June 23, 2009
知っておくべきこと
今日はハッピーな話題ではないのですが、アメリカでの英会話で覚えておく必要があることです。
こちらで生活して「はっ」と実感させられることに「差別」があります。昔に比べて少なくなっているのは確かなようですが、人種や宗教による差別意識はまだ確実に残っています。
日本にも差別はありますが、単一民族で、一般的に宗教への帰属意識が低いこともあり、日常生活の中で差別に対する意識をもつことは他の国に比べて少ないと思います。間違いを犯さないためにも、そういう差別意識を持つ人がいるという前提、そして使ってはならない差別用語について、あらかじめ知っておく必要があると思います。
黒人に対しての差別用語が「Nigger」という言葉です。これは使用してはいけない言葉ですので気をつけましょう。日本語の「苦い」を「にがーい」とのばして言うとNiggerと発音が近くなるのでレストランなんかでは要注意です。また、最近のはやりで語尾を言わずに「にがーっ」っていったりしますよね。これなんかはそのまんまですので、思いっきりNGです。
「Black」というのは特に差別用語というわけではないですが、そもそも誰かが黒人か白人かということは区別する必要がないことですので、使う必要はないはずです。どうしても必要な場合は「African American」というのが差別的でない言い方ということになってます。これを使うのが最も無難でしょう。
たまにあからさまに黒人を蔑視する発言をする白人のお客さんと一緒になることがあります。そのような場合でも、相手に合わせて一緒に黒人を差別するようなことを言うのは絶対避けるべきだと思います。われわれ日本人も有色人種ですし、日本から来ているよそ者が差別に加担するようなことは非常に下品な感じを受けられるはずです。このような人に「差別してはいけないよ」なんて諭しても百倍くらいの勢いで屁理屈をこねてきますので、「興味ないです」といった顔をしてやり過ごすのが良いでしょう。
もうひとつ、ユダヤ人に対する差別というのが日本人には判りにくいものです。ユダヤ人のことを[Jewish] (ジューイッシュと聞こえます)と言います。キリスト教でなく、ユダヤ教を信じている人たちのことを言います。敬虔なユダヤ教の信者は宗教上頭のてっぺんを隠すために小さいお皿のような帽子を乗っけていたり黒いシルクハット帽子をかぶっています。もみ上げを伸ばして巻き髪にしていたり、サンタのようなひげを生やしている人も多いです。一方で、一般のキリスト教信者の白人と見た目で全く違いがないユダヤ人もいます。
[Jewish]は差別用語ではないようですが、大声で使うような人はおらず「He is Jewish」なんていう場合でも皆たいてい小声で言ってます。(たぶん差別しているという後ろめたさがあるからでしょう) ユダヤ人に対する差別用語で良く使われているのは[Jew](ジューと聞こえる)と言う言葉です。この単語、日本語の数字の10の発音と非常に似ていることを知っておいたほうが良いでしょう。
アメリカ経済の中心(金融)を担っているのはユダヤ人が多いことは良く知られています。私の住んでいるところの近所に高級住宅地があり、お城のような家もあるのですが、そういうところに住んでいるすごいお金持ちはユダヤ人が多いです。そうったことの妬みも差別の一因になっているのかも知れません。 ユダヤ人の家はクリスマスでも電飾なんかで飾らず静かな感じです。(クリスマスはキリスト教だけなので)
ちなみに日本人に対する差別用語はJap(ジャップ)です。
幸い私はアメリカに来てからまだ言われたことはありません。
差別の無い世界、、口で言うのは簡単ですが、実現はほど遠いというのがアメリカで感じるところです。ひとりひとりの意識を少しづつ変えていく努力の積み重ねが大事だと思います。
ニューヨーク駐在英語
