正直に言おう。
若い頃は「湯治」になど興味がなかった。
しかし、日に日に経年劣化していく身体を実感するお年頃になると、「温泉」は希望の泉に思えてくるから不思議だ。
そしてついに先日、まとまったスケジュールを確保して「プチ湯治」に出かけてきた。
宮城県大崎市にある鳴子温泉郷は、鳴子温泉・東鳴子温泉・川渡温泉・中山平温泉・鬼首温泉の5か所の温泉地からなる一大温泉郷。
1000年を超す歴史があり、今なお自炊可能な湯治宿が数多く存在する。
しかも、日本にある11の泉質のうち9種類が集まっていて、温泉郷の源泉の数はなんと400本近くもあるらしい。
温泉三昧し放題!
魅惑の場所なのである。
実は、仙台出張の後に足を延ばして、何度か日帰りで鳴子に通っている。
これまでにも、馬場温泉さん・東多賀の湯さん・西多賀旅館さん・しんとろの湯さん・琢秀さん・鳴子ラドン温泉さん…そして滝の湯さんなどなどにお世話になってきた。
各所まったくキャラ(?)の違うお湯。
たぶん、日によっても、いくぶん表情が違うのだろう。
日帰りで入浴できる温泉が多いのも、鳴子温泉の魅力である。
*「湯めぐりチケット」だと、ちょっとお得に湯めぐりできる。
今回の鳴子行きは、一人で行くのが初めて、泊まるのが初めて。
しかも、目的はプチ湯治。
祝!自炊湯治デビュー!!
歴史のある東北の温泉には、自炊で湯治宿泊ができるお宿も多い。
食事つきの宿泊施設とは別に自炊湯治棟があったりもする。
そして、「歴史ある」ということは、混浴(江戸時代の銭湯・温泉は混浴が普通だったし、湯治場では介助者と一緒に入る必要もあったから名残があるらしい)や、フレンドリーでオープンな鍵なしのお部屋や、コイン式・マッチ着火式のガスコンロ設備や、昔懐かしいアレコレや、今ではビックリなシステムなどもあるらしいとのネット情報。
自炊湯治ビギナーの女性一人旅。
ドキドキである。
今回のお宿は、Twitterで常連さんたちの書き込みを見てずっと気になっていたお宿、東鳴子の「赤這(あかばい)温泉・阿部旅館」さんに決定!
(「仙台で11/11に夢実現のワークショップをしたので、まず自分の夢実現の結果を残しておくのが講師としての務めである。」などと調子にのっておく。)
仙台から、ミヤコーバスの特急バスで「東鳴子赤湯」へ1時間半。
札ひとつで、気軽に貸切OKという画期的なしくみなのだ!
*筆者は平日滞在。時間帯や混雑具合で貸切できない時もあるかもなので、詳しくは宿の方にご確認を。
家族で貸切、夫婦や恋人と二人きりで入るもよし。
体の傷や裸を人前にさらしたくない人も、安心して温泉が堪能できる。
ウイッグの人も、ウイッグを外して温泉でくつろげるのだ。
自炊湯治するのに、設備は充実。
鍵付きの畳の和室(布団・敷布団用シーツ・テレビ・冷蔵庫あり)。
部屋に、お茶セット・フェイスタオル・歯ブラシ・浴衣、タオル類を干せる場所とハンガーあり。
各階に共同トイレと共同調理場(調理器具・食器類・ガスコンロ・電子レンジあり)。
Wi-Fi利用可能。
しかも、一人一室で泊まっても「追加料金なし」のリーズナブルな価格設定なのである。
なお、「シャワーはなし、洗面用具・バスタオルは持ち込み」「10時消灯」とHPに明記されていて、お宿の誠実さがうかがえる。
自炊するにも、短期間なので炊飯器と米を持ち込むほどではない。
レンジでチンすればOKのご飯を数食分、インスタント麺と日持ちするパンを少々、お菓子、温めれば食べられるレトルト食品、ビタミン補給用のフルーツなどを買い込んで湯治に挑む。
あらかじめ東北産の食べ物を仕入れておき、日替わりで楽しむ作戦だ。
また、限られたモノしかない生活は、どこか入院や山小屋泊まりと似ている。
少しの不便さと引き換えに、生活が原点に帰る。
本当に必要なモノ・無くても大丈夫なモノ、そして普段使っているモノのありがたみがわかる。
日常にまみれたココロの垢が剥がれ落ちていく感覚。
そして、シンプルなところで満足を得る。
どうやら、湯治は身体のためだけではない。
湯治はココロにも効くようだ。
身も心も、内側からぬくまる。
日常を離れて、
身体とつながる、自分の内面とつながる心地よさ。
自炊湯治だからこそ。
一人旅だからこそ。
同行者がいる旅ならば、また違った趣があるのだろう。
すっかり湯治の魅力にハマっている。
もっと気軽に、プチ湯治でメンテナンスを。
ココロも身体も疲れきっているのなら、自分を失う前に、のんびり温泉で温めてみよう。
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大塚統子の心理カウンセリング受付中
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若い頃は「湯治」になど興味がなかった。
しかし、日に日に経年劣化していく身体を実感するお年頃になると、「温泉」は希望の泉に思えてくるから不思議だ。
そしてついに先日、まとまったスケジュールを確保して「プチ湯治」に出かけてきた。
宮城県大崎市にある鳴子温泉郷は、鳴子温泉・東鳴子温泉・川渡温泉・中山平温泉・鬼首温泉の5か所の温泉地からなる一大温泉郷。
1000年を超す歴史があり、今なお自炊可能な湯治宿が数多く存在する。
しかも、日本にある11の泉質のうち9種類が集まっていて、温泉郷の源泉の数はなんと400本近くもあるらしい。
温泉三昧し放題!
魅惑の場所なのである。
実は、仙台出張の後に足を延ばして、何度か日帰りで鳴子に通っている。
これまでにも、馬場温泉さん・東多賀の湯さん・西多賀旅館さん・しんとろの湯さん・琢秀さん・鳴子ラドン温泉さん…そして滝の湯さんなどなどにお世話になってきた。
各所まったくキャラ(?)の違うお湯。
たぶん、日によっても、いくぶん表情が違うのだろう。
日帰りで入浴できる温泉が多いのも、鳴子温泉の魅力である。
*「湯めぐりチケット」だと、ちょっとお得に湯めぐりできる。
今回の鳴子行きは、一人で行くのが初めて、泊まるのが初めて。
しかも、目的はプチ湯治。
祝!自炊湯治デビュー!!
歴史のある東北の温泉には、自炊で湯治宿泊ができるお宿も多い。
食事つきの宿泊施設とは別に自炊湯治棟があったりもする。
そして、「歴史ある」ということは、混浴(江戸時代の銭湯・温泉は混浴が普通だったし、湯治場では介助者と一緒に入る必要もあったから名残があるらしい)や、フレンドリーでオープンな鍵なしのお部屋や、コイン式・マッチ着火式のガスコンロ設備や、昔懐かしいアレコレや、今ではビックリなシステムなどもあるらしいとのネット情報。
自炊湯治ビギナーの女性一人旅。
ドキドキである。
今回のお宿は、Twitterで常連さんたちの書き込みを見てずっと気になっていたお宿、東鳴子の「赤這(あかばい)温泉・阿部旅館」さんに決定!
(「仙台で11/11に夢実現のワークショップをしたので、まず自分の夢実現の結果を残しておくのが講師としての務めである。」などと調子にのっておく。)
仙台から、ミヤコーバスの特急バスで「東鳴子赤湯」へ1時間半。
(*ご許可いただいて写真掲載します。)
札ひとつで、気軽に貸切OKという画期的なしくみなのだ!
*筆者は平日滞在。時間帯や混雑具合で貸切できない時もあるかもなので、詳しくは宿の方にご確認を。
家族で貸切、夫婦や恋人と二人きりで入るもよし。
体の傷や裸を人前にさらしたくない人も、安心して温泉が堪能できる。
ウイッグの人も、ウイッグを外して温泉でくつろげるのだ。
自炊湯治するのに、設備は充実。
鍵付きの畳の和室(布団・敷布団用シーツ・テレビ・冷蔵庫あり)。
部屋に、お茶セット・フェイスタオル・歯ブラシ・浴衣、タオル類を干せる場所とハンガーあり。
各階に共同トイレと共同調理場(調理器具・食器類・ガスコンロ・電子レンジあり)。
Wi-Fi利用可能。
しかも、一人一室で泊まっても「追加料金なし」のリーズナブルな価格設定なのである。
なお、「シャワーはなし、洗面用具・バスタオルは持ち込み」「10時消灯」とHPに明記されていて、お宿の誠実さがうかがえる。
自炊するにも、短期間なので炊飯器と米を持ち込むほどではない。
レンジでチンすればOKのご飯を数食分、インスタント麺と日持ちするパンを少々、お菓子、温めれば食べられるレトルト食品、ビタミン補給用のフルーツなどを買い込んで湯治に挑む。
あらかじめ東北産の食べ物を仕入れておき、日替わりで楽しむ作戦だ。
諸先輩からのネット情報で、ボックスティッシュ、ラップ、コンビニでもらった箸とスプーンを持参。
普通に自炊するなら、調味料も準備がいる。
あと、ふきんと果物ナイフなどを持参するとよさそうだ。
また、シャンプー・化粧水・綿棒・つまようじ・ドライヤーは必要に応じて準備して行きたい。
湯治は、基本的には、温泉・寝る・食べるの繰り返し。
自然と身体の声を聴き、日常の中では見落としがちな小さな身体の変化に敏感になっていく。
湯治には7日1巡りとか、3日3巡りとかあるようだが、やはり3泊以上の滞在になると身体の変化も実感しやすい。
そして、「食べる営み」を意識するようになっていく。
自炊だと、食事の時間が自由なのがいい。
食べるか・食べないかも、身体が欲するままに従う。
*水分補給だけは計画的に!
普通に自炊するなら、調味料も準備がいる。
あと、ふきんと果物ナイフなどを持参するとよさそうだ。
また、シャンプー・化粧水・綿棒・つまようじ・ドライヤーは必要に応じて準備して行きたい。
湯治は、基本的には、温泉・寝る・食べるの繰り返し。
自然と身体の声を聴き、日常の中では見落としがちな小さな身体の変化に敏感になっていく。
湯治には7日1巡りとか、3日3巡りとかあるようだが、やはり3泊以上の滞在になると身体の変化も実感しやすい。
そして、「食べる営み」を意識するようになっていく。
自炊だと、食事の時間が自由なのがいい。
食べるか・食べないかも、身体が欲するままに従う。
*水分補給だけは計画的に!
地酒や温泉たまごが身体にしみわたる。
次回は、地場野菜を仕入れようと思った。
次回は、地場野菜を仕入れようと思った。
また、限られたモノしかない生活は、どこか入院や山小屋泊まりと似ている。
少しの不便さと引き換えに、生活が原点に帰る。
本当に必要なモノ・無くても大丈夫なモノ、そして普段使っているモノのありがたみがわかる。
日常にまみれたココロの垢が剥がれ落ちていく感覚。
そして、シンプルなところで満足を得る。
屋上に寝転んで見上げた空の青さを、忘れることはないだろう。
どうやら、湯治は身体のためだけではない。
湯治はココロにも効くようだ。
身も心も、内側からぬくまる。
日常を離れて、
身体とつながる、自分の内面とつながる心地よさ。
自炊湯治だからこそ。
一人旅だからこそ。
同行者がいる旅ならば、また違った趣があるのだろう。
すっかり湯治の魅力にハマっている。
もっと気軽に、プチ湯治でメンテナンスを。
ココロも身体も疲れきっているのなら、自分を失う前に、のんびり温泉で温めてみよう。
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東京面談カウンセリング、12月分ご予約受付中。
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