ブログネタ
おすすめ漫画の紹介2 に参加中!
『古本屋の戯言』のヒロ氏主催の
『このマンガが凄いから読め!(仮称)γ版・2010』…略して『こすヨメγ2010』
に、参加させて頂きます。

趣旨は下記のサイト様

にある通り。漫画の感想を書いているブロガーによる、今年の漫画人気投票です。
各々が1位〜5位まで選び、F-1のドライバーズポイント制のような感じで集計されます。
選定条件は2009年に1冊でも新刊単行本が出た漫画です。
企画参加条件は今年、20作品以上のレビューを書いたブロガーとの事。
レビューの水準は200文字以上との事。
・・私はシリウス毎号感想他で、何とか達成していると思います。

参加条件を満たしている方々、是非・・・

・・去年は折角お誘い頂き、しかも(自分なりには)他所様に自信を持ってオススメできる記事を書いておきながら、私事の都合で参加を逃したのが非常に残念でした・・。
『2009年に読んだ漫画で面白かった5選』
1位:でろでろ 
2位:将国のアルタイル
3位:ミスミソウ
4位:きみのカケラ。
5位:ムダヅモ無き改革




1位『でろでろ』週刊ヤングマガジン/押切蓮介
2003年から今年6月ついに最終回を迎えた、押切蓮介先生の代表作。
「ホラーギャグ」なる新境地を切り開いた傑作ショート。
日常の何気ない一コマや出来事を尽く「妖怪の仕業」に、日本古来の憑喪神(ツクモガミ)の発想を受け継ぐ妖怪マンガ。
受け継ぐ・・一方、古来の幽霊や妖怪の常識が180度ひっくり返る「悪霊を殴って解決」
退魔系バトルマンガは数多いが、バトルマンガではなく、日常の怪異を腕力で解決するのが新境地なのです。
・・それらの怪異が、極めて人間らしく、逆に人間の方が妖怪じみている逆転現象も。
卓越した人間観察・人間洞察が「でろでろ」の肝でしょう。
人間・妖怪の全てが時に可笑しく、時に醜く、そして愛おしい・・。共感できる。
妖怪や怪異は現実離れしているハズなのに「でろでろ」は確かに存在している(と錯覚させられる)リアリティーがある。
日常が気付かぬ間に非日常に・・そして読後、日常も奇っ怪もどうでもよくなってくる不思議。
・・生きる事を全力で肯定する活気に満ちている。
幽霊など死者が溢れる漫画なのに、「でろでろ」は徹底的に死と無縁です。
理不尽な悪霊はブン殴ればいいぜ!
そこがホラーギャグなのだが、その背景には、生きる事を楽しもうという心意気と、それがウソくさく映らない「深い人間への洞察・理解」がある。
・・連載が中盤以降、社会人の相原水面姉ちゃん、ニートからの脱却を目指すセンパイなど、人生に足掻く人々のエピソードが増えてくる。
日常の、普通な視点ではツマラナイ現実が、押切流に奇っ怪面白い出来事に!
まさに社会で生きていこうと頑張る人々へのステキな応援となっている。と、そう感じる。
掲載誌・ヤンマガの読者から高い支持を受ける所以じゃなかろうか。
読めばクスクス笑えて、しかも元気が出ますよ。

・・主人公の妹が、超かわいい!!!!
日野留渦(ひの・るか)ちゃん可愛い超かわいいです・・!
あまりの可愛さに衝撃を受けました!でろでろは人間観察云々いいならが、実は本当に肝心なのは、留渦かわいいの方だったり。
萌え系の綺麗な美少女絵とはかなり異なる個性の絵柄、しかし魅力的です。
中学三年生の主人公・日野耳雄(ひの・みみお)の妹で中学一年生。
無口系の妹で、しっかり者。両親と離れて兄妹の二人暮らし、ダメ兄の世話したり、呆れながらも本当は仲が良い。
シスコン兄の耳雄から溺愛されている!
これだけならありがちな萌え設定だが、日野兄妹の絆は、他の妹キャラとは一線を画している。
時には本気でドツキ合ったり、ケンカもする。
ゲームやアニメの妹キャラより、遥かにリアリティーの高い妹です。
とはいえ・・・留渦ちゃんほどカワイイ妹は現実には居まいて・・。
ウソくさくない、でも最高に理想の妹なのです留渦ちゃんカワイイなぁもう!

・・ダメだ全く纏まらぬ駄文に。
価値観ひっくり返るホラーギャグ
人間洞察に基づく奇妙なリアリティー
結構辛辣ながら深刻度鬱度皆無なポジティブ人生賛歌
そして留渦かわいい超かわいい!!!!!
諸々闇鍋状態で、私は「でろでろ」が一番大好きなのです。



2位『将国のアルタイル』月刊少年シリウス/カトウコトノ
イスラム世界をモデルにした(宗教色皆無)異世界戦記。
去年、1番面白かった作品に選びました(企画参加は逃し残念・・)

作者のカトウコトノ先生は本格的に歴史を学ばれた知識や深い造詣を駆使、極めて本格派の歴史・文化史・地政学などに基づく世界観と展開から、主人公のマフムートが縦横無尽に活躍する。
多少なりとも歴史や歴史に関する戦記が好きな読者を魅了して止まない。
↓アルタイルの魅力を語ってみた

・・絵も、実に素晴しい。
人物は、美形から美人、渋いオヤジまで幅広く、印象的。
背景の描き込みのクオリティーも抜群。街の風景や建造物に、多様な文明文化の薫りを感じさせてくれ、絵を見ているだけで異国を訪れたような楽しさがある。
絵に限れば、近年の戦記系でも抜きん出ている。無論、ストーリーも!

2009年に入っても勢いは衰えず。外交や通商・物流方面からの戦略展開で1話ごとに驚かされるばかり、一向に底が見えない。
ベネディック(ベネツィアがモデルと思われる)編では、国家と外交の在り様を、未熟な主人公そして読者に思い知らせてくれた。
更に、主人公マフムートの国トルキエ将国に対する、バルトライン帝国(最強の敵国)が仕組んだ衛星国への離反工作、それを阻止すべく動く、マフムートの奮闘が熱い。
四将国編開幕の感想

・・とにかく!読めば読むほど興奮せずにおれない面白さです。
歴史や地理が好き、でも中国欧州日本の戦記は飽きた・・という方にオススメです。

・・小説やマンガ問わず、有名どころの歴史系戦記はあらかた読みまくってきた経験から言っても尚、将国のアルタイルはズバ抜けた傑作と断言します。
あぁ・・「でろでろ」最終巻と重ならなければ、1位にしたかった・・。



3位『ミスミソウ』ホラーM/押切蓮介
去年も3位に選びました。
・・いや、去年は金色のガッシュ!という不朽の名作の最終巻と重なって・・

ぶんか社のレディース・少女漫画誌掲載の鬱、残酷マンガ。
でろでろに慣れ親しんでいると、あまりの衝撃にしばらく飯が喉を通らない・・。
最悪なサスペンスだが・・
心理描写、関係性の変容、狂っていく場の空気。
それらが緻密に描かれ、単に血なまぐさいだけの底の浅いホラーにあらず。
恐ろしいまでに、緻密なヒューマンサスペンスである。
読めば読むほどに深く、深く闇に嵌っていくようだ・・。
・・ヒロイン・野咲春花の可愛さも、最高!
押切作品は女の子の可愛さも特長だが、春花の可愛さは異常。
かわいいというより「美しい」
押切作品のヒロイン中、最も美しい少女であろう。
それだけに、あまりの凄惨さと悲痛さが際立つ。
凄惨だが、美しい。読まずにはいられない!
一度読み始めると、たぶん生涯、忘れられないマンガです。
(以前書いたのを、そのまま流用)

とことん愉快な「でろでろ」と同じ作者とは思えぬ、壮絶に鬱な残酷サスペンス!
押切蓮介先生の底力、真骨頂が、ここに!!!
人間観察・洞察力の非凡さは「でろでろ」と通じる。
押切先生の人間洞察がひとたび闇に向かえば、血塗られし可憐な仇花「ミスミソウ」が咲く・・ッ
「でろでろ」と共通して、あり得ない設定のハズなのに、(もしかしたら・・)と思わされる圧倒的なリアリティーがある。
残酷だが同時に、美しい・・・・と思わずにはいられないのが、恐ろしい。
何度も繰り返すけど、ヒロイン・野咲春花の美少女度が、半端ではありません。
かわいい、萌えを超越している!
復讐に煮え立つ殺意、その本当の姿は儚く脆い。野に咲く三角草(ミスミソウ)のような、美しさ。
萌えキャラや美少女は多けれど、野咲春花の美しさは尋常ではないです。

ミスミソウを最期まで読んで一番の感慨は、人間の哀しさだった。
キャラや展開の説得力が完璧に近いため、人間の闇を描いた物語を否定する事が困難という、タチの悪い漫画なのです。
それでも・・・・
ほんの一歩。ほんの少しでも歯車が噛み合えたならば、和解して惨劇を回避できた可能性も感じるのは、救いだと思いたい。
その点において「ひぐらしのなく頃に」とも非常に近いものを感じます。
実際、竜騎士07先生と押切蓮介先生の対談など、両作者の合い通じる部分を見せてもらいました。
ミスミソウ・・
邪悪な漫画だけど、名作と言わざるを得ないでしょう・・・。



4位『きみのカケラ。』週刊少年サンデー/高橋しん
前巻6巻から実に2年ぶりに最新7巻が登場。
既に7年前にサンデー本誌で連載終了、その後長い時間を掛けた大幅加筆修正で紡がれてきた物語。
大筋はサンデー連載時と変わらないが、戦族兄妹の悲劇を特に丁寧に描かれていて、涙が止まらず・・。
いえ、既に本誌にて先の展開及び結末を知っているので、余計に切なくって堪らない。
否応なく滅び行くセカイで、それでも生きたい!生きていたい想いが極限の感情が、交錯する。
作中時間で1年ぶり、読者時間で2年ぶりに再登場したイコロ王女めんこいなあ!
初登場時から既に優しく強いヒロインだが、生きたい切なる想いが、誰かを生かしたい想いが、一層強く、王女の魅力を輝かせている。
・・絶望的で救いのない、ただ悲しいだけの物語に思える。
が、本当は生きていく希望を描いた、やはり美しい物語に違いない。
・・絵も、素晴しいに尽きる。やはりマンガの醍醐味は絵がある事だろう。
2年の時間を掛けて描かれたセカイの美しさ、一コマごとに息を呑む美しさです。
今年読んだ全マンガ中一番、世界を美しく描写していると思った。
その美しい世界は、決して避けられぬ滅びの世界なんだけど。
(ネタバレしていいなら、最期は・・)

7巻で最終巻と思いきや、まだ少し続くとの由。
完結は来年。2010年にも、一番楽しみな漫画の一つです。
結末は本誌時と同じだろうか?一応ハッピーエンドとはいえ切なすぎる・・



5位『ムダヅモ無き改革』近代麻雀/大和田秀樹
小泉ジュンイチローなど実在の有名政治家(実在の人物とはあまり関係ありません)が、麻雀で壮絶なバトルを繰り広げる!
あらゆる意味で常軌を逸している、トチ狂った作風。
だが、面白い!
単行本2巻分の感想


・・こういう方面で禁忌(タブー)を超越するのが日本漫画の実力だと思う。
日本漫画というより、我が国の寛容さが漫画やアニメの文化を育んでいると思う。
小泉元総理やプーチン首相、ローマ教皇らは、あくまでマンガの登場人物なのです。
・・日本の常識は世界の非常識と言うけれど、空想と現実の区別分別が無いとツマランでしょう。
最近の展開では、アドルフ・ヒトラーまで登場。
オリジナルキャラのイゾルデちゃん(宣伝相ゲッペルスの孫娘)が軍服に鍵十字を堂々と付けているのも、昨今の風潮からすると禁忌なのだが(キン肉マンのブロッケンjの帽子も変更されたり)。
不謹慎を承知の上で言わせて頂くと・・・・カワイイから許して♪
毎回無意味にパンチラ、イゾルデたんかわいいなぁ。

・・1巻2巻分に比べ、最近はむしろ、読者もノリに慣れてきたのでは。
「実在大物政治家が麻雀するヤバさ」というインパクトは、既にファンタスティックな超展開の連続で麻痺しつつある。
そこは逆に、こういう作品も許してくれる・・方向に評価されて欲しい・・。

2010.1.1追記
まさかのアニメ化!(公式です。)





他候補・・
『プピポー!』『できそこないの物語』『怪物王女』『戦国戦術戦記LOBOS』
『ゆうやみ特攻隊』『九十九眠るしずめ』『キャプテンアリス』
『謎の彼女X』『もっけ』『さよなら絶望先生』『魔法先生ネギま!』
『未来日記』『喰霊』『話の話』『キングダム』『ワンピース』
『宇宙家族ノベヤマ』『ぼくらの』『けいおん!』

『3×3EYES外伝』(単行本新刊が出る条件に該当せず)

他沢山あるけど、ムダヅモの圧倒的インパクトを優先・・
というか半分以上、全く感想書けてなくて残念。
LOBOS、キャプテンアリス、もっけ辺りはいずれ挑戦したい所。
2010年も沢山面白いマンガを読みたいものです。

http://blog.livedoor.jp/hirobooks/archives/51326651.html