2025年01月16日
フジミ 1/24 トヨタレクサスIS350ディーラーオプションフルエアロ仕様
今回紹介するキットはフジミの2代目レクサスIS、というか20系IS。初代発売時は日本にレクサスありせんでしたのでトヨタアルテッツァとして販売。日本での初代がどちらになるのかややこしいので型式表記に。でも4代目レクサスRXも20系なんですよね(笑)。商品の方はいつものようにグスグズしてたらヤフオクで売却済みとなってしまいましたので、備忘録という形でつづります。
前記しましたように初代レクサスISは、日本ではトヨタアルテッツァ。発売前には「安価なコンパクトFRでAE86の再来」とさかんに雑誌等でもてはやされましたが、どうしてセダンを86の再来ととらえたのか?当時から不思議に思っていましたし、価格も86の中古を買ってるような若者が気軽に買えるものではありませんでした。
とはいえ海外のレクサスISと比べれば装備内容を落として安価にしていたのは確かで、今にして思えば新プラットフォーム(ブログレと共有)の新型車が、200万円台前半(207〜254万円)というのはかなり頑張ってましたよね。もっともレクサスISと同仕様のグレード展開後は、マーク2あたりとさほど変わらない価格(220〜335万円)になってしまうのですが。
そのアルテッツァ初期型の価格の印象が、この20系レクサスIS導入時にどーんと足を引っ張る事にもなるんですよね(笑)。新規ブランドとして日本で展開されることになったレクサス。トヨタの高級ブランドとしての認識はあったモノのなぜ高いのか、どうして北米で受け入れられたのか?正直海のものとも山のものともわからないブランド/ディーラーでした。それが、こないだまで200万円台前半から買えていた車がモデルチェンジしたら一気に(390〜525万円)になり、店も変わってセールスも代わります。
そもそも販売店自体も少なかったですし、販売員自体も「レクサス」に対する認識教育があいまいだったように思えます。さらにこの20系ISというモデルがわかりづらく、価格に説得力の無い(ように思える)車だったのも混乱を招きました。良いか悪いかは別として今のようなスピンドルグリルのエグいデザインではなく、旧来のトヨタ車の枠内のデザイン、かつ同時に販売開始したGSとSCとの統一感も無く。新しいトヨタの高級車ブランドが始まった感が乏しかったです。
車自体の仕上がりも、Cクラスや3シリーズをライバルとしていながら、その乗り味はあまり足の動かないいかにも日本車のスポーティー仕様。しなやかさに欠けるゴツゴツしたモノで道路が良くないと魅力が伝わりづらい足回りでした。筆者も当時レクサス店に期待して向かいましたが、IS共々あまり良い印象を持たなかった記憶があります。
この20系ISのモデル末期にレクサスは現在まで続くスピンドルグリルを共通テーマとしていく事を発表し、次のモデル30系ISからは大々的に採用されました。それと同時にどこかトヨタ80点主義でコンサバだったデザインもアグレッシブなモノに変更され今に続きます。そうなるとなんとも悔しいのがモデル末期に20系ISを買った人達。ドイツ車が少しずつぬるっとデザインが変わっていくのに対して、レクサスのように明確にデザイン言語が変わったとわかるのは「一つ前」感強調されてしまいます。その為スピンドルグリルこみの社外バンパーがアフターパーツとして流行り、正面から見ると20系だか30系だかわからないISが中古車店にぞろぞろ(笑)。
フジミのISもマイチェンに対応しようとしたのか、前後バンパーが良い感じで分割されてますので、ガレージキットでスピンドルグリルバンパーのパーツあっても良さそうなんですけど、ざっくり検索では出てきませんでした。隣国系パーツメーカーは、こういうの得意そうなんですけどね。
そんなレクサス開設から20年。トヨタ自身の車作りの方向性が大きく変わり、トヨタの出来が良ければ、よりお金の掛かっているレクサスの出来もよくなり、今の30代以下には当然当初の不当に高いアレルギーも無く、高級車ブランドとして受け入れられた形ですね。ライバル視していたメルセデスやBMWが下のクラスまで車種を広げ、特別感が無くなったのもレクサスには幸いし、ドイツ車を見るよりレクサスを見かける方が圧倒的に多くなったと感じます。
街中を走っているレクサスのほとんどがSUVモデルですが、ドイツ車と同じくセダンをキチンと残しているのもレクサスならでは。ISも3代目はビッグマイナー含めて10年以上作り続けていますが、おっさん達の心の拠り所として頑張って欲しいです(笑)。
あ、ただレクサスが成功したせいで、今のトヨタ車が頑固に内装質感を上げないのにはげんなりしてます。レクサスとの棲み分け必要でしょうが、マツダあたりの内装に負けててトヨタは悔しくないんでしょうかね?クラウンもクロスオーバー導入以降劇的にプラッチッキーになっちゃいましたし、車自体の出来は良いのに、プラッチッキーで黒グレーだけの内装はどうにかして欲しいです。
前記しましたように初代レクサスISは、日本ではトヨタアルテッツァ。発売前には「安価なコンパクトFRでAE86の再来」とさかんに雑誌等でもてはやされましたが、どうしてセダンを86の再来ととらえたのか?当時から不思議に思っていましたし、価格も86の中古を買ってるような若者が気軽に買えるものではありませんでした。
とはいえ海外のレクサスISと比べれば装備内容を落として安価にしていたのは確かで、今にして思えば新プラットフォーム(ブログレと共有)の新型車が、200万円台前半(207〜254万円)というのはかなり頑張ってましたよね。もっともレクサスISと同仕様のグレード展開後は、マーク2あたりとさほど変わらない価格(220〜335万円)になってしまうのですが。
そのアルテッツァ初期型の価格の印象が、この20系レクサスIS導入時にどーんと足を引っ張る事にもなるんですよね(笑)。新規ブランドとして日本で展開されることになったレクサス。トヨタの高級ブランドとしての認識はあったモノのなぜ高いのか、どうして北米で受け入れられたのか?正直海のものとも山のものともわからないブランド/ディーラーでした。それが、こないだまで200万円台前半から買えていた車がモデルチェンジしたら一気に(390〜525万円)になり、店も変わってセールスも代わります。
そもそも販売店自体も少なかったですし、販売員自体も「レクサス」に対する認識教育があいまいだったように思えます。さらにこの20系ISというモデルがわかりづらく、価格に説得力の無い(ように思える)車だったのも混乱を招きました。良いか悪いかは別として今のようなスピンドルグリルのエグいデザインではなく、旧来のトヨタ車の枠内のデザイン、かつ同時に販売開始したGSとSCとの統一感も無く。新しいトヨタの高級車ブランドが始まった感が乏しかったです。
車自体の仕上がりも、Cクラスや3シリーズをライバルとしていながら、その乗り味はあまり足の動かないいかにも日本車のスポーティー仕様。しなやかさに欠けるゴツゴツしたモノで道路が良くないと魅力が伝わりづらい足回りでした。筆者も当時レクサス店に期待して向かいましたが、IS共々あまり良い印象を持たなかった記憶があります。
この20系ISのモデル末期にレクサスは現在まで続くスピンドルグリルを共通テーマとしていく事を発表し、次のモデル30系ISからは大々的に採用されました。それと同時にどこかトヨタ80点主義でコンサバだったデザインもアグレッシブなモノに変更され今に続きます。そうなるとなんとも悔しいのがモデル末期に20系ISを買った人達。ドイツ車が少しずつぬるっとデザインが変わっていくのに対して、レクサスのように明確にデザイン言語が変わったとわかるのは「一つ前」感強調されてしまいます。その為スピンドルグリルこみの社外バンパーがアフターパーツとして流行り、正面から見ると20系だか30系だかわからないISが中古車店にぞろぞろ(笑)。
フジミのISもマイチェンに対応しようとしたのか、前後バンパーが良い感じで分割されてますので、ガレージキットでスピンドルグリルバンパーのパーツあっても良さそうなんですけど、ざっくり検索では出てきませんでした。隣国系パーツメーカーは、こういうの得意そうなんですけどね。
そんなレクサス開設から20年。トヨタ自身の車作りの方向性が大きく変わり、トヨタの出来が良ければ、よりお金の掛かっているレクサスの出来もよくなり、今の30代以下には当然当初の不当に高いアレルギーも無く、高級車ブランドとして受け入れられた形ですね。ライバル視していたメルセデスやBMWが下のクラスまで車種を広げ、特別感が無くなったのもレクサスには幸いし、ドイツ車を見るよりレクサスを見かける方が圧倒的に多くなったと感じます。
街中を走っているレクサスのほとんどがSUVモデルですが、ドイツ車と同じくセダンをキチンと残しているのもレクサスならでは。ISも3代目はビッグマイナー含めて10年以上作り続けていますが、おっさん達の心の拠り所として頑張って欲しいです(笑)。
あ、ただレクサスが成功したせいで、今のトヨタ車が頑固に内装質感を上げないのにはげんなりしてます。レクサスとの棲み分け必要でしょうが、マツダあたりの内装に負けててトヨタは悔しくないんでしょうかね?クラウンもクロスオーバー導入以降劇的にプラッチッキーになっちゃいましたし、車自体の出来は良いのに、プラッチッキーで黒グレーだけの内装はどうにかして欲しいです。
2024年12月31日
フジミ1/24いすゞビッグホーン5ドア4WD3.2L V6DOHC(E-UBS25GW)1991 2000円
今回紹介するキットはフジミの2代目ビッグホーン。元々はランクル80やパジェロと同じくシャーシ組立済みのモーターライズキットでした。ランクル共々再販からはモーターライズオミットされ、そうするとなんだか作りの荒いフジミっぽいキットとして存在してしまい、タミヤのランクル80辺りと比べられると非常に厳しい存在となっていました。
パジェロの方は精密シャーシに作り直されて再販されたので、他2台も追随するかと思われましたがそんな事はないまま時を経て、一昨年になり急にランクルに昨今の「新峠システム(笑)」が導入され4輪がぐにょぐにょ動く仕様になり、クロカン四駆らしいアップデートは嬉しい改良でした。唯一取り残されたこのビッグホーンですが、モーターライズ時代は統一シャーシだったような気がするので、ランクルのシャーシ移植出来るかも知れません。
実車の初代前期丸目2灯のビッグホーンは今見ると愛らしいスタイルですが、当時はプアマンズレンジローバーなんて言われていて、なるほどそのフロントマスクやたたずまいはそっくりでした。ローバーに怒られたのかマイチェンで角目2灯になるとどこかアジア感漂う無国籍風になったのですが、このキットにあたる2代目になって一気にモダン化、不思議な事に今度は後にモデルチェンジされた2代目ランドローバーがどことなく似ている状況になります(1.2代目共にウィキペディアに採用されている写真が同系色でそっくりなんですよね)。
オーバーフェンダーで物々しいパジェロやランクルに比べて、2代目ビッグホーンは都会的でスタイリッシュに見えたモノですが、時代は大RVブーム中。特にトヨタが2代目ランクルプラドで丸コピーするほど、パジェロの2トーンとオーバーフェンダーは正義。いすゞが隠し持つどこか欧州風な品の良さが徒となります(笑)。その後マイチェンでフェイスリフトしてオーバーフェンダーを採用したそのスタイルは、どこかトヨタ風味になってがっかりした記憶があります。
日本国内では乗用車生産から撤退してしまったいすゞですが、海外ではピックアップトラックベースのSUVをまだ販売しています。ざっくりビッグホーンから派生したミューウィザード→ウィザード→MU-7→MU-Xな流れで、ハイラックスサーフ(フォーランナー)やパジェロスポーツ(チャレンジャー)のライバルになる形です。
もはや乗用車の販売網を持っていないいすゞですから国内復帰は難しいですが、MU-Xのベース車であるD-MAXはマツダに供給されてしっかりマツダ顔になったBT-50としてアジアで販売中。これならワンチャン日本導入も・・・ハイラックスやトライトンがバカ売れする世界線じゃないと無理ですよね(笑)。
さてブログ@中古絶版模型堂の今年の更新はこれが最後。前記していますように今週のヤフオク出品もありません。新年1/5からはヤフオクの出品と当店サイトの更新は行う予定ですので、来年もよろしくお願いいたします。
パジェロの方は精密シャーシに作り直されて再販されたので、他2台も追随するかと思われましたがそんな事はないまま時を経て、一昨年になり急にランクルに昨今の「新峠システム(笑)」が導入され4輪がぐにょぐにょ動く仕様になり、クロカン四駆らしいアップデートは嬉しい改良でした。唯一取り残されたこのビッグホーンですが、モーターライズ時代は統一シャーシだったような気がするので、ランクルのシャーシ移植出来るかも知れません。
実車の初代前期丸目2灯のビッグホーンは今見ると愛らしいスタイルですが、当時はプアマンズレンジローバーなんて言われていて、なるほどそのフロントマスクやたたずまいはそっくりでした。ローバーに怒られたのかマイチェンで角目2灯になるとどこかアジア感漂う無国籍風になったのですが、このキットにあたる2代目になって一気にモダン化、不思議な事に今度は後にモデルチェンジされた2代目ランドローバーがどことなく似ている状況になります(1.2代目共にウィキペディアに採用されている写真が同系色でそっくりなんですよね)。
オーバーフェンダーで物々しいパジェロやランクルに比べて、2代目ビッグホーンは都会的でスタイリッシュに見えたモノですが、時代は大RVブーム中。特にトヨタが2代目ランクルプラドで丸コピーするほど、パジェロの2トーンとオーバーフェンダーは正義。いすゞが隠し持つどこか欧州風な品の良さが徒となります(笑)。その後マイチェンでフェイスリフトしてオーバーフェンダーを採用したそのスタイルは、どこかトヨタ風味になってがっかりした記憶があります。
日本国内では乗用車生産から撤退してしまったいすゞですが、海外ではピックアップトラックベースのSUVをまだ販売しています。ざっくりビッグホーンから派生したミューウィザード→ウィザード→MU-7→MU-Xな流れで、ハイラックスサーフ(フォーランナー)やパジェロスポーツ(チャレンジャー)のライバルになる形です。
もはや乗用車の販売網を持っていないいすゞですから国内復帰は難しいですが、MU-Xのベース車であるD-MAXはマツダに供給されてしっかりマツダ顔になったBT-50としてアジアで販売中。これならワンチャン日本導入も・・・ハイラックスやトライトンがバカ売れする世界線じゃないと無理ですよね(笑)。
さてブログ@中古絶版模型堂の今年の更新はこれが最後。前記していますように今週のヤフオク出品もありません。新年1/5からはヤフオクの出品と当店サイトの更新は行う予定ですので、来年もよろしくお願いいたします。
2024年12月18日
ユニオン1/24ルノー8ゴルディーニラリータイプ 3000円
今回紹介するキットはユニオンのルノー8。フランスのエレールの金型を使用して再販したキットです。エレールのキットは絵画風の箱絵が美しい印象的なモノでしたが一時期あまり再販されていませんでした。タイミング的に80年代〜バブル期にはユニオンやウェーブに金型が貸し出されていたのではないでしょうか?2000年代に入ってからは本家エレールで定期的に再販されているようですので金型も無事戻ったのだと思います。
さて筆者は国産では三菱車好きなミツビシャー(三菱者)ですが、外車ではフランス車(シトロエン、プジョー、ルノー)が好物で新車中古車合わせて10台ほど乗り継いできました(三菱車は7台でした)。世間的にはドイツ車に比べて知名度が低く、信頼度でもイタリア車と同様に低いと思われていますが、現在乗っているシトロエンC5は15年目に突入しましたが大きな問題なく、日々快適な乗り心地を提供してくれています。
三菱車は一時(80年代)シトロエンをお手本としていた時期があり、リアフェンダーのスパッツ的処理や1スポークハンドル、サテライトスイッチ等に片鱗が伺えますし、デボネアVの乗り心地なども低速でコツコツするモノの、大らかでフワフワな乗り心地はアメ車的ととらえられがちですが、その実シトロエン的だったのでは無いかと思います。
そんな訳で自分の中で三菱好きとフランス車好きは至極納得な嗜好なのですが、やはりフランス車ってデザインも変な車なイメージ。シトロエンはその筆頭ですが、ルノーもなかなか変態的。その点ピニンファリーナがデザインを手掛けていたプジョーはコンサバで日本人の理解しやすい形ですね。
このルノー8もおとぼけ顔はともかく一見まっとうな3BOXセダンですが、実はリアエンジン車なのでフロントボンネットの下はエンジンではなくトランクルームとなっています。ただこのトランクルームもきっちり荷室として養生されているわけではなく、ヘッドライトやバッテリーの配線はむき出しですし、ゴルディーニに至ってはサブガソリンタンクがでーんと鎮座していておよそ実用的ではありません。
日本でも日野ルノーとしてお馴染みの4CV以来ルノーはリアエンジンに拘りを見せていて、後継車のドーフィン、そしてこの8。8の高級版でキャビンスペースはそのままで前後オーバーハングを205ミリも延長した10。そして近年復活した3代目トゥインゴとあげられます。
ルノー10なんて本当ワケがわからなくて、大衆車をストレッチして高級車を作る(←わかる)。普通は高級車なら後席のニースペースを拡大する為にホイールベースを延長するものですが、前記したように延ばしたのは前後オーバーハング、それも主にフロントを135ミリ。結果トランクルームだけが広くなり、取り回しが物凄く悪くなり不思議なプロポーションの車が生まれる羽目に(笑)。
ルノーの車についてはまだまだ語りたい事が山ほどあるのですが、きっかけとなるキットの数が少なくて・・・あ、そうそう今年も年末(冬のボーナスシーズン)恒例、ジャンク商品をヤフーオークションの方にまとめて出品しています。今年は12/10(火)から1週10点x3セットくらいを予定していますので、「残り時間の短い順」にして見て下さい。↓
「ヤフーオークションジャンク祭り。」
さて筆者は国産では三菱車好きなミツビシャー(三菱者)ですが、外車ではフランス車(シトロエン、プジョー、ルノー)が好物で新車中古車合わせて10台ほど乗り継いできました(三菱車は7台でした)。世間的にはドイツ車に比べて知名度が低く、信頼度でもイタリア車と同様に低いと思われていますが、現在乗っているシトロエンC5は15年目に突入しましたが大きな問題なく、日々快適な乗り心地を提供してくれています。
三菱車は一時(80年代)シトロエンをお手本としていた時期があり、リアフェンダーのスパッツ的処理や1スポークハンドル、サテライトスイッチ等に片鱗が伺えますし、デボネアVの乗り心地なども低速でコツコツするモノの、大らかでフワフワな乗り心地はアメ車的ととらえられがちですが、その実シトロエン的だったのでは無いかと思います。
そんな訳で自分の中で三菱好きとフランス車好きは至極納得な嗜好なのですが、やはりフランス車ってデザインも変な車なイメージ。シトロエンはその筆頭ですが、ルノーもなかなか変態的。その点ピニンファリーナがデザインを手掛けていたプジョーはコンサバで日本人の理解しやすい形ですね。
このルノー8もおとぼけ顔はともかく一見まっとうな3BOXセダンですが、実はリアエンジン車なのでフロントボンネットの下はエンジンではなくトランクルームとなっています。ただこのトランクルームもきっちり荷室として養生されているわけではなく、ヘッドライトやバッテリーの配線はむき出しですし、ゴルディーニに至ってはサブガソリンタンクがでーんと鎮座していておよそ実用的ではありません。
日本でも日野ルノーとしてお馴染みの4CV以来ルノーはリアエンジンに拘りを見せていて、後継車のドーフィン、そしてこの8。8の高級版でキャビンスペースはそのままで前後オーバーハングを205ミリも延長した10。そして近年復活した3代目トゥインゴとあげられます。
ルノー10なんて本当ワケがわからなくて、大衆車をストレッチして高級車を作る(←わかる)。普通は高級車なら後席のニースペースを拡大する為にホイールベースを延長するものですが、前記したように延ばしたのは前後オーバーハング、それも主にフロントを135ミリ。結果トランクルームだけが広くなり、取り回しが物凄く悪くなり不思議なプロポーションの車が生まれる羽目に(笑)。
ルノーの車についてはまだまだ語りたい事が山ほどあるのですが、きっかけとなるキットの数が少なくて・・・あ、そうそう今年も年末(冬のボーナスシーズン)恒例、ジャンク商品をヤフーオークションの方にまとめて出品しています。今年は12/10(火)から1週10点x3セットくらいを予定していますので、「残り時間の短い順」にして見て下さい。↓
「ヤフーオークションジャンク祭り。」