CVNひきこもり支援の集いのお知らせ

立ち寄ってくださってどうもありがとうございます。CVN(コミュニケーション・ボランティア・ネットワーク)という、主に長期ひきこもりの当事者や家族の支援の集いを埼玉県朝霞市で毎月開いています。2003年頃から活動しており、訪問サポートや個別相談、カウンセリング、若者の集い、家族教室などを催しています。主宰は石川清で、近著に「ドキュメント 長期ひきこもりの現場から」(洋泉社)などがあります。

2018年04月

4,5,6,7月のCVN家族教室のご案内

 フランスから帰国して、ちょっと時差ボケが続いています。それにしても暖かいですね。
 
 CVN家族教室は4月29日(日、会議室。個別面談のみ和室で、空きなし)、5月20日(日、会議室、空きなし)、6月17日(日、会議室、若干空きあり)、7月29日(日、会議室、空きあり)に朝霞市の弁財市民センター(JR武蔵野線北朝霞駅、東上線朝霞台駅から徒歩10分。朝霞台駅南口出て右側の武蔵野線高架下を南の府中方面へ向かって歩き、二つ目の信号右側。角につけ麺屋「銀」)で開催します。午前9時から午後1時半までは個別面談(要予約。50分3千円)、家族教室は午後2時から5時半の間で(参加費1家族1千円。予約不要でどなたでも参加自由)す。午後6時半以降は若者の集い(無料。人生の楽しみ方 や悩み方?など話し合います)を開きます。家族教室では情報交換、コミュニケーション講座、ミニゼミをやります。
 
 5月12日(土、和室、午後4時に空き)、6月2日(土、和室、空きなし)(7月は抽選で落ちたため、未定です)の午前9時から午後9時(要予約、同上)まで個別相談の日を設けています。場所は弁財市民センターで、メールか電話で事前に予約が必要です。最近個別面談が混み合い、急ぎの相談を希望の方は別の日に随時入れることもできます。ご連絡ください。
 
 会場1階のホワイトボートの場所の表示には「コミュニケーション・ボランティア・ネットワーク」と書いてあります。1階ロビーにはベンチもあります。

4月29日(日)の会場は会議室です。
 ミニゼミのテーマは「強迫症状の予防と対策」です。今回は特に潔癖症状と、音への過敏な当事者の悩みの構造にしぼって話し合いたいと思います。潔癖の場合、今現在悩んでいる当事者もいれば、ひきこもり期間が長引くにつれて発現することもあるので、それらの対策や予防を考えます。音への過敏は、本人の苦痛が極めて大きく、改善が簡単ではありません。その難しさや対策を話し合います。サブゼミのテーマは「親の過ち~転ばぬ前の杖~」について話し合います。

5月20日(日)の会場は会議室です。
 ミニゼミのテーマは「脱ひきこもりと性や恋愛」です。ひきこもりの若者にとって、性や恋愛は大きなモチベーションにもなれば、心の傷の一因ともなります。今回は脱ひきこもりに向けて、恋愛感情や性の意識をどのように発達、成長していけばいいか、考えます。サブゼミのテーマは「親のコミュニケーション力の向上~子供への忖度(そんたく)の修正」です。ひきこもりを抱える家族には少なからずの忖度しあう家族があります。その問題の修正を考えます。

 洋泉社から「ドキュメント 長期ひきこもりの現場から」(税抜1700円)が出ています。支援する側の視点で実例を交えて書いたので、よければ一読してください。インターネット通販サイト「Amazon(アマゾン)」の電子書籍ストア 「Kindle(キンドル)ストア」で、過去の講座の概要が電子書籍で購入できます。価格は500円程度で、 パソコンやスマートフォン、タブレット(無料の専用アプリが必要です)、電子書籍リーダー“Kindle”などで読めます。Kindle内で「石川清」で 検索すれば簡単に探せます。その後の講座分も発行予定ですが、遅れてすみません。他にこれまで「長期ひきこもりの多様な自立」「超長期ひきこもりの心身の衰え」「アジアの貧困、日本のヒキコモリ」等があります。

5月12日(土)の個別面談に空きがあります

5月12日(土)は終日個別面談の日ですが、午後4時からの枠に空きが出ました。もし希望する方がいらっしゃったら、ご連絡ください(要予約、費用は3000円)。

4月29日(日)は予定通り、家族教室を開きます。午後2時から5時半まで、埼玉県朝霞市の弁財市民センター2階で行います。(詳しくは既報)

家族教室のテーマは「強迫症状」で強迫症状とはそもそもどんなもので、どうして発生してしまうのか。ひきこもると、それがどうなるのか。その予防や対策にはどんなことをすればいいのか。家でできるのはどういうことか、など話し合います。先ほどレジュメの方は仕上げたところです。一家族1000円の参加費で参加自由ですので、気軽にいらっしゃってください。 

午後6時半からは若者の集いも行うことにしています(参加費無料、飲み物あり)。こちらも気軽にいらっしゃってください。 

親の葛藤、子の恐怖

パリから戻ってからの二日間で、合計10か所の訪問をしました。旅行の前後は、どうしてもタイトなスケジュールになりがちですが、すっかり慣れてしまいました。とはいえ、時差ボケやら喉の痛みやらあって、ちょっとしんどいところもあるでしょうか。

ところで、ひきこもり家庭の主に親子間で大きな誤解やすれ違いが生じているのをご存知でしょうか。詳しくは、僕の書いた「ドキュメント 長期ひきこもりの現場から」の「忖度(そんたく)家族」の項に書いているので、読んでいただけるとありがたいのですが、この親子間のちょっとしたすれ違いで、ひきこもり問題がさらにこじれたり、さらに長期化してしまうことがあるようです。 

まず誤解やすれ違いは、親子間のディスコミュニケーション(コミュニケーション、意思の疎通の障害)が深刻化、長期化することによって発生します。時には親子間の会話が絶無になって、顔をあわせる機会もほとんどなくなって、長期間経過してしまいます。

この過程で、よくみられる現象として、親が子供を“忖度”して考えたり、動いたりしてしまいます。この親の忖度が正しければいいのですが、そもそもコミュニケーション不全の状態ですので、たいてい間違えます。7、8割は子供の考えや意志、行動を“誤解”してしまいます。

例えば、子供の方は特にいつもと何も変わらないのに、親の方が勝手にちょっとした子供の仕草や表情、反応などから「子供は機嫌が悪い」「怒っている」「もしかしたら自分に原因があるのではないのか」などと誤った邪推をしてしまうわけです。体調を崩してつらい表情を子供がしているだけなのに(本当は誰かに助けて欲しいと思っているのに)、親の方が誤解して「この子は親に怒っているんだ。だからかえってそっとしておこう」と思い、助けの必要なはずの子供を、放置してしまうこともあります。

そうなると、 今度は子供の方は親への不信がつのることがあります。エスカレートして、時には最初の親への暴力が発生してしまうこともあります。この最初の暴力の時に、恐れずに勇気を持って親の方で向き合うことができれば、ひきこもり問題は深刻化しないですむこともあります。しかし、大抵の場合、この事態に直面した親は、とまどって、混乱して、時には逃げたり、沈黙したりしてしまいます。すると、子供の方はそんな親の言動に絶望して、大きな壁や殻を自分のまわりに構築してしまったりします。

逆にこれらの忖度や誤解が、親と子供が逆になって展開してしまうこともあります。

以上は、あくまで一つのパターンというか、例にすぎないのですが、 程度や状況の差こそあれ、多くの長期ひきこもりの家庭内では、親子間の忖度や誤解、そしてそれらにもとづいた恐怖が発生して、ひきこもり状態の長期化や深刻化につながっていることがあります。

それを一つ一つ紐解いていくのは、けっこう至難の業で、できればこじれる前に早めに対応してなんとかしたいですね。 

時差ボケと長時間移動

先ほど、フランスから無事帰国しました。とはいえ、体調を多少崩したりしたので(フランスのホテルの部屋がかなり乾燥していた)、とりあえずゆっくり休みたいところです。

ところで、フランスとは時差が7時間(フランスはサマータイムなので) 、飛行時間が約11時間あります。旅慣れしているはずの僕でも、けっこうしんどいのですが、ひきこもりがちの人の場合、必ずしもそうではないこともあるようです。(前に書いたことあるかもしれませんが)

というのも、ふだん 昼夜逆転など不規則な生活をしているおかげで、時差ボケになりにくい。また、長時間のエコノミー席での移動も、ふだんいろいろ我慢してしのぐことが多いので、案外大丈夫だったりするわけです。

最近の国際線はエンターテイメントも発達していて、日本語対応の映画も数十本ラインナップされていたりして、あまり暇を持て余しません。

とはいえ、それでも長時間はしんどいですが。

余談ですが、僕の場合、飛行機に乗る機会が多いことなどあって、航空会社のラウンジを利用したり(同行者1名まで可)、優先チェックインをできたりします。海外のラウンジではシャワーなどが使えたりしますし、食事もできたりします。チェックインも早めに済ませることができるので、これも楽です。

とはいえ、おかげでちょっと海外の旅が楽しく、また楽になっています。 

パリの片隅から

パリに来て1週間くらいたちました。とはいえ、パリ行きのちょっと前から少し体調を崩したせいか、微妙な状態が続いています。まあ、動くには動けるのですが。さらに7月のCVNの月例会の抽選に落ちてしまい、7月の日程の確定は、5月のゴールデンウィーク明けにならないといけないようです。

パリに来て、気づいたこととしては、物価が高いこと。タバコを吸う人が多いこと。それにやはり歴史や文化にゆかりのあるところが多いこと。さらに僕はサッカーが好きなこともあって、一度パリ・サンジェルマン(PSG)とモナコの試合を観に行きました(これが体調悪化の元となってしまったところもありますが)。

2024年にはパリオリンピックが開催されますが、日本以上にタバコ問題では頭を悩ませそうですね。僕としては、タバコは吸わないので、禁煙地帯が広がるのは歓迎なのですが。

と、観光客っぽいお上りさん的なことしか書いていませんが、ひきこもりがちの若者にとって、異文化地域への滞在は、確実に成長させてくれるものはありそうです。もうちょっとしたら、帰国します。
ギャラリー
  • 2月27日の午後1時半から毛呂山で講演させていただきます
  • 2月2日に茨城県の鉾田市で「公開面接」に出向きます
  • 9月14日に茨城県鉾田市で講演をします
  • 「ドキュメント・長期ひきこもりの現場から」(洋泉社)の重版が決まりました
  • 6月6日の東京新聞朝刊の記事です
  • 6月6日の東京新聞朝刊の記事です
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  • 「ひきこもり回復への3つの壁 〜2つの毒親とゆがんだトラウマ〜」2月24日愛媛県松山市で講演します
  • 「OUTREACH〜ひきこもり訪問記〜」と「ひきこもり世界を架ける」(コミキャン文庫4「まなぶ」所収)
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