心理カウンセラー清水三季央オフィシャルサイト

実行できないとき、実行力がないとき、
やるべきことができないとき

忙しく、いろいろとやるべきことがあるのに、
なかなかできない・・・。

こんなときはどうしたらよいのでしょうか。


意思の力を使って、実行しようとすることが、前提ですが、
それが難しいときは、一旦、実行できない自分を
受け入れてみてください。

実行しなければ!実行したい!という思いを、少しわきに
置いて、休息をとったり、他のことを実行したりしてみて
ください。

というのは、実行しようしようと頑なになることで、
心は硬直し、ますます実行しにくくなるからです。


例えば、あなたが庭に伸びた雑草をむしろうとしていると
します。大きな草ですが、手で上の方をつかんで、
ひっぱります。1回でなかなか抜けないとしたら、
どうしますか?

まずは、根っこの周りの土を掘ってほぐしていきますよね。
そして、土がほぐれたところを、もう一度、抜きます。

すると、抜けるはずです。

力任せにしてしまうと、ただ疲れるだけだったり、
手でつかんだ部分だけが切れてしまって、
ますます抜きにくくなったりと、ロスになることもあります。


自転車に乗ろうとするときは、どうしますか?
女性の方だと、いきなりこぐと、ペダルが重くて、
進めないこともあるかもしれませんよね。

でも進まないときは、まず片足をペダルに
載せて、他の足で、地面を蹴って進みますよね。
はずみで自転車が進みはじめたら、サドルに乗って
ペダルをこぎはじめます。

坂道でペダルがこげないときがあれば、降りて
歩いて進んでいけばすみます。


子育ての場面なら、子供にあれやれ、これやれと
言い過ぎると、ますます反発したり、泣き出して、
やるべきことをしてくれないことがあると思います。
そんなときこそ、やらせることをわきにおいて、
心をおちつけてから、おだやかに伝えると、
やってくれるものです。


こうして、実行できないとき、私たちは、実行することを
一旦やめて、実行の準備を実行しているといえるかも
しれません。


これを応用すると、例えば、
大掃除をしなきゃいけないのだけど、なかなか手がつかない
こんなときも、一旦、大掃除をすることはやめて、
やらなければと焦ってプレッシャーをかけ続けて疲れた心や、
体を休ませたり、イメージや段取りをするという準備だけでも、
やってみるとよいですね。

疲れが癒えて、やる気が出てきたり、
あれをあそこに移動して、あれはリサイクルに
出して、あれはあそこに片付けて・・・とイメージで
大掃除をするだけでも、段取りができて、
とりかかる気になりやすいですし、
実際にとりかかったときに時間の短縮になります。


このようにして、すぐ実行できないときも、できなくても
よしとして、休息をとったり、
実行するための準備をはじめると、心が実行する許可を、
出しやすくなり、実行に気持ちが進みやすくなります。

実行できないとき、実行力がないとき、
やるべきことができないときは、意思の力を使うのが
前提ですが、それが難しいときは、急がば回れの精神で、
とりくんでみましょう。
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小さな幸せでもいいから手に入れてみよう

私たちは、大きな幸せを手に入れたいと
思いながら手に入れられず、あきらめてしまったり、
悔やんだりしてしまって、立ち止まってしまうことが
あります。

でも、そんなときでも、
今のあなたにとって、手に入れようと思えば、
手に入る幸せを手に入れてみてください。

それは、一つ一つはたいした違いがないように見えて、
積み重ねると、大きな幸せになりうるんです。


例えば、
いつもよりちょっと早起きをして、
ゆったりと朝食タイムを楽しむ

いつもよりちょっといいお茶をいただいてみる。

いつもよりも、ちょっとおちついた気分で仕事を
してみる。

いつもよりもさらにもうちょっとおしゃれをしたり
メイクに気をつかって、デートに行ってみる。

職場の気になる素敵な先輩に、あいさつだけでもしてみる。


そんな、誰でもいつでもできるようなことで充分です。
1回できたら、自分を誉めてあげましょう。
そして、また繰り返し、続けてみましょう。

続けていくと、やがてそれは、意識しなくてもできるように
なってきます。

あなたが手に入れた幸せが、いつのまにか、
当たり前になりはじめます。


すると、またちょっとした、小さな幸せを手に入れる
ことができるようになります。

その幸せは、はじめの状態から見たら、小さな幸せでは
なく、少し手が届きそうにないところにあったものかも
しれません。


あなたが、小さな幸せに手を伸ばし、手に入れて、
それになじんで、当たり前になったとき、
それまで、手が届きそうになかった幸せに手が届くように
なるんです。

大きな幸せを手に入れるために、小さな幸せでもいいから
手に入れてみましょう。
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私たちは、悩みや問題を抱えたときに、自分は被害者だ
という苦しみにおちいってしまうことがあります。

彼やご主人や上司や会社が、また両親から、
私は○○された、自分はなんて不幸なんだ・・・。

こうなったのも、彼やご主人や上司や会社や両親の、
せいだから、私にはどうしようもない、悪いのは彼やご主人や
上司や会社や両親だという感覚です。


この感覚におちいっているときには、被害者意識だという
認識すらなく、とてもひどい感情に襲われます。

私自身も経験がありますが、それはとても辛いものです。


この感覚におちいっているとき、残念なことに、

心理的に被害者の立場からの視点で、物事をとらえ、考えて
しまうために、問題や悩みの原因が自分以外の誰か、
何かになるので、

その状況を変える力が自分にあるという認識を
もつことができなくなってしまうことがあります。


本当は、その状況を変える力を、自分自身も持っているのですが、
心理的な被害者という意識は、それを認識して力を使っていくという視点に、
たてなくさせてしまうからです。


ですので、心理的な被害者という苦しみから解放されるためには、
感情的にはとても辛いことなのですが、


「では、自分はどうしたら幸せになれるのだろうか?」


と、とらえて、考えていくことで、
その状況によりよい影響を与えて、状況を変える力を
もつことができるようになります。


本当に憤りすら感じる、不運としかいいようのない、
自然災害や、事件、事故のような、まったく自分に原因など
ありえないような状況もあることと思います。

それは、本人に何も罪も責任もない中で、
このようなことになってしまっているという意味で、
事実として被害にあっているわけで、心理的に被害者という、
意識にあるのは自然なことです。


ですが、さらに悲しいことは、心理的にも被害者と、
いう苦しみに長い間おちいり続けることで、
被害に遭った本人にとって、さらに不幸を生み出してしまうことです。


ですから、心理的に被害者の立場をとることから、
抜け出して行くことには、被害を少しでも、
最小限に押さえ、この出来事を乗り越え、新たな幸せを
つくりはじめるきっかけを
つくることができるという意味で、価値があると
思います。


辛く苦しいことではありますが、
その状況をまっすぐに受けとめてみてください。
ここでは、ひとりで今すぐ受けとめるには、
辛すぎるかもしれません。
理屈どおり簡単にはいかないでしょうし、理解も
しにくいでしょう。悔しい思いや、憤りが先立って
しまうかもしれません。

だとしたら、友人や、カウンセラーなどの援助を受けながら
少しずつ時間をかけて受けとめていこうとしてください。


そして、気持ちがおちついてから、
自分はどんな考えをもったり、思いをもったり、行動を
おこすことで、この状況によりよい影響を
与えることができるだろうか?

という視点に立ってみてください。
そうすることで、あなたが、他者の影響に支配されることなく
自分の幸せを自分でつくりだすことができるように
なることに気づき始めるでしょう。


あらゆる被害に遭われた方がその苦しみから
解放されることを祈っています。

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ほしいものに近づくというのは、例えば、ほしい腕時計があったら、それをお店に見に行くとか素敵な男性がいたら、あいさつ程度でも、関わりをもってみるとか、入社したい会社があれば、面接の前にも、会社の近くにこっそり見に行ってみるとか、結婚したいときは、結婚式場のイベントに参加してみるとか実際に手に入れなくても、物理的、心理的に、ふれたり、その場に行ったり、関わったりと、近づいてみると手に入れることへの心の抵抗感は弱まるので、手に入りやすくなります。だから、逆に、物を売りたい人からは、洋服なら、どうぞ試着してくださいねとか車なら見に来て、試乗してと、実際に体感してもらうようにすすめられますよね。


私が提供させていただいている、マインドマップカウンセリングもその原理で、ほしいものを手に入れるためのお手伝いをさせていただいています。雑誌からほしいものを選んで切り抜いて、いつも、身近で見ているだけで、だんだん、手に入れることに心が許可をするようになるんです。


子供のころなら、心が感じるままに、ほしいもののところに近づいていたはずなんですが、大人になるまでにガマンにガマンを重ねて、シンプルに近づいていけなくなっているとしたら、たくさんのほしいものを手に入れるチャンスを逃してしまっているのかもしれません。幸せになりたいとき、ほしいものを手に入れたいとき、ヒントにしてくださいね。



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問題はとくにないのだけど、なんとなく不満がある・・・
といった、ご相談もよくあります。


「○○さん、すごいじゃないですか!」なんて、
周囲に言われることもあるそうなんですが、
「いやでも、こんなダメなところもあるんですよ・・・・。」
などと、感じてしまうようです。

もし、すごい!と人に言われて、そうなんです、
私はすごいんです!と言い切ってしまったら、
どうなると思いますか?

ちょっとほめてやっただけなのに、調子にのるな!
いい気になるな!

こんな風に言われるのが落ちだ・・・。
なんて思ってしまっているのかもしれませんし、
自分でもすごいんですと言いきれる自信がもてないのかもしれません。


実際に、自分はすごいと伝えることを、おすすめしているのでは
ないのですが、

周囲には謙虚にしていても、心の中では、自分を認めていることは
とても大切なことです。

なぜなら、問題がないとき、もしかしたら、
それは幸せなときなのかもしれないのですから。


「今、私は(僕は)幸せだなぁ」と感じることを、
自分に許可してあげてください。

小さなことでも今ある、幸せをみつけて、
幸せを感じて、感謝をしてみてください。
素直に喜んでください。はしゃいでみてください。
誰かと幸せをわかちあってみてください。


「今日はこんなことがあったの♪♪・・・」と、
子どもの頃なら、誰に言われなくても、
そうしていたのかもしれませんし、
もし、そうしたくても当時はできなかったとしたら、
今、それができるときがきたのではないですか?

もしも、そんな自然にわきあがる幸せという、
感情をずっと抑えていたとしたら、
それはかなり不満なはずです。


今日は、素直に幸せを感じることに、
チャレンジしてみてください。


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