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1500年頃に、ルーカ・パチョーリがイザベッラ・デステに捧げたといわれる「チェスについて ( De ludo scachorum ) 」の写本。今回の展示会でも拝めるそうです。



ただいま、日本に滞在中です。

行事があれこれ詰まっている日本滞在ですが、ここ数日少しのんびりしています。
日本に来ると、厳しいパパの目を逃れてやりたい放題の娘も、今回は小学校に体験入学して学校生活を満喫しているので、私も母も午前中はのんびりできて助かってます。

久々にイタリアのニュースを見ていたら、ルーカ・パチョーリ ( Luca Pacioli ) に関する展示会や学会がサンセポルクロで開催中という記事をいくつか見つけました。

1517年6月19日に亡くなったルーカ・パチョーリ、今年が500年忌なんだそうです。
ルネサンスの時代の名だたる芸術家たちと深い親交があったルーカ・パチョーリは、著名な数学者でありフランチェスコ派の僧でもありました。
彼が数学者としてどのくらい偉大であったのか、数学に疎い私にはわかりません。
が、あのピエロ・デッラ・フランチェスカと近しい人だった、というだけで俄然身近に感じます。

サンセポルクロの展示会について、記事に載っていたのはこんなことです。
今年の9月24日まで、サンセペポルクロの市立美術館 ( Museo Civico di Sansepolcro )において、ルーカ・パチョーリに関連するルネサンスの芸術家たちの作品を見ることができます。

タイトルは、『ルーカ・パチョーリ ピエロ・デッラ・フランチェスカとレオナルドのはざまで ( Luca Pacioli  Tra Piero della Francesca e Leonardo ) 』。

ルネサンスの大輪の花が開いた時期に生きたルーカ・パチョーリは、数学者であり哲学者でもあり、イタリア半島のさまざまな大学で教鞭を執っていたそうです。
そして、彼の名が有名なのは、当時の名だたる芸術家たちと親交があったということにも一因があるでしょう。
ピエロ・デッラ・フランチェスカ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、レオン・バッティスタ・アルベルティ、ブラマンテ、ラッファエッロ、アルブレヒト・デューラー、などなどがその芸術家たちです。

サンセポルクロの市立美術館では、今年の初めに『ロベルト・ロンギの痕跡 ピエロ・デッラ・フランチェスカからカラヴァッジョまで』という美術展を開催していましたが、今回はそれに続く美術展となります。

絵画、版画、数々の写本、工芸品等が展示され、当時の科学と美術がどれほど密接な関係にあったかを知ることができる内容だそうです。
ルーカ・パチョーリは、科学と美術の融合のシンボルというわけです。
1517年に72才で没したルーカ・パチョーリが生きたのは、アメリカ大陸が発見され宗教改革が起こるという激動の時代でもありました。
西洋社会の転換期なかで、彼は『スムマ ( Summa de Arithmetica ) 』、『チェスについて ( De ludo schaccorum o Schifanoia ) 』、そしてレオナルド・ダ・ヴィンチがその挿絵を制作したといわれる『神聖比例論 ( De Divina Proportione ) 』 などを著わしました。これらの著作の一部も、美術展に登場する予定。

6月14日から17日までは、パチョーリに関する学会も開催されるそうです。

ポスター
ポスターが素敵。


日本で好きなものをたらふく食べている娘の食欲に、普段は一人暮らしの母はひたすら圧倒されています。
普段は2キロのお米を買ってもなかなか終わらないのに、娘の「白いご飯信仰」は6才になった今も健在で、昨日は5キロのお米を購入。「米びつが空になるなんていう経験、私の子育て中にはなかった」と母は呆然としていました。
買ってきた野菜も片っ端から食べてしまうのを見て、これは私が食費を負担しないとマズい、と真面目に考えています。








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