今回は、離婚経験のある男性の心理についてお話しします。超自立の男性についてもヒントになると思いますので、ぜひ参考にしてください。


離婚経験のある男性とは?

言葉の通り、離婚の経験があって再婚していない独身の男性を指します。女性側にとっては、離婚経験がある男性が心の痛みを知っていて優しい、影があって魅力的に感じるということもあるようです。一方で、離婚に至る事情があったのだから何か問題があるのではないかと不安に感じることもあります。


離婚経験のある男性の心理の背景にあるもの

離婚経験のある男性といっても様々なパターンがあります。その中の1つに、男性の親も離婚や浮気の経験があるなど、親に問題がある場合があります。(親に離婚経験があると子供も離婚するという決めつけや偏見とは異なりますので誤解なきようご注意くださいね)

親が離婚をするなどの問題を抱えていると、子供はそれを歓迎するよりは嫌う傾向があります。自分も大人になったら親のように離婚したり問題を抱えたくないと思うでしょう。そのため、離婚しないように、問題のないように、より完璧に生きよう、完璧に結婚しようという気持ちになることが多いようです。

このため、男性は完璧主義に陥りやすいです。完璧主義に陥ると、一時は良い生き方をし、良い彼氏、良い夫として振る舞います。しかし、やがてストレスをためこみ、相手や自分のミスを許せず責めてしまうことが増えます。さらに、超自立的になり、疲れ果てて鬱や無気力に陥ったり、浮気やアルコール依存などの問題を抱えることもあります。

その結果、男女関係がうまくいかなくなり、一度は結婚して完璧を目指したものの、離婚に至るという裏腹な結末となってしまうのは離婚を望んでいなかったわけですから残念なことです。


ありのままの自分

離婚は当然の権利であり、離婚経験のある方も非常に多くいますから、客観的にはネガティブに言われるものではありません。しかし、多くの離婚経験者はありのまま受け止めることが難しいと感じています。表面的にはポジティブに見える場合でも、内心ではネガティブに捉えがちです。

これは、親の問題を許せない分だけ、自分の問題も許しにくいということです。

本当は、親も子供に辛い思いをさせたいわけではなく、親なりにベストを尽くした結果、仕方なくそうなった場合が多いのです。男性もまた、辛い思いを繰り返したくないとベストを尽くした結果ですから、理不尽に思えるかもしれませんが、仕方がないところがあります。このように考え、親のことも男性自身のことも理解し、許しに向かっていけると良いのです。


パートナーシップのサポート

女性側は、ありのままの問題を抱えた男性を許し受け入れたり、価値を認めたりすることが重要です。また、男性がありのままの自分や親を許し受け入れ、価値を認められるようにサポートしてあげることが理想的です。男性側の努力ももちろん大切ですが、上手にサポートできれば、男性が抱えた完璧主義や離婚によるネガティブなセルフイメージ、鬱、無気力などの問題も緩和され、問題が減っていきます。

その結果、男女関係で良い関係を保つことができたり、良い関係に修復することができるでしょう。


おわりに

今回は、離婚経験のある男性の心理についてお伝えしました。超自立の男性にも当てはまるところがあると思いますので、ぜひヒントにしてみてください。離婚経験があるからこそ、心の痛みを知り、より優しくなれる部分もありますが、その裏には様々な心理的背景があることを理解することが大切です。

もし、あなたやあなたのパートナーが離婚経験のある男性であるならば、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。カウンセリングでは、さらに詳しいアドバイスやサポートを提供していますので、ぜひご相談ください。あなたの心の健康と幸せを心から応援しています。