2008年10月15日

スーパーコンピュータ

初めまして。水曜担当のサザンです。

何について書くか悩みましたが,今回はスパコンについて少し書いてみたいと思います。

そもそもスパコンとは何かと思い定義を調べてみましたが,実はスパコンには明確な定義がなく,辞書には「科学技術計算専用の超高速・超大型のコンピューター」と書いてあります。とりあえずその時代でものすごい性能を有していればスパコンになるみたいです。

日本で有名なものとしては,国家プロジェクトとして開発された「地球シミュレータ(45テラFLOPS)」や東大の「T2Kオープンスパコン(140テラFLOPS)」,東工大の「TSUBAME(85テラFLOPS)」などがあります。

また,現在,文科省が進めているプロジェクトとして「次世代スーパーコンピュータ・プロジェクト」というものがあります。

「次世代スーパーコンピュータ・プロジェクト」の概要は,10ペタFLOPS級の世界最高性能のスパコンを開発し,大学から企業まで幅広い研究機関に使ってもらい,日本の国際競争力を上げましょうというものです。平成22年の稼働を目指し,現在神戸ポートアイランドに建設中です。総額1000億円以上の国費が投入されています。

テラは10の12乗,ペタは10の15乗なので,次世代スパコンは,東大のT2Kに比べて約100倍の性能を持つことになります。T2Kでは100日かかる計算が1日,100年かかる計算が1年でできてしまうといった感じでしょうか。ただし,理論的な性能なので実際は違ってくるようですが。

生命科学におけるスパコンの利用では,タンパク質のフォールディング過程の解析,遺伝子配列情報の解析などがパッと思い浮かんできますが,今後は,立体構造情報を用いた薬剤スクリーニング,細胞や臓器などを再現するようなシミュレーションといった研究も行われていくようです。

ちなみに,最近ではスパコンを気軽に?使える環境が整ってきています。私が所属する東工大でも,「みんなのスパコン」と銘打ち,学生がアカウントを取得すれば比較的容易に使える環境が整っています。その他,東大や理研でも申請を行えば使用できるようです。

ただし,スパコンはかなりの電力を消費するので,それに見合った使い方をしないと単なる環境破壊になってしまいそうですが...

cuvette at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) スタッフ日記 

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