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2016年の夏に旅したロマーニャ地方のサン・ピエロ・イン・バーニョ。この辺りからアドリア海へ抜ける道々の光景が、なぜかパールジャムの曲を聴くと浮かんできます。



昨年から、イタリアのワイン業者についての説明を翻訳する仕事をしています。
下戸だからってワインの仕事をしてはいけないなんて掟はないのだしくらいに思ってはじめた仕事ですが、イタリアに星の数ほどあるワイナリーは歴史が中世から始まっていたり、名門貴族や侯爵が名を連ねていたり、とんでもないカリスマが登場したりとにかくドラマ。
説明をぼそぼそと読んで翻訳するつもりでいたのですが、まるで小説を読んでいるような気分になってきます。
というわけで、この仕事をするときのBGMはもっぱらドヴォルザークやエルガーやサン=サーンスのチェロ協奏曲です。大河ドラマ風の大仰な音楽ならば、1200年代から始まる歴史だろうが4人の侯爵が携わったワイナリーだろうが気持ちを盛り上げてくれるから助かります。それもやはり、お行儀のいい上品なロストロポーヴィチより、がつんがつんと響いてくるデュプレがいいんですね。風邪を引いて寝込んでるときは、ロストロポーヴィチの優しい旋律がありがたかったのですが。




私はとくに音楽に造詣が深いというわけではなく、自宅にはテレビがないから音楽を聴く、という程度です。
最近、娘も音楽を聴きたがるのですが、いかにも子供らしく気に入った音楽は何度でもずーっと聴いていたいといい、同じ曲ばかり聴く羽目になります。時期によって彼女の「ブーム」があるんですね。子供のころはみな同じかもしれませんが。



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安定感が欲しいときにはこのかたに頼ります。


2年前の夏のバカンスのときには、彼女が車に乗って「あれ、かけて!」と懇願するのはパールジャムでした。というわけで、今でもパールジャムの「ブラック」を聴くと、私の眼裏にはロマーニャ地方の果樹園が広がります。
今年の夏のバカンスは、デヴィット・ボウイとケイト・ブッシュ。スペイス・オディティを聴くと、トスカーナ弁と国立公園が頭に浮かんできてしまうのはいかんともしがたい。
ここ数ヶ月は、車に乗れば「ザ・スミス」で意味もわからず英語で歌っています。2017年から2018年の冬の思い出は、「ザ・スミス」の曲とともに残るのかもしれません。
そういえば昨年は、スウェーデンにバカンス中にジョージ・マイケルが亡くなりました。私は英語の勉強は彼のCDの歌詞カードを片手にしていたクチで、スウェーデンの淡い午後の光の中で青春時代を回顧してメランコリックになったものです。

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涙を見るとなぜか頭に流れるのはショパン


逆に、ある情景を見ると頭に流れてくる音楽もあります。
私は、涙が描かれた作品を見るとなぜかショパンの音楽が頭に浮かぶのです。ピアノの詩人といわれるショパンですが、私はやっぱり彼のチェロ・ソナタが大好きであのソナタの音は涙の音だ、と感じるからかもしれませんが。


ショパンの音楽は涙の音がする(気がする)。


今日から冬休みも終わり平常ペース。
それなのに、学校はいきなり教師たちのストライキとかで娘の学校のモンテッソーリのクラスはいきなり休校。幸い、娘のクラスは平常授業でしたが、今週から体操教室だ、ピアノ教室だといきなり忙しくなります。
ピアッツォーラのタンゴでも聴きながら、メリハリつけて頑張ります。








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