禁断


そう言えば、
だいぶん前こんなチャットが流れていたな


はずかしい話


























禁断


恥ずかしい話の一つや二つ
誰しももってますね。






















禁断


それはそれは、随分と昔のこと。
さわやかな、清清しい朝だった。








































はずかしい話1





セミがちらほら鳴き始めたばかり
そんな夏休みの早朝・・・私は
ラジオ体操に行かなければならないのだ。

「毎朝毎朝・・・・嫌になる」

そんなことを思ってはいても
現地に着けば、いろんな人がいて
何だかんだ楽しくなってくるもの。

早々に着替えを終え

首にスタンプカードをぶら下げ
母親に見送られながら
現地へ駆け出した。

片道子供の足で10分~15分と言うところ。

行きなれた簡単な道のり
途中夏ならではの小動物たちが
興味を沸きたて、更に夏休みと言う
最高のスパイスと共に心はもう

絶好調!!!!!!!
そんな中・・・






突如として、悲劇が舞い降りる。












「あぁぁぅあうぁぅぅ」
「焦るな・・・焦るんじゃない」


頭の中でイメージを拭くらませるんだ。


水門1


鉄の・・・・鉄の扉!!!!!
「うぉぉおおぉおぉぉおおぉ!!」

そしてこの門を守るのは

鋼鉄兵


我が最強の鋼鉄兵!!!!

「い・・・いける!!」

そして・・・
全力で門を絞り込んだ。
だがこの全力状態を維持し
歩き続けるには・・・

「内股になるしかない・・・」

いつもの半分以下の速度で
目標のポイントまで・・・
だがこの姿を途中で見られたら・・・

「危険だ・・・危険すぎる・・・」

遠回りするしかないのか・・・?





爆風1


その間も容赦なく激しいノックを繰り返す・・・

「う・・・ぅ・・・」

早く・・・早く・・・・

「く・・・やはり液体・・・奴か・・・」



そして・・・・・・
























フィニッシュ






















放水


ブリュブリュブリュブリ!!
プリプリプリ!!!!!

「ヴヴゥゥゥゥ」

もう鋼鉄の門も
最強の鋼鉄兵も

「どうでもいい」


だがしかし
称えてくれ。

開放の瞬間
内股で震えながらも
一歩でも前へ進もうとしたその勇士を・・・

力いっぱい鋼鉄の門を閉め続け
隙間からの奴のノックに耐え続けた
人間としてのプライドを守る最後の扉よ・・・・

太ももに垂れる奴・・・・

ああ・・・でもなんだろう
この開放感・・・これは・・・?
不思議だね・・・アレほど痛く苦しかったのに
今は何ともないや。












ん?!
遠くから声が・・・
後から出発した弟たちが・・・
弟の同級生の友達達も・・・
中には女の子だって・・・・・・・・










mazui


まずい・・・
まずすぎる・・・

このままでは
あだ名が・・・

「タレ」「カレー」

いやもっと・・・直接的な何か・・・










akann


「それだけは駄目だ!!!」

目まぐるしく回る思考

走るか?

駄目だ、走ってどこへ行く?
怪しまれる上、トイレに逃げ込んだとしても

もうトイレットペーパーでどうこう出来る
レベルはとうの昔にすぎているぞ?!

そして何より
この匂いでトイレから・・・?!
もう自分で自白しているようなものじゃないか!!



却下だ!!

どうするどうする・・・

最終的にはラジオ体操も避けなければ・・・
そして素早く家へ帰り、風呂へ行き
贖罪と浄化という名の洗濯をする必要がある・・・

何だこの難易度の高さは・・・
もう神様なんて信じられないぞ・・・

刻々と迫る無邪気な笑い声。
その笑い声が
こちらに向けられ
「生涯一生」凶器に変わる。

駄目だ駄目だ!!!それだけは!!
考えろ考えろ!!!
ラジオ体操をサボるには
これじゃない・・・何か他に理由がいる・・・


「くぅ!!!」

そして初めて思考の・・・
ストリームの向こう側を感じる・・・
そう・・・・未来を・・・

勝ち取るために!!!!




「導き出した答えは!!!これだ!!」















禁断


すぐ横にあったドブへのダイブ。

まず
事故に見せかけたドブへのダイブで

ラジオ体操行かずにもう帰ったほうがいいよ
と後から来た弟たちに思わせる効果!

さらに・・・
奴の水分によって
シミになったズボンを
ドブの水でカモフラージュする効果!

そして・・・さらに・・・
水分によって奴の匂いを
極限にまで押さえることに成功したのだ!





勝利


「勝った!!!」

そうしてその時を乗り切った・・・!!

そう・・・究極の勝利と言っていい!!!!
やはり、今考えても当時から
私は天才だったようだな!!




そういや、この時が初めてかな・・・
宇宙を感じたのは・・・

http://blog.livedoor.jp/d171717/archives/73544889.html











mazui



でもごくたまに母親に

「もしかして漏らした?ふふふ・・冗談よ」

とか言われるのは・・・
家へ帰ってからの浄化は完璧だったはずだ・・・?

いや・・・まさかな・・・