フリーライター石川清のblog

ライターの石川清のブログです。アジアや沖縄をまったり歩くのが好きなほか、最近は長期ひきこもり問題や、八つ墓村のモデルにもなった大量殺人事件などの書籍なども上梓しています。よろしくお願いします。

1964年埼玉県生まれ。NHK記者を経てフリーに。主な共著作に「ドキュメント 長期ひきこもりの現場から」(洋泉社)、「津山三十人殺し 七十六年目の真実」(学研)、「元報道記者が見た昭和事件史」(洋泉社)、「ヤシの実のアジア学」(コモンズ)、「津山三十人殺し 最後の真相」(ミリオン出版)、「危ないカギ屋の事件ファイル」(三才)など

「茨城県・祝町の仇討ち騒動」(歴女の大洗幕末史レポート)

先日、茨城県の大洗町にさる若者と一緒に出かけて来ました。

この町はガルパン(ガールズ&パンツァー)という知る人ぞ知るアニメの舞台になった町で、アニメの聖地巡りのファンというか、観光客でにぎわっています。まあ、僕らもその聖地巡りというものをして来たのですが。

その時に町の商店街の本屋でこんな冊子を見つけました。 表紙にはこんな風に記されています。

「茨城県・祝町の仇討ち騒動」(歴女の大洗幕末史レポート)

値段は確か百円だったかな。A4の紙を半分にした小冊子でした。どうやら江戸時代に実際にあった仇討ちのお話みたいです。(ちゃんと買いました)

祝町とは、今の大洗の中心あたりで、大洗パークホテルからもそう遠くないところにあります。

19世紀の有名な仇討ち事件でもあります。

小田原藩で藩士を切った足軽が、逃げに逃げて大洗までやって来ました。そして、そこで身分や名前を偽って、商人として暮らしていたのですが、小田原藩から仇討ち目的で探索に来た藩士の遺族の武士二人に、この足軽は斬り殺されてしまいます。足軽が現地でめとった妻は、刀も持たずに斬り殺された夫の無念を祈り、その後願入寺というお寺のお世話になって暮らしたそうです。また、大洗の人々は、足軽の無念を思って、小さな祠を建てて木刀を奉納したりしていたようです。

こうなると、推測にしかなりませんが、足軽の方にもやむにやまれぬ理由があったか、大洗に来て改心して暮らしていたのかもしれません。

とはいえ、こう言った地元の歴史をこうやって伝える人がいるのは、なんとなく嬉しいことですね。 手作り感も悪くないです。

1702茨城県大洗の歴史歴女レポートガルパン関連
 

「元報道記者が見た昭和事件史」洋泉社

2015年末に洋泉社から出版したのが「元報道記者が見た昭和事件史」です。過去に雑誌で取材したものなどを整理し、まとめたものです。あまり大きく報道されなかった、どちらかというとかなり猟奇的だったり、不可思議な現実の事件を再取材した上で掲載しています。どちらかというと、メジャーな事件を取材するよりも、マイナーな見向きもされなかった事件を掘り起こして再構成、再分析するのが好きなので、個人的にはかなり気に入っている一冊です。


元報道記者が見た昭和事件史
 

「引きこもり 長期高齢化の陰で」nippon.com

nippon.comというサイトで「引きこもり 長期高齢化の陰で」というweb記事を書きました。孤立したままのひきこもり。その長期高齢化がエスカレートすると、どのような課題やトラブルに直面するのか。今現在進行中の問題を簡単にまとめました。


URL
http://www.nippon.com/ja/currents/d00332/#auth_profile_0 
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