今回は、結婚や子育てについての悩みをテーマにお伝えしたいと思います。婚活や、結婚して子供を育てる時期に、前に進むことが難しくなったり、「結婚したくない」「子供はほしくない」「子育てする自信がない」と感じたり、結婚後に幸せなはずの結婚生活や子育てに苦しさを感じることは、私のご相談でもよく伺う問題です。


なぜ結婚や子育てに進みにくいの?結婚や子育てが苦しくなるの?

結婚や子育てに進みにくくなったり、頑張りすぎて苦しくなる理由の一つとして、親との関係が影響している場合があります。子供にとって親は万能に見えることが多いですが、実際には親も子育て初心者。親なりに子供のためを思って優しくしたり厳しくしたりしますが、バランスよくできないこともあります。過保護や過干渉になったり、ストレスから怒りすぎたり、時には虐待のような行為をしてしまう場合もあります。つまり、親は完全ではない存在なのです。


この不完全な親に対して子供が不満を感じると、自分が親になるときには完璧な親でありたいと思うようになることがあります。この「完璧な親になりたい」という思いが、結婚や子育てに対するハードルを上げてしまい、なかなか前に進めなくなることがあります。また、完璧を求めるあまり、結婚や子育てを始める前に完璧な準備が必要だと感じ、結果として結婚や子育てに進みにくくなることもあります。さらに、自分は不完全だから結婚や子育てを避けた方が良いと考えてしまう場合もあります。

結婚後や子育て中にも、完璧さを求めすぎて頑張りすぎてしまい、苦しくなることがあります。結婚や子育てへのハードルが上がりすぎているため、結果として苦しみを感じやすくなっているのです。


結婚や子育てへのハードルを下げるには

親が不完全だったとしても、親は親なりのベストを尽くしてくれたと考えられます。また、親以外にも祖父母や学校の先生、地域の人々などの支援や、あなた自身の努力もあって、今のあなたが育ってきたた部分もあるでしょう。このように捉えて、今の自分や親について理解し、許し、肯定することが大切です。


自分自身が不完全な親になることを恐れず、それでも周囲の支援や子供自身の努力によって子供が育つだろうと理解できると、結婚や子育てへのハードルが下がります。その結果、少しでも楽な気持ちで結婚や子育てに進みやすくなり、「結婚や子育てはしたくない」という気持ちにもなりにくくなるかもしれません。結婚生活や子育てでも、ゆとりを持って取り組むことができ、頑張りすぎて苦しくなることを避けやすくなります。


おわりに

恋愛や結婚、子育てはもちろん、仕事や対人関係など、あらゆる場面で親との関係は影響します。たびたび「親を許す」というキーワードが登場するのですが、今回は、結婚や子育てを先延ばしにしたり、結婚生活や子育てを苦しめてしまう問題への対処法としてお話ししました。この考え方を参考にして、日々の生活に取り入れてみてくださいね。