2009年05月18日

メッセージその4 

新入生・新入学生歓迎会にもご列席いただきます久保大作先生より、歓迎会に先立ってメッセージを頂戴しました。通教生が「大作会」なるものを勝手に作り上げてしまうほど吸引力をお持ちという噂を聞き及んでおりますが、その一部を垣間見るに充分な寄稿内容となっているかと思いますので、3部に分けて掲載いたします。


【法学者はコンピュータの夢を見るか?
〜何ともカジュアルな法律入門】

 
中央大学法学部で商法・会社法を担当している久保と申します。Oさんから「何か書け」という指令が参りまして、Oさんには逆らえないものですから、駄文を寄せさせていただきます。ちょうど新入生の方が入っていらした時期でもありますので、多少「法学入門」的な話にしましょう。
 
 
法学部に入学なさる方のなかでも、通信教育部に入っていらっしゃる方には具体的な目的意識をもった方が多いのですが、「法律学とはどのような学問か」という点に関してはあまりご存知ない方が多いように思います。これが一般の方々になるとますます顕著で、例えば高校の模擬授業などに参りますと「法学部では六法全書に載っている法律をすべて暗記する」と思っている生徒がたくさんいてビックリします。つまり「暗記の学問」「知識の学問」だと考えている人が多いわけです。
 

確かに、法律学に「知識の学問」としての側面がないわけではありません。法律学には法律学特有の言葉遣い(概念、言い回し、etc.)がありますから、どうしてもそれらを覚えなければならない部分はあります。しかし、「すべてが暗記」のように考えられてしまうと、普段従事している人間としては悲しくなってしまうわけです。
 

だいたい、あの分厚い六法全書に掲載されている法令の全部を覚えるなんて、それこそコンピュータなみの記憶能力を持っていないと無理です。データを記憶することにかけて、近時のコンピュータに敵う人間はいないでしょう。もし機械に任せておけばいいのであれば、法律学はとっくに滅んでいるはずです。


では、法律学とはどのような学問なのでしょうか?私の考えを一言でいえば、法律学とは「ルールのあるべき姿を考える学問」です。このことを、事例を使って考えてみましょう。
(以下、次号)



ct_chiyoda at 11:00コメント(0)トラックバック(1) | 講師コメント  

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1. ためになるお話  [ 中央大学法学部通信教育課程在学中 〜タダシガキの雑感記〜 ]   2009年05月22日 21:06
久保先生が、下記千代田支部のブログにメッセージを寄せられているのですが… ちよブロ。〜中央大学通信教育部学生会千代田支部 法律学??.

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