3月11日以来最大の余震がありました、東京でも
「怖い」と感じた位です。
被災地の皆さんは、どれだけ不安に感じられたでしょう。
1日も早く余震が収束することを、祈るしかありません。

その中で福島原子力発電所の爆発による、放射能の影響で
集団避難をされた方々は、町村単位での大規模な移動を
余儀なくされておられます。

阪神・淡路の大震災の教訓から、被災者の方々の心身の安定には、
コミュニティを維持したままの方が、安心感が大きいとのこと、
少しでも安心して過ごして頂きたいなと思います。

私達は、毎日の生活の中で、見慣れた周りの風景1つにも、
『愛着』を持っています。

長年住み慣れた土地、何代も住み続けてきた場所には、
言葉では表せない安心感を持っています。

海外旅行の帰路、飛行機の窓から富士山を見ただけで、
「あ〜帰って来た」と、ホッとした人は多いと思います。

通い慣れた駅に下りると、「戻ってきた」と安心します。

見慣れた場所、見慣れた風景は、それだけで心が和むんですね。

中でも山や海自然の風景は、生活の中にしっかりと刻み込まれて、
大きな安心感を与えてくれる原風景でもあります。
子供の頃から見慣れた風景は、人生と重なっています。
生まれ故郷を思い出す時、風景が浮かんできませんか?

見慣れた風景は、生活そのものだと言っていいと思います。
心に刻み込まれた自然や、いつもの見慣れた風景が、
日常の生活にどれだけ安心感を与えてくれているか。
私達は、普段はほとんど意識していません。

今回のように避難と言う形で、住み慣れた場所を離れる場合、
誰もが「仕方ない」と、頭では理解はしておられると思います。

でも・・・住み慣れた場所を離れるということは、
思っている以上に影響の大きいものだと思います。

頭で理解することと、心が納得することは違います。
どれだけ頭では「仕方ない」と理解していても、
心は不安を感じ、落ち着かなくなってしまいます。

特に高齢の方には、住み慣れた場所を離れることは、
大きなストレスだろうなと、心配しています。
環境の変化に対応した、ケアをしてあげて欲しいと思います。


その不安を埋めることが出来るのは、やはり人とのつながりです。

大きなショックがあった後だからこそ、
見慣れた顔、何気ない会話が、
何より心を和ませてくれるはずです。


選択の余地がない今回のような場合、馴染み深い人達が、
離れ離れにならずに一緒に居られるは、大きな救いだと思います。

馴染み深い人達と居ることで、風景は変わってしまっても、
心は住み慣れた場所を、感じることが出来るだろうと思います。
少しでも安心して、落ち着いて暮らして頂きたいなと願っています。

被災地に限らず、私達はいつも誰かに何かに支えられて生きています。日本中のいえ!世界中の人もみな同じだと思います。

当たり前にあるものが、心を支えてくれていることに、
当たり前は当たり前ではないことに、私達も気づかなければと思います。
大切にしなければと思います。