CVNひきこもり支援の集いのお知らせ

立ち寄ってくださってどうもありがとうございます。CVN(コミュニケーション・ボランティア・ネットワーク)という、主に長期ひきこもりの当事者や家族の支援の集いを埼玉県朝霞市で毎月開いています。2003年頃から活動しており、訪問サポートや個別相談、カウンセリング、若者の集い、家族教室などを催しています。主宰は石川清で、近著に「ドキュメント 長期ひきこもりの現場から」(洋泉社)などがあります。

2017年08月

沖縄でひきこもると…

沖縄に来ています。けど、すぐに中国のアモイへ向かいます。

沖縄は猛暑ですね。月に一度ペースで沖縄に来ている気がしますが、今は関東が寒くて、沖縄が暑いので、そのギャップはきついかも。

ただ、関東から沖縄に来ているひきこもりの子が複数いるのですが、沖縄に来て孤立しがちだったとしても、なぜかかなり外を歩くようになったりして。靴を2ヶ月で履きつぶしてしまうみたいな(つまり、徒歩で移動が多い)。

みんながみんなそういうわけではないかと思います。けど、南ではこもりながらも、かなり動いて、ダイエットや減量にはいいかもしれませんね。

(ただ個人差がかなりあります) 

(帰国は9月1日になる予定です。途中、書き込めるかどうかはわかりません) 

世界一周の洋上フリースクール

16日(今日)沖縄へ出かけ、17日には中国のアモイへ向かいます。そして、18日から世界一周のクルーズをしているピースボートに乗船してきます。シンガポールを経て、ミャンマーのヤンゴンで28日に下船する予定です。何度目かの乗船ですね。

ピースボートでは、洋上フリースクールであるグローバルスクールが催されます。グローバルスクールは、生き方に迷ったり、人付き合いに自信がない若者向けの居場所みたいなもので、不登校やひきこもりの若者も集ってきます。僕はそこで序盤の先生役をするわけです。先生と言っても、むしろ僕が教わることの方が多いのですが(笑)。世界一周の航海を楽しめるように、仲間づくり、クラス作りのサポートを心がけたいと思っています。一応、水先案内人ですが、最もオーラがない水先案内人とよく言われます。

ピースボート上では、ひきこもり関連で講演のようなこともするのですが、講演前に前列で他の乗客たちに混じって座っていると、よく一般の乗客に間違えられます。まあ、一般の乗客の方々と実際変わらないのですが。たまに「眠ならないような話だといいねえ」「この講師はわかりやすいのかねえ」とか言われますね。

今回驚いたのは、 何年か前にグローバルスクールの生徒として乗船してきた元ひきこもりの若者たちのうち数人がスタッフやカメラマンとして、立派に今回の航海に乗船しているということです。これも多様な自立の一種ということでしょうか。なかなかいいですね。

ワクワクします。

帰国は9月1日の予定で、9月2日にはCVNの個別面談があります。9月、10月はほぼ休みなしになりそうな。。。くわばら、くわばら。。。 

11日の家族教室と若者の集いについて

実は16日から三週間ほど沖縄や海外へ出かけるために、忙しくて(ついでに軽いギックリ腰と夏風邪もひきましたが)、間隔が空いてしまいました。

11日の家族教室には、お盆の連休にもかかわらず、約20家族が参加していただいて盛況でした。ありがとうございました。(午前中は個別相談でした。時間は全て埋まっていました)

冒頭で沖縄でひきこもり支援活動をされているウヤギー沖縄の近藤正隆さんが、耳寄りな情報を提供してくれました。ウヤギー沖縄では、ひきこもりの当事者が沖縄のコーヒー農園で就労するのを支援しているそうです。一日一時間でも働ければ、沖縄での宿泊費については全額助成してくれるとのことです。全室個室ということで、2019年まで女性が決まっているそうです。コーヒーの栽培は極めて簡単で、下草を刈ったり、水をあげて、赤い実がなったら収穫するという単純なものです。働いたぶんの給料は出していただけるとのことで、沖縄に住みたい当事者には耳寄りな話かもしれません。できれば、この秋にでも一度、僕もコーヒー農園を見学させてもらいたいと思っています。

ついで「ひきこもり当事者の恋愛観や性」の様々な問題について話し合いました。テーマがテーマだけにここでおおっぴらに書けませんが、このテーマは年に一度ほど最近はやっています。恋愛や性は、脱ひきこもりの大きなモチベーションになることもあります。人間が人間たるためには、大事な問題です。

長期ひきこもり続けると、生育環境の様々な条件が時には種々限定されてしまいます。しかし、その中で孤立しがちな暮らしをしていても、恋愛の意識は抱きますし、性的欲求も抱きます。そして、最近当事者から受ける相談の中には、多様な性や恋愛観に戸惑ったり、悩んだりする事例が少なくありません。

それらの例として、二次元恋愛症候群(アニメなどのキャラに対して、恋愛感情を抱いたり、性的欲求を抱いたりする)や、同性への恋慕、不特定多数への性的欲求など、多様なLGBTを打ち明ける人も少なくなくなってきています。社会や周囲の人の理解や認知が必要となってきています。

また結婚や子供ができた事例も数多くなってきています。長期深刻なケースの人が、どうやって改善し、どうやって異性と巡り会い、結婚、出産に至ったかなどを、実例を参考に話し合いました。

なんとか長期化したケースを改善するきっかけになる議論になっていたらと思います。

夕方の若者部屋には約10人ほど来られたでしょうか。20代から50代までの多彩な男女でした。

CVN有志で出かける国内旅行先などの議論をしました。今の所、候補としては、小田原、勝浦(千葉)、大洗(茨城)、浅草などが上がっています。11、12月頃には行きたいですね。最終的には9月に決定したいと思います。

そのほかには、作業所や就労現場などでの低賃金の問題や、作業所が閉鎖されて困ってしまうなどの話題も登場しました。

若者の集いは二次会の中華食堂での食事会までやって、最後に解散したのは夜の12時近かかったです。お疲れさまでした。

 次回は9月18日(月祝)の開催となります。場所は弁財市民センターの2階会議室となります。(個別面談では午前9時の一コマに空きがあります。家族教室は午後2時、若者の集いは午後6時半からの予定です。個別面談は1時間3千円の要予約、家族教室は1家族千円で予約不要です。若者の集いは無料で、飲み物付きです)

5日の個別面談終了

今日、というより、もう昨日となってしまいますが、連続12時間(12家族)の個別面談を終えました。ご家族や当事者の方。東北の方からはるばる訪ねてこられた方もいて、何か少しでも助けになれていれば幸いです。

具体的なことは、もちろん紹介などできませんが、すでに家を出て一人暮らしをして自活して4年以上経っている方(病院などでの治療は受けずに一般就労されて、家からの仕送りも受けていない方、40代)など、自活しても様々な「その後の不自由」があったりして、ひきこもり問題はひょっとしたら明確なゴールなき“生き方”や“生き様”の問題なのかもしれません。

最近は夏休みの暑さや焦りのせいか、かなり不安定になったという相談も少なくありません。

月に一度の12時間連続面談ですが、もう何年もやって慣れてしまうと、不思議なことに意外ときつくなくなってしまうものですね。とはいえ、他の方にオススメしませんが(笑)。

個別面談日は、月の前半の終日面談日と、家族教室の日の午前中面談日と、月に2回設けてあります。1時間で3千円なのですが、面談日ですとリーズナブルなので、ぜひご利用ください。っと、 ちょっと宣伝っぽいですが、すみません。

8,9,10月のCVN家族教室のご案内

 CVN家族教室は8月11日(金祝、会議室、個別相談の空きなし)、9月18日(月祝、会議室、空きなし)、10月15日(日、会議室、空きあり)に朝霞市の弁財市民センター(JR武蔵野線北朝霞駅、東上線朝霞台駅から徒歩10分。朝霞台駅南口出て右側の武蔵野線高架下を南の府中方面へ向かって歩き、二つ目の信号右側。角につけ麺屋「番長」)で開催します。午前9時から午後1時半までは個別面談(要予約。50分3千円)、家族教室は午後2時から5時半の間で(参加費1家族1千円。予約不要)、終了後6時頃まで茶話会をしていま す。午後6時半以降は若者の集い(無料。人生の楽しみ方 や悩み方?など話し合います)を開きます。家族教室では情報交換、コミュニケーション講座、ミニゼミをやります。

 9月2日(土、和室、空きあり)、10月7日(土、和室、空きあり)の午前9時から午後9時(要予約50分3000円)まで個別相談の日を設けています。場所は弁財市民センターで、メールか電話で事前に予約が必要です。最近個別面談が混み合い、急ぎの相談を希望の方は別の日に随時入れることもできます。ご連絡ください。

 会場1階のホワイトボートの場所の表示には「コミュニケーション・ボラ ンティア・ネットワーク」と書いてあります。1階ロビーにはベンチもあります。


8月11日(金祝)の会場は2階会議室です。

 午後2時からのミニゼミのテーマは「ひきこもりと性 葛藤と屈折と希望と」です。当事者にとって、性や恋愛は最大のコンプレックスだったり、自分を変える大きなモチベーションにもなります。また、生活環境によって、性や恋愛の意識も大きく変わっています。結婚した人、しない人の違いは何なのか。恋愛のもたらす効果も含めて、考えたいと思います。


9月18日(月祝)の会場は2階会議室です。

 ミニゼミのテーマは「緩やかなる改善の実態」です。長期、あるいは高年齢、重篤、あるいは若く軽症でも依存の強い状況に置かれた当事者の場合、その改善の速さは周囲が期待するペースに比べると、実にゆっくりで緩慢としています。しかし、それでも改善傾向にあるのに、周囲が気づかずに見過ごして、時には潰してしまうこともあります。そんな緩慢な改善の実態を考えたいと思います。


10月15日(日)の会場は2階会議室です。

 ミニゼミのテーマは「発達障害バブルと薬物依存」です。発達障害についての正確な理解や診断は大事ですし、症状の改善に適切な薬の服用は大切です。とはいえ、最近はちょっとしたことで発達障害と先走った判断をしたり、過度な薬物の服用や誤った服用を繰り返し、必ずしも改善に向かわないケースも出てきています。発達障害や薬物の効果について多面的に考えてみたいと思います。


 2月下旬に洋泉社から「ドキュメント 長期ひきこもりの現場から」(税抜1700円)を上梓しました。訪問支援をする側の視点で実例を交えて書いたので、よければ一読してください。インターネット通販サイト「Amazon(アマゾン)」の電子書籍ストア 「Kindle(キンドル)ストア」で、過去の講座の概要が電子書籍で購入できます。価格は500円程度で、 パソコンやスマートフォン、タブレット(無料の専用アプリが必要です)、電子書籍リーダー“Kindle”などで読めます。Kindle内で「石川清」で 検索すれば簡単に探せます。2017年1月からの講座分も発行予定で、他にこれまで「長期ひきこもりの多様な自立」「超長期ひきこもりの心身の衰え」「アジアの貧困、日本のヒキコモリ」等があります。

ギャラリー
  • 2月27日の午後1時半から毛呂山で講演させていただきます
  • 2月2日に茨城県の鉾田市で「公開面接」に出向きます
  • 9月14日に茨城県鉾田市で講演をします
  • 「ドキュメント・長期ひきこもりの現場から」(洋泉社)の重版が決まりました
  • 6月6日の東京新聞朝刊の記事です
  • 6月6日の東京新聞朝刊の記事です
  • 6月6日の東京新聞朝刊の記事です
  • 「ひきこもり回復への3つの壁 〜2つの毒親とゆがんだトラウマ〜」2月24日愛媛県松山市で講演します
  • 「OUTREACH〜ひきこもり訪問記〜」と「ひきこもり世界を架ける」(コミキャン文庫4「まなぶ」所収)
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