マヌカハニー

マヌカハニー青汁♪

の一杯目は『マヌカハニー青汁』に砂糖と牛乳を入れた青汁ミルクにしてみませんか?ホットでもコールドでも抹茶ミルクのように美味しくいただけます。そして、健康的です!

 

なぜ、砂糖と牛乳を入れるのに健康的? という質問にお答えします!

 

砂糖は血糖値が上がりやすくカロリーの高いイメージがあり血糖値の気になる糖尿病や糖尿病予備軍の方々には問題、そして、牛乳などの乳製品は飽和脂肪酸やトランス脂肪酸が含まれていて悪玉コレステロール値が高く動脈硬化の気になる脂質異常症やその予備軍の方々には問題では、と思われます。

 

しかしながら、ヒトが美味しいと感じるのは、人工的な甘味料でなく砂糖の甘み、そして、赤く硬い牛肉ではなく脂のたくさん含まれる霜降りの高級牛ですよね。

 

αオリゴ糖は問題の糖質や脂質の体内への吸収を抑えて健康をサポートしてくれる真の食物繊維(難消化性デキストリン)なのです。αオリゴ糖があれば美味しいものを美味しく健康的に食べられるのです。

 

マヌカハニー青汁にはαオリゴ糖が含まれています。最近の研究で、砂糖9:αオリゴ糖1の配合で顕著な血糖値の上昇を抑制できることを確認しています。

 
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なので、マヌカハニー青汁に砂糖を入れても大丈夫なのです。

 

また、αオリゴ糖は、牛乳に含まれる動脈硬化の原因となる悪玉脂肪酸(飽和脂肪酸とトランス脂肪酸)を選択的に排泄してくれます。その際、善玉の健康に良い不飽和脂肪酸は吸収し易くするスーパー食物繊維なのです。

 
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なので、マヌカハニー青汁に牛乳を入れても大丈夫なのです。

 

さらに、マヌカハニーと牛乳に含まれる必須アミノ酸であるトリプトファンを朝に十分に摂ると日中、トリプトファンから幸せホルモンのセロトニンが作られ幸せ気分が続きます。そして、夜寝る時には、そのセロトニンからメラトニンが作られるので、よく眠れます。肉体的にも精神的にも健康になれるのです。だまされたと思って一度試してください!

 

その『マヌカハニー青汁』のCMが渋谷109ビジョンにて放映開始されました。11月まで毎時間、放映されます。

 

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マヌカハニーで認知症予防(その2.マヌカハニーで歯周病病原菌を減らし認知症の予防)

前回、人気TV番組の『名医とつながる!たけしの家庭の医学』(2018123日放送)で取り上げられました“ハチミツは認知症対策に有効であるとの研究”について実際の論文を紹介し、その根拠を説明しました。

 

その前回の内容をまとめますと……

 

    アルツハイマー病患者には脳に歯周病原因菌であるギンギバリス菌由来のリポ多糖(LPS)が存在することが分かり、認知症と歯周病は関連すると考えられている。

    LPSは脳で炎症を起こし、認知症リスクを高めるが、ハチミツに含まれるフラボノイドがLPSによる炎症を抑えることが報告されている

    物忘れのひどくなった女性に毎日ハチミツを摂ってもらうと物忘れに改善がみられた。

    LPSは脳の免疫細胞のミクログリアを活性化し、脳の炎症、アミロイドβの産生・蓄積、そして、認知機能障害を起こす。

    したがって、ミクログリアの働きを活性化させるとともに、炎症を抑える成分があれば、認知症への予防効果が期待できる。

    イタリアのマルチフローラルハニーのフラボノイドはLPSによる炎症を50%抑える。

    LPSによって発生する活性酸素(ROS)のハチミツのフラボノイドが消去する。

    このようにハチミツには脳の炎症を抑える作用があり、アルツハイマー病を含めた神経炎症を伴う神経変性疾患の潜在的な予防治療剤であることを明らかとし、ハチミツが認知症予防に有効であることが明らかとなっている。

 

今回は、ハチミツの中でもマヌカハニーが歯周病原因菌や虫歯菌に対する抗菌作用が最も高く、認知症予防に最も効果的であることを示す論文を紹介します。

 

歯周病とは歯周組織がプラークに含まれている歯周病菌に感染し、歯肉が腫れたり、出血したり、最終的には歯が抜けてしまう、歯の周りの病気の総称です。Porphyromonas gingivalis(ギンギバリス菌)Fusobacterium nucleatum が代表的な歯周病原因菌として取り上げられています。歯周病の初期では自覚症状がほとんどないので気付いていない方が多いだけで、実際には日本人の成人の約80%が歯周病(歯肉炎、歯周炎)にかかっているといわれています。そして、心血管疾患や糖尿病など全身疾患との関与がわかってきていると同時に、認知症の60%以上を占めるアルツハイマー病とも関連しているのです。

 

 種々の蜂蜜の中でもマヌカハニーは最もこれらの歯周病原因菌に対する抗菌作用が高いことがシクロケムと鶴見大学の共同研究によって明らかとなっています。

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尚、これらの菌は何れも偏性嫌気性のグラム陰性桿菌ですのでBHIYbroth 培地による希釈系列を嫌気培養 (n=5)して各種ハチミツの抗菌作用(MICMBC)を検討しています。MICは最小発育阻止濃度(Minimum Inhibitory Concentration )MBCは最小殺菌濃度(Minimum Bactericidal Concentration)です。

 

 また、ギンギバリス菌に対する抗菌作用はシクロケムと鶴見大学歯学部の共同研究だけではなく、ドレスデン工科大学のトーマス・ヘンレ教授も確認しており、前回、TV番組の『名医とつながる!たけしの家庭の医学』で紹介された認知症に効果のあるマルチフローラルハニー(日本では百花蜂蜜という)とマヌカハニーを比較検討し、最小発育阻止濃度(MIC)の結果、ドイツ産マルチフローラルハニーよりもマヌカハニーは強い抗菌効果を示しています。
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Honey a potential agent against Porphyromonas gingivalis: an in vitro studyThomas Henle et. al., BMC Oral Health,14. 24 (2014)




 さらに、シクロケムは鶴見大学と共同で虫歯菌のミュータンス菌に対してもマヌカハニーがハチミツの中で最も抗菌作用の高いことを明らかにしています。
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尚、ミュータンス菌は通性嫌気性でグラム陽性の連鎖球菌ですのでBHIYbroth 培地による希釈系列を嫌気培養 (n=3)をして、各種ハチミツのMICMBCを評価しています。

 

 TV番組の『名医とつながる!たけしの家庭の医学』で紹介された認知症に効果のあるマルチフローラルハニーは抗酸化物質であるフラボノイドが認知症の原因となるLPSによる脳内の炎症を抑えることで認知症が改善されるとのことでしたが、マヌカハニーはこのフラボノイド類を含むポリフェノール含量が最も多く、抗酸化作用も高いことも報告されています。

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Antibacterial and Antioxidant Potency of Floral Honeys from Different Botanical and Geographical Origins, Molecules 2012, 17, 10540-10549; doi:10.3390/molecules170910540

 


以上より、歯周病による認知症予防の可能性として、歯磨きと併せて抗菌活性の高いマヌカハニーを食べることで、ギンギバリス菌などの悪玉菌の数を減らし、生ごみのような特有の口臭も抑制できること、そして、ギンギバリス菌由来のLPSによる脳での炎症をマヌカハニーで抑制し、認知症発症リスクを低減させることができると考えられます。

 

尚、この内容はシクロケムバイオの雑誌会でCUさんがまとめてくれたものを使用しています。CUさんありがとうございます。


マヌカハニーで認知症予防(その1.名医とつながる!たけしの家庭の医学より)

はちみつは認知症対策に有効であるとの研究が人気TV番組の『名医とつながる!たけしの家庭の医学』(2018123日放送)で取り上げられました。最新研究で発見! 認知症を引き起こす原因物質の一つが歯周病原因菌であるギンギバリス菌由来のリポ多糖(LPS)であることが判明! LPSが増加している認知症患者が出している独特の臭いとは!?とのことでした。

 

そこで、ここでは、その取り上げられた幾つの研究と知見について紹介します。

 

まず、アルツハイマー病患者からギンギバリス菌由来のLPSが検出されたとの報告です。

Determining the presence of periodontopathic virulence factors in short-term postmortem Alzheimer's disease brain tissue. J Alzheimers Dis., 2013, 36 (4), 665-677

 

 LPSはギンギバリス菌などのグラム陰性菌の細胞壁の外膜を構成している成分です。アルツハイマー病患者10名と非アルツハイマー病患者10名の死後、脳を解剖し、ギンギバリス菌由来のLPSの存在をウエスタンブロッティング法で判定したところ、アルツハイマー病患者10名の内、4名からLPSが検出され、非アルツハイマー病患者からは検出されませんでした。

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歯磨きで口内悪玉菌を除去し、ハチミツを食べるとLPSを撃退できると番組では言っています。LPSが増加している人の共通点は特有の口臭“生ごみのような腐敗臭”とのことです。

 

口の中の常在菌は健康な人でも2000億個いて、口腔ケアをしていない人では1兆個いるそうです。その一部の悪玉菌が歯周病原因菌のギンギバリス菌であり、LPSと同時に特有のガスを発生し、特有の口臭となるそうです。よって、ギンギバリス菌の数が増えるとLPSが異常に増加し、LPSは脳で炎症を起こし、認知症リスクを高めることとなります。

 

ハチミツに含まれるフラボノイドがLPSによる炎症を抑制することが報告されています。番組ではハチミツの効能を独自に検証しています。物忘れがひどくなったと自覚している女性(78歳)に13回の歯磨きと夜にハチミツを摂ることを1週間続けてもらったところ、口臭の低下と物忘れの改善傾向があったとのことでした。

 

脳内ではミクログリアという免疫細胞が脳内のウイルスや病原体が侵入した際に防御しています。しかし、ミクログリアの活性化に伴い、炎症性サイトカインや活性酸素などの神経障害を起こす因子が同時に産生します。以下のアルツハイマー病と歯周病を関連付ける報告を参照してください。

 

アルツハイマー病患者60名を対象とし、6か月間のコホート試験を行ったところ、歯周病のアルツハイマー病患者の認知機能低下率は歯周病でないアルツハイマー病患者の6倍でした。(Periodontitis and cognitive decline in Alzheimers disease. PLoS One, 11 : e01510812016))

 

ギンギバリス菌由来のLPSはミクログリアを活性化し、脳炎症を発症することが明らかとなっています。(Leptomeningeal cells transduce peripheral macrophages inflammatory signal to microglia in reponse to Porphyromonas gingivalis LPS. Mediators Inflamm, 2013 : 4075622013.

 

活性化ミクログリアはアミロイドβの産生・蓄積と認知機能障害を引き起こすことが判明しました。(Cathepsin B plays a critical role in inducing Alzheimers disease-like phenotypes following chronic systemic exposure to lipopolysaccharide from Porphyromonas gingivalis in mice. Brain Behav Immun, 65 : 350-3612017.

 

したがって、ミクログリアの働きを活性化させるとともに、炎症を抑える成分があれば、認知症への予防効果が期待できることになります。

 

そこで、この番組では“蜂蜜フラボノイドがLPSによる炎症を50%抑えた”という論文を紹介していました。(Anti-inflammatory Activity of a Honey Flavonoid Extract on Lipopolysaccharide-Activated N13 Microglial Cells. Agric. Food Chem. 2012, 60, 1230412311

 

この論文ではイタリアのマルケ州産のマルチフローラルハニーのハチミツフラボノイド抽出物(Honey Fravonid Extract, HFE)を用いて検討しています。HFEのフラボノイドとその含量を表2.に示しています。

 

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 ミクログリア細胞にLPSで刺激を与えると、炎症性メディエーター(炎症を起こす物質)であるTNF-αやiNOSが産生しますが、HFEが顕著に抑えることが明らかとなっています。

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また、同時にHFEは試験濃度範囲内では細胞毒性のないことも確かめられています。(iNOSとは炎症によって誘導される一酸化窒素合成酵素のことです。)

 

 LPS刺激後、各炎症性因子の発現量が最大となる時間にmRNA発現量を測定したところ、HFEは、LPS誘発による炎症性因子のmRNA発現を用量依存的に抑制(P 0.05)することも明らかとなっています。

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 また、LSP刺激によって活性酸素(ROS)は150%まで増加しますが、HFEROSを顕著に減少させることが分かりました。

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このようにハチミツの成分であるHFEがミクログリア活性化に伴う、炎症を抑える作用があり、アルツハイマー病を含めた神経炎症を伴う神経変性疾患の潜在的な予防治療剤であることを明らかとし、ハチミツが認知症予防に有効であることが明らかとなっています。

 

そこで、ハチミツの中でもマヌカハニーが認知症予防に最も効果的であることを示すため、次回は、このマルチフローラルハニーとマヌカハニーの効能にはどのような差があるのかについて説明します。

 

尚、この内容はシクロケムバイオの雑誌会でCUさんがまとめてくれたものを使用しています。CUさんありがとうございます。


胃潰瘍に対するマヌカハニーの効果

マヌカハニーの愛飲者の中には、マヌカハニーに胃潰瘍や胃がんを防止する効果のあること、そして、その予防効果は抗菌物質である食物メチルグリオキサール(MGO)が胃に棲み付いているヘリコバクター・ピロリ菌の活動に影響を与えているためと思われていた方は多いのではないでしょうか?

 

実は、マヌカハニーの胃潰瘍に対する効果はMGOの抗菌活性によるものだけではなかったのです。そのことを立証した論文が2016年と2017年に報告されています。2016年の論文はラットを用いたエタノール誘発性胃潰瘍に対する効果の検証であり、2017年の論文は酢酸誘発性胃潰瘍に対する効果の検証です。どちらの胃潰瘍に対してもマヌカハニーは医薬品の抗潰瘍剤と同等の抗胃潰瘍活性を示しておりますので、ここでは、その一つである大量飲酒などが原因で発症するエタノール誘発性胃潰瘍に対する検討内容について紹介しておきます。尚、この論文はサウジアラビアの研究グループの報告です。(Antioxidant, Anti-inflammatory, and Antiulcer Potential of Manuka Honey against Gastric Ulcer in Rats, Oxidative Medicine and Cellular Longevity, 2016 (ID  3643824)

 

胃潰瘍とは胃の中の胃酸やペプシンなど胃液成分によって胃壁が障害され欠損した病態をいいます。胃潰瘍の原因には胃液成分とともに、ピロリ菌感染、ストレス、喫煙、大量飲酒、暴飲暴食や、薬剤性潰瘍をはじめ多様な因子があります。

 

エタノール誘発性胃潰瘍のモデルラットは、多くの新規治療薬や天然物の胃保護活性の評価に用いられています。

 

エタノールは胃壁に炎症を起こし、続いて、細胞成分の核酸、脂質およびタンパク質が活性酸素種(ROS)によって酸化を受けることが知られています。さらには、エタノールは胃粘膜において炎症性サイトカインのバランスの変化を引き起こすことが報告されています。

 

 一方、マヌカハニーは他の蜂蜜と比較して、強力なROS捕捉活性として同定されているフェノールおよびフラボノイド化合物を最も多く含んでいることが知られています。

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そこで、この研究では、ラットのエタノール誘発性胃潰瘍に対するマヌカハニーの胃保護効果を調べることを目的としています。 さらに、酸化ストレスマーカーと炎症性サイトカイン産生応答の観点から機構も解明しています。

 

体重220250g6週齢、雄アルビノラット(24匹)をコントロール群、エタノール群(エタノールを経口投与(1mL/200 g body weight)し潰瘍誘発)、 オメプラゾール群(オメプラゾールを(40 mg/kg body weight)を7日間投与後、エタノール投与)、マヌカハニー群( マヌカハニーを(2.5 g/kg body weight)を7日間投与後、エタノール投与)の4群に分け個々のケージに収容しています。温度25、相対湿度6070%の12時間の明/暗サイクル下、食べ物と水は自由に与えています。尚、オメプラゾールとは、プロトンポンプ阻害薬に属する胃酸抑制薬の一つです。また、エタノール投与とは、36時間絶食後にエタノールの経口投与により潰瘍を誘発させています。

 

では、潰瘍指数の評価結果です。

 

 評価方法は、各病変の長さ(mm)を測定し点数付けしています。その点数は、潰瘍なし(0)、小潰瘍(12mm)(1)、中潰瘍(34mm)(2)、大潰瘍(56mm) (4)、巨大な潰瘍(> 6mm)(8)とし、 潰瘍指数は、点数を動物数で割って決定しました。その結果、マヌカハニーを前処理することでオメプラゾールと同等に潰瘍指数は顕著に減少することが判りました。つまり、マヌカハニーを毎日食べる習慣が胃潰瘍予防につながることが示唆されました。

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次に、酸化ストレスの評価検討です。一つ目はNO(一酸化窒素)量の変化を調べています。

 

 胃においてNOは上皮細胞や血管内皮細胞などに存在するNO合成酵素によって産生され、胃粘膜血流、酸分泌、粘液分泌など多様な生理活性に関与していることが知られています。そして、エタノール誘発性胃潰瘍は、通常NO経路の調節に関連しています。エタノールによる胃粘膜損傷時に産生されたNOは粘膜保護および損傷部の修復に寄与していると考えられています。この検討結果、マヌカハニーはエタノールによるNO量の減少を抑制することが分かりました。

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二つ目の酸化ストレスの評価検討です。生体内抗酸化酵素への影響を調べています。

 

 グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)、カタラーゼ(CAT)などの生体内抗酸化酵素は潰瘍によって引き起こされる酸化的損傷に対する防御作用を持っています。オメプラゾール群とマヌカハニー群では、CATには影響しませんでしたが、GPxSOD活性が有意に増加しています。

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三つ目の酸化ストレスの評価検討です。生体内抗酸化物質であるグルタチオン(GSH)への影響を調べています。

 

 GSH は生体内抗酸化物質の一つでH2O2を除去する抗酸化能やNO合成に関わることが知られています。胃粘膜においてGSHは胃粘膜障害に対する保護因子分子として働きます。マヌカハニーとオメプラゾールは、エタノールによるGSHの減少を抑えることが分かりました。

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四つ目の酸化ストレスの評価検討です。過酸化脂質量の変化を調べています。

 

 脂質が活性酸素種(ROS)によって酸化された過酸化脂質量を、過酸化脂質の二次生成物であるマロンジアルデヒド(MDA)で評価しています。エタノールではMDA量の有意な増加を引き起こしましたが、オメプラゾールとマヌカハニーではその増加を有意に抑えています。

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最後に炎症性サイトカインへの影響を検討しています。

 

 エタノール処理すると、炎症性サイトカインであるTNF-α、IL-1β、IL-6は何れも増加しましたが、オメプラゾール群とマヌカハニー群では、その増加を有意に抑えられています。

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以上のように、マヌカハニーは、活性酸素種(ROS)による細胞の損傷を防ぐ生体内抗酸化酵素であるGPxSOD、そして、生体内抗酸化物質であるGSHNOの減少を抑制し、脂質過酸化(MDA)を阻害することで、粘液糖たんぱく質を保護し、炎症性サイトカイン(TNF-α、IL -1β、およびIL-6)の形成を阻害することで、エタノール誘導胃潰瘍を防ぐことが示されています。

 

これらのマヌカハニーの抗酸化作用は、マヌカハニーに特有の抗酸化物質であるシリング酸メチルをはじめ、ポリフェノールやフラボノイドに起因すると考えられます。マヌカハニーのこのような抗酸化活性によって、ROS消去、抗酸化物質の増加、および脂質過酸化の減少が関与し、炎症が抑えられ、胃潰瘍を防ぐことができるものと思われます。




眼瞼炎に対するマヌカハニーとMAPの効果

眼瞼(がんけん)炎とは瞼の辺縁で起こる炎症で、瞼の皮膚に起こる「眼瞼皮膚炎」、目尻に起こることが多い「眼角眼瞼炎」、睫毛の付け根あたりに起こる「眼瞼縁炎」の総称です。その原因は非感染性の薬品や化粧品に対するかぶれやアレルギーで起こる場合と細菌やウイルスに感染して起こる場合があります。主な原因菌としては黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、緑膿菌などがあげられ、異常に繁殖して炎症を引き起こすことが知られています。2017102501















 治療薬にはタリビットなどの合成抗菌剤やステロイド系薬剤を含有する眼軟膏がありますが長期投与による薬物耐性や副作用のリスクを伴います。そこで、抗炎症・抗菌効果の優れたマヌカハニー、及び、そのマヌカハニーをαオリゴ糖で粉末化したマヌカハニーαオリゴ糖パウダー(MAP)を用いた眼軟膏・薬用アイクリームの研究開発が行なわれ、2016年から2017年に二つの研究報告がありました。MAPの検討理由には、これまでの研究報告からピロリ菌やアクネ菌など様々な病原細菌に対してMAPの方がマヌカハニー単独よりも抗菌活性の高い場合が多いためです。

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その一つ目の研究報告はニュージーランドオークランド大学のCraigらによってBMJ Open Ophthalmologyに投稿され2016年に発表されたタイトルが『Preclinical development of MGO Manuka Honey microemulsion for blepharitis management』という論文です。(Craig JP, et al. BMJ Open Ophth 2016;1:e000065. doi:10.1136/bmjophth-2016-000065

 

この論文では眼瞼炎を引き起こす細菌に対するMAPとマヌカハニー単独の効果の評価と眼周囲への投与を目的に作製されたマヌカハニーマイクロエマルジョン(MHME)の角膜上皮細胞生存率およびウサギ眼耐性の評価が報告されています。

 

眼瞼(がんけん)炎の原因菌に対するMAPとマヌカハニー単独の効果を検証したところ、MAPは、MIC(最小阻止濃度)評価によって、グラム陰性菌の緑膿菌に対する抗菌効果はマヌカハニー単独と同等でしたが、黄色ブドウ球菌および表皮ブドウ球菌に対してはマヌカハニー単独より大きな阻害および殺菌作用を示していました。また、MBC(最小殺菌濃度)評価においては、今回の試験濃度では、マヌカハニー単独では殺菌作用を示さず、MAPはグラム陽性菌の黄色ブドウ球菌と表皮ブドウ球菌に対しての殺菌作用はありましたが、グラム陰性菌の緑膿菌に対して殺菌作用を示さなかった結果となりました。

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二つ目の研究報告は同じくCraigらの検討で、同じジャーナルに2017年に投稿され受理されたもので、タイトルは『Randomised masked trial of the clinical safety and tolerability of MGO Manuka Honey eye cream for the management of blepharitis』で、MHMEを用いたアイクリームのヒト臨床試験によってその安全性の高いことが示されています。

 

以上のように、MAPはマヌカハニー単独に比べ、様々な病原細菌に対して、抗菌効果が優れており、一方で、人に対する安全性も高いすばらしい素材であることが判ってきました。

 

なお、この論文はシクロケムバイオの雑誌会でSTさんが報告してくれたものです。STさん、ありがとうございました。


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