ブログトップ > > 事業を大きく育てるより、後継者(息子・娘)を育てよう 【藤田 雅三】
事業を大きく育てるより、後継者(息子・娘)を育てよう 【藤田 雅三】
October 11, 2011
こんにちは、パートナーの藤田雅三(マサカズ)です。
社長にとって自分の会社を成長させていくことは、「使命」でしょう。
特に創業社長ならなおさらです。
しかしながらその大切な会社を子供が継いでくれないとなると寂しいものですね。
少し前のデータではありますが、(株)ニッセイ基礎研究所「働く人の就業実態・就業意識に関する調査(2004年)」によると、”承継者は決まっておらず、自分は承継するつもりはない”との解答がダントツに多く、親の事業を承継するつもりがないとする息子・娘の男女計で49.5%と調査対象の約半分が回答しています。
(図表1)

さてその理由ですが、同調査によると”親の事業に将来性・魅力がないから”と回答するのは男女計で45.8%とこれまた半数近く。
続いて”自分には経営していく能力・資質がないから”との回答は男女計で36.0%です。
興味深いのは「親の事業に将来性・魅力がない」と回答するのは男性が50.3%と多く、「自分に経営能力・資質がない」との回答は女性が45.3%、男性は22.2%となっていることです。
(図表2)

なんだか女性の方が素直に、自身の力量のなさを認めているような感じもいたします。
半面、男性の回答に「親の事業に将来性・魅力がない」が多いというのは、何だか他人事のように捉えている感じがして少し残念な感じもいたします。
実際の所はやはり、「後を継ぐ自信がない」というのが本音なのではないでは?とも思います。
たとえ今の事業に将来性・魅力がないように思えても、親が築き上げてきた人脈や販路、事業の土台といったものは大変貴重な経営資源です(そうでない会社もたしかにありますが)。
自分がやる気にさえなればそのまま受け継ぐのではなく、それらの経営資源を生かして、自身が第二の創業をしたって良いわけです。
偉そうなことを書きましたが、私自身もかつて後継者であり、事業の後を継いでいました。当時を振り返ってみても、いつも将来に不安を感じていたように思います。それこそ自分自身の経営能力・資質に自問自答しながら過ごす毎日だったのを思い出します。
経営者の皆様は、日頃超多忙なことでしょう。
しかしながら今の”事業の磨き上げ”だけに夢中になるのではなく、息子や娘に常日頃から”事業に対する思いや理念を伝える”、”経営能力を磨かせるために教育に力を入れる”、後を継ぐ気になってくれたら”やらせてみて、まかせてみる”といった「後継者教育」にこそ力をもっと注いでいただきたいと思います。
会社・事業を大きく育ててから、「ほら、お前のために会社を大きくしたぞ」と、ポンっとバトンタッチされては後継者も困ります。
会社は経営者の力量に応じて共に成長するもの。会社を大きくして息子・娘に譲ろうと思うよりは、後継者(息子・娘)を育てましょう。
あとは後継者が自分で事業を育てていけば良いのではないでしょうか?
などと考える今日この頃です。
藤田 雅三(マサカズ)
社長にとって自分の会社を成長させていくことは、「使命」でしょう。
特に創業社長ならなおさらです。
しかしながらその大切な会社を子供が継いでくれないとなると寂しいものですね。
少し前のデータではありますが、(株)ニッセイ基礎研究所「働く人の就業実態・就業意識に関する調査(2004年)」によると、”承継者は決まっておらず、自分は承継するつもりはない”との解答がダントツに多く、親の事業を承継するつもりがないとする息子・娘の男女計で49.5%と調査対象の約半分が回答しています。
(図表1)

さてその理由ですが、同調査によると”親の事業に将来性・魅力がないから”と回答するのは男女計で45.8%とこれまた半数近く。
続いて”自分には経営していく能力・資質がないから”との回答は男女計で36.0%です。
興味深いのは「親の事業に将来性・魅力がない」と回答するのは男性が50.3%と多く、「自分に経営能力・資質がない」との回答は女性が45.3%、男性は22.2%となっていることです。
(図表2)

なんだか女性の方が素直に、自身の力量のなさを認めているような感じもいたします。
半面、男性の回答に「親の事業に将来性・魅力がない」が多いというのは、何だか他人事のように捉えている感じがして少し残念な感じもいたします。
実際の所はやはり、「後を継ぐ自信がない」というのが本音なのではないでは?とも思います。
たとえ今の事業に将来性・魅力がないように思えても、親が築き上げてきた人脈や販路、事業の土台といったものは大変貴重な経営資源です(そうでない会社もたしかにありますが)。
自分がやる気にさえなればそのまま受け継ぐのではなく、それらの経営資源を生かして、自身が第二の創業をしたって良いわけです。
偉そうなことを書きましたが、私自身もかつて後継者であり、事業の後を継いでいました。当時を振り返ってみても、いつも将来に不安を感じていたように思います。それこそ自分自身の経営能力・資質に自問自答しながら過ごす毎日だったのを思い出します。
経営者の皆様は、日頃超多忙なことでしょう。
しかしながら今の”事業の磨き上げ”だけに夢中になるのではなく、息子や娘に常日頃から”事業に対する思いや理念を伝える”、”経営能力を磨かせるために教育に力を入れる”、後を継ぐ気になってくれたら”やらせてみて、まかせてみる”といった「後継者教育」にこそ力をもっと注いでいただきたいと思います。
会社・事業を大きく育ててから、「ほら、お前のために会社を大きくしたぞ」と、ポンっとバトンタッチされては後継者も困ります。
会社は経営者の力量に応じて共に成長するもの。会社を大きくして息子・娘に譲ろうと思うよりは、後継者(息子・娘)を育てましょう。
あとは後継者が自分で事業を育てていけば良いのではないでしょうか?
などと考える今日この頃です。
藤田 雅三(マサカズ)
