ルネサンスのセレブたち

歴史・美術・本。ネクラな趣味に生きるローマ在住ジャッポネーゼ

レオナルド・ダ・ヴィンチの母の本名について、のニュース

Leonardo_self
オックスフォード・ユニバーシティ・プレスから近々出版される本の宣伝記事が、本日の美術ニュースに載りました。レオナルドのママのお話です。





本日の美術ニュースには、レオナルドのニュースが登場しました。

レオナルド・ダ・ヴィンチの研究者に、マーティン・ケンプ ( Martin Kemp ) なる人がいます。レオナルド関係のニュースにはよく登場する名前ですが、オックスフォード大学名誉教授であるこのケンプ氏と、なぜか経済学者で美術研究家という肩書きのジュゼッペ・パッランティ ( Giuseppe Pallanti ) の共著で、『Mona Lisa The People and the Painting 』 というタイトルの本が出版されるのだそうです。

レオナルドの生母の名前は「カテリーナ」とのみ伝えられていますが、研究者二人はあらゆる古文書をあさって、その本名を探り出した、と伝えています。

その名は、カテリーナ・ディ・メオ・リッピ ( Caterina di Meo Lippi ) 。
それでは、ニュースのあらましを見ていきましょう。
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ミケランジェロが下絵を描いたかもしれないもう一つの「ピエタ」

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フィレンツェ近郊バルベリーノ・ヴァル・デルサの教会に残る「ピエタ」。1525年頃の制作と伝えられるこの作品に、ミケランジェロが関わっている、という伝説があるのだそうです。伝説に終わらせたくないアメリカ人の学者が、自説を展開しています。学者の主張によれば、向かって右側に描かれた罪人は、ミケランジェロの「自画像」なのだとか。



最近、ミケランジェロのニュースが多くなりました。

今年の11月に、ニューヨークのメトロポリタン・ミュージーアムで大々的な「ミケランジェロ展」が開催されるそうで、イタリアからも何点かアメリカに作品が渡るようです。

そして、フィレンツェ近郊「バルベリーノ・ヴァル・デルサ」という人口5000人にも満たない小さな町の教会に、ミケランジェロが残した足跡があるのでは、というニュースがありました。

かいつまんで話すとこうなります。続きを読む

増え続けるイタリアの「ユネスコ世界遺産」

Palmanova_aerea
ヴェネツィア共和国によって築かれた星形の要塞「パルマノーヴァ」。今年7月に開かれる「世界遺産委員会」で、「世界遺産」に登録される予定地のひとつ。



ようやく5月になって気持ちも持ち直したかと思ったのもつかのま、じりじりと体内にあるマグマに焼け焦がされそうな、焦燥感のような不安感のようなものと日々闘っています。年齢のせいなのでしょうか。
家族とともにいる時間だけが穏やかで、できることなら世間との境界にパタンと扉を閉めて、こちら側だけにいたい、と思うこともしばしば。
5月病の一種かもしれないし、あまり深く考えずやり過ごす努力をしなくては。

ソッリマのチェロを聞きながら、読んだ記事です。
イタリアはユネスコの世界遺産を山ほど抱えている国ですが、新たにベルガモ周辺が世界遺産に登録される見通しになったそうです。続きを読む

ヤン・ファン・エイク作 『アルノルフィーニ夫妻の肖像』の幽霊

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1434年に、フランドル派の画家ヤン・ファン・アイク ( Jan van Eyck ) が描いた『アルノルフィーニ夫妻の肖像』。男性の薄い眉、クールな目元、鷲鼻などが印象的で、作品全体からも不思議な空気が漂う作品。この作品には、数々の謎があるといわれています。



5月に入って、ようやく冬物のコートはしまっても大丈夫か、という気温になってきました。
日ざしは温かいものの、朝晩の空気はまだまだ冷たいここ数日です。

今日ご紹介するニュースは、今年の3月にイタリアのいくつかの新聞に載りました。
最近は、医師たちが美術を語るのがちょっとした流行になっているのか、今回の記事の内容を提唱したのはフランス人の医師です。

ニュースとなった作品は、ヤン・ファン・エイクが描いた『アルノルフィーニ夫妻の肖像』。
すてき、とか、きれい、とかいう前に、「ちょっと不気味」と感じてしまうこの作品には、実が幽霊がいるのだそうです。
美術好きなフランス人医師の話ですから、お気楽にお読みください。


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ミケランジェロの「秘密の部屋」

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フィレンツェのサン・ロレンツォ聖堂にミケランジェロの秘密の部屋があるのだそうです。聖具室の下のその小部屋の壁には、ミケランジェロが描いたといわれるスケッチが。1975年に発見されたこの絵の数々、今回ナショナル・ジオグラフィックが撮影したことでふたたび論争に火がつきました。




最近、ミケランジェロとレオナルドのニュースしか記事にしていない私、怠慢です。

仕事の関係で、毎日あらゆるイタリアの新聞に目を通すのが日課になっています。
が、見落としも多い私に、ラインで「今日はミケランジェロの『秘密の部屋』の記事があったよ」と夫からメッセージ。
朝から寒くて雨も降る鬱々の天気を恨めしく眺めながら、読んでみました。


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ミケランジェロ作『イサクの犠牲』のスケッチ、初公開

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左側が『イサクの犠牲』として知られてきたスケッチ。右側が、紙の裏側からミケランジェロがなぞったとされるスケッチです。右側の絵が、今回初公開されます。


2017年4月21日は、ローマの2770才の誕生日でした。

それを記念して、最近発見されたミケランジェロのスケッチが、ローマのカピトリーニ美術館で公開されます。
スケッチのテーマは『イサクの犠牲』。
推定制作年は1530年。
ミケランジェロが50代半ばに描いた美しいスケッチの裏側から発見されたのが、今回初公開される作品です。

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レオナルド作『最後の晩餐』の修復事業にEatalyが協賛

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レオナルドの代名詞『最後の晩餐』。来年の彼の500年忌にあわせて、修復が始まったそうです。



皆様、ご無沙汰をしております。

今年はなにやら私には気持ちのアップダウンが激しい年で、平静でいようと努力をしてもなかなか心の均衡が保てないでおります。
ブログもずっとご無沙汰をしてしまったのは、仕事のことでごたごたがあり、心の余裕も失っていたからです。
復活祭の休暇を、久々にのんびりと過ごして、少し気持ちも落ち着きました。
日本は夏日とのことですが、イタリアは昨日から寒波に襲われています。
今朝の外気温は2度でした。

寒くても清澄な空気の向こうに見える景色を眺めながら、久々にレオナルドのニュースを記事にしてみます。

来年2019年は、レオナルドの500年忌だそうです。そして、それにあわせて『最後の晩餐』の修復が行われるようです。続きを読む

ミケランジェロのモーゼ像に光が戻る

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40才を目前にしたミケランジェロが制作した法王ジュリオ二世の墓所。その中心にいるモーゼに、当時の光がよみがえりました。


ミケランジェロが残した彫刻の中でも、『ピエタ』についで高名な『モーゼ』像に、当時の光が戻りました。

ミケランジェロは、彫刻に当たる光まで計算し作品を彫り上げたといわれていて、当時は『モーゼ』が置かれていたジュリオ二世の墓所の両際に、窓があったことがわかっています。

後世、この窓はふさがれて、我々は暗闇の中でミケランジェロの『モーゼ』を鑑賞せざるをえませんでした。
しかし、それでは光線まで計算し彫り上げられた作品が浮かばれまいということになり、このたび当時の光を再現するプロジェクトが完了しました。

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ヴァティカン所蔵本のデジタル化、10パーセントが完了

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ヴァティカン図書館所蔵のマレガ文書。日本の隠れキリシタンに関する古文書で、いずれデジタル化される予定。


数日前に、いくつかの新聞に載ったニュースです。

ヴァティカン図書館 ( La Biblioteca apostolica vaticana ) が所蔵する書物は8万2千巻に及びます。
その所蔵本・文書のデジタル化が進められてきましたが、ようやく10%が完成したそうです。

ヴァティカン図書館では、所蔵本すべてのデジタル化にはあと40~50年がかかる上、さらなる財源の確保が課題と発表しました。
その資金確保のため、500ユーロ以上寄付した人には200冊限定のヴァティカン所蔵『アエネイス』のコピーを配布するとしています。続きを読む

和紙を貼られたピエロ・デッラ・フランチェスカの祭壇画

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ブレラ美術館の顔、ピエロ・デッラ・フランチェスカ作『モンテフェルトロの祭壇画』。イタリアを襲った大寒波で、ブレラ美術館の空調設備が故障、室温と湿度が下がってこれらの作品の絵の具の剥落が心配されています。絵の表面にベタベタ貼られているのは、日本の和紙です。

先週は、私にとって「イタリアのだらしなさ体感週間」でした。

滞在許可証の更新のために移民局に向かったのですが、あまりの乱雑ぶりに改めて唖然。
「外国人の奥さんなんてもらって後悔してるでしょ」と同伴していた夫をからかったら、「イタリア人であることを後悔するね」と憮然としていました。

そして、10日以上も前から我が町は断水に悩まされてきました。
大寒波到来のあと、町中の水道管が破裂し、水道から普通に水が出る状態に完全に戻ったのは数日前の日曜日の夜半です。街の半分以上が断続的な断水に悩まされた先週、市長のFBのアカウントは不平不満がこれでもかと書き込まれました。私はFBのアカウントだけではなく、サイトに設定されていた市長のメール、ローマ市、保険省、環境省にまでメールを送りました。そのうち、ローマ市のみから3日後くらいに返事がありましたが、「メールをありがとうございます。これからも我々のアカウントをよろしく!」みたいなノリで、私の怒りは火に油を注がれたかのごとくメラメラするばかり。
夫はそんな奥さんにおそれをなしていましたが、外国人の私でさえこれだけメールを送りまくってるんだからあなたもなんとかしなさいよ!とたきつけて、いくつかの新聞社に現状を送らせました。

市長がようやく重い腰を上げて、水道とエネルギー事業をつかさどるACEAに「個人的にも我慢がならん」と通知し、警察が介入した2日後くらいにようやく通常に戻りました。
私は今回のACEAのだらしなさを一生忘れません。できれば、物理的に抹消して欲しい、と過激な思いまで抱いております。
私が住む街は、街自体が古いのだから水道管が故障したり破裂したりするのは避けられないのです。市民が怒ったのは、水道の故障についてではなく、ACEAが現状も知らせず、打開策も出したのか出さないのかわからず、ひたすら沈黙していた点です。おまけにACEAが送ってきた給水車は、空なのかこれまた蛇口が凍結したのか、水も一滴も出ないまま今も広場に放置されています。とにかく、怒れる市民の神経を逆なですることしかしなかったのが、今回のACEAの対応でした。
というわけで、自宅と姑の家を行ったり来たりし、前触れもなく水が戻る数時間に家事をこなしシャワーをして、その間にも大嵐はくるわ、雪は降るわで、ヘロヘロになりました。

まあ、これだけサバイバルを経験すると、これから先なにが起こっても泰然としていられそうな度胸はつきましたけど(自慢になりません)。

しかし、寒波で大迷惑を被ったのは人間だけではないようです。
ブレラ美術館では、寒さのため空調がうまく機能せず、所蔵している美術品に被害を与えていると伝えています。続きを読む
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