一週間お疲れ様でした。
今日からは三連休、ゆっくり羽を伸ばす方も、
いらっしゃるんでしょうね。

明日17日の日曜日には、8月のご予約受付がはじまりますので、
ご予約を予定されている方はお早めにお申し込みくださいね。

カウンセリングのとき、お客様からよく、私のコラムが心の中に、
しっくりくると言っていただくことが多いのですが、
お客様のお役に立てているんだと、あえて感じられますので、
とてもうれしく思っています。ありがとうございます。

心理学を理論で学ぶことだけでなく、人生の中のたくさんの体験、
から学んでいるところが、私の強みでもありますので、
これからもお客様に理論と体験の、両方から学んだ心理学を、
お伝えしていきたいと思います。

* * * * * *

先日「手放しをしよう!」でも書きましたが、手放しをさらに上手に進めるために、
さらに役に立つ方法を今日は、お伝えしたいと思います。

それは、自分の人生の行く先(目標、ビジョン)を意識することです。

●=手放すもの
◎=自分の人生の行く先
人=あなた

だとしたら、

●  人→  ◎

と進んでいる途上にあなたがいるわけです。

●にしがみついていた状態から、、●の方を見ながら、
手放そうと考える段階に至ったならば、それは大きな第一歩です。

そこから、さらに前進していくとすれば

◎の方を向いて、◎を意識すればするほど、●のことは、
手放しやすくなってきます。

具体的な話であれば、●が嫌な仕事だとしましょう。
嫌だ嫌だと思いながら、でも自分にできる仕事はこれしかない、
だから、がんばるしかない・・・と思って、苦労の人生を、
続けていたときに、でも、こういう仕事のやり方も手放した方が、
いいのかなとあなたが思い始めたとします。

そうしたら、手放す努力と、同時に、どんな仕事、または、
仕事のやり方を、自分は望んでいるのだろう?

こういう視点に立つことができるとしたら、◎を意識し始めたことに、
なります。

どんな仕事をしたいのか、考えがあれば、それを、もう少し、
現実的に、具体的に調べてみるのも良いでしょう。
何をしたいのかすらわからないとしたら、どんな仕事があるのか、
調べながら、自分の気持ちが反応するものを見つけてみるのも、
よいでしょう。自分らしい仕事のやり方、こんな自分になりたい、
という目標探しをするのも役立ちます。

調べごとや、目標探しをするだけでも、心は、◎の方向にどんどん、
近づいていきます。

さらに資格取得のための勉強をはじめたり、◎に向かって、着実に、
進んでいるという事実があると、嫌な仕事を続けていても、それが
気にならなくなってきます。

◎の方向に近づいた分だけ、●にしがみつく気持ちは減り、
手放すこともすすんでいくわけです。

これは仕事を例にしましたが、

お客様からのご相談では、●や◎にはいろいろと当てはまります。
多くある例を挙げてみますね。

●自分を幸せにしない仕事 → ◎自分を幸せにしてくれる仕事
●干渉しすぎるご両親 → ◎自由な一人暮らし
●不倫相手 → ◎結婚できる、独身の恋愛相手
●誠実さがなくて、自分にとって負担が多い恋愛相手 
 → ◎自分を幸せにする能力や思いのある、恋愛相手
●自分を幸せにしない悪影響のある人間関係
 → ◎ともに幸せに向かっていける、よい影響のある人間関係
●自信のない自分 → ◎自信のある自分
●魅力を発揮できていない自分 → ◎魅力的な自分
●手狭になってきた住居 → ◎開放感があって快適な新居
●ご主人にただ奉仕するだけの生活 
 → ◎自分らしく自由に生きる生活
●経済的、時間的、心理的に余裕のない暮らし
 → ◎すべてに満たされた暮らし
●無職で肩身が狭い生活 → アルバイトをしながら就職探し
●人間関係の悪い家族関係 → 絆をとりもどした楽しい家族関係
●長年の同棲生活 → 晴れて結婚
●恋愛相手のいない生活 → 素敵な恋愛相手のいる、楽しい生活

このように、とらえてみるだけでも、前向きになれる方も、
いらっしゃるでしょうし、まだまだ、拒絶反応すらでてくる方も、
いらっしゃると思います。

カウンセリングの中では、お客様の状態にあわせて、お話を伺ったり、
セラピーをしていくんですが、執着心が強い場合も、
前向きになりたい場合も、お話を伺うと、この手放しというのは、
なかなか、理屈どおり、うまくいかないことが、多いのと、言葉で
「手放し」といっても、目に見えないですから、今、自分は、
手放せているのかどうかのかすらよくわからない、という方も多いんです。

とくに恋愛のときなどは、相手を好きだという気持ちが残っていることも
多く、頭で考える理屈どおりに、心が動かないものです。

そのとき、そのときの自分をうけとめながら、手放せない・・・と感じる、
自分を受け入れながら、また友人やカウンセラーの助けをかりながらでも、
少しでも、ほんの少しでも、でも、自分の進みたい方向に気持ちを、
向けていくこと、今の自分はよりよくなる途上のプロセスにあるんだと、
理解することが心の支えになると思います。

みなさんの状況にあわせて、役立てていただければと思います。