今回は相互依存をテーマにしました。

 はじめに
前回までに、自立の過程で生じる問題についてお伝えし、その解決策として相互依存についてお伝えしました。自立から相互依存へと進むことで、パートナーシップはより豊かで充実したものになります。今回は、相互依存を深めるためのヒントをお伝えします。パートナーと出会いたい方、交際中、既婚の方にも参考にしていただける内容にしています。

 
このような問題がありますか?
パートナーや異性との関係がフェードアウトしそう
パートナーと一緒に過ごしていても、二人の関係が次第に疎遠になっていくことがあります。例えば、デートの際にただ楽しい時間を過ごすだけで、次第に会話が浅くなり、関係に不安を感じてしまうなど。メッセージのやり取りが少しずつ返信が遅くなったり内容が薄くなるなど。

パートナーとコミュニケーションしてもマンネリ
よくコミュニケーションはするけれど毎回の同じような内容に終始して、関係が停滞してしまう。例えば、仕事の話や日常の出来事について話すけれど、結果として関係が進展しないなど。

一緒にいる時間は多いが表面的すぎる
パートナーと過ごす時間が多くても、互いに対する共感やパートナーシップならではな感情が薄いので、関係が表面的になってしまうなど。

性的な関係がなんとなく不満
性的な関係ではワンパターンになってしまったり、相手の愛情が感じられない、自分が主体性を出しにくいなど、なんとなく不満がありながら変化がなく続いてしまっているなど。


相互依存のイメージ
パートナーシップというと、食事のデートで相手に向き合い対話を重ねる場面がイメージされがちです。相互依存ではさらに一歩進んで、二人が同じ方向を向き、一緒に進むことが重要です。ドライブデートで運転席と助手席に座り、同じ道を共に進むイメージに似ています。同じ目標に向かって共に歩むことで、パートナーシップがより深まり、豊かな相互依存が育まれます。
 

どうしたらいいの?
相互依存を進めるためには、単に一緒に過ごすだけでなく、お互いにとって共通する目標に向かいはじめることが役立ちます。多くの方法がありますがいくつか挙げてみたいと思います。

共通の趣味や活動を持つ 
パートナーと共通の趣味や活動を見つけ、一緒に楽しむことで、そのプロセスの中で自然に相互依存の関係が育まれます。例えば、スポーツ、料理、旅行、アウトドアなど、互いに興味のある活動を共有し、体験を通じて絆を深めたり、共通の想い出をつくることができますね。このとき、ただ一緒に活動するだけでなく、その体験を通じて感じたことや思ったことなど感情を共有することで、より深い理解が生まれます。

お互いを知る
具体的行動などの目的ではなくお互いをもっとよく知りたいという目標をもつことでも、共感力を高め、相手をより深く理解できてパートナーシップを豊かにしてくれます。例えば、一緒に映画やドラマを見た後、その感想や感じたことをシェアしたり、食事や性的な関係では、お互いが満足したいという目標をもつだけでもお互いが満足しそうな新しい体験を探してみたり、お互いの好き嫌いをシェアしてみたりすることでお互いを知るという共通の目標へ向かうことでのワクワクや楽しさなどパートナーシップでの豊かさを感じられるようになります。

将来の目標を共有する 
相互依存が進むと自然と到達することとして将来に向けた共通の目標があり、とても重要です。例えば、理想とする結婚式や結婚後のライフスタイル、家族や子育てのあり方、子育て後や老後のあり方などについて、一緒に考えたり、お互いの考えをシェアすることが、二人の絆を強化する手助けになります。また、共通のプロジェクトや目標を持つことで、同じ方向を向きながら支え合うことが可能になりますね。
 
 
おわりに
相互依存を進めるためには、ただ一緒に過ごすだけでなく、共通の目標に向かって協力し合い、一緒に未来を描いて、実現していくことで、二人の関係はより深く、充実したものになります。ご自身とパートナーや相手との関係を見つめ直し、より良い未来を一緒に築いていきましょう。応援しています。