自分は無力だ、役立っていない、とりくんでもとりくんでも、
もまだまだ足りない
何かにチャレンジする資格すらない
こんな気持ちに悩まされている方からのご相談をいただくことが
あります。

無力感に陥っているとき、私たちの心の深い部分では、自分への
強い攻撃があることが多いです。

自分はダメだ、生きる価値もない、情けない人間だと、
自分で自分を責めてしまっています。

この感情があるために、等身大の幸せを得ること以上に
過剰な高い目標を掲げてしまうのです。

そして、その結果、過剰な目標を達成するために、
1人で誰の力も借りずにがんばる、
競争におちいってしまう

という状況におちいるので、
心や身体の健康が損なわれてしまっている場合も少なくありません。

自分に出来ること=100

実現しようとしていること=1000

だとしたら、900、自分に不足を感じます。

そして、この900の部分が、何らかの過剰な目標なのです。

そして、自分に不足を感じる部分を材料に、
自分を責めてしまいます。
実際には自分にできることとして100点を、
達成しているのにもかかわらずです。

シンプルに言うと、これが無力感を感じているときの
心のしくみです。

ですので、無力さを感じてしまうとき

1 疲れた心や身体に休息をさせる
2 1人でやりすぎない、頼ることを学ぶ
3 等身大の自分を認め、受け入れる
4 過剰な目標を健全な目標に設定しなおす

これらを意識して、本当は自分はどんな人生を歩みたかったのか、
心をみつめなおしてみるとよいと思います。