2025年04月24日
四角いジャングル/格闘技世界一 [‘78]
【監督】後藤秀司
【出演】アントニオ猪木
ベニー・ユキーデ
大山倍達
格闘技の歴史を辿り、当時人気だった格闘技に焦点を当てたドキュメンタリー。極真空手創業者の大山倍達は、どんな格闘技が来ようと我が極真空手が格闘技最強だと常に豪語する程のプライドを持つ。
様々な格闘技選手が登場するが、大体は当時プロレス界を揺るがしたアントニオ猪木の存在が中心。最初に異種格闘技戦としてプロボクサーであるモハメド・アリとの対戦が見られるが、当時は「これこそ異種格闘技だ」と称賛されたそうだが、猪木がゴロゴロ転がって回し蹴りだけでどうにかアリを倒そうとするので、駄々こねる子供同士の喧嘩で見た事あるぞ・・・と言う感じで正直全く良い勝負に見えなかった。
力士として“横綱潰し”と言われ横綱を倒した金星回数が最多で未だ塗り替えられていない高見山。当時の横綱だった北の湖も倒していたがプロレスまでは転向せず。でも自らが横綱にはなれなかったんですね。当時の相撲部屋の中では大きいだけに存在感はあった。
新格闘術として名を馳せた藤原敏男は、ムエタイを極め、日本で当時のムエタイ王者を破ると言う夢を叶えている。そして引退後には俳優としても活躍した全米プロ空手王者:ベニー・ユキーデの現役時代はまさしく動きが早く、相手を一瞬で倒す事も。
猪木は坂口征二や藤波辰巳と同じ部屋で特訓しているが、元々猪木は少年から青年まではブラジルで力仕事の農作業をしながら育っている。ベニー・ユキーデの家族全員格闘技一家も凄いけど。
猪木に挑んだタイガー・ジェット・シンは悪役レスラーとして君臨。カナダの方で実業家として存命している方なので、当時から試合の時との顔を違っているように見せている。
最初の方は試合も中途半端に終わらせて次に移っている格好だったが、中盤以降は注目の異種格闘技戦を最初から最後まで見せている(当時の実況付き)ので、格闘技好きには堪らないかも知れない。
【出演】アントニオ猪木
ベニー・ユキーデ
大山倍達
格闘技の歴史を辿り、当時人気だった格闘技に焦点を当てたドキュメンタリー。極真空手創業者の大山倍達は、どんな格闘技が来ようと我が極真空手が格闘技最強だと常に豪語する程のプライドを持つ。
様々な格闘技選手が登場するが、大体は当時プロレス界を揺るがしたアントニオ猪木の存在が中心。最初に異種格闘技戦としてプロボクサーであるモハメド・アリとの対戦が見られるが、当時は「これこそ異種格闘技だ」と称賛されたそうだが、猪木がゴロゴロ転がって回し蹴りだけでどうにかアリを倒そうとするので、駄々こねる子供同士の喧嘩で見た事あるぞ・・・と言う感じで正直全く良い勝負に見えなかった。
力士として“横綱潰し”と言われ横綱を倒した金星回数が最多で未だ塗り替えられていない高見山。当時の横綱だった北の湖も倒していたがプロレスまでは転向せず。でも自らが横綱にはなれなかったんですね。当時の相撲部屋の中では大きいだけに存在感はあった。
新格闘術として名を馳せた藤原敏男は、ムエタイを極め、日本で当時のムエタイ王者を破ると言う夢を叶えている。そして引退後には俳優としても活躍した全米プロ空手王者:ベニー・ユキーデの現役時代はまさしく動きが早く、相手を一瞬で倒す事も。
猪木は坂口征二や藤波辰巳と同じ部屋で特訓しているが、元々猪木は少年から青年まではブラジルで力仕事の農作業をしながら育っている。ベニー・ユキーデの家族全員格闘技一家も凄いけど。
猪木に挑んだタイガー・ジェット・シンは悪役レスラーとして君臨。カナダの方で実業家として存命している方なので、当時から試合の時との顔を違っているように見せている。
最初の方は試合も中途半端に終わらせて次に移っている格好だったが、中盤以降は注目の異種格闘技戦を最初から最後まで見せている(当時の実況付き)ので、格闘技好きには堪らないかも知れない。
2025年04月23日
サラリーマン金太郎 [‘99]
【監督】三池崇史
【出演】高橋克典
羽田美智子
津川雅彦
ヤマト建設の東北支社に赴任した元暴走族のサラリーマン:矢島。でもそこの所長である伊郷は昼間から雀荘に入り浸る一匹狼タイプ。元々矢島も一匹狼タイプなので、その辺は気が合うかもだが。矢島は困っている人を放って置けないタイプなので、火災現場から子供を助けたり迷子になっているお婆さんを助けたり・・・。
今回の案件は代議士:谷岡と癒着する北東総建とそのバックである暴力団:天保組がヤマト建設の案件を潰してまで奪還したいある公共事業。まぁ簡単に言えば不正談合と不正工作。現実でも普通に起きている話である分、悪どい建設業者がどのように不正を犯すのか少しばかり分かったりする。
矢島は元暴走族と言えど、そこまで滅法強い訳ではないので、天保組などとの喧嘩で割と終始傷だらけ。でも居候先である恋人の真澄と、真澄の母である加代、建設会社会長である大和の存在は物語性がシリアスな分ちょっとした癒やし。でも加代は矢島が伊郷の下で仕事をさせるのは反対。何故なら伊郷は真澄の実父だから。
ドラマ版は未見だが、矢島が元暴走族総長である事は周知の事実。その為、天保組の仕業で知り合いが爆弾騒動に巻き込まれると、その怒りで暴走族メンバーを一瞬にして集めるので格好良く、警察も矢島だけは止めるべきだと必至。まぁ天保組への殴り込みは矢島と元副長だけだったのは物足りなく感じたけど。
矢島が見知らぬ者ばかり助ける所以か、彼が逮捕されても支持者が半端なく多い。でも癒着した谷岡など不正重要人物が逮捕だけで済んでいるのは天保組殴り込みから考えるとスッキリはしない。
【出演】高橋克典
羽田美智子
津川雅彦
ヤマト建設の東北支社に赴任した元暴走族のサラリーマン:矢島。でもそこの所長である伊郷は昼間から雀荘に入り浸る一匹狼タイプ。元々矢島も一匹狼タイプなので、その辺は気が合うかもだが。矢島は困っている人を放って置けないタイプなので、火災現場から子供を助けたり迷子になっているお婆さんを助けたり・・・。
今回の案件は代議士:谷岡と癒着する北東総建とそのバックである暴力団:天保組がヤマト建設の案件を潰してまで奪還したいある公共事業。まぁ簡単に言えば不正談合と不正工作。現実でも普通に起きている話である分、悪どい建設業者がどのように不正を犯すのか少しばかり分かったりする。
矢島は元暴走族と言えど、そこまで滅法強い訳ではないので、天保組などとの喧嘩で割と終始傷だらけ。でも居候先である恋人の真澄と、真澄の母である加代、建設会社会長である大和の存在は物語性がシリアスな分ちょっとした癒やし。でも加代は矢島が伊郷の下で仕事をさせるのは反対。何故なら伊郷は真澄の実父だから。
ドラマ版は未見だが、矢島が元暴走族総長である事は周知の事実。その為、天保組の仕業で知り合いが爆弾騒動に巻き込まれると、その怒りで暴走族メンバーを一瞬にして集めるので格好良く、警察も矢島だけは止めるべきだと必至。まぁ天保組への殴り込みは矢島と元副長だけだったのは物足りなく感じたけど。
矢島が見知らぬ者ばかり助ける所以か、彼が逮捕されても支持者が半端なく多い。でも癒着した谷岡など不正重要人物が逮捕だけで済んでいるのは天保組殴り込みから考えるとスッキリはしない。
2025年04月22日
ドラゴンボール/最強への道 [‘96]
【監督】山内重保
【声の出演】野沢雅子
飯塚昭三
佐藤正治
祖父の形見である四星球を持っている少年悟空だが、そこに同じ球を探している女性:ブルマが現れる。女性を見た事なく、男には全員尻尾が生えていると思い込んでいる悟空だが、自分の住処である森から出た事がない為、海も知らないし、何を見ても全て凄いと思う純粋な心も持っている。
そんなドラゴンボールを狙うのはレッド総帥率いるRR(レッドリボン)軍。初期のアニメを色々編集して再構築している為、この初期のレッドリボン軍との決着までを一気に綴っている。レッドリボン軍との対峙までは、ブルマの他に変身が得意なウーロン、ウーロンの知り合いだったプーアルとイケメン武闘家だけど女性が苦手なヤムチャと中華料理との出会いが主で、偶然助けた事で出会う事になる海亀と亀仙人との出会いもあるが、悟空は亀仙人を師匠に持つ前なのに見様見真似でカメハメ波を披露出来たりと、既に亀仙人以上の実力を見せる。
レッドリボン軍に製造されたのに人情深くなって生物を傷付けるのが苦手な8号とも気が合う悟空だが、本当の戦いはこの後に控えるブラック参謀との戦い。原作では桃白白と言う殺し屋が登場してブルー将軍を殺していたが、今作ではドラゴンボールを1つ探し忘れた任務失敗で処刑される為、出番はあってないようなもの。逆に言えば桃白白が不在な分若干ブルー将軍の存在感が物足りなかった印象。
レッド総帥のドラゴンボールの目的が下らない身長と知ってブラック参謀が彼を射殺して大型ロボットで悟空に挑むのがハイライトだが、原作と比べると悟空が案外苦戦する為パワーアップしていた印象。そんな悟空のピンチに現れるのがハッチャンこと8号だが、この8号が悟空を助ける為に破壊された事で、悟空の神龍に対する願いが8号を助ける事になっていて、8号の損壊を見て涙する悟空などはちょっとした感動。
レッドリボン軍がブルー以外ほぼ全員姿形が違っているのが気になったが、今後も登場させる予定で変えたのか!?(キャラによっては声優も異なる)。ただ、レッドリボン軍との戦闘が始まって以降は今まで悟空が出会って来たブルマやヤムチャの存在感が皆無になるけど。
【声の出演】野沢雅子
飯塚昭三
佐藤正治
祖父の形見である四星球を持っている少年悟空だが、そこに同じ球を探している女性:ブルマが現れる。女性を見た事なく、男には全員尻尾が生えていると思い込んでいる悟空だが、自分の住処である森から出た事がない為、海も知らないし、何を見ても全て凄いと思う純粋な心も持っている。
そんなドラゴンボールを狙うのはレッド総帥率いるRR(レッドリボン)軍。初期のアニメを色々編集して再構築している為、この初期のレッドリボン軍との決着までを一気に綴っている。レッドリボン軍との対峙までは、ブルマの他に変身が得意なウーロン、ウーロンの知り合いだったプーアルとイケメン武闘家だけど女性が苦手なヤムチャと中華料理との出会いが主で、偶然助けた事で出会う事になる海亀と亀仙人との出会いもあるが、悟空は亀仙人を師匠に持つ前なのに見様見真似でカメハメ波を披露出来たりと、既に亀仙人以上の実力を見せる。
レッドリボン軍に製造されたのに人情深くなって生物を傷付けるのが苦手な8号とも気が合う悟空だが、本当の戦いはこの後に控えるブラック参謀との戦い。原作では桃白白と言う殺し屋が登場してブルー将軍を殺していたが、今作ではドラゴンボールを1つ探し忘れた任務失敗で処刑される為、出番はあってないようなもの。逆に言えば桃白白が不在な分若干ブルー将軍の存在感が物足りなかった印象。
レッド総帥のドラゴンボールの目的が下らない身長と知ってブラック参謀が彼を射殺して大型ロボットで悟空に挑むのがハイライトだが、原作と比べると悟空が案外苦戦する為パワーアップしていた印象。そんな悟空のピンチに現れるのがハッチャンこと8号だが、この8号が悟空を助ける為に破壊された事で、悟空の神龍に対する願いが8号を助ける事になっていて、8号の損壊を見て涙する悟空などはちょっとした感動。
レッドリボン軍がブルー以外ほぼ全員姿形が違っているのが気になったが、今後も登場させる予定で変えたのか!?(キャラによっては声優も異なる)。ただ、レッドリボン軍との戦闘が始まって以降は今まで悟空が出会って来たブルマやヤムチャの存在感が皆無になるけど。
2025年04月21日
チャイルド44/森に消えた子供たち [‘14 米]

【原題】Child 44
【監督】ダニエル・エスピノーサ
【出演】トム・ハーディ
ゲイリー・オールドマン
ノオミ・ラパス
国家保安省(MGB)のエリート捜査官のレオの戦友であるアレクセイの息子の変死体が見つかるが、当時のスターリン下のソ連は殺人は事故として処理していた為、この件も事故として片付けられる。その間レオは、妻のライーサにスパイ容疑を掛けられたが、庇った事で地方省に左遷され、そこでも同じように少年変死事件が起きた事で、殺人だと断定したレオは調査に入る事に。
当時ソ連に存在したこのMGBは実はKGBの前身に当たる為、当時のスターリン下のソ連情勢を知っておかないと小難しい内容になるかも知れない(スターリン死後にKGBになった)。少年連続変死事件もソ連で実際に起きた殺人事件が基だそうだが、孤児院出身で、ドイツの捕虜収容所からナチスの手先に転向して、敗戦の報復としてソ連に“怪物扱い”されて帰国したと言うエピソードも中々に切ない。まぁ弱者を狙っていた点では同情出来ないけど。
終始画面が暗かったのも欠点で、今現在何が行われているのか分かりづらい。連続変死事件を殺人と断定して犯人像を追っているだけなレオなのに、事故で片付けたいMGBに追われると言うのも皮肉。スパイ容疑で色々捕まるとは言え、一体何をスパイしていたのか本当にしていたのかは分からず、この点は冷戦時代の米国がソ連を悪く描きたかっただけかも知れない。
ずっと暗い内容でも最後は若干明るくなっていて、レオもMGBに復帰し、体制も変わった事でMGBとしての非情さも無くなっている(数年後KGBになって再度非情さが復活した気はするが)。まぁ少年変死が1つの村だけで9件も起きていたのに、それらを全て事故で片付けるには無理があるね・・・。
《キャッチコピー》
真実は、歪められる。犯罪も、愛さえも。
2025年04月20日
キングダム/運命の炎 [‘23]
【監督】佐藤信介
【出演】山崎賢人
山田裕貴
山本耕史
半年間程姿を眩ましていた信は王騎の下で修行中。前作では魏が秦に侵攻して来たが、今作では趙と言う国が侵攻。趙は過去に秦に虐殺事件を起こされていて色々因縁があるそうだが、こう言う秦国の過去の話は原作漫画でも読んでおかないと分からない気もする。
趙は副将である憑忌と万極が率い、軍師である趙荘が戦略家として君臨。信たちは王騎側近の専属部隊となり、信がリーダーの百人隊:飛信隊と名付けられて、趙荘の首を取ると言う秦の勝敗を左右する作戦の主軸を任せられる事に。
嬴政が秦の大将に王騎を指名するが、この王騎を大将にする為の嬴政の過去の話が冗長。そして趙軍も、特攻を得意としている万極や隊形を得意として近付き難い憑忌、秦軍も飛信隊は僅か100人ながら精鋭部隊と個性が出ている。この戦争で飛信隊のメイン人物達は死者が出ないのだが、勝って喜んでいる所にやって来るのが、武神と言われるホウケンが現れて飛信隊も大苦戦する事になるが、殆どは次作へ持ち越しな感じで終わる為、正直「まだ続くの!?」とは感じた。
原作漫画でも未だ嬴政は中華統一どころか、一国さえ統一出来ていないそうなので、永遠に続ける気なのかと逆に不安。信と嬴政含め1作目のメイン達の出番が作品を重ねる毎に減って行くのも気掛かり。趙軍の憑忌と万極なんてほぼ出番ないまま終わってるし。戦争シーンも前作と同じで迫力はあるのだが、飛信隊以外戦っている者がほぼモブの寄せ集めだったのも残念。河了貂なんてもう居ても居なくても構わないような存在感に。
《キャッチコピー》
俺たちの夢は、誰にも奪えない
【出演】山崎賢人
山田裕貴
山本耕史
半年間程姿を眩ましていた信は王騎の下で修行中。前作では魏が秦に侵攻して来たが、今作では趙と言う国が侵攻。趙は過去に秦に虐殺事件を起こされていて色々因縁があるそうだが、こう言う秦国の過去の話は原作漫画でも読んでおかないと分からない気もする。
趙は副将である憑忌と万極が率い、軍師である趙荘が戦略家として君臨。信たちは王騎側近の専属部隊となり、信がリーダーの百人隊:飛信隊と名付けられて、趙荘の首を取ると言う秦の勝敗を左右する作戦の主軸を任せられる事に。
嬴政が秦の大将に王騎を指名するが、この王騎を大将にする為の嬴政の過去の話が冗長。そして趙軍も、特攻を得意としている万極や隊形を得意として近付き難い憑忌、秦軍も飛信隊は僅か100人ながら精鋭部隊と個性が出ている。この戦争で飛信隊のメイン人物達は死者が出ないのだが、勝って喜んでいる所にやって来るのが、武神と言われるホウケンが現れて飛信隊も大苦戦する事になるが、殆どは次作へ持ち越しな感じで終わる為、正直「まだ続くの!?」とは感じた。
原作漫画でも未だ嬴政は中華統一どころか、一国さえ統一出来ていないそうなので、永遠に続ける気なのかと逆に不安。信と嬴政含め1作目のメイン達の出番が作品を重ねる毎に減って行くのも気掛かり。趙軍の憑忌と万極なんてほぼ出番ないまま終わってるし。戦争シーンも前作と同じで迫力はあるのだが、飛信隊以外戦っている者がほぼモブの寄せ集めだったのも残念。河了貂なんてもう居ても居なくても構わないような存在感に。
《キャッチコピー》
俺たちの夢は、誰にも奪えない
2025年04月19日
えいが うちの3姉妹 [‘19]
【監督】大宮一仁
【声の出演】大谷育江
かないみか
松本家の3姉妹、長女のフーはメルヘナーで妖精になって空を飛ぶ練習をしていたりする。次女のスーは自由人なので、頭が薄い通行人にも“ハゲつるピン”と言っちゃうので母も汗汗状態。そして三女のチーはまだ話せないが、食欲旺盛。
元は子育てブログに描かれた漫画。そんな小さな3姉妹中心の生活を30秒ほどずつ、ちょっとした話で分けられているが、最後は父の検尿の話で終わらせていて、その辺は父自ら突っ込んでいる。こんな3姉妹も今や全員成人した模様だけど、ブログは未だに続いていて、小さい頃から見ていた者にとっては感慨深いんだろうなぁと。
水族館に行って、たらこやイクラは泳いでいると思い込むフーとスー、水族館で泳ぐ魚群よりも、それを食べたい事の方が優先するチーなどは可愛かったけど。
チーなんて1歳ぐらいの描写なのに、両親はチーが何を言っているのか何が言いたいのか理解しているのは流石だなぁと感じた。「3姉妹が揃うとおっぺけペーになる」って言っていたけど、“おっぺけペー”って何!?
【声の出演】大谷育江
かないみか
松本家の3姉妹、長女のフーはメルヘナーで妖精になって空を飛ぶ練習をしていたりする。次女のスーは自由人なので、頭が薄い通行人にも“ハゲつるピン”と言っちゃうので母も汗汗状態。そして三女のチーはまだ話せないが、食欲旺盛。
元は子育てブログに描かれた漫画。そんな小さな3姉妹中心の生活を30秒ほどずつ、ちょっとした話で分けられているが、最後は父の検尿の話で終わらせていて、その辺は父自ら突っ込んでいる。こんな3姉妹も今や全員成人した模様だけど、ブログは未だに続いていて、小さい頃から見ていた者にとっては感慨深いんだろうなぁと。
水族館に行って、たらこやイクラは泳いでいると思い込むフーとスー、水族館で泳ぐ魚群よりも、それを食べたい事の方が優先するチーなどは可愛かったけど。
チーなんて1歳ぐらいの描写なのに、両親はチーが何を言っているのか何が言いたいのか理解しているのは流石だなぁと感じた。「3姉妹が揃うとおっぺけペーになる」って言っていたけど、“おっぺけペー”って何!?
2025年04月18日
名探偵コナン/14番目の標的 [‘98]
【監督】こだま兼嗣
【声の出演】高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明
日暮警部や蘭の母である英理、阿笠博士など毛利探偵の知り合いが襲われる事件が続発。皆軽傷で済んでいるが、刑事の白鳥は毛利が刑事時代に逮捕して出所して間もない村上を容疑者として捜索。日暮が襲われたばかりなのに早くも捜査に復帰してタフさを見せていたけど。
そして襲撃された者全員が名前の何処かにトランプと同じ英数字が入っている事が分かる。でも日暮十三だから“13”とか妃英理の妃=queenは分かるけど、阿笠博士は士が11だからとか、カメラマンの宍戸は宍に6が入っているとかはちょっと強引かな・・・。
コナンは刑務所に入所していた村上がどのように毛利の知り合いを調べ上げたのか疑問になっていたけど、全ては村上を犯人に仕立て上げる為のフェイクで、中盤以降に起きる殺人が真実。まぁそれでも犯人含め犠牲者にもほぼ全員強引に漢数字が入っていて、フェイクを仕掛けるにしても、やはり毛利の知り合いとかどのように知ったのかは疑問のまま。毛利と阿笠博士とかそこまで太い繋がりはないけどな・・・。
真犯人の動機が「ソムリエだったのに味覚障害にさせた者、ソムリエを馬鹿にした者に対する復讐」と言うのも単なる逆ギレで同情させる要素皆無。少年探偵団は今作は大人しめで、まだ灰原哀は不在(次作以降で劇場版にも登場)。蘭は相変わらず今作でも「新一、新一〜」と新一ゼミを木霊させている。
推理にアガサ・クリスティーの小説を絡ませるとか、過去の英理と毛利の離婚前の問題を絡ませるとかは面白かったけど、オリジナルキャラが無駄に多過ぎてまとまりには欠けていたかな。ちょっとしたキーワードともなっている「A」って結局何!?。
【声の出演】高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明
日暮警部や蘭の母である英理、阿笠博士など毛利探偵の知り合いが襲われる事件が続発。皆軽傷で済んでいるが、刑事の白鳥は毛利が刑事時代に逮捕して出所して間もない村上を容疑者として捜索。日暮が襲われたばかりなのに早くも捜査に復帰してタフさを見せていたけど。
そして襲撃された者全員が名前の何処かにトランプと同じ英数字が入っている事が分かる。でも日暮十三だから“13”とか妃英理の妃=queenは分かるけど、阿笠博士は士が11だからとか、カメラマンの宍戸は宍に6が入っているとかはちょっと強引かな・・・。
コナンは刑務所に入所していた村上がどのように毛利の知り合いを調べ上げたのか疑問になっていたけど、全ては村上を犯人に仕立て上げる為のフェイクで、中盤以降に起きる殺人が真実。まぁそれでも犯人含め犠牲者にもほぼ全員強引に漢数字が入っていて、フェイクを仕掛けるにしても、やはり毛利の知り合いとかどのように知ったのかは疑問のまま。毛利と阿笠博士とかそこまで太い繋がりはないけどな・・・。
真犯人の動機が「ソムリエだったのに味覚障害にさせた者、ソムリエを馬鹿にした者に対する復讐」と言うのも単なる逆ギレで同情させる要素皆無。少年探偵団は今作は大人しめで、まだ灰原哀は不在(次作以降で劇場版にも登場)。蘭は相変わらず今作でも「新一、新一〜」と新一ゼミを木霊させている。
推理にアガサ・クリスティーの小説を絡ませるとか、過去の英理と毛利の離婚前の問題を絡ませるとかは面白かったけど、オリジナルキャラが無駄に多過ぎてまとまりには欠けていたかな。ちょっとしたキーワードともなっている「A」って結局何!?。
2025年04月17日
九十歳。何がめでたい [‘24]
【監督】前田哲
【出演】草笛光子
唐沢寿明
真矢みき
歳という事もあり断筆宣言をした小説家の愛子は娘の響子と孫の桃子と暮らしている。片や編集者の吉川は部下からのパワハラ騒動に未だ古い昭和の考えを捨て切れず妻と娘を蔑ろにして、後輩である倉田が編集長している所に半ば左遷。そんな中で、愛子に連載エッセイを書かせたいが毎度のように断られるので、吉川はその頑固な性格で何度も愛子の下を訪れる事になる・・・。
頑固な吉川と頑固な愛子と言う構図ではあるが、吉川が毎回手土産を持って訪ねる内に愛子とも仲睦まじくなり、何時しか連載もエッセイとして決める事になるが、ただ吉川も家族とは上手く行っていない癖に、愛子とその家族とは仲を取り持とうとする訳で、ちょっと図々しい。愛子も依頼を断っても手土産だけは手にする所は図々しいけどね。
ずっと妻子の事を思い遣らず昭和気質を理由に妻子の事も何も見て来なかった吉川なので、考えを改めて今更やり直そうとした所で勿論それは無理な話で、この辺りも吉川の図々しさが垣間見える。何か言われれば逆ギレして拗ねる所も同じ。吉川の妻子に対するちょっとした考え改めも、愛子と言う歳上を担当したお陰であって、歳下や同期だときっと変わらなかった気も否めない。
その為、年老いてから観るのと若い内に観るのとでは映画の感想が真逆になるんじゃないかと言う気もしている。若い内は気楽に観れるだろうが、年老いてから観ちゃうと愛子と同じように考えてしまって、コメディ部分もシリアスになってしまう可能性がある。まぁ主役の草笛光子さんは生き生きしていたけど。
あと、吉川の小汚い身なりは気になった。人の家に毎回訪ねるのにその恰好はないだろうと毎回考えてしまった。実際の佐藤さん宅を訪ねた編集者もあんな感じだったのか!?
【出演】草笛光子
唐沢寿明
真矢みき
歳という事もあり断筆宣言をした小説家の愛子は娘の響子と孫の桃子と暮らしている。片や編集者の吉川は部下からのパワハラ騒動に未だ古い昭和の考えを捨て切れず妻と娘を蔑ろにして、後輩である倉田が編集長している所に半ば左遷。そんな中で、愛子に連載エッセイを書かせたいが毎度のように断られるので、吉川はその頑固な性格で何度も愛子の下を訪れる事になる・・・。
頑固な吉川と頑固な愛子と言う構図ではあるが、吉川が毎回手土産を持って訪ねる内に愛子とも仲睦まじくなり、何時しか連載もエッセイとして決める事になるが、ただ吉川も家族とは上手く行っていない癖に、愛子とその家族とは仲を取り持とうとする訳で、ちょっと図々しい。愛子も依頼を断っても手土産だけは手にする所は図々しいけどね。
ずっと妻子の事を思い遣らず昭和気質を理由に妻子の事も何も見て来なかった吉川なので、考えを改めて今更やり直そうとした所で勿論それは無理な話で、この辺りも吉川の図々しさが垣間見える。何か言われれば逆ギレして拗ねる所も同じ。吉川の妻子に対するちょっとした考え改めも、愛子と言う歳上を担当したお陰であって、歳下や同期だときっと変わらなかった気も否めない。
その為、年老いてから観るのと若い内に観るのとでは映画の感想が真逆になるんじゃないかと言う気もしている。若い内は気楽に観れるだろうが、年老いてから観ちゃうと愛子と同じように考えてしまって、コメディ部分もシリアスになってしまう可能性がある。まぁ主役の草笛光子さんは生き生きしていたけど。
あと、吉川の小汚い身なりは気になった。人の家に毎回訪ねるのにその恰好はないだろうと毎回考えてしまった。実際の佐藤さん宅を訪ねた編集者もあんな感じだったのか!?
2025年04月15日
紙の月 [‘14]
【監督】吉田大八
【出演】宮沢りえ
池松壮亮
小林聡美
銀行員で営業課の梨花は夫とは上手く行っていない。と言うよりも、夫の正文は、梨花が記念日か何かでお揃いの時計を買って来たにも関わらず、正文は即その事を忘れて別の場所で時計をプレゼントと梨花に贈る程なので、若年認知症ではないかと逆に不安になる。まぁ夫婦で大喧嘩はしないけど。
梨花の顧客である孝三は評判は良くないが、彼の孫である光太と梨花は半ば不倫関係になるが、光太は借金塗れ。そこで彼を助ける為にも梨花は徐々に顧客から得た金を横領するようになる・・・。
梨花の後輩社員である恵子は、次長と不倫中で不正をしている事を梨花にだけは告白。何故先輩の梨花にだけは明かしたのかは分からないが、お互い“良くある事”で済ましている。しかも不正が周りにバレる前に寿退社する為、上手く逃げ仰せた感じ。
お局社員と言う事もありクビ目前であるより子。役職のないお局や年輩社員と言うのは給料などの維持費が大変らしい。でも実は恵子の不正や梨花の横領に最初に気付くのもより子なので、何だかんだで社員の中では1番真面目で勘も鋭い。その勘の鋭さもあってか、お局なのに社員としては最後までクビにならずに済んでいる。
梨花は横領の件もより子を伝って次長にまでバレるも、色々誤魔化しては逃げる。その為、逮捕こそされないが海外まで行く逃亡犯的な感じになっている。只、横領している事が分かってもより子も梨花に対して強く言う訳ではないので穏便に済ましたい格好。でも、「後で返せば問題ない」と考えちゃう所は梨花も同じだったが、横領額的にも返金出来る額ではない程膨らんでいる訳で、後で返せばで済むなら何故少しずつでも返金しようと考えなかったのか。
《キャッチコピー》
最も美しい横領犯
【出演】宮沢りえ
池松壮亮
小林聡美
銀行員で営業課の梨花は夫とは上手く行っていない。と言うよりも、夫の正文は、梨花が記念日か何かでお揃いの時計を買って来たにも関わらず、正文は即その事を忘れて別の場所で時計をプレゼントと梨花に贈る程なので、若年認知症ではないかと逆に不安になる。まぁ夫婦で大喧嘩はしないけど。
梨花の顧客である孝三は評判は良くないが、彼の孫である光太と梨花は半ば不倫関係になるが、光太は借金塗れ。そこで彼を助ける為にも梨花は徐々に顧客から得た金を横領するようになる・・・。
梨花の後輩社員である恵子は、次長と不倫中で不正をしている事を梨花にだけは告白。何故先輩の梨花にだけは明かしたのかは分からないが、お互い“良くある事”で済ましている。しかも不正が周りにバレる前に寿退社する為、上手く逃げ仰せた感じ。
お局社員と言う事もありクビ目前であるより子。役職のないお局や年輩社員と言うのは給料などの維持費が大変らしい。でも実は恵子の不正や梨花の横領に最初に気付くのもより子なので、何だかんだで社員の中では1番真面目で勘も鋭い。その勘の鋭さもあってか、お局なのに社員としては最後までクビにならずに済んでいる。
梨花は横領の件もより子を伝って次長にまでバレるも、色々誤魔化しては逃げる。その為、逮捕こそされないが海外まで行く逃亡犯的な感じになっている。只、横領している事が分かってもより子も梨花に対して強く言う訳ではないので穏便に済ましたい格好。でも、「後で返せば問題ない」と考えちゃう所は梨花も同じだったが、横領額的にも返金出来る額ではない程膨らんでいる訳で、後で返せばで済むなら何故少しずつでも返金しようと考えなかったのか。
《キャッチコピー》
最も美しい横領犯
2025年04月14日
沈黙の作戦 [‘16 米]

【原題】Killing Salazar
【監督】キオニ・ワックスマン
【出演】スティーヴン・セガール
ジョルジュ・サン=ピエール
ルーク・ゴス
国際的麻薬カルテル『兄弟結社』のリーダーとして君臨するサラザールの屋敷を制圧した麻薬捜査官:ハリソン。サラザールは死んだと思われていたが、実は生存していて連邦保安官:ジェンセン達保安官はDEAの依頼で、サラザールを奪還しに来る兄弟結社から彼を護衛する事になる・・・。
とは言っても中盤までは一体何があったのかのその当時の状況をハリソンがジェンセンを尋問する形となり、その回想が主体。カルテルとの銃撃戦では、妻を殺害された復讐でサラザールも保安官を援護するが、サラザールは5億の価値があるとされるある“鍵”を持っていて、この鍵を巡る内通者が誰であるかのサスペンスも入る。
ジェンセンが関わる者が割と兄弟結社に関わっていて、保安官に指令を出す捜査官のダロルは兄弟結社拡張化に協力した汚職警官だし、ジェンセンの長年の相棒だった女性保安官のアマンダは実はサラザールの実妹で、舞台となるホテルの従業員でジェンセンに色々助けられるマッシモのボスがサラザール。只今回の全ての元凶は欲が出てしまったダロルだそうだけど。
その為、サラザール一門は結局逃して勝負が付かずじまい。でもサラザール自身は結局保安官達を援護してまで一体何がしたかったのか分からない。保安官側も死んだと思われた者が不思議と生きていたりする為、生死に対する信頼度が薄く、死んだと判断された者も敵味方関係なく生きている印象を与えてしまいがち。
アクション的には保安官側はジェンセン、サラザール側はサラザールの補佐を務めたシンクレアが頑張っていて、ハリソン自身のアクションは最後にちょこっとだけ。防弾チョッキがほぼ役立っていない所は気になったけど。鍵の事も重要アイテムに見せかけておきながら結局何だったのかどうでも良くなっている。
因みにセガールのパワハラ騒動で、監督や共演者、スタッフなどのほぼ全員が彼との共演を嫌がり、実はセガール自身の殺人未遂まで起きたとされる曰く付きな作品。監督のワックスマンさんはこれがセガール主演10作目となる監督作だったが、縁を切ったのか今のところ今作がコンビ組んでいる最後の作品。