冷えと手術とぎっくり腰の3つの絡みって何か、感じることってありますか?


経験として、何となく理解できるかもしれませんし、まったく関係のない3つのワードに困惑しているかもしれませんね!


今回は、ちょうど1週間前に湯船の中でぎっくり腰となり、

30分間浴槽の中で、動けなくなった方の症例をご紹介します。


元々3週間前に、脊柱管狭窄症と診断され、腰から、両足全体の痛みとしびれで来院した患者さんなんです。


この時、2回の鍼灸治療によって、完全に痛みが取れました。


けれど、1〜2歳の時に、腹膜炎の手術を経験していて、その手術の痕が、かなり腰痛の原因となっているのは理解していました。


しかし、自宅は遠方のため、中々通院することはできない。


ずっと腰椎椎間板ヘルニアと整形外科で言われ、3週間前には、脊柱管狭窄症と言われれば、必然的に運動量は落ちます。


ところが、身体を診ていくと、ヘルニアも狭窄症も、可能性がかなり薄かったわけです。


ですので、意外とあっさり、たった2回の鍼灸治療で、症状が完全に無くなったのですが、その後、あやはり、筋力が落ち切っているため、修正が必要だというお話をしていました。


そのため、1週間、毎日歩き続けていたようです。


その1週間後、事件は起きました。


十分に、湯船で身体を温め、「よし、上がろう!」と、思って立ち上がろうとした瞬間に、グキッ!!


そこから、どうやっても動けず、浴槽の中で30分間も苦しんでいたそうです。


ようやく脱出はできましたが、お風呂恐怖症になってしまいました。


もちろん、痛みで歩くこともできません。


痛みで寝ることもできなくなってしまいました。


そして、ほんの少し、歩けるようになったところで来院されたわけです。


やっと、ベッドに横向きで寝てもらい、身体を診ていくと、腰には、まったく筋肉の張りが見られません。


むくみだらけの腰。


しかし、脚はその逆でパンパンに張っている。


これが、歩いていた証拠となるわけですが、逆にあだとなったようです。


歩いて、頑張って鍛えた筋肉をほぐすことをしなかったため、日々筋肉が固まっていきました。


筋肉が固くなれば固くなるほど、腰は曲がりにくくなり、腰に負担をかけます。


そして、表面の筋肉よりも深部の筋肉の方が固くなります。


湯船では、身体が表面から温まっていきます。


心臓が温まる頃、深部の筋肉には、まだまだ熱が伝わっていないことが多いんです。


しゃがんでいる姿勢を続けている時には、腹部の深部の筋肉は、限界まで縮んだ状態になります。


縮んだ筋肉を伸ばす際に、必要な筋肉は、腰の筋力です。


しかし、この患者さんの腰には、それほど強い腰の筋肉はありません。


このようなアンバランスの時に、腰痛は現れやすいものです。


綱引きの弱いチームが、一番強いチームに無理やり勝負を仕掛けた時の状態と同じです。


簡単に弱いチームは惨敗します。


強いチームは何の疲労も感じない。


けれど、弱いチームは、疲れ果ててしばらく動けなくなります。


これが、湯船の中での例えに含ませると、強いチームは、お腹の深部にある大腰筋。


弱いチームは、ずっと安静をし続け、筋力がなくなってしまった腰の筋肉、ということになるわけです。


ですので、まずこのアンバランスな状態を改善しなければなりません。


それには、歩き疲れ、固まった脚からほぐしていく必要があります。


そこで、脚に鍼を刺し、腰やお腹に変化が出ることを確認しながら、バランスを整えていくことにしました。


ある程度、整ったところで、立ち上がってもらい、動いてもらう。


この時、手術の痕が問題であれば、手術の痕が残る右側に痛みが残るはず。


すると、患者さんから、


「大分楽にはなりましたが、まだ痛みはあります。」


と、右腰に手を当てていました。


これで、焦点は絞れたので、右側を上にして、横向きで寝てもらい、右の下腹部にある手術の痕の固さを、改善するための、鍼に集中することにしました。


そして、かなり緩んだところで、再度立ち上がってもらうと、


「うそ!!痛くないです。」


と、本気で驚いていました。


けれど、これが事実なんです。


1〜2歳で経験した手術が、50代のこの時期に、後遺症として押し寄せてきたわけです。


手術の痕は、たまにかゆみが出ていたようです。


けれど、それ以外には、何ら違和感もなかったということ。


そりゃあそうですよね!


物心つく前に手術をし、その手術の痕と共に、成長してきたわけですから。


当然のように、その手術の痕があることが前提で、全てが作り上げられた身体なわけです。


しかし、手術の痕はたまにかゆみがあった。


これは血行障害の意味を示します。


さらに、今回、手術の痕だけでなく、周辺の固さをかなりほぐしました。


この固さそのものも、血行障害を表します。


また、これまでほとんど歩かなかった人が、急に歩き出せば、筋肉痛は起きます。


この方は全く筋肉痛を感じてはいませんでしたが、脚の状態は、完全に筋肉痛の痕がありました。


その筋肉痛の痕をほぐすことで、腰に血液循環が生まれむくみが抜けていきました。


要は、手術の痕も足も血行障害で冷えていたわけです。


これが、手術の痕の恐怖です。


長年経てば経つほど症状は重いものになります。


この方は、中学生時代には、すでに腰痛を感じ始めています。


ということは、もうその頃から冷えの症状を持っていたということになります。


そして、3人のお子さんを出産しています。


これも腹部の冷えを作る元になります。


このような状態で気を付けることは、同じ姿勢で長くい続けるということです。


同じ姿勢を続けると、筋肉が一定の太さで固定され、血液を流しにくくしてしまいます。


血液が流れなければ、お風呂でいくら温まっても、心臓の力で血液を流すだけになります。


しかも流れやすい場所にだけ流れるようになってしまうんです。


すると、どうなるかというと、筋肉が動かず冷えているところは、どんなに長く湯船に浸かっていても、冷えが改善されないということが起こるわけです。


そして、そもそも動かしている筋肉周辺にだけ血液が廻ります。


そうなった結果、のぼせのような状態になる。


だから、お風呂を上がるが、すぐに冷えてしまうという流れができてしまうわけです。


そして、お腹の深部が固く、腰の筋力がのぼせて力が入らないことと、そもそも筋力不足があったことで、立ち上がろうとした瞬間にぎっくり腰を発症してしまったわけです。


冷えと手術とぎっくり腰が、こんな絡み方をするのは、おそらく生物の中で人間だけだと思います。


まあ、冷えも手術もぎっくり腰も自然界にはありませんが・・・。


あなたのエゴで、このような現象を作っていたりしませんよね!



となれば、人間のエゴで作り上げた症状ともいえるわけです。


あなたの悩みが記事になり、改善へと導きます。
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