2度延期された消費増税が来年遂に実行されそうですね。

しかし消費増税ってどうなんでしょう?
私が思う消費増税は右を見ても左を見ても国民皆儲かりすぎて消費しすぎて加熱しすぎた場合のブレーキの役割としてはいい塩梅で効果がありそうなのが消費増税だと思うんですよね。

実際のところ今はどうでしょうか?
そりゃ大企業とか良い所は良いと思うんですが、恐らく多くの一般は良くも悪くもといった微妙なところを推移していると思うんですよね。
それじゃなきゃシュリンクレーションなんて起こりえませんからね。

それはさておき消費増税が実行される際に同時に問題視される便乗値上げ。
これは個人的に微妙に思うところもあるんですよね。

例えば私の会社で例えて考えると、通常はメーカーの日本法人が仕入れて、それを代理店が統括して、私みたいな小さなお店が仕入れてエンドユーザーに販売させていただいているわけですが、ここでちょっと簡単に流れを考えてみますと・・

ここでは分かりやすく日本法人が現在の為替レートで10,000円で仕入れた商材にしてみましょう。
10,000円で仕入れた商材を10,000円で売っては何にもならないですからね。
10,000円の商材に対して10%の利益を乗せたとしましょう。
すると単純に11,000円が税別の販売価格になります。
この11,000円に消費税の8%が乗っかるので11,880円が代理店の仕入れ価格になります。
代理店も仕入れ価格の11,880円で売っては商売にはならないので10%の利益を乗せますと13,068円が販売価格になります。
この13,068円にも消費税が乗っかりますので代理店から我々小売りへの販売価格は14,113円になるのですね。
そうして私が仕入れた14,113円の商材も利益がなくては食べていけないので10%の利益を乗せると15,524円が販売価格になり、それに消費税が加算されるので16,766円で皆様の手に商材が渡るわけなんですね。

これが消費税8%→10%になると16,766円が2%アップの17,102円になるはずが実際の販売価格は17,715円になってしまうのです。
この差額が便乗値上げに思われてしまうのですね。

でもロジックは単純でして
10,000円x1.1x1.08x1.1x1.08x1.1x1.08=16,766円
これが
10,000円x1.1x1.1x1.1x1.1x1.1x1.1=17,715円
ってなっちゃうんですよね。

消費税8%から考えれば僅か2%の増税で1000円近くも値上がりしちゃうんですよね。
パット見は便乗値上げって思われても致し方ないですよね。

でも、この例えはまだマシな方で、私みたいな完成品輸入系でも、もう一社多く間に挟まれていることだってありますし、原材料から仕入れて国内で生産する場合はもっともっと多くの会社を通ってから流通するので最終販売金額の上昇率も必然と高くなってしまいます。

まぁ中にはガチな便乗値上げで暴利をむさぼる悪徳業者もいるのは事実ですが、実際多くの小売りは身を削って17,715円から1円でも安く販売しようと努力しているんですよね。

しかしこうして改めて考えるとやはり消費税って悪法ですよね。
消費に税なんだから言い方は悪いけど最終消費者が税を負担すればいい話なんですよね。
それが全てに税が掛かっちゃうからたまったもんじゃない。

メーカー日本法人→代理店→PC-takeのルートとすれば
10,000円(日本法人仕入れ)x1.1(日本法人利益)x1.1(代理店利益)x1.1(PC-take利益)x1.08(消費税)=14,374円
こうなればWinWinだと思うのですよね。

個人的にはあまり好きじゃない欧米に見習え論ですが上記みたいなアメリカの小売売上税なら納得できる範囲内の落としになるんですけどね。