パーソナル化サプリメントのトッピング機能性成分(その6.肝臓の健康のために)

このシリーズではパーソナル化サプリメント(PS)における各個人の目的のためのトッピング機能性成分の科学的根拠を説明していきます。今回は肝臓の健康です。中高年以降、特に、仕事で飲酒の機会の多い人、お酒好きで休肝日の無い人、1日に缶ビール(500mL)を1缶、あるいは、日本酒1合で我慢できない人のためのトッピング機能性成分について紹介します。

 

その前にまず、なぜ、中高年になると肝臓は活性酸素の害を受けるのか?

 

肝臓はさまざまな物質を分解し、合成し、そして、貯蔵するといった多様で重要な仕事をこなす体内の『化学工場』です。これらの多くの仕事をこなすために肝臓は臓器の中でも最も多くのエネルギーが必要であり、肝細胞によってエネルギーが産生されているのですが、この過程で多量の活性酸素が発生しています。

 

活性酸素除去のために体内では抗酸化酵素が合成されているのですが、ヒトケミカルと同様に20歳を境にその合成量は減少していきます。そして、中高年になると体内の抗酸化能力が低下するために活性酸素によって肝臓は傷つきやすくなるのです。

 

なぜ、アルコールを飲むと肝臓は傷つきやすくなるのか?

 

アルコールを飲むと酔いが回るもののその酔いはいずれさめます。これは肝臓のアルコール分解の作用によるもので、胆汁に含まれる分解酵素が関与しているのですが、加齢とともに胆汁の分泌が減少します。それが、原因で中高年になるとお酒に弱くなります。そして、このアルコールを分解する過程で活性酸素が発生し、肝細胞を傷つけるのです。

 

そのような活性酸素から肝臓を守り、肝臓を健康に保つために摂取をお薦めするトッピング機能性成分は、マヌカハニー、クルクミン、還元型クルクミン、CoQ10R-αリポ酸、そして、ダイコンフレッシュパウダーです。

 

まず、マヌカハニーの肝機能改善作用については【健康まめ知識】(2019311日)をご参照ください。

 

飲酒に対するハチミツの効果とマヌカハニーの肝機能改善作用

http://blog.livedoor.jp/cyclochem02/archives/53119737.html

 

マヌカハニーには抗酸化物質のシリング酸メチルによる活性酸素除去作用とフルクトース(果糖)によるアルコール低減作用による肝機能改善効果があります。尚、PSのプレミアムにはマヌカハニーαオリゴ糖パウダー(MAP)が配合されています。

 

ウコンの成分であるクルクミンには肝臓を守る働きのあることは多くの方がご存知だと思います。クルクミンは強力な抗酸化作用があり、活性酸素を消去して肝細胞を守るだけでなく、アルコール分解の過程におけるアルデヒドから酢酸への脱水素酵素を活性化してアルコール分解を促進する作用があります。マヌカハニーに含まれるフルクトースはアルコールからアルデヒドへの変換酵素を活性化しますので、マヌカハニーとクルクミンを同時に摂取すれば効率よく体内からアルコールを低減してくれます。さらに、クルクミンはアルコール以外のさまざまな有害物質を分解し無害化する作用も有しています。


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クルクミンを摂取するとその一部は腸管の上皮細胞で還元されて還元型クルクミンに変換され、体内へ吸収されています。そして、クルクミンの持つ肝機能向上作用や美肌効果は、体内の還元型クルクミンの量が増すとさらに高まることが知られています。還元型クルクミンについての詳しい説明は【健康まめ知識】(201479日)をご参照ください。この還元型クルクミンもPSではトッピングできます。

 

還元型クルクミン

http://blog.livedoor.jp/cyclochem02/archives/39044077.html

 

CoQ10にも肝機能改善作用があります。詳しい説明は【健康まめ知識】(201479日)をご参照ください。

 

ほんとに注目すべきは『吸収型CoQ10』について(その4)~肝機能の改善にも有効~

http://blog.livedoor.jp/cyclochem02/archives/41109329.html

 

肝機能が正常かどうかの評価に使われるバイオマーカーは、人間ドックでもおなじみで、最近はよく知られてきたAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)とALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)という2つの酵素ですが、『吸収型CoQ10』を6週間摂取することで肝機能が大きく改善することが示されています。尚、この吸収型CoQ10とはCoQ10-γ-オリゴ糖包接体であり、低吸収性であるCoQ10の吸収性を18倍に高めた製剤を意味しています。

 

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R-αリポ酸には胆汁分泌促進作用があります。詳しい説明は【健康まめ知識】(2018103日)をご参照ください。

 

R-αリポ酸の効能とS-αリポ酸の毒性に関する論文の要約と考察(その8.

http://blog.livedoor.jp/cyclochem02/archives/52522605.html

 

アルコール分解酵素は胆汁から分泌されていますので、胆汁分泌によって効率よくアルコールは分解されますが、前述しているように、加齢とともに胆汁の分泌が減少し、それが原因で中高年になるとお酒に弱くなります。R-αリポ酸による肝臓の能力評価のために胆汁流量を測定したところ、R-αリポ酸には、図2.に示すような胆汁循環を刺激し、胆汁液の分泌を促進する効果のあることが明らかとされています。

 

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イソシアネート類にも肝臓の働きを高めて、癌の原因となりうる抗生物質や農薬などの有害物質を解毒・排出する作用があります。さらに、イソシアネート類は肝機能改善のみならず、血管の老化予防、免疫力向上、風邪の予防、活性酸素除去、ピロリ菌除菌、ダイエット効果、口腔ケア(口内炎、虫歯、歯肉炎)などの効果もあることで注目されています。イソシアネート類の中でもダイコンに含まれるメチルチオイソブチリルチオイソシアネート(MTBI)は分子内に硫黄原子を二つ持つことからさらに高い効果が期待され、ダイコンのMTBIをαオリゴ糖で安定化したダイコンフレッシュパウダーが開発されています。

 

以上を纏めます。加齢やお酒の飲み過ぎによる肝機能の悪化が気になる方はPSのトッピング機能性成分として、マヌカハニーαオリゴ糖パウダー(MAP)、クルクミン(あるいは、還元型クルクミン)、CoQ10R-αリポ酸、ダイコンフレッシュパウダーをPSに配合することがお薦めです。

パーソナル化サプリメントのトッピング機能性成分(その5.糖尿病にならないために)

 このシリーズではパーソナル化サプリメント(PS)において各個人の目的のためのトッピング機能性成分の科学的根拠を説明していきます。今回は親近者に糖尿病患者がいて自分自身も血糖値が気になる方のために”必要なトッピング機能性成分についてです。

 

肥満や糖尿病は深刻で世界的な健康問題であることは今更言うまでもないと思います。世界の糖尿病人口は3億人を超え、2030年には5億人を超えると予想されています。また、世界の肥満人口となると約15億人に達しており、3人に1人が肥満症か体重過多と評価されています。肥満は単に「太った」という『結果』ではなく、種々の疾患に派生する『原因』になっています。肥満から誘導される疾患に対して、さまざまな医薬療法、運動療法、食事療法が治療法として用いられています。その中で、長期に渡り、穏やかに生体機能を調節して、肥満症や糖尿病、及び、それらに伴う疾患を改善する方法にサプリメントの摂取があります。その中でも機能性成分として注目されているのが、R-αリポ酸、α-オリゴ糖、そして、α-リノレン酸のトリプルα“CoQ10、そして、5-ALAなのです。

 

この『健康まめ知識』では、それぞれの機能性成分の糖尿病を予防する為の効果について既に記載しておりますので、ここでは気になる項目に対してのご確認いただくためのURLを示して、簡単にコメントしておきます。

 

     肥満症と糖尿病患者の救世主?R-αリポ酸γCD包接体にチカラ

(その1.アディポネクチン編)

http://blog.livedoor.jp/cyclochem02/archives/33548224.html

 

αリポ酸の中でもR-αリポ酸を摂取すると抗糖尿病作用の知られている善玉のアディポネクチンが脂肪細胞から分泌されることが判明しています。
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     肥満症と糖尿病患者の救世主?R-αリポ酸γCD包接体にチカラ

(その2.血中ヘモグロビンA1c編)

http://blog.livedoor.jp/cyclochem02/archives/33851945.html

 

糖尿病の診断に利用されている血中HbA1c値もR-αリポ酸を摂取することで低減することが示されています。

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     スーパー食物繊維による血糖値上昇抑制の三つ目の推定メカニズム

http://blog.livedoor.jp/cyclochem02/archives/56323067.html

 

スーパー食物繊維のα-オリゴ糖を摂取すると消化管ホルモンのインクレチンGLP-1が分泌され、インスリンの分泌促進とグルカゴンの分泌抑制で食後血糖値の上昇は抑えられることが示されています。GLP-1にはさまざまな健康増進作用のあることが明らかとなっています。
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     スタチンを摂取すると糖尿病になる?発症を抑えるにはヒトケミカル!

http://blog.livedoor.jp/cyclochem02/archives/50899771.html

 

脂質降下薬として知られるスタチン系薬剤を服用すると糖尿病のリスクが高まるということが明らかとなってきました。コフォート研究で判明した脂質降下薬と糖尿病発症のリスクに関するOobaらの論文を紹介しています。2022092004













 

この原因としてスタチン摂取によるCoQ10の体内合成量の減少が関与しています。CoQ10は補酵素として電子伝達系のATP合成に関与しています。膵β細胞では、ATPATP依存性カリウムチャネルを阻害し、インスリン分泌を促します。しかしながら、スタチン薬剤はコレステロールの合成阻害だけでなくCoQ10の合成も阻害しますので、CoQ10の低下が膵β細胞でのATP合成を低下させ、インスリンの分泌が抑制されたために糖尿病発症リスクが高まったと考えられます。

 

スタチンを服用してコレステロールを正常値に保っている方々は糖尿病にならないためにCoQ10を併用することをお薦めします。

 

また、亜麻仁油などに含まれるαリノレン酸にはコレステロール低減作用、中性脂肪低減作用、そして、血糖値を安定化させる作用が知られています。しかしながら、αリノレン酸は酸化され易い不飽和脂肪酸ですのでαオリゴ糖で安定化した亜麻仁油αオリゴ糖包接体を摂取することがお薦めです。

 

更には、5-ALAにも血糖値の上昇抑制作用が確認され、機能性表示食品として受理されています。5-ALA投与による糖尿病改善薬を使用している軽度2型糖尿病患者における有効性に関する臨床試験が2報(広島大学とハワイ大学)報告されています。

 

l  Higashikawa et al. Nutrition 29: 1030 (2013)

l  Rodriguez et al. Clin Trans Sci, Vol. #: 1-7 (2012)


したがって、糖尿病を改善する、あるいは、予防するためのパーソナル化サプリメントとしては、αオリゴ糖の配合された健康プレミアムをベースサプリメントに選び、トッピングとしてCoQ10γCD包接体とR-αリポ酸γCD包接体と亜麻仁油αオリゴ糖包接体、そして、5-ALAを配合しましょう。

ジュニア向けパーソナル化サプリメント

今回の『健康まめ知識』は、育ち盛り10歳前後の将来はプロのアスリートを目指したいジュニアに向けたパーソナル化サプリメント(PS)を提案します。

 

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まず、ベースサプリメントのプロテイン(タンパク質)には動物性プロテインであるホエイプロテイン植物性プロテインであるソイプロテインを1対1で配合したWプロテインを使用します。

 

日本人の12歳から14歳の中学生のタンパク質摂取推奨量は男の子で60g、女の子で55gと定められていますが、動物性の肉、たとえば、牛肉、豚肉、鶏肉などの肉を好きで良く食べる子供たちは十分にこの推奨量に達していますが、平均的には十分に足りているとは言えません。たとえ足りていても、アスリートを目指す子供たちにとって摂り過ぎということはありませんので、PSでタンパク質を補うことはお勧めです。その際、なぜ、毎朝、ホエイプロテインとソイプロテインが1対1のWプロテインを摂るべきか、については、以下の2つのサイトをご確認ください。

 

【プロテインベースパーソナル化サプリは朝に摂るのがベスト】

http://blog.livedoor.jp/cyclochem02/archives/56774492.html

【ホエイプロテインとソイプロテインの組合せによる筋肉の増強維持】

http://blog.livedoor.jp/cyclochem02/archives/56544487.html

 

育ち盛りの子供達でも最も筋肉合成に有効な朝食に摂取するタンパク質量は少ないので、朝PSを摂ることと動物性のホエイプロテインには筋肉合成、植物性のソイプロテインには筋肉分解抑制効果があるので筋肉の増強には有効であることが書かれています。

 

そのベースサプリにはプロテインを配合していますので、その小腸からの吸収率を高め効率よく筋肉合成のための材料を提供する目的でキウイαオリゴパウダー(KAPを、そして、小腸で吸収されなかったプロテインの大腸での腐敗を避け、腸内環境を整える目的でαオリゴ糖と酪酸菌、そして、マヌカαオリゴパウダー(MAPを配合しています。

 

つぎにトッピング成分です。まず、ω3不飽和脂肪酸であるαリノレン酸を含む亜麻仁油のαオリゴ糖包接体を配合します。αリノレン酸の問題である空気酸化による変質を受けやすい点や吸収性に低い点を解決したαオリゴ糖の包接体です。

 

ハーバー大学の研究でαリノレン酸は『幸せホルモン』として知られるセロトニン分泌を促し、不安感の抑制や脳の活性化が知られています。したがって、アスリートを目指すジュニアにとっては試合前の不安解消とヤル気スイッチを入れることに有効です。また、東京医科歯科大学の藤田紘一郎教授の『危ない油と健康になるオイル』にも記載されておりますが、αリノレン酸は脳の情報伝達には欠かせない物質ですので、αリノレン酸摂取は小中学生の学習能力向上と記憶力アップにもつながることが示されています。

 

二つ目のトッピング成分は、クルクミンγオリゴ糖包接体です。クルクミンはウコンに含まれるポリフェノールで肝機能向上、美肌、コレステロール低減など様々な効果が知られていますが、アスリートのパフォーマンス向上にも注目されているファイトケミカルです。

 

【クルクミンによるアスリートのパフォーマンス向上】

http://blog.livedoor.jp/cyclochem02/archives/51038692.html

 

クルクミンにはテニスなどの激しい運動を行なうアスリートに必要な抗疲労、疲労回復、筋肉損傷予防、抗炎症作用のあることが明らかになっています。クルクミンは脂溶性物質なので吸収性が低く、効果が現れない場合もありますのでγオリゴ糖包接によって吸収性を高めたクルクミン包接体を配合します。

 

3つ目のトッピング成分はδ-トコトリエノールγ-オリゴ糖包接体です。スポーツにおいて集中力を高め、持っている能力を発揮できる方法として、スーパービタミンEの中でも最も抗酸化力の高いδ-トコトリエノールの毎日の摂取があります。δ-トコトリエノールには『脳』が健康で豊かな心を持つ『プラス思考』人間になるための神経保護作用のあることが科学的にも確認されております。

 

プラス思考に変えてテニスの試合に勝つために ~呼吸とδ-トコトリエノール~

http://blog.livedoor.jp/cyclochem02/archives/32672504.html

 

4つ目のトッピング成分はL-カルノシンです。L-カルノシンは渡り鳥の胸肉に含まれるイミダゾールジペプチドです。渡り鳥が休まず飛び続けるための抗疲労成分として注目されており、持久力の向上、精神的集中力の向上、筋肉合成の促進作用などが証明されています。

 

最後に、ミネラルのカルシウムとマグネシウムをトッピングします。筋肉はカルシウムとマグネシウムで動かされています。カルシウムは筋肉を収縮、マグネシウムは反対に筋肉を弛緩させる働きがあります。

 

マグネシウムは発汗でカルシウムよりも失われてしまうミネラルですので、運動後は筋肉にはカルシウムの方が多く、収縮過剰となり、足が攣る、こむら返りが起こることがあります。なので、マグネシウムをPSで補うことは重要です。

 

もう一つのカルシクムも育ち盛りの子どもには大事なミネラルです。カルシウムの働きは前述の筋肉の収縮だけでなく、骨の材料となることです。特に、子供は身長が伸びる骨の発達が盛んな時期なので、この時期こそ身体を大きくするためにもPSによってカルシウムを摂取するべきなのです。

 

これらの成分を毎朝摂取して全日本ジュニアを目指しましょう!

 

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