2007年03月19日

モータースポーツ万歳

海の向こうではF1が開幕し、フェラーリが圧倒的な強さをみせてるらしいが、

日本国内でも今日鈴鹿サーキットで市販車改造レースでは国内最高峰の

「SUPER GT選手権」が開幕した。

gt1

 

 

 

(写真はイメージです)

オレはF1も大好きだが、街中を走ってるレクサスやフェアレディZ等を改造して

行うツーリングカーレースのほうをより好む。

gt2

 

 

 

(写真はイメージです。 今日行われたレースのものではありません)

昔から日本では、レースなんて暴走族がマネして助長するようなもんだから

けしからんとか、CO2削減で地球環境を真剣に考えねばいけないときに

ガソリンを浪費する自動車レースとは何事だという議論がある。

実際、モータースポーツに反対する人たちの言う通りであんまし理論的に

反論できない。

ではなぜ日本だけでなくアメリカやヨーロッパでも自動車レースは今までどおり

開催され観客を集めるのか?

同じ自動車生産国の韓国や中国、ロシアやインドネシアではなぜ自動車レース

がオーガナイズされていないのか?

(日本ではほとんどの自動車レースをJAFが主催)

つまり、日本、欧州、米国では周囲の環境や世論の如何にかかわらず、

自動車レースをしたくて仕方ない人たちがいっぱいいるからである。

それは車を用いた文化といって良いと思う。

BMWのMシリーズは世界中で人気があるが、MはモータースポーツのMである。

日産自動車のスカイラインGTーRのRはレースのRであるし、そのほかにも

自動車レースに由来する名前を持つ車種は多数あり、どれも一種のブランド

として世界中の顧客に認知されている。

ブランドである以上、それを持つメーカーはブランドのバックボーンとなる過去の

レース伝説を維持するためモータースポーツを継続するし、顧客もそれを

意識、、無意識のうちに求め続けるのだ。

もし世界から自動車レースが消滅したら、なにをもって各自動車メーカーの

優劣を判断するのだろうか?

20年後に韓国や中国がベンツ、BMW,レクサスに匹敵する高級車を販売

しだしたとして(実際売るだろうが)、消費者は買う判断基準をどこに持てば

いいのだろう?

安くて良いだけでは、自動車は絶対売れない。

何百万円も払って買うからには、消費者は車に自分を満足させてくれる、所有

することで自分もその伝説の一員になれる何かを期待するのだ。

ベンツ、BMW、フェラーリ、ポルシェ、一部の日産やホンダ、マツダ、スバル、

三菱の車種にはそれがある。

レクサスはまだ伝説を獲得する途上である。

世界中で日本車が売れている理由にモータースポーツでの活躍があることは

間違いない事実だ。

それはトヨタのカローラやホンダのシビックという、自動車レースとは全く無縁な

イメージの車を買う人でも同様である。

この世界第2位の自動車生産大国である日本だけが、モータースポーツの、

いや、それ以前に高性能車に対する一般消費者の欲求が低い。

日本国内では軽自動車とミニバンのみが売れまくっているが、世界市場では

SUV(トヨタのハリアーみたいなやつ)は売れていてもミニバンや軽自動車は

販売のメインストリームでは全然ない。

日本人の車に対する気質が変化してしまい、世界市場の流れとずれはじめて

いるのだ。

日本には不景気だとか格差社会だとか少子化などいろんな問題があって

気質が変化するのは当たり前のことだけど、

このままでは日本は衰退する。

自動車は無意識に自我の延長であり、エンジンのパワーを持ったサイボーグ

の化身でもある。

そこにより多くのパワーや、格好良さや、スピードを求めなくなったということは

日本人はもう発展や成長や、前進を望んでいないとも取れる。

いや、社会の変化で望もうにも望めなくなったというべきだろう。

ミニバン、軽自動車、エコロジーに優れた車。

これがいま日本人が求めている車。

そこから見えるキーワードは「家族だけの幸福」、「縮小均衡」

そもそも、新車を買える人たちが減っているのだ。

ミニバンや軽自動車の新車を買えるのは、大きなローンを組める正規雇用の

「勝ち組」の人たちだけである。

今や日本の労働人口の3割を超える非正規雇用の人たちは200万円以上の

ローンをディーラーが簡単に受け付けてくれないし(保証人がいれば別だが)

自分の収入と可処分所得を勘案すればローンを組むのを躊躇するだろう。

今後、モータースポーツや自動車文化はいろんな意味で「勝ち組」だけのもの

になり、今までかろうじてあった社会との一般性をどんどん失っていくだろう。

新車を買えない人たちが増え、道路には今以上に古い中古車がいつまでも

走るようになる。

一方、一部の高所得者向けによりカネをかけた高級車やスポーツカーが

つくられ、世間との一般性に壁をつくりながら、同じ路上を差を見せつけながら

走るようになる。

「格差社会・道路版」の完成だ。

今日は長いうえに自分でも何を書いてるのか分からなくなった。

もう寝よう、今日は夜勤。

おやすみなさい。

 



d4y2 at 01:31コメント(4)トラックバック(0) 
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コメント一覧

1. Posted by Regain   2007年03月19日 23:50
ハリアーがメインストリームなのも北米だけです(苦笑)
欧州では小型車がメインストリームです。

それにしても、ミニバン多いですよねぇ。
この前スキー場で駐車場を見渡したら、ちっぽけな2ドアクーペで来ていたのは俺くらいのもんでしたw;
とりあえずミニバンはセダンなどより環境によくないと声を大にしたいですね。
2. Posted by ある契約社員   2007年03月20日 09:59
預金も信用(クレジット会社における信用です。)もない人がローンを組むのは厳しいですよね。

っつっても俺は毛頭ローンなんて組む気持ちはありませんが・・。やっぱ現金でしょ。

工員さんの場合、預金があるからそのへんのものを担保にすればローン組めそうですね。
3. Posted by 工員   2007年03月20日 20:00
>Regainさん
なるほど、欧州ではSUV売れてないんですか、さすが本元。 情報ありがとうございます。
日本人が車で環境をあまり意識しないのは国土が緑であふれてるせいですかねえ〜
危機感が湧かないというか。
たしか森林面積比率では日本が先進国トップだったような・・
4. Posted by 工員   2007年03月20日 20:04
>ある契約社員さん
オレも車買うとしたら現金です。
金利を払うのは死ぬほどキライです。貰うのは大好きですが。
アメリカ人みたいに消費者金融から金借りて新車買うほどの豪傑に日本人がなれば多少は国内景気も上向くでしょうが・・

アメリカではついに低所得者向けローンの焦げ付き比率が上昇してきましたね。

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