CVNひきこもり支援の集いのお知らせ

立ち寄ってくださってどうもありがとうございます。CVN(コミュニケーション・ボランティア・ネットワーク)という、主に長期ひきこもりの当事者や家族の支援の集いを埼玉県朝霞市で毎月開いています。2003年頃から活動しており、訪問サポートや個別相談、カウンセリング、若者の集い、家族教室などを催しています。主宰は石川清で、近著に「ドキュメント 長期ひきこもりの現場から」(洋泉社)などがあります。

CVNでは不定期ですが、毎月1度の家族教室や若者の集い。毎月2度の個別面談を催しています。また訪問サポートやカウンセリングなどの受付も随時していますので、気軽にお問い合わせください。申し込みや問い合わせはメールアドレスや電話番号を記載のうえ、メッセージやコメント欄に書き込んでいただけると連絡を取りやすいです。混み合う時は時間がかかることもありますが、ご理解いただければ幸いです。

ピースボートからのSOS

 国際交流や平和活動などを行っているNGOのピースボートが今、活動を維持していくための寄付を募っています。

 新型コロナ問題で世界一周の客船での旅などを活動費としてまかなっているピースボートにとっては、発足以来の運営、経営的な危機と言えそうです。

 そして、ピースボートが現在毎年洋上で実施しているグローバルスクールは、長期ひきこもりの改善について、大きな効果と可能性を秘めた唯一無二のヒューマン・インフラストラクチュア(人的な社会資本)です。

 これは実際にここ10年近く、グローバルスクールの活動に僕自身が協力しているので、間違いありません。スケジュールや人材、費用など困難な課題を抱えていますが、それでもひきこもりが薬物や治療に依存しないで改善できる、世界でも屈指の中間施設(ひきこもりの当事者が、社会に出る前に、自分を成長させる居場所)になる可能性があると言えます。

 グローバルスクールでは、長期間ひきこもっている人でも、失われた思春期の追体験などを短期間で体感でき、ひきこもっている時に経験できずに失ったと思っていた、様々な体験を楽しみながら追体験できます。こういった中間施設について、僕は人の出入りが少なく、就労や就学などへの同調圧力がない、安心できる場所であること。そして、年齢、国籍、性別を問わない、多様で魅力的な人たちに囲まれていることがとても大切と考えています。

 残念ながら、そういったひきこもりの居場所は他にはほとんどありません。

 ですから、まだなくなってほしくはありません。(ピースボートというと、政治的な問題でいろいろこだわりをもつ方々もいらっしゃるかと思いますが、正直、そういった些細なことにこだわらず、少なくともこれからのひきこもり支援を考えていくために、グローバルスクールの場をなくさないですむように、ちょっと協力してほしいと思っています。グローバルスクール以外の活動については…まあ、適当でいいです、笑)

 ピースボートからのSOS?の手紙に書いてある振込先は以下の通りです。一口あたり5万円から寄付をつのっているとのことです。郵便振替の場合は通信欄に「ピースボート支援」と記入し、ゆうちょ銀行への振り込みの場合は振り込み依頼人の名前の前に「シエン」と記入してほしいとのことです。また、21口以上の大口の方はピースボートへ電話で相談してください、とのことだそうです(03-3363-7561)。

 よろしくお考えいただければ幸いです。(ちなみに僕はピースボートのスタッフでも関係者でもないため、ピースボートの活動について、特になにか責任をもったりすることはできませんので、あしからず)

郵便振替口座:00180-3-177458
ゆうちょ銀行:〇一九(ゼロイチキュウ)店
       当座0177458
加入者名:ピースボート

 よろしくお考えいただければ幸いです。

 また元乗船者など有志によるクラウドファンディングも始まっているそうです。そちらもぜひご覧ください。 

https://camp-fire.jp/projects/view/298983 

7,8月のCVN家族教室のご案内です

連絡が遅れてすみません。6月下旬から新型コロナの感染者数が再び首都圏で増加しており、推移を見守っていました。その結果、7月26日と8月23日の家族教室と若者の集いを中止することに決めました。ご理解いただければ幸いです。

理由は東京や埼玉での感染者数が増加傾向にあること、特に陽性率が高まっていること、行政の効果的と思われる対応が現時点で乏しいこと、また家族教室への問い合わせ数が遠方を含めて多くあり、開催すれば3密になる恐れが高いことなどです。7月26日や8月23日については、リモートでの家族教室など実施する可能性はありますし、埼玉県内、または車で来られるご家族に限って、10〜15人など数を絞って家族教室を実施する可能性はあります(その場合、リモートでの開催と同時にとなります)。ただマンパワー不足のため、未定です。追ってブログやメールで連絡するかもしれません。連絡がなければ、開催できないことになります。

また個別面談や訪問支援については、継続的に通常通り行っています。お気軽にご相談ください。移動手段は念のため自家用車を使い続けています。公共の電車やバスは3月以降利用していませんのでご了承ください。

個別面談の会場については、朝霞市の施設は一応使えるので、現在使用しています。ただし、朝霞市で感染者が多数出れば施設使用禁止になる恐れがあるため、メールやブログでのチェックを念のためしていただければと思います。

電話やSkypeなどのリモートでの個別などの面談も受け付けています。コロナで移動に不安のある方はリモート面談(電話など)をご利用ください。費用などは、基本は同じです。ただ一般面談では、対面では1時間以上で1万円でしたが、電話の場合、30分単位で面接を受け付けています。30分ですと5千円です。月に2日設けてある有償ボランティア面談については、従来と同じ50分で3千円となります。(この有償ボランティア面談の場合、9月以降に空きがあります。一般面談は、それ以前でも随時受けることは可能です)

9月は27日(日)の午後2時から弁財市民センターの会議室(家族教室はホールの場合あり)で家族教室と若者の集いを予定しています。ただし、コロナ問題次第で変更はありますので、livedoorのCVNのHP(ブログ)などで確認していただければ幸いです。

ご面倒をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

「親子の孤立死2」(毎日新聞)

昨日の新聞記事の続報が掲載されていました。

東京の東村山市の都営住宅で昨年11月に発見された母子の孤立死を取材しています。母が82歳、息子が43歳で、同じ日に相次いで亡くなったとのことです。息子は次男で、兄弟は他にいたそうですが、母子は他の人にあまり助けを求めることなく、最後を迎えたということでした。息子は精神障害者手帳を持っていましたが、二人の生活費は母親の年金頼みだったようです。つまり、どうやら息子さんは障害年金などの自己財源を持っていなかったようです。

息子さんは高卒後専門学校まで通学したのですが、就労はしないで、ひきこもり状態に陥りました。手帳を持っていたということは、医療機関には通ったことが少なくともあったということになります。

実際には、医療機関に通わない人も相当数います。そうなると、公的な支援をなかなか得られず(日本は原則申請主義です)、孤立死や自殺、事件などになって終わるのではないかという危機感は、全国ひきこもり親の会(KHJ)を立ち上げた奥山さんが常々話していたことでした。いまだに十分に改善されていません。

僕がひきこもりを支援する際、医療や福祉などにかかっていないケースが過半であることもあって、診断などは受けていない人が多いです。このため、当面の支援の指針として、暫定的に僕はひきこもりの当事者を5つのタイプに分けて対応しています。もちろん、支援の過程で逐次修正していくもので、確定診断のような類ではありません。また、この分類は、あくまで僕の経験の中で培ってきたものです。実際の疾患や疾病とは関係ありません。ごく簡単に説明すると以下のとおりです。(詳細は家族教室などで説明しています)

タイプゼロ :本来疾患などなく、長期間ひきこもった人
タイプ1:波がある人
タイプ2: 助けを求める人
タイプ3:助けを求めようとしない人
タイプ4:家族内でもコミュニケーションがほぼ皆無の人

タイプが異なると、当面の対応の方法も変わってきます。というより、変えないと齟齬がでてきますから、タイプ3の人にタイプ2やゼロのような対応をすると、かえって悪化してしまいます(例えば無理やり施設に収容するなどの手法を用いるなど)。

このうちタイプ3と4が比較的対応が難しくなります。いかに対応していくか、経験と知恵と工夫が支援者の側にも必要となります。今回の毎日新聞の記事の中のケースも、いずれもタイプ3と4である可能性が高いです。家族自体が孤立していることがよくあります。

僕の20年あまりの取り組みも、振り返ってみると、タイプ3や4の当事者にいかにアクセスして、いかに改善していくか、だったような気がします。

タイプ3や4、それに家族自体の深刻な孤立に対して危機感を持ったのは、1990年代前半に池袋駅の近くのアパートで発生した、母子の餓死事件を調べたことがきっかけでした。この母子は、亡くなる直前まで日記をつけていました。哀しい内容がつづられていました。

その日記を読むと、世間には迷惑をかけないように、食べ物がなくなっても光熱費や新聞代を払い続けている、あまりにも頑なな絶望的な状態があり続けたことがわかります。困っている人が自ら申請して助けを請う単純な申請主義の福祉制度では、助けることができないことがわかりました。

その後、ひきこもり問題に接して、僕の方も強引なことこそしませんが、頑なに訪問などのアプローチにこだわる手法に取り組んできたのは、その池袋の事件に触れていたからかもしれません。

支援のあり方やシステムが問われています。とはいえ、僕の活動はあくまで個人的な活動にすぎないので、できることを少しずつしていくくらいしかありません。とても十分な人助けなどはできない現状、なのかもしれません…


 200608毎日新聞親子の孤立死
ギャラリー
  • 「親子の孤立死2」(毎日新聞)
  • 「親子の孤立死広がる」(毎日新聞)
  • 「親子の孤立死広がる」(毎日新聞)
  • 月刊みんなねっとに記事が掲載されました
  • 沖縄タイムスにインタビュー記事が掲載されました
  • 2月27日の午後1時半から毛呂山で講演させていただきます
  • 2月2日に茨城県の鉾田市で「公開面接」に出向きます
  • 9月14日に茨城県鉾田市で講演をします
  • 「ドキュメント・長期ひきこもりの現場から」(洋泉社)の重版が決まりました
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