担任だった教諭(50)=依願退職=にわいせつ行為をされたとして、千葉県浦安市の市立小学校に通っていた知的障害のある女性(18)と両親が、元教諭と県、市に計約2000万円の賠償を求めた訴訟の判決が24日、東京高裁であった。一宮なほみ裁判長は、県と市に60万円の支払いを命じた1審千葉地裁判決を変更、賠償額を330万円に増額した。

 元教諭は強制わいせつ罪で起訴されたが無罪判決が確定している。民事では1審に続き刑事裁判と食い違う結論となった。

 1審は原告側が訴えたわいせつ・暴力行為のうち3件を認定したが、一宮裁判長は「被害にあったとする女性の訴えは具体的。元教諭も捜査段階で自白しており、女性の供述は信用できる」などと指摘。1審で認定した以外にも、複数回、女性を触ったり、教諭が下半身を露出したりするなどのわいせつ行為をしたと認定した。

 判決後に会見した女性の母(48)は「裁判所が二歩も三歩も踏み込んだ判断をしてくれたことを感謝したい」などと述べた。

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