2005年09月15日

零れ落ちるもの

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雨粒が落ちる
銀の糸を従えながら

顔を上げて
手を重ねて
何故受け止めたくなるのか

零れ落ちるものは
雨粒ではなく
誰かの涙
零れ落ちるのは
雨粒ではなく
私の涙






 

  
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2005年09月05日

願い

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爪先に砂を絡ませて
暑すぎた夏を惜しむ
波頭が白く弾けるのを
いつまでも見ている

隣にいるあなたの肩先に
そっと頬を寄せて
時々口ずさむ思い出の曲
少し甘く
少し切なく
心の奥をチクリと刺す

どうかこれからもずっと
この幸せが続きますよう。


  
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2005年08月29日

ゆらぎ

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ゆらゆらと
心の矛先を
決めかねている
逡巡して
行き着く先を考えあぐねて
地団太を踏む子供のように
泣いて
声を張り上げられたら
どんなに簡単だろう

  
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2005年08月12日

夏の軌跡

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青空が気だるい雲を追いやって
潮風が強く髪を踊らせる夏の海で

波が何度も砕け散る・・・私の背中で。

想いを口にすれば
それは「光」を失うかのように
おぼろげで儚い夢
想いの先に触れれば
それは「次」を失うかのように
ささやかで脆い夢

強い陽射しの下で歓声を上げ
足元を掬う強い流れに逆らって
貴方に手を伸ばす
水の底の砂の感触を楽しみながら
何事もないような顔をして

貴方に手を伸ばす

その瞬間を積み重ねる夏の軌跡

  
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2005年08月05日

夕暮れに

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一日のうちで最も苦手な時間
・・・それは 夕暮れ。
 
黄昏れて、昼と夜の狭間で
家路を急ぐ人の波に逆らいながら
心の襞を逆なでされているような気持ちになる。

夕暮れ時に必ず聴こえる新世界交響曲のメロディーは
切なくて、
苦しくて、
小さい頃から苦手だった。
 
この世の終わりを髣髴とさせ、
一人ぼっちであることの物悲しさを
想像させるからだ。
 
不安を掻き立て、
寂しさを増大させて
夜の扉を開く。

だから夕暮れは苦手
 
私の心を引っかく鉤爪のよう・・・。
  
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2005年08月04日

開放

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不本意な束縛
不必要な拘り
身勝手な偽善
夏の前では全てが無意味だ。
心の赴くままに
道が続くのに任せて
自分を解放する
抗わず、
従わず、
ただ流れに揺蕩う。
過去にも
未来にも
囚われない
そんな強さだけを胸に秘めて・・・。


  
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2005年08月02日

月光

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重い瞼
熱を溜め込んで火照る体
思考が空回りする脳
痺れる様な刺激を求めながら
怠惰な日常に浸り続ける
闇を貫く月光の真摯な様(さま)に
自分自身を取り返す
昨日は私の心を激しく奪った月なのに。





  
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2005年07月30日

愛すべきモノ

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選び抜かれたものの溢れる空間で
ゆったりと流れる時間を紡いで
幸せの余韻に全身で浸る

理想を求めすぎると
美しさを
豊かさを
温かさを
自身と対峙する時間を
感じる余裕を失ってしまう

葉陰を写す床
小さな手の甲に出来る窪み
あの人の横顔
太陽を取り込んだリネンの匂い
光が
愛が
命そのものが満ちていく瞬間に
身を置く幸運を知るのだ

 
 
  
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2005年07月29日

夏に寄せて

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淡いヴェールで遮られた
強い日差しに満足しながら
そよぐ風だけを心に取り込んでいく。
消極的に、
でも奥深くまで浸透していく夏
 
空色で心を満たしながら
雲の拡がりに圧倒されながら
自転車を漕ぐ足を押し出し続ける
力をこめて。
積極的に楽しむ夏もまた魅力的だ。
どちらか一方では括れない私がそこに在る。
 
 
 
 
 
 
 
  
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2005年07月27日

心の距離

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どう凝らしても見えない距離。
 
やっと認識できる距離。
 
表情が読み取れる距離。
 
手を伸ばせば届く距離。
 
ふと吐息が掛かる距離。
 
意識しなくても肌が触れあう距離。
 
一つになる距離。
 
恋をすると人は、そんな風に距離を測るものだ。
何ミリでもなく、
何センチでもなく、
何メーターでもなく、
何キロでもない。
心の距離は数字では測れない・・・と思う。
恋をするたび、その物差しは
「表現」という名の距離の『単位』を増やしていく。
あの人の馨りが感じられる距離・・・
そんな風に。

 
 

 

 


 
 

 
  
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2005年07月21日

夏に寄せて

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高い空に向かって
どこまでもまっすぐ伸びていく
 
風に乗って
それとも押されて?
 
あなたへの想いで潰されそうな心を
内側から弾く様に
あなたへの想いが溢れだしそうな心を
抑えることもかなわない
 
もし私が一つだけ自分に何かを加えるなら
波に照りつける眩しすぎる光に
歯止めが利かない現実に
泣き出してしまいたくなる
そんな自分を覆う天蓋
 
 
 
  
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2005年07月19日

心の飛沫

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うだる夏の最中に
滴り落ちる汗を懸命に拭いながら
涼を求めて駆け込む木立の下で
静かに笑みを湛えるあなた
 
あなたといっしょにいること
わたしがいっしょにいること
それだけで楽しい
 
時間が止まればいいのに・・・と願ったあの頃の私
時間が流れても幸せが続くことに気づいた今の私
 
太陽を遮る様に翳した指の間から
あふれる光のように
とめどなく私の心を揺さぶりつづけるのだ
 
この気持ちを形にすることは
この思いを言葉にすることは
こんなにも難しい
  
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2005年07月12日

夜の静寂(しじま)に

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風に膨らみ、揺れるカーテン
 
夏の気だるさを忘れて
 
ひんやりと肌を撫でる感覚に
 
そっと体を預けていよう
 
 
成るべくなら静寂を伴って
 
出来るなら脆弱を追いやって
 
・・・少なくとも暫くの間は。
 
 
 
 
 
  
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依存

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「誰かに精神的に支えられて生きていること」と、
「支えなくして生活できないこと」は違う。
 
私は誰かが傍にいることで「幸せ」を増幅できるが
「誰かと一緒でなければ何もできないヒト」とは違う。
 
女子校に足を踏み入れた頃に一番驚いたことが
「何をするにも誰かと一緒が当たり前」という発想の元に語られる
『ついて来て』という誘いだった。
こんなに大きくなっても誰かについて来て貰わないと何も出来ないんじゃ
大変だなぁ・・・とぼんやり考えたりしたものだ。
でもそれは多分「独りではない」というアピールだったのかもしれない。
 
「独り」で生きていけるほどの強さは持ち合わせていないが
「一人」で過ごす時間は苦にならない。
 
きっとそういうことなのだ。
  
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2005年06月22日

雨に寄せて

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少しの雨には濡れたくなくて
じたばたと小さく抵抗する。
痛いほどの激しさで降り続く雨を見ていると
なぜか顔を天に向けて
「打たれてみたい」と思ったりする。
客観的にみなくても「おかしな人」だ。
 
自然を堪能したいとか、
抗えない力に身を委ねたいとか、
そんなことではない。
 
大気の汚れを含んで落ちてくるのだから
きれいではない、
そんな詩的なものではない・・・
そう分かってはいるけれど、
そんなことも関係なくなってしまう
 
・・・純粋な興味?
 
いや・・・そうではない。
 
この激しい雨に打たれたら
何かが変わるだろうか・・・?
 
・・・そんな「かすかな期待」なのかもしれない。
  
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2005年06月21日

子供に伝えたいこと

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子供が大きくなるにつれて、自分を守るための
つまらない言い訳が目立つようになって来た。
 
でも・・・。
 
だって・・・。
 
そんな言葉で始まる会話。
 
心をかき乱される負の力を持つ言葉の一つだ。
 
音読という声に出して読む宿題を聞いているとき、
やり過ごしたい・・・という気持ちが日ごと強くなっていると感じた私は
子供に対して言葉について語って聞かせた。
 
言葉は『言霊』といってそれぞれに力が宿っている。
だからぞんざいに扱ってはいけないし、
その言葉が持つ力の影響を知るべきだ・・・と。
 
まだ小さな子供に対して言うには少し難しいかもしれない。
しかし、説明を続けるうちに、ふてくされる横顔は
神妙な顔つきにとってかわり、その瞳には少し涙が浮かんでいる。
 
私はきっと子供に言い聞かせながら
自分の中で意味を咀嚼し、自身に言い聞かせているのだ。
そうして一緒に成長するのだ。
 
遠回りしても、時間がかかろうとも。
 
言葉を使う人間に生まれてきたことに
お腹の中で消えそうだった命をつないで生まれてきたことに
きっと大切な意味がある。
 
心で感じ取って、一度しか巡って来ない「今」の積み重ねを
大切に繰り返していってくれればそれ以上何も望まない。
自分を大切にすることは、人を大切にすることにつながると
・・・私は思う。
  
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2005年06月03日

線引き

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ヒトがヒトに対して言える事・・・の
許容ラインはどうなっているんだ?
どこまで意見していいのか
どこまで踏みとどまるべきか
最近よくそんなことを考える。
 
私では考えられないことで
怒りが頂点に達する人のなんと多いことか。
琴線に触れるハードルが低いのだろうか。
 
いい大人がつまらない事で激しくヒトを罵倒したり、
罵倒されたりするのを見ると本当に疲れる。
 
当たり前のようにしてきたことや、
当たり前のコトとして考えてきたことが
足元から掬われてしまう感覚。
 
もっと力を抜かないとお互いに深みに嵌って
抜けられなくなってしまう・・・
そう言葉をかけてあげたい人がたくさんいる。
 
でもそれを口にすることで新たな火種を呼び起こしそうで
喉もとまで出てきた思いをまた飲み込んでしまうのだ。
 
助言を攻撃と見做す人。
 
親切を策略と見做す人。
 
激励を同情と見做す人。
 
あまりにも哀しいことだが、自分自身の居場所を
どんどん小さくして追い込んでいるのだ。
そしてそれを誰かのせいにし続けている。
 
真実を映す鏡・・・そんなものがあったら
きっと心が崩壊してしまうだろう。
 
 
 
 
 
  
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2005年06月02日

自分らしさ

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ヒトがいう。
 
アナタらしい・・・と。
アナタらしくない・・・と。
 
私らしいって一体どういうことだろう。
 
私でさえ、自分を掴みきれないというのに。
 
私らしくしていればどうだというのだ?
安心するのだろうか。
枠に嵌められているのだろうか。
 
私らしくないとはどういう意味なんだろう。
心配だというのか。
道を踏み外しているというのか。
 
顔で笑って、
その実 心では葛藤があったりする。
けれど
そうしている自分が「ヒトから見た私らしさ」を欠いていると気づき
そんな思考を投げ出してしまう。
 
そうしておいて、やはり「自分」を欠いていると思う。
 
その矛盾に身を置いていても、それは不快ではない。
追い込むものではない。
ましてや自分を変えることなんて全くない。
 
そのリングの中で
くるくる
くるくる
まわり続けているだけだ。
 
 
 
 
  
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2005年06月01日

季節と空

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私は空が大好きだ。
もちろん、それはどんよりとした雲が
垂れ込めるときを除いて・・・。
空を見ていると季節をはかることが出来る。
中でも初夏、盛夏の空は堪らなく好きだ。
どこまでも高い空は青く澄み切っていて、
雲とのコントラストがとても印象的だ。
自分自身が身も心も「高み」に居る様な錯覚を起こす。
厚みとボリュームを誇る入道雲を見ると
ワクワクし、その背景にある青を見るとき
私は夏に浸っていることだろう。
まだ少し先・・・の話。
今は軽い夏気分を少しだけ味わうように
胸一杯に「初夏」を吸い込んでみたりするのだ。
 
  
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2005年05月24日

繊細な指の魅力

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私の手や爪はとても小さくて、
お世辞にもしなやかとは言えない。
そのせいか、男性の美しい手に特別な思いがある。
細いばかりではなく、長くしなやかで
それでいて節がしっかりしているような。
出来ればなんとなく白いほうがいい。
キレイな手の人を見ると、ずっと動きを目で追ってしまう。
動かしたときに出る手の甲の筋もいい。
マニュアル車のシフトレバーを操作する様や
ペンを持ち、何かを書いている仕草。
本のページを繰る動き。
敵わない・・・という感覚に魅かれるのだろうか。
 
 
  
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