癒着という名の無意識の支配
◆嬉しい楽しいがわからない
楽しいというものがどんなものかがわからなくなってきました・・・
ふと気が付いたんです。
今まで、楽しいと思うことが、本当に楽しいと思っていなかったんじゃないかと。
誰かが楽しそうにしているから、楽しいと思い込んでいたんじゃないかと。
そんな考えが浮かぶようになってきました。
おかしいな・・・
今の自分、とってもおかしい精神状態だなって、思うのです。
でも、
生きていかなくちゃいけないし
どうすれば良いですか?
◆今まであなたとして生きていなかった
あなたは今まで誰かの感情を通じて生きていたのかも知れませんね?あなた以外の 感情があなたにあるのですか?
私以外の・・・
私の感情って 何ですか?
自分を優先してこなかった…のかなぁ…
◆たくさんある原因の中の一つではあるけれど
自分の感情がわからないという事さえ分からない…ということがあります。
この方は、自分と自分の感情が分離しているという事に気が付いただけでも素晴らしいことだと思うのです。
自分が本当に思っている事と表面的に感じている事が解離しているという状態が続くと、生きる楽しみや、未来への希望が無くなったように感じることがあります。
実は、私もそうだったのです。
この原因の一つには、幼いころの親の過干渉や支配的な言動が関係していると、私は思います。
私の場合は、何から何まで親がやってくれるという過干渉、過保護の状態があったためだと思っています。
自分の身の周りのものを自分の意志で選べなかったという環境がありました。
自分で選べない、または、自分の意見は却下されるという事が繰り返されると、自分のものを自分で決めることはもとより、自分の意見を言うことも、そもそも考えることもやめてしまおうと思ってしまったようです。
親の言うことを聞いていれば間違いないんだよ!と、幼い子供が信じ込むと、親からすれば扱いやすい子供として「うちの子いい子だわ~」と満足する場面が多いかもしれません。
ですが、その従順な子供が大人になった時に、自分で自分な考えが言えない大人、自分の意志が無い大人になって、親を困らせる事になる…かもしれないんですね。
自分で選ぶ、自分で考えるようになりましょうというのは、自分の人生に責任を持てるという事にも通じます。
責任感のある子供に育てたいのであれば、親は口出しすることを控えて見守る方が良いと思います。
親が子供の責任を取るのは、今目の前人起きている行動に対してというよりも、この行動の先にあるもので子供が対処しきれなくて助けが必要になった時なのかな?と思います。
それができないのは、親に自信が無い、親もそういう責任をとれる大人として育ててもらっていないという、世代間の負の連鎖があるのかも知れません。
◆気づいた人が変化を起こす
ですので、誰が悪いというような問題でもなく、代々連鎖しているものがあるという事なのかもしれません。
気づいた人が、変化の一歩を踏み出すことが必要なのですね。
私は私の意志で生きていなかったという事を理解することが一歩です。
心の中で 思うのです。
私は私の 意志で生きていきます。
(生きていきたいというのではなく、生きていきます!)
誰の意志かがはっきりしているのであれば、その人に(脳内で)「私は私の人生を生きます。もう支配されません」と言って離れて行ってもらうイメージをしましょう。