埼玉県入間市で22日、市内の学校に対する爆破予告が届いたとして、市立の全小中学校27校が臨時休校になる騒動があった。市のホームページを通じ、「受験に行ったら、学校を爆破する」という内容の“脅迫メール”が届いたもの。各校に異常はなかったが、受験シーズンのこの時期に、受験生を不安に陥れる犯罪行為となった。

 入間市の学校教育課によると、問題の爆破予告脅迫文が届いたのは、21日の午後5時半すぎ。市のホームページにある「メールでのお問い合わせ」のコーナーを通じて、届けられた。

 文面では、22日に入学試験が予定されていた県内の私立高校の実名を挙げ、脅迫。「(その高校に)受験生が試験を受けに行ったら、入間市内の学校に仕掛けた爆弾を起爆する」という趣旨が書かれていた。高校そのものではなく、受験生の通う中学校を“ターゲット”にする内容。22、23日は、同市内の多くの私立高校の入試実施日が集中する受験ラッシュ日だった。

 メールを受けた市は、狭山署に通報。同署は21日夜に、市内にある全11の中学校を調べたが、爆発物が仕掛けられるなどの異常は見つからなかった。一方、市教委は同夜に、市内の全小中学校の校長会を開き、「子供たちの安全の確保」、「受験生が安心して試験を受けられること」を第一に考え、22日は市立の小学校16校、中学校11校を臨時休校とすることを決めた。22日は、小学生約8500人、中学生約4300人の計12800人が休みとなる“被害”を受けた。

 私立高校の入試は予定通り実施されたというが、受験生にとっては、心の動揺などの影響を含め、人生を左右しかねない大事件。学校教育課の職員も「非常に悪質だとしか言いようがない」と、怒りを隠せなかった。狭山署では、悪質ないたずらとみて、威力業務妨害容疑で捜査している。

 【関連記事】
爆破予告 臨時休校 入学試験 を調べる

<パトカー事故>無免許バイクと衝突 高校生2人重傷 愛知(毎日新聞)
SNSのグリー最高益 09年7~12月期決算(産経新聞)
<鳩山首相>地方行脚、党内配慮色濃く 気分転換にも一役(毎日新聞)
<春闘>電機連合、賃金改善見送り 要求方針を提案(毎日新聞)
「怖さが先立って…」別事件での自白を菅家さんが説明 足利再審(産経新聞)