首から背中の痛みで、首も肩も動かせない理由はコタツで〇〇？

首痛・整体編━首から背中の痛みで、首も肩も動かせない。


30代　女性

昨日の朝から、急に首が痛くなり、今朝は肩から背中も痛く、首も腕も動かすことができない。

原因は分からないという。

まず座った状態で、

動ける範囲で首と腕を動かしてもらう。

やはり、ほとんど動かない。

うつ伏せになってもらうと、その姿勢で両方の肩甲骨内側が痛むとのこと。

寝違えであれば、痛みは片側に寄るはず。

しかし、両方同じように痛むという。

鍼灸も考えたが、30分しか時間がないので、整体をしていく。

すると、かなり、身体全体が前に丸まっている印象を受ける。

股関節も肩甲骨も首も前に突っ込んでいるのである。

そこで、椅子に座って下を向いた状態で何か作業をしたか？

高い枕を使って寝転がりながらTVや本を見ていなかったか？

と聞いたところ「あっ！日曜日に一日中、コタツに入ってごろ寝状態でTVを見てました。」

しかも、一人暮らしで水道代節約のため、毎日湯船に入らずシャワーで済ませているらしい。

寒い季節（12月）であるのに、じっとしていた上に体を温めないでいれば、身体中固まってしまう。

普段は、デスクワークで座ったまま固まり、休日は、寝そべって固まっていれば、筋肉を動かそうとしても急には動かないものだ。

軽めの整体（筋肉のマッサージより、関節のストレッチを重視する。）を行っていくと、体位を変える度に「楽な感じ。」と言い始め、終わったころには、「かなり楽になりました。」と笑顔でお礼を言って帰って行った。



筋肉や関節は、元々身体を動かすために作られたもの。

じっとしているなら、骨も筋肉も、もっと数が少なくて良かったはず。

人間の身体は構造上、適度に動かすことで健康維持できるようになっている。

そのため、じっとすることがあったら、その分動かす時間も必要なのである。

特に、寒さを感じている時は、余計に動く必要があるのだ。

昔のように、どの会社でも、一日に１〜２度、ラジオ体操する習慣がつけば、もっと健康な人が増えるのだが・・・。




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