CVNひきこもり支援の集いのお知らせ

立ち寄ってくださってどうもありがとうございます。CVN(コミュニケーション・ボランティア・ネットワーク)という、主に長期ひきこもりの当事者や家族の支援の集いを埼玉県朝霞市で毎月開いています。2003年頃から活動しており、訪問サポートや個別相談、カウンセリング、若者の集い、家族教室などを催しています。主宰は石川清で、近著に「ドキュメント 長期ひきこもりの現場から」(洋泉社)などがあります。

CVNでは不定期ですが、毎月1度の家族教室や若者の集い。毎月2度の個別面談を催しています。また訪問サポートやカウンセリングなどの受付も随時していますので、気軽にお問い合わせください。

「ひきこもり回復への3つの壁 〜2つの毒親とゆがんだトラウマ〜」2月24日愛媛県松山市で講演します

2月24日に四国、愛媛県松山市で「ひきこもり回復への3つの壁 〜2つの毒親とゆがんだトラウマ〜」というタイトルで講演させていただきます。松山市といえば、坊ちゃんで有名で、道後温泉も知られていますね。

場所は「コムズ5F 大会議室」(松山市三番町6丁目4-20)です。定員は130名ですが、参加費は無料で、事前申し込みも必要ありません(当日、気が向いたら来ていただければいいようです)。主催はKHJ愛媛県こまどりの会ですね。 

松山は昔から好きな町なので、楽しみです。 
190224松山でのひきこもり講演チラシ
 

「OUTREACH〜ひきこもり訪問記〜」と「ひきこもり世界を架ける」(コミキャン文庫4「まなぶ」所収)

 今月、送られてきた前述のコミキャン文庫シリーズの4、「まなぶ」に僕の小論を二つほど書かせていただきました。どちらも分量としては7〜8千字程度でしょうか。タイトルは、

「OUTREACH〜ひきこもり訪問記①〜 脱ひきこもり三つの壁」

「ひきこもり世界を架ける①〜雲の南で人生初笑い〜」

の2つです。どちらもできれば続けて書きたいですね。だから、数字がふってあります。

 前者の「OUTREACH…」の方は、現在僕がよくやっている、長期ひきこもり家庭への訪問活動について具体的にその様子を記し、具体的な訪問活動のステップや要点をわかりやすくまとめようとしているものです。これは、一昨年に発行した単行本よりも、その理論や症例については具体的に記しているでしょうか。今回の具体的な内容の項目は以下の通りです。
・初めての家庭を訪ねるということ
 僕の訪問するケースでは、当事者が必ずしも訪問や面談に同意していないものが多く(だいたい7割くらいはそうでしょうか。だからといって、家庭内のストレスを増大させたり、抑圧的な対応を避けているわけで、それで前向きな変化を導くには、意外と苦労が多いのです)、しかし長期化や家庭内の歪みが深刻な場合、支援に取り組む必要があるわけで、その要点を簡単に記しました。30代の男性のケースを具体的に紹介しながらまとめています。 とはいえ、それほど仰々しいものではありませんが(笑)。
・忖度(そんたく)家族の憂鬱
 今回のケースは深刻な家庭状況で、様々な経緯の結果、家庭内の親子間のコミュニケーションはほぼ絶無で、終始高い緊張感にあふれたものでした。このため親は、子供の一挙手一投足を必死に監視し、その気配から子供が何を考えているのか探ろうとしていました。いわゆる忖度家族化しているわけです。こうした忖度家族化のケースはけっこうあって、アプローチにも工夫が必要です。
・自立までに直面する三つの壁
 長期ひきこもりの当事者が、支援を受けて脱ひきこもりする過程において、三つの大きな壁が存在しています。孤立、成長、自立のそれぞれの壁ですね。それぞれの壁の特徴や対策などについて簡単に書きました。
・補助や助成金に依存した支援の課題
 文字通りですね。補助や助成に依存しての支援の限界や課題を簡単に書かせてもらいました。
・長期ひきこもりの変化
 長期化、孤立化の著しいケースでは、時間感覚や変化の速度が、周囲の人が期待しているものとかなり違うことがあります。そういった話について紹介しました。
・変化の見えない訪問サポートにて
 なかなか表面的には変化が見えにくい作業が訪問サポートです。そういった難しさと、そのうえで現れる長期的な変化など、簡単に書かせていただきました。 

 後者の「ひきこもり世界を架ける」の方もシリーズです。僕は長期ひきこもりの当事者と一緒に海外を旅することが多いです。それが一種の旅療法と称しているものですね。具体的にひきこもりの人たちとの旅を通して、どんなことが起きたか、紹介しようと思っています。一回目は、長期ひきこもりの当事者と最初に出かけた旅、中国の常春の地、雲南省を歩いた時の話を書きました。
・雲の遥か南を旅した話
 雲南ってどんなところだったか、ですね(笑)。
・食堂での不思議な笑い
 旅の途中で突然、ひきこもり君の感情が“誕生”しました。
・二十九歳で初めて楽しく笑う
 これまでの長い人生での笑いは本当の笑いではありませんでした。では生まれて初めて笑って、彼はどづなったのでしょう。
・「旅療法」!?
・旅先での心がけ
 僕の考えるひきこもり向けの旅療法は五つの段階に分けられます。その過程を経ると、短期間で成熟度が高まるなど、案外大きな変化が生じます。まず初期の3つの段階は何か、簡単にポイントを話しました。
・後半では学習や適応をはかる旅に
 四、五段階目になると、旅というよりも学習や成長の試行錯誤の過程と言えます。
 と、こうやって旅の様子を紹介しながら、具体的にこれから語っていきたいと考えています。これだけ具体的に描くのは、コミキャン文庫でだけですね(笑)。

 ちなみにこの「まなぶ」でもやまと茶房での具体的な支援の試行錯誤の様子が生々しく描かれています。後半には、小西さん流の世界観、社会観を紹介したコーナーも目白押しでした。

 このコミキャン文庫4も、やまと茶房に問い合わせていただくか、若干でしたら僕の手元にもありますので、お分けできます。よければご一読をお願いします。 
コミキャン文庫4表紙
コミキャン文庫4
 

コミキャン文庫3「はたらく」所収「ひきこもりと歩んで学んだ事々」

 実は去年の7月になるのですが、大阪の高槻市にある究極の支援現場「やまと茶房」で出版している「コミキャン文庫3 『はたらく(傍を楽にする)』」に、「ひきこもりと歩んで学んだ事々」という小論を寄稿させていただきました。

 このコミキャン文庫は、ある意味、究極のミニコミ誌というか、写真を見てわかるように、きちんとした体裁の立派な書籍、単行本です。ページ数は全部で223ページに達し、読み応えがあります。

 やまと茶房の小西しゅんよう氏には30年以上前からお世話になっています。こどもから高齢者まで、障害者やその家族が分け隔てなく、豊かにこの世の中で暮らせるように活動しています。

 小西さんについては、どのような障害者や荒れた人であっても、決して断らずに受け入れて、拘束したりせずに、共に暮らしながら生きていくという信念の持ち主で、その究極の姿勢は、少なからず僕も影響を受けています。僕の場合、どうしても一人でやっていることが多いので、できる範囲でしか関われないのですが、その代わり状態や症状の重さで対応を断ったりすることはしないように心がけています。とはいえ、僕の場合、まだまだ半人前ですが。

 このコミキャン文庫では、そんなやまと茶房での活動の日常が、様々な当事者自らの手で淡々と描かれています。 機会があれば、ご一読ください。最後の方には小西さん流の世界観や社会論も描かれています。またミャンマー(ビルマ)への草の根援助など、アジアの話もふんだんに記されています。

 僕の小論「ひきこもり…」では、次のようなことを書いています。 
・“できる”支援者が生まれにくい理由
 ひきこもり支援の現場では、なぜ慢性的に人材不足が生じてしまうのか、自分なりに簡単に考えてみました。
・ひきこもりのゴールは、人生のゴール
 ひきこもりは実に多様で豊かな存在です。そんなひきこもりに寄り添うことは、一緒に人生のゴールを目指すようなものです。その際に自分なりに心がけていることや、旅の効果、さらに僕も活動に協力しているピースボート の洋上で実施しているフリースクール「グローバルスクール」での話など、簡単に書かせていただきました。

 文章末には小西さんが僕のFBから引用して、僕が学生時代にフィリピンに関わった時のエピソードなども転載していただいております(笑)。頭を銃で撃たれたりとか、少数民族の村に泊まったりとか。

 実は先日「コミキャン文庫4」も送られてきて、そこでもひきこもりについて、二つほど小論を発表しています。それについては、また数日後に紹介します。

 コミキャン文庫3を読みたい方は、やまと茶房(高槻市寿町2-2-7-201)へお問い合わせを。また、僕のところにも若干ですが、置いてありますので、CVNに来られる際に伝えていただければ、家族教室や個別面談に持ってうかがいます。特に定価など設定されていないのですが、立派な本ですし、カンパとしてできれば千円程度いただければ幸いです。(やまと茶房へ問い合わせると、無料でもらえる…かもしれません、笑。というより、それは僕にはわからないのですが)
コミキャン文庫3表紙
コミキャン文庫3本


ギャラリー
  • 「ひきこもり回復への3つの壁 〜2つの毒親とゆがんだトラウマ〜」2月24日愛媛県松山市で講演します
  • 「OUTREACH〜ひきこもり訪問記〜」と「ひきこもり世界を架ける」(コミキャン文庫4「まなぶ」所収)
  • 「OUTREACH〜ひきこもり訪問記〜」と「ひきこもり世界を架ける」(コミキャン文庫4「まなぶ」所収)
  • コミキャン文庫3「はたらく」所収「ひきこもりと歩んで学んだ事々」
  • コミキャン文庫3「はたらく」所収「ひきこもりと歩んで学んだ事々」
  • 10月28日(日)に埼玉県毛呂山町のマロウドの会で講演します
  • 10月28日(日)に埼玉県毛呂山町のマロウドの会で講演します
  • 3月25日の大分での講演要旨
  • 「こころの不安がわかる 精神医学入門」洋泉社が発売されました
メッセージ

名前
メール
本文