
社会の教科書で習わなかったでしょうか、ドイツの主食はじゃがいもだって。
果たしてそれは正しいのでしょうか?
結論から言うと、それは間違った知識だと思います。
ドイツ人の主食は他のヨーロッパの国々と同じくパンです。
それにソーセージに代表されるような肉類、ザワークラウトと呼ばれるキャベツの漬物。
特に肉類の数は豊富、パンにハムやソーセージを挟んで食べたりもします。
ビールは種類豊富でおいしいです。
それらが一般的なドイツ料理です。
ではじゃがいもは?
確かにドイツにはフライドポテトなんかもあります。
食べる量も日本とは桁違い、女性でも皿に積み上がるくらいの山盛りのフライドポテトを食べたりします。
(日本の女性のように、あまり大食いを恥じたりしないのかもしれません)
けれど、主食と言えるほど頻繁に食べられているかというと、そういうわけではないようです。
じゃがいもが主食ではない?
では、ドイツ=じゃがいもというのはどこから出てきたのでしょう?
実はそれ、クネーデルのことではないでしょうか?
クネーデル(クヌーデル)とはドイツ・オーストリア・ポーランドの地域で食べられているじゃがいもで作ったお団子のこと。
肉料理の付け合わせに出てきたりします。
ドイツでは有名な料理です。
ドイツはあまり土地の豊かな国ではありません。
食糧難を乗り切るために、ドイツでは貧弱な土地でもよく育つじゃがいもを栽培を奨励したと言われています。そうした背景も、ドイツではじゃがいもが主食という誤解に繋がったのかもしれません。
クネーデルの素。
これがあれば家庭でも簡単に作れます。
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