CVNひきこもり支援の集いのお知らせ

立ち寄ってくださってどうもありがとうございます。CVN(コミュニケーション・ボランティア・ネットワーク)という、主に長期ひきこもりの当事者や家族の支援の集いを埼玉県朝霞市で毎月開いています。2003年頃から活動しており、訪問サポートや個別相談、カウンセリング、若者の集い、家族教室などを催しています。主宰は石川清で、近著に「ドキュメント 長期ひきこもりの現場から」(洋泉社)などがあります。

埼玉県朝霞市

ひきこもりが元気で幸せになる道をいろいろ考えてみました②をnoteで公開しました

ひきこもりが元気で幸せになる道をいろいろ考えてみました②

2020/02/26 10:42
¥500

 僕は2000年頃からひきこもり支援にたずさわっています。主に訪問支援や家族教室、若者の集いなどを埼玉県朝霞市で行っています。訪問支援の範囲はほぼ関東全域となっており、またひきこもりの当事者と一緒に、国内各地や海外へ一緒に旅行に出かけたりしています(というか、趣味や仕事が旅だったりします)。

 僕はNGOのピースボートが実施している洋上フリースクール「グローバルスクール(Global School)」の活動に協力していて、よくナビゲーター役として10日〜4週間ほど、旅の初めに乗船しています。

 さて、そんなピースボートに乗っている時、僕はほぼ毎回「ヒキコモリ大国ニッポン」という講演をしています。このタイトルはもう10年前についたもので、果たして今の時代に適したものかどうかはわかりませんが、ただ10年前にはこういう認識だったということを忘れないという意味では、思い入れのあるタイトルの講演となっています。

 さて、2018年以降、ピースボートも海外の旅客が多くなり、講演で話す内容を事前に原稿でまとめて、事前に数カ国語に翻訳しておかなければいけなくなりました。そこで、2019年12月〜2020年1月に僕が乗船している期間に講演した内容の要旨を、せっかくですので、noteで発表したいと思います。

 僕のひきこもり支援について考えている要旨や一部をまとめてありますので、何かの参考にしていただければ幸いです。

 この②と次の③では、実際に僕個人が具体的に実践していることや、現場での体験から自分なりに見えてきたものなどを記してあります。実際にアウトリーチの現場にいる方には、ほんの少しくらいは参考になるかと思っています。

 3)支援の問題点では、暴力的な支援のもたらした深刻な二次問題についても、具体的に記しています。もちろん、プライバシーにはきちんと配慮したものとしています。この具体例の部分以降から有償の範囲とさせていただいています。ご理解いただければ幸いです。

 4)20年の小さな支援で見えてきた多様なタイプでは、これまで僕のアウトリーチの現場での活動の中で、ひきこもりの当事者のタイプをおおまかに5つに分けて対応しているので、そのことが簡単に書かれています。僕はひきこもりの当事者を最初から“病理”や“障害”で分類することはしません。というか、それは極めて失礼な(個人的には人権侵害のレベルとも考えています。ですが、実際に本人や家族との面談の中では、わかる範囲内での“見立て”はさせていただきます。この“見立て”の中に、たまに病理や障害の言葉が出てくることはありますが、これはあくまで傾向を言っているだけで、現状の理解を進めるためのもので、“診断”のたぐいではありません。もちろん、誤っていればすぐに修正します)ことですから。

 一口に“ひきこもり”と言っても、同居する家族とさえ10年以上顔を合わせていない人もいれば、毎日外出したり、元気な時は積極的に社会活動に参加できる人もいます(ただし、かなりの、ムラがあるため、持続的に活動できないため、問題だったりします)。“ひきこもり”は多様で豊かな状態の様々な人たちでもあります。また、苦痛の大きさは、強いひきこもり状態にある人よりも、よく外出する人のほうが大きいこともあります。見かけや状態で軽率にその葛藤や苦しみを判断してはいけません。

 とはいえ、いずれも主宰している家族教室では、5年以上前から幾度も話しあっていることで、家族教室に頻繁に出られている方にとってはおさらい程度にしかならないかもしれません。

 また、トータルの分量が原稿用紙で50枚近くのため、3つに分けて、発表する予定です。(というか、つい加筆しまくって、この記事だけで8500字を越えてしまいました。どうもすみません)

               2020年2月26日 石川清


全体の目次
1)ひきこもりとは何か?
2)ひきこもりは日本にどれくらいいるの?
(以下は今回掲載されている部分です)
3)ひきこもり支援の問題点
4)20年の小さな支援で見えてきた多様なタイプ
(以上は今回掲載されている部分です)
5)ひきこもりの早期回復や改善のこつ
6)アジアを歩いたひきこもり


今日の家族教室と2、3月の家族教室の場所変更

皆々様
 今日の家族教室はお疲れさまでした。史上最多の人数が集まりました。50人余りはいらっしゃっていただきました。どうも窮屈な思いをさせてしまって失礼しました。

 次回2月、次々回3月の家族教室は弁財市民センターの1階ホール(定員100人)で行います。人数もスペースも、どちらも十分余裕がありますので、どなたでも安心していらっしゃってください。かなり広々とした空間です。
 
 日程ですが、家族教室では、ホールを使うために予定していた日程を変更すると今日お伝えしましたが、その変更はなくなりました。もともと予定していた日時(2月29日、および3月29日)の午後1時20分から4時半の間でホールを使えることになりました。

 当日は午前中の個別面談の日程なども入っていたため、やはり本来の日程で家族教室を行います。よろしくお願いします。もしお知り合いがいらっしゃったら、お伝えください。

家族教室:2月29日(土) 午後1時20分〜午後4時半 弁財市民センター1階ホール
3月29日(日) 午後1時20分〜午後4時半 弁財市民センター1階ホール

 両日の個別面談ですが、2月29日の午後1時から1時半に面談を予定していたKさん、および3月29日の午後1時から1時半に予定していたMさんについては、それぞれ同日の午後4時45分から午後5時15分の間に2階会議室で行います。

 また、2月29日の午後5時半から午後6時半の間に面談を予定していたFさん、3月29日の午後5時半から6時半の面談を予定していたKさん(熊谷)は、それぞれ午後5時20分頃から6時20分頃の2階会議室での面談となります。

 他の個別面談や若者の集いの時間は変わりません。のちに改めて連絡いたしますが、よろしくお願いいたします。(石川清)

1,2,3月のCVN家族教室のご案内です

 CVN家族教室は1月26日(日、会議室、個別面談の空きなし)、2月29日(土、会議室、空きなし)、3月29日(日、会議室、空きなし)に朝霞市の弁財市民センター(JR武蔵野線北朝霞駅、東上線朝霞台駅から徒歩10分。朝霞台駅南口出て右側の武蔵野線高架下を南の府中方面へ向かって歩き、二つ目の信号右側。角につけ麺屋「銀」)で開催します。午前9時から午後1時半までは個別面談(要予約。50分3千円)、家族教室は午後2時から5時半の間(参加費1家族1千円。予約不要でどなたでも参加自由)です。午後6時半以降は若者の集い(無料。人生の楽しみ方 や悩み方?など話し合います)を開きます。家族教室では情報交換、コミュニケーション講座、ミニゼミをやります。
 
 1月11日(土、和室、空きなし)、2月1日(土、和室、空きなし)、3月7日(土、和室、空きなし)の午前9時から午後9時(50分3千円)まで個別相談の日を設けています。場所は弁財市民センターで、メールか電話で事前に予約が必要です。最近個別面談が混み、急ぎの相談を希望の方は随時入れることもできます(約100分1万円)。
 
 通常の個別面談の空きが今のところないため、抽選前なので未確定ですが、4月は11日(土、和室、終日個別面談)、26日(日、会議室、9時から13時半に個別面談。午後2時家族教室、午後6時半若者の集い)でも、予約を入れていない方については、仮予約を受け付けたいともいます(抽選に落ちた際には変更の連絡をしますが、抽選に通ればそのまま予約は確定となります)。
 
 会場1階のホワイトボートの場所の表示には「コミュニケーション・ボランティア・ネットワーク」と書いてあります。1階ロビーにはベンチもあります。

※先日取材を受けたNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」ですが、1月14日の午後10時半から放送されるそうです。詳しくはテレビの番組表で確認されてください。僕の訪問活動の試行錯誤?(多くは現場の手前までのシーンでしたが…)が紹介されます。プライバシーにはとても配慮してくださっています。
 
※番組をもしご覧になっての問い合わせの場合、恐縮ですが、個人レベルでの活動のため、電話での対応は原則としてできません(これは混んでしまっているためです。僕が要領よくこなせないもので、ご迷惑をおかけいたします)。どうもすみません。メールか掲示板を通じてのご連絡をいただければ幸いです。

1月26日(日)の会場は2階会議室です。
 ミニゼミのテーマは「ケーススタディ② 〜親が万一になった時の実際〜」です。8050問題など言われていますが、実際に親御さんの健康や生命に万一の事態が生じた時、そこではどんな事態が生じ、どんな課題やトラブルが生じるのか、考えたいと思います。特に最近はこういった相談が増えてきており、マニュアル通りの準備では間に合わない場合、あるいは準備をできずに急に万一の事態に直面した時、両親がほぼ同時に倒れた時など、どのような対応が有効だったかなど考察したいと思います。

2月29日(土)の会場は2階会議室です。この日は土曜日なので注意してください。
 ミニゼミのテーマは「若者文化の中のひきこもり」です。この30年間の若者をめぐる文化や意識の変化はめまぐるしいものがりました。その中でひきこもり状態の若者は多く生まれてきた一面があります。今の若者文化の傾向をさぐりながら、ひきこもりはその中でどんな位置にあるのか、脱ひきこもりと若者文化の中で生き抜く道などを探ります。

 洋泉社「ドキュメント 長期ひきこもりの現場から」(税抜1700円)が重版されました。インターネット通販サイト「Amazon(アマゾン)」の電子書籍ストア 「Kindle(キンドル)ストア」で、過去の講座の概要が電子書籍で購入できます。価格は500円程度で、 パソコンやスマートフォン、タブレット(無料の専用アプリが必要です)、電子書籍リーダー“Kindle”などで読めます。Kindle内で「石川清」で 検索すれば簡単に探せます。その後の講座分も発行予定ですが、遅れてすみません。他にこれまで「長期ひきこもりの多様な自立」「超長期ひきこもりの心身の衰え」「アジアの貧困、日本のヒキコモリ」等があります。

CVN家族教室の3月の日程が確定しました

CVN家族教室の3月の日程が確定しました。

弁財市民センターの抽選に通りました(今回はそろそろ落選するかと思われたのですが)。いずれも会場は朝霞市です。最寄駅は東武朝霞台駅かJR北朝霞駅です。

個別面談(午前9時から午後9時まで)
3月7日 
弁財市民センター2階和室

個別面談(午前9時から午後1時半)、家族教室(午後2時から5時半)、若者の集い( 午後6時半から9時頃)
3月29日 弁財市民センター2階会議室 

※メールでの連絡は来月になりそうです。12月21日の家族教室でも周知します。 

喧騒の陰の危機

 テレビや新聞、ネットでは、元次官のひきこもりの息子を殺害した事件の報道で持ちきりの日でした。

 そんな喧騒の陰で、深刻な相談が相次いでいます。

 例えば、40代の当事者の親御さんが亡くなって、もう片方の親御さんが半身不随の重病を患ってしまったものの、公に相談できないひきこもり当事者だったために、なんの支援もなく取り残されて、自らの命を絶つ寸前である状況であること。
 あるいは、ひきこもりの当事者以外の家族(両親など)が突然、家から消えてしまい、ひきこもり本人一人が実家に残されて、途方に暮れていること。重度の抑うつ状態になってしまっています。
 あるいは逆にひきこもり中の当事者が大きく荒れてしまって、一時的に自宅から外のシェルターへ避難してしまったケース。
 さらに父は死に、母が危篤状態で、自宅に長期ひきこもりの当事者が一人残されて、公的な支援は何もないもの。
 子供のひきこもりが引き金となって、両親の仲が決定的に壊れてしまい、家庭不全に陥っているもの。
 また、親がいなくなって、ひきこもりの子供が一人残され、親が残した資産をことごとく詐欺で失ってしまい、途方に暮れている当事者。

 いずれもシビアなケースだけに、詳細はいっさいオープンにできないし、するつもりもないものばかりなのですが、きめ細かく対応していくことで、なんとかなることが少なくないです。ただ、どれも複合的な問題が絡んでいるため、マニュアル通りの対応は通用しません。
 おそらく多くの当事者、家族、あるいは支援者が、今現在もこのような諸々の問題に徒手空拳の体で取り組んでいるものと思われます…。

 センセーショナルな話題をめぐっての誹謗中傷や噂話も仕方ないのかもしれませんが、現在進行形の問題をめぐって、優しさや創造力のある議論も展開してほしいものですね。

 合掌…。 
ギャラリー
  • 2月27日の午後1時半から毛呂山で講演させていただきます
  • 2月2日に茨城県の鉾田市で「公開面接」に出向きます
  • 9月14日に茨城県鉾田市で講演をします
  • 「ドキュメント・長期ひきこもりの現場から」(洋泉社)の重版が決まりました
  • 6月6日の東京新聞朝刊の記事です
  • 6月6日の東京新聞朝刊の記事です
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  • 「ひきこもり回復への3つの壁 〜2つの毒親とゆがんだトラウマ〜」2月24日愛媛県松山市で講演します
  • 「OUTREACH〜ひきこもり訪問記〜」と「ひきこもり世界を架ける」(コミキャン文庫4「まなぶ」所収)
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