くと、女性は自分が愛されていない感じがして不満を感じるでしょう。また男性は依存しっぱなしでダメ男のようになるでしょう。このような問題が起こります。
そこで、男性が上手に変化し、女性を大切にしたいと感じて自立的になって結婚へ向かって女性をリードし、女性が依存的になり、男性についていくという関係になると、問題は消え、よい方向に向かっていきます。
◆親子関係
親子関係では、子供が、ある程度大人になるまでは、親が自立、子供が依存の関係であることが一般的です。
やがて子供が自立すると、親が依存側に変化する時期がやってきます。例えば、子供が40歳、親が70歳となると、多くは子供は一人前となり自立し、親は高齢となり、子供に依存するようになるでしょう。
個人差があるので、幅広く解釈すると、子供なら20歳〜50歳、親なら50歳から80歳。この30年位というのは、親子の自立と依存が入れ替わる時期と言えます。この時期にスムーズに自立と依存が入れ替わらないでいると問題が起こりやすくなります。
具体的には、子供は社会に出て、見識が優れていきます。親は年齢を重ね、健康状態が衰えたり、新しい見識に疎くなっていきます。子供は親が不完全であることに不満を感じ、許せない気持ちになりやすく、また親は自分の衰えを認められず、古い考えにこだわり頑固な様子になります。親子の葛藤が生まれ、ケンカになったり、絶縁状態になったりと、問題が起こります。
重要なところは、親子の問題のみに留まらず、同時に子供の自立が滞り、子供の仕事や恋愛・結婚などのジャンルでも問題を抱えてしまうところです。このようなご相談はとても多くあります。
◆どうしたらいいの?
子供の側としては、自分がすでに親をサポートする立場になったのだと理解してみましょう。
例えば、子供の側のあなたが親の上司になったと思って下さい。年上だけれど、どこか劣っている、けれども自信やプライドはあるので、丁寧に扱わないと、上手に対応してくれません。
親の側としては、子供を上手に頼ることで、子供がより一人前の大人に育つと考えてみましょう。
例えば、部下を上手に頼った方が、部下が成長するという割と当たり前な考え方に当てはめてみてはいかがでしょうか?
このようにして、親が自立、子供が依存で始まる、親子関係が、親が依存、子供が自立という関係にスムーズに入れ替わることができるようになることが、お互いにとっての幸せの秘訣と言えるのです。
◆終わりに
今回は親子関係をテーマにしました。子供が自立するタイミングでは、仕事での自立、恋愛・結婚など男女関係の自立が影響してきます。親子関係の問題が男女関係や仕事、人生にも影響しますので、ヒントにして下さい。人生で向き合うこととなる大きな問題でもありますので、ご遠慮なくご相談下さいね。
今回は恋活や婚活に取り組む方のために、最近人気の恋愛格言?をテーマにしてみました。
◆花は、自分からミツバチを探しに行きますか?
質問です。
「花は、自分からミツバチを探しに行きますか?」
出典は、「35億♡」で知られる、ブルゾンちえみさんというお笑いタレントさんのネタです。
本来は女性誌などでも多用される昔からある定番の恋愛格言でもあるため、私もネタを初めて見た時は懐かしさを感じました。ネタの中でのアンサーは今回のタイトルにもなっている「探さない。待つの。」で対応されています。
男性との出会いを求めて忙しく出かけたり、自分を捨てて相手に合わせなくても、花を咲かせていれば、つまり自分が今いるところ以外のどこかにいかなくても、自分がいる位置で、他の誰かにならなくていい。自分が自分らしくいて、ありのままの魅力を輝かせていれば、出会いは自然とやってくるといった意味が例えられています。
このタイプの教えがありふれ過ぎて、あえて表現すると「ハイハイ・・」となる方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)それでも恋愛や対人関係での考え方として、とても大切な要素ですね。
いつもお伝えしている人の心の成長の段階に照らし合わせると、自分のことは自分の力で何とかしようとしがちな、自立タイプの方に特に役立つ考え方です。
お笑いのネタはパロディーなので、私も、もちろん楽しく拝見させて頂きました^^
現実に当てはめてみると、待ってみたら本当にやってきたという方もいらっしゃるでしょうし、待っていて本当にやってくるのだろうか?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。待っていてもやって来なかったから、恋活、婚活を頑張っているのにと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
◆もう1つ、昔からある定番の恋愛格言
ではもう一つ定番の恋愛格言を質問形式で、ご紹介しましょう。
質問です。
「家で待ってれば、白馬の王子様はやってきますか?」
これもミツバチの格言と同じくらい、昔からある定番の恋愛格言です。
アンサーするとしたら「来ない。出かけるの。」こんな感じでしょうか。
部屋にこもって恋愛を夢見て待っているだけだったり、良い子にさえしていれば、誰かが自分を見つけてくれて、魅力を見出してくれて、素敵などこかへ連れ去ってくれるということはないので、自分から積極的に男性と出会いがありそうな場へ出かけたり、男性に関わってみましょう。という意味が例えられています。
人の心の成長の段階としては、他力本願になりがちだったり、夢見がちだったり、といった受け身になりがちな、依存タイプの方に特に役立つ考え方です。
◆人は得意科目を勉強した方が楽しい?
一般的に、国語が得意で算数が苦手な人が勉強をするとしたら、国語を勉強すると楽しいですが、算数を勉強すると抵抗感を感じるかもしれませんよね。
これと似ていて、依存タイプの方にとっては、ミツバチの格言の方が、待てばいいんだと思えるので、依存のままでいられるから、受け入れやすいんですね。反対に、自立タイプの方にとっては、待って何とかなるなら苦労しないんだとミツバチの格言には抵抗感が出やすいかもしれません。
自立タイプの方にとっては、王子様の格言は、やっぱり自分で動かないとと、思えるので、自立のままでいられるから、受け入れやすいでしょう。反対に、依存タイプの方にとっては、王子様への希望を捨てていいの?と抵抗感が出やすいかもしれません。
このような理由もあって、巷にあふれている教えの中からでも、依存の方は依存を促す教えを取り入れ、自立の方は自立を促す教えを取り入れがちなところがあるようです。
どうか勇気をもって苦手科目を勉強する、つまり、依存の方は王子様の格言を、自立の方はミツバチの格言を取り入れて、依存と自立のバランスを取ることを目標にしてみて下さいね。
◆終わりに
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。今回は恋愛格言をテーマにしました。ちなみにネタの中にはダメウーマンというフレーズもあったので、これから定着しそうですね。
恋愛や結婚は幸せな時もありますが、辛い時もあるものですね。そんな時でも、皆さんが少しでも楽しんで乗り越えらえるよう祈っています。
今回も男女関係で相互依存を上手にするためのヒントとして「決めつけ」についてお伝えしたいと思います。
◆決めつけとは?
私たちは過去の経験をもとにして、現在がどのような未来になっていくのかを、ある程度予想しながら生きているところがあります。
例えば、初めて恋愛した彼(や父親や先生など)に甘えすぎてしまったことから彼に嫌われてしまい失恋に至ったという過去の経験があれば、これをもとにして、現在の男性(彼やご主人や出会った男性など)にも甘えると嫌われて失恋に至ってしまうと予想するかもしれません。
この予想をすることで、現在の男性への甘えすぎに気をつけようと、上手に教訓にできると良いですが、この予想にこだわり過ぎると、「あなたはきっと甘えれば嫌うはず」と強く思い込んでしまう場合が出てきます。
このような、実際の状況とは異なった思い込みを、弊社で扱っている心理学では「判断」と呼んでいますが、ここではより一般的な言葉として「決めつけ」と表しています。
◆決めつけは不幸をもたらす?
この、決めつけがあると、その影響で、現在の状況をありのままに観察して臨機応変に対応できなくなる可能性が高くなるため、現在の状況を不幸な方向へ向かわせやすくしてしまいます。
例えば、過去の彼とは違い、現在の関係での男性はあなたをとても愛したいと考えていて、男性があなたに優しくする雰囲気を出していても、あなたが男性に甘えると、過去の彼のように嫌うはずだと決めつけていると、決して男性に甘えないようにするでしょう。その結果、男性に対して甘えないあなたに、男性が不満を感じて嫌ってしまうなど、不幸をもたらしてしまうかもしれないのです。
◆決めつけから自由になる
過去の経験を上手に教訓にし、過去の経験にとらわれすぎないで、男性をフラットな目線でとらえてみましょう。もしかしたら過去の彼と似た様子があるかもしれませんし、過去の彼とは違った関わり方をしようとしてくれているかもしれません。
シンプルなものに例えると、ボウリングで1投目に左のガターにはずしてしまったら、次に右方向に寄せることは教訓にしたとしても、とらわれすぎると2投目を右のガターへはずしてしまうかもしれないので気をつけたいですねということです。
万一、右のガターにはずしてしまったとしたら、辛い経験ではありますが、それでも、2つのガターの経験をプラスに活かしていくこともできます。3投目こそはバランスをとってストライクを目指して、粘り強くとりくんでいきましょうね。
◆終わりに
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。人が傷ついた体験をすると、もう傷つきたくないと考えて、決めつけをして、自分を守り過ぎてしまう場合があるんですね。まずは理屈だけでも理解することが大切なのですが、理解はできても感情的には難しいという場合は心の傷を癒すことで、決めつけから自由になることができますので、ご相談下さいね。
幸せな男女関係へのヒントにして下さい。
今回は自立しているのだけれど幸せが得られないという問題について、前回までのコラムの続編をお伝えしたいと思います。
◆相互依存することが難しいところ
前回までのコラムで、心の成長の目標として、人と人とが協力し合って目標を実現していく生き方、相互依存を提案させて頂きました。
上手に相互依存ができていれば、いわゆる幸せが実現できるということです。言い換えれば、幸せではなく何かしら問題があるとしたら、上手に相互依存できていないとも言えるんですね。
では、どのようなところで、相互依存しにくくなるのでしょう?
人全般的に、人生で悩みやすい時期というものがあるのですが、それは、依存→自立→相互依存と成長するプロセスの中で、自立の最後、デッドゾーンと呼ばれるものが挙げられます。
◆自立の最後、デッドゾーンとは?
自立の時期というのは、大まかに言うと、大人になってからの時期が当てはまりますが、厳密に言うと、人生の多くの場面で登場します。その中で、具体的にわかりやすいものとして、仕事のジャンルで、社会人になって数年し、ある程度、仕事を任される頃が挙げられます。
先輩や上司の指示や指導を受けずに、自分なりの判断をしなくてはならないため、人によっては不安だったり、心細さを感じる場合もあるかもしれません。また人によっては、先輩や上司を気にせず自分なりに仕事ができるので、自由と自信を得て、仕事へのやりがいも感じやすいかもしれません。
自立をスタートして、しばらくの間は、順調に自立すれば、頑張れば頑張るほど結果が出て、心も元気なので、幸せを実現しやすくなります。ですから自立こそが幸せを手に入れる秘訣だと感じやすくなります。
ところが、これが長く続いていくとどうなるでしょうか?
自立しているのに幸せが感じられなくなってしまうことがあるんです。これまで頑張り続けて、自立によって成長してきた分だけ、自立の限界に近づくからです。これ以上、自立的に取り組んでも、疲れや、寂しさ、孤独感、不安、怖れを感じて、自立を続ける意欲もなくなってきます。
具体的には、仕事のジャンルならば職場でベテランとなり、成果を出すのが当たり前で、成果を出しても評価は変わらず、成果が出なければ、評価が下がったり、また自分よりもベテランが少ないため、心理的な力づけを得ることも少なくなってくるような時期です。
ある程度、自立を極めてきたら、相互依存して、誰かと協力する生き方を取り入れると、状況がよりよくなるため、自立の最後の時期という意味合いがあります。うまく相互依存できず、自立し続けていると、極端な場合、生きていても心は死んだような感じを感じることもあることから、デッドゾーンと呼ばれています。
他のジャンルでは、人生では、子供の頃から自立的な方は、学生の頃にすでに極端な自立になり、ずっと長い間デッドゾーンを生きてこられているという場合もあります。
また男女関係ならば良い彼女、良い妻、良い彼氏、良い夫であろうとして頑張り続けて、疲れてしまい、上手に相手を頼れず、イライラして喧嘩が増え、、関係も悪化し、心がボロボロになり、別れを考えるような時期が挙げられます。
◆自立(デッドゾーン)から相互依存へ
極端に自立に偏ってしまい、さらにはデッドゾーンに陥ってしまった時、どうしたら良いかというと、誰かと協力する、協力してもらう、助けてもらうということを通して、より成熟した大人として相互依存に移行すると理想的です。自立に偏っている時には、自立のスタートの頃に得た、自立こそが幸せを実現する秘訣なんだという誤解がずっと残っていることが多いため、相互依存という理想形を知るだけでも役立つでしょう。
自立やデッドゾーンを抜け出して相互依存するために難しい点は、自立が長く続いているので、依存のやり方を忘れてしまったり、心が不慣れになってしまい、依存することが惨めに感じるなど抵抗感を感じて、依存しにくくなるところにあります。
なぜなら、依存時代に傷ついた経験をしているからです。具体的には、仕事なら新人でまだ依存的な頃に上司や先輩に厳しく否定ばかりされていたり、男女関係なら相手に純粋に心を許したのに、簡単に見捨てられてしまったりというものです。
また、依存時代に傷ついた分だけ、自立時代では、依存的な自分や、依存的な他人を嫌ってしまう場合もあります。具体的には、仕事なら依存的な新人さんを嫌って厳しく否定ばかりしてしまったり、男女関係ならば純粋で心を許しやすい方を嫌って軽く見てしまったりなどです。
このため、自立から相互依存へ移行するためのカギは、自分の中にある依存をもう一度受け入れなおしていくことにあります。こうした経緯があるため、過去のコラムでもお伝えしているように、自分で自分を愛して、依存を体験させて自愛を育んだり、周囲の身近な人やカウンセリングを頼ってみるという方法をよくご提案させて頂いているんですね。
自分がダメになるような気がしたり、今更そんな真似はできないと感じたり、間違った考えのように感じたり、多くの抵抗感を感じる場合もあるかもしれませんが、デッドゾーンでは依存を受け入れる勇気が求められます。まずはこれを目標としてみて下さいね。
◆終わりに
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。今回も前回までの続きで相互依存について、特に相互依存へ至る場面で難しい点についてお伝えしました。心の理解をより深めるヒントにして下さい。
今回は前回、前々回のコラムを心理学的に解説したいと思います。
◆心理学って割と当たり前なことが多いのです。
自分で考えて物事を実現できる方にとっては当たり前に感じることでも、実現できない方にとってはとても難しく感じるところってあるんですね。カウンセリングでは、男女関係の一場面でも難しく感じるところをより細かくお伝えして実現できるようにお手伝いさせて頂いています。例えば、出会い一つをとっても、日常の生活の中で、異性と出会い仲良くなって自然に恋愛に発展する場合もあれば、婚活で多くの異性と出会っても恋愛に発展しない場合もあるんですね。前者の方が、心理学を使ったアドバイスを読めば、当たり前のことを書いているように感じるかもしれません。
また心理学的な考え方に裏付けされたことも、専門用語を使わず、より日常的な用語に翻訳して噛み砕いてお伝えしますので、世間一般の常識レベルのように感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
前回、前々回のコラムではより噛み砕いてお伝えしたつもりだったのですが、心理学的な意味がわかりにくいという方がいらっしゃったかもしれませんので、改めて解説をしたいと思います。
◆依存、自立、相互依存という心の成長
人の心は、依存の時期→自立の時期→相互依存の時期という大きく分けて3つの時期を経て成長していくところがあります。
依存の時期は、依存している(誰かを頼る)場面が、自立している(自分のことを自分でする)場面よりも多い時期です。大まかに言えば子供の頃ですね。
やがて成長すると、自立の時期に入ります。ここでは自立している場面が、依存している場面よりも多い時期です。大まかに言うと大人になってからです。
その後の相互依存の時期というのは、依存したり自立したりする、つまり、誰かを頼ったり自分で自分のことをしたりして、人と協力し合う場面が多い時期です。パートナーシップレベルという言い方もします。大まかに言うとより成熟した大人になる頃です。
この相互依存ができるようになることが心の成長の目標でもあります。男女関係でも問題があるときは相互依存ができていない時です。言い換えると、上手に相互依存ができれば男女関係がうまくいくということなんですね。
◆上手に相互依存できないとき
男女関係がうまくいかないときは相互依存が上手にできていないときとお伝えしましたが、ではどういうところでつまづきやすいのでしょう?
大きく分けると、依存に偏っているか、自立に偏っているかどちらかになるんですね。前回、前々回のコラムと合わせた言葉で表現すれば、自分を優先してばかりか、相手を優先してばかりかどちらかということですね。
つまり、自分を優先してばかりの人は、相手を優先した方が相互依存しやすいですし、相手を優先してばかりの人は、自分を優先した方が相互依存しやすいです。
相手を優先しようとしてもできないときは、自己愛を育むという言い方をしますが自分で自分を優先してあげるか、男女関係の相手以外の人を頼って自分を優先してもらい力づけをしてもらい(元気や愛をもらって)、改めて男女関係の相手を優先することにとりくむといいですよというのが、前回のコラムの意味するところです。
◆男女関係が上手になるために
心の成長が依存→自立→相互依存と進み、相互依存の時期(パートナーシップレベル)に到達すると男女関係が上手になってきます。ですから、人生の中に相互依存の場面を増やすと、いいんですね。
相互依存、つまり誰かと協力した生き方をしていくときに、いきなり男女関係で相互依存するよりは、同性の友達や職場の仲間や家族、異性の友達、カウンセラーなどと相互依存を試みる方がやりやすい場合があるんですね。
例えば、男女関係がうまくいかない愚痴を同性の友達や職場の仲間や家族、異性の友達、カウンセラーに聴いてもらって力づけをしてもらい(元気や愛をもらって)心にゆとりを作るというのも、相互依存への一歩を踏み出していると言えるんですね。
相互依存というのは、依存したり自立したりという協力関係ですから、自分が同性の友達や職場の仲間や家族、異性の友達、カウンセラーを頼ってばかりというわけにいかないんですね。そのため、自分からも率先して相手のために協力することが大切です。(カウンセラーの場合は代わりに代金を払うことになりますね)
言い換えると、人とお互いに愛を分け与え合う生き方ができると、男女関係が上手になるということなんですね。
男女関係で何か問題を感じた時には、相互依存つまり、人とお互いに愛を分け与え合う生き方を増やしてみましょうということなんです。
◆終わりに
最後まで読んで頂きありがとうございました。前回、前々回と少し噛み砕き過ぎた内容になっていたかもしれませんので、心理学的な意味を解説して、整理してみました。皆さんが幸せな男女関係を得られるよう祈っています。