Poyonの映画批評

管理人の個人的映画批評です。映画館には行かないので旧作メインです。ネタバレには注意を。

ウルフマン2014 ['10 加]

Le Poil de La Bete

【原題】Le Poil de La Bete
【監督】フィリップ・ガニョン
【出演】ギョーム・ルメ=ティヴィエルジュ
    ヴィヴィアーヌ・オーデ
    ジル・ルノー

 20年前に神父が十字架で狼男を1人で撃退したという話題が伝説と化している現在だが、狼男を実際に見た者が今では存在しないので誰も信じない。そんな中近くの牢獄からジョセフという男が脱走。でも追跡する警備員も犬と3人で分散させれば直ぐ捕まえられそうなんだけど・・・。

 そんなジョセフは、たまたま野で倒れていた神父に成り済ます。結構行く先々で泥棒とかしているけど。倒れた所を村人に助けられるけど、もう村人からは「神父」として見られている。夜には狼の鳴き声が聞こえる村なので、狼男の伝説の話の出処で、実物も現れるけど姿は見せないので伝説が現実化している村でもある。

 狼男は満月の夜に現れては人間を襲い、満月が終われば去って行くが、次の満月までは現れないという保証もない。更にジョセフが奪い取った倒れていた神父こそ”伝説の神父”だった事で更にてんやわんや。

 村の領主は息子の嫁探しに忙しいが、狼男が入り浸る場所なので、嫁候補の女性にも検疫を欠かさない。そしてやった事のない祈りまで任されるジョセフ。祈りの言葉が凄い適当なのが良く分かる。汚い言葉がなく敬う言葉があれば何でも良い感じだが。

 狼男の襲撃の際に少し足を噛まれたジョセフは、自身も狼男になる事を恐れられて監禁させられる。1日ぐらい我慢すれば済む話なのに、ジョセフは短気で忍耐力がないのか、やっぱり脱走。脱走すると、今度は領主の息子の嫁候補であるソフィが教会から脱走して夕刻までに戻って来ず姉が捜索中。

 狼男は感染する訳ではなく、雌狼から子供として生まれるので、生まれながら狼男であって噛まれたからと言って狼男になる訳ではないらしい。人間と一緒ですね・・・。そして満月とか関係なく毎夜現れるようになる狼男。でもこの辺からその雌狼から生まれた本物の狼男が誰かという事になるのだが、1人退治した狼男の正体が領主の息子だった事で、領主の息子たちにその疑いが掛かる。

 最初は村を離れる決意をしていたジョセフだが、領主の息子の1人がソフィの姉のマリーに恋していた事で、ジョセフは女性たちを助ける為に村に舞い戻る。領主の息子が狼憑きと言う事で、人間時は恋愛についても謙虚。でも一応全員狼憑きというのは分かっているので、嫁選びも領主の息子の餌の為。

 狼男になった息子たちは退治できたけど、管理する領主に何のお咎めもなかったのは気になるし、そもそも狼男を産んだ女性の存在も気になる、出て来ないだけに。

   ≪キャッチコピー≫
悪しき野獣<人狼>を、滅ぼせー!




細雪 ['83]

【監督】市川崑
【出演】岸恵子
    佐久間良子
    吉永小百合

 東宝の設立50周年作品。ある桜見の宴の席で毎日一緒に居る癖に三女:雪子の食べ方に感心している義兄の貞之助。そんな蒔岡家では、その雪子の縁談の話が舞い込む。そんな縁談の事もあり長女の鶴子もやって来るけど、何か姉妹のはずなのに貞之助も雪子も四女の妙子も他人行儀。そんな時代なのかも知れないけど、変に違和感。次女の幸子と鶴子は既婚者だが、雪子と妙子は未婚。

 鶴子は「桜は京都、魚は明石の鯛」と拘りを見せていて、花見をするにも京都じゃなければ花を見た気がしない。鶴子は辰雄という夫と子供を持つ身なので、蒔岡家のイベントか何かがある時だけやって来る。でも鶴子の話から、雪子の縁談相手が精神病を患わっている事を聞かされ、いきなり縁談は破談に。

 蒔岡家は昔ながらの仕来りなモノがあり、本家と分家に別れていて、4姉妹は分家に該当している為に、本家の言い分は守るべきだと言われている。でも本家と分家の違いが分からない。一応4姉妹の父は本家に値するようだけど。本家・分家関係なく妹の為に色々尽くしたい次女の幸子とは異なり、鶴子は妙に本家の言い分に拘り、長女と次女はそう言う所も気が合わない。世間体を気にするのは鶴子の方で、毎回イベントごとを土壇場で駄目な方に持って行くのも鶴子。鶴子からすれば慎重に慎重を重ねた結果なんだけど。蒔岡家の仕来りも良く分からない。

 4姉妹の中でも雪子だけ大人しいのだが、雪子の結婚に本家も介入して来る事に妙子は気に食わない。そんな雪子も本家には若干厳しい口調を見せる。雪子自身は縁談なんて何とも思っていないけど、幸子が特に気にしている感じ。妙子は製作中の人形の個展が控える。

 雪子にも相変わらず縁談の話は飛び交い、鶴子の夫である辰雄が縁談相手を持って来たりもする。妙子の人形の個展とかは「開かれた」だけでそのシーンは省かれている。雪子の縁談が全く纏まらず、本家に拘る鶴子はイライラが募っているが、幸子と貞之助は、雪子が相手を好きにならないと意味がないとして擁護。でも雪子と同居する事にも幸子は若干イライラしていて、雪子を家に置いておくと、居るだけで貞之助も含めて男が寄って来ることに嫉妬もしている。

 5年前、雪子は元々は本家側だったのだが、縁談話が新聞沙汰に成り更に新聞社側の手違いで、駆け落ちしたのが妙子なのに雪子と表記されてしまって、更に訂正させても間違えるという本家の手違いもあった為、雪子は本家を切り離して敢えて分家側に移っている過去があるので、それも縁談が上手く行かない要因かも知れない。新聞社が反省せず蒔岡家に謝罪に来ない所も妙にリアルだけど。駆け落ちした事よりも名前表記を間違われた事に落ち込む妙子と、勝手に間違われたけど別に気にしない雪子、新聞社へ謝罪させに行きたい辰雄と鶴子でまた騒動に。

 でも過去の回想シーンの一部はモノクロで描写されて分かりやすいけど、一部そのままの画面で過去に行くので良く分からないシーンも。妙子は4姉妹の中でも1番下なので、雪子が結婚するまでは自分は結婚しないと決めている。駆け落ちのその所為らしい。これも仕来りか!?。妙子は個展の人形の撮影などをしてくれた板倉に恋しているが、雪子は相変わらず縁談話。でも大人しい雪子と相俟って縁談相手もその相手の紹介者も何か我儘で、雪子たち蒔岡家が右往左往させられているだけな気がする(紹介すべき縁談相手を殆ど知らなかったり)。これじゃ縁談も上手く行くはずがない・・・。

 初めての縁談シーンとなる相手:野村と親戚の五十嵐と紹介者の陣馬は楽しそうなんだけど、当の蒔岡家は雪子含め全く楽しそうではないので、見ただけで縁談が破談になりそうな雰囲気を醸し出している。

 そんな中、辰雄の東京転勤が決まり大阪を出た事ない鶴子は愕然。栄転なんだけど、京都より東に鶴子は行った事がない。そして辰雄が転勤すると今の家を手放す必要があるので、如何にして手放すかも問題に。そして妙子の恋人である板倉が病で倒れるが、蒔岡家からすれば、妙子と板倉の間柄も問題。だからと言って過去に駆け落ちで話題になりかけた奥畑でも問題。まぁ言ってみれば妙子の夫は蒔岡家で義弟になってしまうのでそこを危惧。

 雪子の縁談相手は何故か年上のオッサンばかりで同年代が中々来ない。そして妙子の恋人だった板倉が急逝。奥畑は未だ妙子の事が忘れられず割としつこい。そして妙子も酒浸りに。でもその通いのバーのバーテンダーの三好に恋する妙子。「良き相談相手」と言う位置付けだけど。

 東京転勤の辰雄はまだ鶴子が同行するか決め兼ねていて、音吉が店番として家を守る事が決まるが、妙子だけは本家に戻りたがらず絶縁も覚悟の上。雪子は今度は華族の孫という東谷との縁談が決まる。やっぱりオッサンだけど、今度は子供も居ない独身を貫いていた男。でも東谷は今までの縁談相手のようにズケズケと出て来る訳ではないので、最後のトドメに雪子お気に入りが出てきた感じ。

 着物には可成り金が掛かっているけど、金掛ける所そこじゃないだろ!?とは思う。妙子は相当本家に戻りたくないのか家出。ずっと東京行きを悩んでいた鶴子は、本家に拘りすぎた気質を捨て辰雄と共に同行する決意を固める。ずっと本家向きの鶴子だったので、東京行きの覚悟を決めてからは丸くなっている。

 家出して三好と同棲する事になった妙子。でもちゃんと将来や今の生活設計を考えている事で他の3姉妹も納得せざるを得ない。幸子は鶴子が居なくなる事を寂しがり、雪子は東谷との縁談がようやく成立。何度目の正直だ!?。そんな雪子が嫁ぐ事を寂しがる貞之助。何で寂しがっているのか良く分からないけど、目出度い事だと片付けられないのか!?。良い方向で4姉妹はバラバラになるんだけど、何だか最後のシーンはその内の誰かが亡くなったような演出だった・・・。



処刑人ソガの凄まじい人生 ['09 ドミニカ共和国]

La Soga

【原題】La Soga
【監督】ジョシュ・クルック
【出演】マニー・ペレス
    デニス・キニョネス
    ポール・カルデロン

 オープニングでは、ドミニカらしいBGMと人々で綴られていて良い感じ。ただその合間に米国から追放されて母国で犯罪を犯すというリアルな治安の悪さも綴っている。警察が買収されている事実も相まって犯罪者を野放しの状態というのが現実。

 親が肉屋を営んでいるが、少年時代は材料となる豚を密かに逃がすなど心優しかったルイシト。そんなルイシトは今は犯罪者を暗殺する殺し屋「ソガ」として生きている。殺すのが犯罪者限定なので、治安の悪い国じゃ標的が可成り多そうだけど。相手が犯罪者でそれを大衆の前で”処刑”するやり方なので、善良な一般市民の間では有名になり、悪人からは恐れられている。しっかり組織のようなものを作って仲間と共に行動している。

 ルイシトをソガとして雇っているのは、将軍のコロン。そんなルイシトは、父の仇であるラファを探していて、ラファへの復讐の為に殺し屋になった感じ。肉屋を営んでいるルイシトなので、豚の殺し方がリアルに映し出される。喉元を切れば豚は直ぐに死ぬが、血はソーセージなどに使われるので、余り血が出ない殺し方が望ましい。今では暗殺もそうだが、豚の解体もお手の物。でも当のルイシトは菜食主義者で肉は食べない。

 豚の解体を頼まれた先で、幼馴染のジェニーと再会するルイシト。ジェニーの叔父が強盗に遭った事を知ると、盗られたものを取り返す為にルイシトは奔走。犯罪者に関するホットラインも折り紙付き。強盗犯なんて中々捕まらないだろうとか思うけど、その情報網で強盗犯本人まで行き当たってしまう。でもルイシトが勝手に始めた事で頼まれた訳ではないので、強盗犯を殺す事はせず、窃盗物だけ返してもらえれば人情で逃したりもする。そんな情報網ならば、仇敵のラファも将軍の協力なくても直ぐ探せそうな気がする・・・。

 そんなラファはアメリカで相変わらず犯罪を重ねて暴れ回っているが、将軍のヤクと金を盗み出した事で、将軍の部下たちに追われている。そしてルイシトはジェニーに恋して足を洗う決意を固める。ルイシトは少年時にラファの部下だった売人を刺して、少年院に入れられていた所を将軍に拾われて、殺し屋として育てられたので将軍には恩義を感じているが、そんな中、仇敵のラファがアメリカを追放されドミニカに帰還。

 ラファも悪党なんだけど結構散々で、アメリカでは将軍の部下に襲われて拷問されるし、強制的に追放されるし、母国に帰ってくれば将軍には尋問されるしルイシトにも責められるし・・・。でも実は将軍はラファと手を結んでいた事を知るルイシト。ラファの居所を知らなかった訳ではなく、ルイシトに手足になって貰う為にラファを利用していた感じ。ラファも小さな息子が居るが、息子の前では悪い部分を見せずただ目付きの悪い小父さんという感じ。子供を異すラファを見たルイシトにも、殺し屋ではない人情さが溢れ出ている。

 そしてルイシトをラファ殺害者として告発する(実際は全て将軍の仕業)将軍だが、ルイシトの方も将軍の真実を告発して対抗。でも記者もいざと成れば記事にして抹殺されるのを恐れる。将軍の言った事は全てに於いて鵜呑みにする癖に、いざ将軍を名指しの記事は恐れると言う記者にも問題あるけど。

 結局将軍はルイシト自身は排除できなかったけど、全てが明るみに出て世間的に排除出来たのかも知れない。中途半端で爽快感はないけど。後半に行くほど”処刑人”の立場がどうでも良くなっている。

   ≪キャッチコピー≫
愛しき祖国よ!




ルパン三世/ルパンVS複製人間 ['78]

Lupin the 3rd - The Mystery of Mamo

【監督】吉川惣司
【声の出演】山田康雄
       小林清志
       増山江威子
【ゲスト声優】西村晃
        赤塚不二夫
        梶原一騎

 ルパン?が処刑されて始まる本編。そんなルパンの死が信じられず遺体置き場に向かう銭形だが、ちゃっかり銭形の前に姿を現すルパン。でも、司法解剖の結果でもルパンだと断定されていたようなので、これは司法解剖した者が節穴って事か!?。

 銭形はルパンが何処の何の宝を狙うのか先読みできるけど、結局どうしてもルパンの方が逃げ方も上手で毎回逃げられる。銭形は何時もルパンを追い詰め過ぎで失敗してますね・・・。この頃の不二子は謎の男と仕事契約しているが、不二子は相手を知らない。

 そんな不二子にモノの見事に騙されて折角盗んだ宝である石を奪われる。見た目普通の石だけど。でもルパンはルパンで、不二子が騙し取って来るのを想定済みで追跡できる装置を施していたりする。まぁつまりは宝の石に見せ掛けた偽物なんだけど、不二子の取引相手は「マモー」と名乗る。空飛んでいたけど、不二子が普通に「降りてきて」と言っていたのが逆に違和感。人間が宙に浮いている事が当たり前の世界なのか!?。まだ影絵の状態で真の姿は見せていないけど、同じような影絵の妖怪を『ゲゲゲの鬼太郎』で観た事あるぞ。

 不二子が絡むと必ず闇の組織が絡んでくると言う事で、相変わらずその謎の組織に狙われ始めるルパン。勿論序でと言う事で銭形仕切る警察も追って来る。さり気ない事ではあるけど、追手の組織もヘリやトラックなどの運転が巧く、カーチェイス部分の緊張感を巧く出している。めちゃくちゃ環境破壊に人的被害出しているけど。

 半分不二子の所為、半分はルパンの不二子に対する下心の所為でアジトまで破壊されたるパンは、五エ門や次元にも咎められる。不二子にこれ以上迷惑は掛けられたくない五エ門と次元は、ルパンの仲間を離脱。不二子は相変わらずの誘惑上手。でも引っ掛かるのはルパンだけなんだけど。

 ルパンがマモーの部下であるフ○チン・・・違った、フリチンに連れ去られ、五エ門と次元はアメリカ海軍に呼ばれる。海軍もマモーに脅迫されている立場で、マモーとルパンの行方を追跡中。ルパンが囚われているマモー邸は何だか騙し絵のような感じで、そこには昔の著名人の複製人間が出歩いている。そして姿を現すマモー。マモーは見えない硬質ガラスの上を歩いていたので宙に浮いているように見えただけ。そしてやはりちゃっかりマモー邸のある島へ出向く五エ門と次元。五エ門は他人にルパンを傷付けられたくないという事で協力。しっかり銭形も来てるけど。

 マモーは「永遠の命」に拘っている。マモーは世界を滅亡させ優秀な人物と美人な人だけを生かせようと企んでいる。そんなマモー邸の島を総攻撃するアメリカ海軍。何処でどのような経緯で知ったのか不明だが。銭形は警視総監と会い、国の問題に関わったルパンの追跡を辞めるように助言するが、銭形は固辞。でも銭形もルパン捕まったと同時に刑事辞めそうだけど。

 マモー自身は何度も複製を繰り返している人間で、太古の昔から生きているらしいけど、太古の昔にそんな技術出来てないだろ・・・!?。複製を繰り返しているマモーなので、頭も狂って来ているのか、自分が人間を創り出し、「神」で何でも出来ると思い込んでいる。マモーを倒すには複製させる装置を破壊しないと意味はない。

 次元は信心深いので、マモーに人類は敵わないと諦め気味だが、ルパンはマモーがやっている事が全てトリックに拠る仕掛けだと見抜いているので反撃の手筈を整える。マモーの複製から現在のマモーも複製を重ねすぎて限界が来ている事を知る。何にでも限界があって、やり過ぎは危険という事。

 何度もマモーは登場するので、全部複製だろうけど結局本体は脳として生きていて、小さな装置で体を操っていただけ。ややこしいけど、脳である本体はロケットで宇宙に逃げようとするけど、ちゃっかりルパンが時計型爆弾を貼り付けていた所為で、ようやく本当に死ぬ事が出来たマモー。ひょんな事で二人三脚で逃げる羽目になったルパンと銭形というオチは面白かったけど。

ボディガード ['92 米]

The Bodyguard

【原題】The Bodyguard
【監督】ミック・ジャクソン
【出演】ケヴィン・コスナー
    ホイットニー・ヒューストン
    ビル・コッブス

 世界有数のボディガードで護衛者を狙う怪しい人物を見抜ける事にも長けるフランクだが、じっとしているのが嫌で専属として雇用されるのは嫌い、守るべき人物が芸能人などの有名人もファンなどの余計な取り巻きが多いので嫌がる。世界有数なだけあって、護衛仕事を頼む方も大変そう。

 そんなフランクに飛び込んで来たのが、有名歌手であるマロンの護衛。護衛代は割高なんだけど、有名人嫌いのフランクなので、何だか半ば嫌々ながら致し方なくって感じでもある。

 マロンは何者かに脅迫されているが、当のマロン本人は何もビビる事もなく平然としていて、周りが騒々しくしている印象で、外出時以外の護衛や生活の変化は嫌うので、護衛者の相手を拘るフランクと、自分の生活環境に拘るマロンで性格が不一致なので、揉めない内にフランクの方からお断り。

 マロンの元には過去に人形爆弾が届いて1人負傷しているが、周りは人形爆弾の事に関してはマロンには秘密にしている。心配させないようにする為らしいけど、マロンは脅迫状だけでは身の危険を感じないんですね・・・。脅迫状を作る後ろ姿の犯人の様子も映し出されるけど、暇なんですかね・・・!?。

 依頼人のビルの頼みなどもあって、気が向かないけどマロンの護衛をする事になるフランクは、まずはマロン邸を完全防弾完備にして監視カメラを付けるなど、フランクが居なくてもマロンを守れるように警備システムを厳重にする。そしてフランクは、前の人形爆弾の件で負傷した黒人運転手の青年を助手に抜擢して、カーチェイス時の車の運転法などを叩き込む。

 長年の勘か尾行車まで見抜くフランク。でもマロンは文句ばかりで一体どうして欲しいのか分からない。性格不一致の2人だけど、フランクの方はマロンの歌のMVなどを観て、どうにか理解しようとしている。ナイトクラブでのショーで、初めて今までも侵入者などが居た事を知るマロンだが、それでもショーにはプロ根性で立つ決意。ショーの最中はフランクも常に周りに気を配るのでマロンの歌がどうとか楽しんでいる場合ではない。そしてこのショーで舞台から突き落とされそうになったマロンを助け出したフランク。ここで今までのマロンのボディガードとフランクとで差が出る。何時誰が襲って来ても対処できるように常に身構えているのがフランク。その為、今までのボディガードと比べて腕っ節も強い。

 でもこの件でマロンは邪魔者扱いしてきたフランクへの対応を改め、心を徐々に開くようになる。そしてマロンとフランクが夜のデートで向かうのが、昔の日本の時代劇映画観賞。映画館の名前が『アタシ』なのは可笑しかった。いや、きっと製作者の方は真剣に考えたのだろうけど・・・。しかもフランクはこの時代劇映画がお気に入りのようで、既に60回以上鑑賞している。何か意味あるのか!?。そしてこの頃、視聴者にはマロンを付け狙う容疑者を少しばかり顔見世で明かしている。誰かはこの時はまだ分からないけど。

 フランクは何があろうと雇用主を助ける事を第1に考えているので、命懸けで来た相手なら自ら体を張って雇用主を守り抜く決意なので死も厭わない。しかしマロンは人気歌手の割に、イベント場所など意外ではファンが誰も寄ってこないのが逆に気になった。気付かれてもないし。

 マロンとデート中でも何だかんだで警戒心を解かないフランクなので、ちょっとした音で過敏に反応。恋愛関係にまで発展しそうな2人だけど、公私混同はせず仕事熱心のフランクなので、丁重にお断り。そんなマロンは、特に仕事一筋ではないフランクの元同僚で同業者のポートマンと付き合い始めたりする。ボディガードやっている男ならもう誰でも良いんじゃないか・・・!?。しかもポートマンとマロンって初対面では!?。

 マロンは普通に対応しているけど、フランクからすれば何時何処からマロンの命を狙って来るか分からないので、緊張が付き纏う。そしてマロンに脅迫電話が掛かってきた事で、マロンと息子の安全の為にフランクの叔父の家に一時的な移住。でも移住先でもマロンは命を狙われる始末で、マロンには縁のない場所でも狙われた事で、犯人像が徐々に狭まる。

 そしてマロンを狙うように頼んだ1人がマロンの仕事の助手で姉であるニッキー。そして脅迫状の方が熱狂的ファンの仕業で、移住先でもマロンの息子まで狙おうとしたのはまた別のプロの仕業。熱狂的ファンの方が何故か警察に捕まったけど、もう1人の方はまた来ると思っている。そんな決戦の場所がアカデミー賞授賞式会場。でもマロンとフランクは、愛し合いたいのか仕事熱心にしたいのか分からない微妙な関係だな・・・。

 アカデミー賞なのに注目されるのがマロンだけで、リムジンが皆同じ色で変な感じ。正直このアカデミー賞のシーンぐらい本当の有名人がカメオ出演してくれれば良かったのにと思ったりする。そんなアカデミー賞授賞式に、普段は政治家専門で俳優などの護衛には縁がないポールマンが来ていた事で、彼が犯人ではないかと察知するフランク。元同僚で同業者だけに成せる勘。

 どんなに突っ張っていても自分を狙う者がフランクの表情から来ている事を知るとやはり怖い。でもだからと言って授賞式を取り止める訳には行かないので、もう最後はボディガードであるフランクとの信頼感。体を張ってマロンを守ったフランクだけど、逆に何故ポートマンはマロンを狙っていたのか分からない。

 決して専属にはならないフランクなので、最後にはマロンとも別々の道を歩む。相変わらずボディガード付きのようだけど。でも護衛って何処からが仕事の一区切りなんだろう・・・!?。

   ≪キャッチコピー≫
彼女から目を離さない事。命を懸けて守る事。決して恋に落ちない事。




釣りバカ日誌15/ハマちゃんに明日はない!? ['04]

【監督】朝原雄三
【出演】西田敏行
    三國連太郎
    浅田美代子
【ゲスト】江角マキコ
    筧利夫
    濱口優

 息子の父親参観があるのに、朝早くから釣りに出かける浜崎と鈴木。時間に間に合いそうなのは良いが、実は息子の小学校名と言う肝心な所が分からない。小学校のクラスではたまたま魚の授業をしていた所為でクラスで魚に関する授業をし始める浜崎。息子とは違う組で・・・。まだ学校間違えられるよりかはマシだったかも知れないけど。

 最近の鈴木は物忘れが酷い。そして鈴木建設ではリストラの波が押し寄せていて、経営コンサルタントの薫と合田がやって来るが、リストラ大反対派の鈴木は、経営コンサルタントが来る事自体良い気がしない。と言うか社長じゃなければ呼んだの誰だ!?。「経営大改革」と聞こえは良いが、要は「リストラ」である事を鈴木も良く知っていて、外様に社員の事をどうこう言われたくないと怒り心頭で会議も途中辞退。

 会社が忙しい時にリフレッシュ休暇で秋田へ向かう浜崎。その時新幹線で隣に座っているのが薫。そして釣りしようとたまたま出会うのが現地では「魚博士」と言われている福本。そして更に福本と薫は高校の同級生で、福本の初恋の相手が薫と、浜崎を偶然出逢った者同士がポンポンと結び付く都合の良さ。薫は経営コンサルタントなだけに、親友からは「リストラ屋」と皮肉られている。

 福本&薫が水産工場で会っているシーンでサイレンが流れるけど、凄いスルーされているので、このサイレンも気になった。撮影中にたまたま自然に普通に流れたのか!?。浜崎も鈴木も登場しない、福本&薫のシーンも割と長めなのが何だか新鮮。

 浜崎は釣りに出掛けた際は、一切仕事の話はしないので何処に勤めていて何をしているかは知られないし、浜崎の方も話そうとしない。その割には仕事の際は釣りの事ばかりで中途半端だけど。薫は経営コンサルタントとして鈴木建設はクライアントで、鈴木の昔の考えが今も尚長く会社が赤字にはならずに続いている要因だとべた褒め。

 福本はお見合いの話が迫っているが、母が勝手に勧めた話なので福本自身は気に食わない。久し振りに帰って来た薫の存在の所為か!?。でも福本の実家も薫の実家も昭和的な昔ながらの家なのが印象的。

 仕事の評価で給料などに差を付け就労士気を上げようとする合田と、そのやり方は鈴木建設の社員の為にはならないと反対する薫で考え方も正反対。そして鈴木は薫の考え方に賛同。同じ頃に鈴木の妻が、小津安二郎監督原節子主演の映画に共感していたのが何だか面白い。しかもこの映画での名シーンが実は後半への伏線。

 経営コンサルタントと言う仕事がとうとう嫌になって退職した薫は、地元に里帰り。そしてこの頃福本の縁談は福本の希望もあって破談に。ここで映画のシーンを福本の母と薫で再現している。福本の縁談が破談で、その時偶然帰還した薫が相手になるという展開なので、何だか終始偶然にも程がある感じだったけど。

 福本と薫の挙式の仲人を頼まれる浜崎。でもやっぱり釣りして仲人を忘れていたりして、それでも誰にも咎められないのが気になる。でもいざ浜崎がちょっと遅刻して挙式会場に来てみれば、飲めない祝い酒を飲んで倒れてしまって式どころではない福本の姿・・・と言うオチ。

   ≪キャッチコピー≫
シアワセはピンチの後にやって来る!


ザ・レジェンド/ソロン王の野望と勇者の逆襲 ['12 米]

The Legends of Nethiah

【原題】The Legends of Nethiah
【監督】ラス・エマニュエル
【出演】ロバート・ピカード
    ジャレッド・ヤング
    ジョン・ハード

 乱闘騒ぎで学校を停学処分になったガブリエル。そこまで過激な子供には見えないし、喧嘩した割には相手も登場しないし傷もないけど。ガブリエル自身は喧嘩の事を親には話したがらない。まぁ親自体が共働きで毎日のように喧嘩して離婚間近なので、子供のガブリエルにとっては、両親離婚後に父と母のどちらと一緒に住むかも悩みどころになっている。子供には究極の選択で酷なのだが。

 そしてそのガブリエルに祖父が話す冒険物語。ある惑星を支配していたストライファーは目についたものは何でも略奪するなど悪の限りを尽くす組織で民を脅かしている。見た目は異星人だけど。そのストライファーを仕切っている悪の帝王がソロン。そのソロンが、ガブリエルと同じ年代のナサイヤという少年が住む町に目をつける。その小さな町にストライファーを引き付ける何があったのかは疑問だけど、祖父がガブリエルに話す昔話の一端なので、時折現実の祖父とガブリエルのシーンに戻す。その為、ずっと昔話のシーンがある訳でもなく、祖父の事情もあって割と途切れ途切れ。邦題とは違って、この昔話の方が「序で」で、両親の離婚に悩む少年の方が本筋。

 離婚が近い親はガブリエルの事を愛しているとは言うけど、そのガブリエルにどちらと住むか選べという親。昔話の方が面白そうで、現実に戻されれば両親の喧嘩ばかりな気がする。

 昔話も役名などあってしっかり作り込まれていて、仲間の死と共に牢獄からの脱出に成功するナサイヤは、仲間から死に際に預かった魔除けで守られる事になるが、ナサイヤの成長した姿が何だか悪役っぽく善良な兵士という感じがしないのがネック。配役の所為か・・・!?。

 ガブリエルの両親は一応離婚にガブリエルは関係なく事は分かっているようで、如何にして息子に負担掛けないようにすべきか悩んでいたりもする。そもそも和解して離婚しないのが1番だけど、夫の方は浮気しているらしい。ガブリエルが喧嘩したのは親友で、親の離婚を馬鹿にされたのが原因なようだが、ガブリエルだけ悪いように言われて相手の少年は何も悪くないような雰囲気も納得出来ない。

 ガブリエルの現在の話の合間に挿入されるナサイヤの話は、良い所で祖父が話を止めたりするので、ちょっと勿体無い。ガブリエルはダリーという青年と良く話をしているが、親や祖父は知らないので逆に怪しまれている。まぁ入れ墨もあるので怪しい部分もあるかもだけど、悪い男ではない・・・雰囲気的にだが。

 祖父からナサイヤの物語ばかり聞いてきたガブリエルなので、遂には夢にナサイヤの世界が登場するまでに。まぁどうでも良い事だけど。しかし祖父もナサイヤの話を良く一言一句覚えてるな・・・。でもナサイヤの話はガブリエルを惹きつけ、その話のお陰もあってガブリエルにも大きな選択が出来る要因にはなったけど、結局ガブリエルがどちらの親を選んだのかまでは定かにされない。

 ナサイヤの話が”序で”だった分非常に中途半端になってしまっている・・・。

   ≪キャッチコピー≫
勇敢なる戦士よ、目覚めよ!




ロボシャーク VS. ネイビーシールズ ['15 加・ブルガリア]

Roboshark

【原題】Roboshark
【監督】ジェフリー・ランドー
【出演】アレクシス・ピーターマン
    マット・リッピー
    ナイジェル・バーバー

 宇宙から落とされた物体を飲み込んだサメが機械化して「ロボ・シャーク」に。でも落とした方は一体何を落として何故機械化するのか冒頭からツッコミどころ満載。人間が食べたら簡単にターミネーターになれちゃうって事!?。サメってこんなの食べるのか!?。

 機械化しているサメなので、人間の戦艦などの弱点を見極めるのも眼のデーターで出来るようになっている。でも機械化したサメは1匹だけ。まぁその1匹が強敵になる訳だけど。

 キャスターのトリッシュは、ネットの記事は写真や動画は全て合成だと信じない。勿論ロボ・シャークの事も合成だと信じていないが、スクープ的な記事が欲しいとは思っているので、軍が重装備化しているのを見て取材に奔走。でもロボ・シャークの動きは、サメの理性のまま勝手に動いている感じではなく、ちゃんと目的があって動かさせている感じなので、物体を落としたUFOの方も敢えて態とサメに物体を食わせる事で支配を狙ったのかも知れない。しかし何故サメ・・・!?。

 パニック映画の記者の特ダネも大体碌でもない方向になってますますパニックが増す要因になるけど。そしてロボ・シャークは水道管を突き破り街中に侵入。トリッシュの方は一応歳が歳だけに何時か仕事を獲られると覚悟はしている。トリッシュ以外のキャスターは報道も適当。トリッシュは、夫で水道局に務めるリックが偶然ロボ・シャークの動きを捉えている事から、誰よりも早く次の事故現場を察知。

 実はロボ・シャークの事実を掴んでいるのは、姿を見た(誰も信じないけど)トリッシュと、海軍だけ。SNSに嵌っている娘のメロディは、そのSNSを逆利用してロボ・シャークが現れるだろう場所を追跡。メロディからしても、正直な報道をしている母親が、若いけど報道は適当なライバルのヴェロニカには負けて欲しくない・・・。相変わらずロボ・シャークの目的は見えないけど。

 ロボ・シャークはその名の通りロボットなので、銃弾は効かない。元が海の生物だけに陸に現れても海軍が討伐担当というのが面白いけど。撮影したロボ・シャークの姿をYoutubeなど動画を通して世界に知れ渡るようにするのも如何にも今風らしいけど、トリッシュだって元々は「合成」と信じて疑わなかった訳で、皆立派な合成とか思わないんじゃないか!?。本物だと信じる人も居るけど、やっぱり極僅かで、「政府の陰謀」だったり「作り物」と言う人の方が多い。でもこの動画を作って、再生回数と返信を見る時間が冗長。海軍の方は敵が宇宙ザメ(?)だと理解している。

 政府は、エイリアン問題(?)に詳しいビルを召喚。でもビルが大富豪な所為もあって、海軍は軍事作戦が台無しと肩透かし。そしてビルはドローンを操るのでここも現実的。ロボ・シャークはシグナルで反応するが、実はSNSのダイレクトメールにも反応し、メロディのSNSをフォローし、メロディがDMを送るとそれに従うという摩訶不思議な機能付き。

 SNSで片言の言葉まで送って来るロボ・シャーク。1度海軍に撃たれたかと思えば復活して、今度は機関銃まで出して来てロボ・シャークの強さの本領発揮。そして海軍はロボ・シャークの目的が母船との交信である事を知る。メロディはロボ・シャークは友達で仲良くしたいだけとか言うけど、だったら何故殺人を犯すのか、甘やかすにも程がある。ちょっとフォローしてきただけで、殺人者(殺人物体だが)でも友達だと思い込むメロディも正直ウザい。そして娘や妻の話を信用しようとしないリックの存在もウザい。どんな手段を使ってもロボ・シャークの討伐に燃える海軍だが、今回ばかりは海軍の行いが全てではないが正しいだろう。全ての言動がメロディの盗聴で筒抜けだけど。

 携帯電話からの映像が即中継として流せる仕組みでメロディとトリッシュは対抗。でもリックはどのようにしてロボ・シャークの居場所を掴んでいるのか。結局ロボ・シャークが母船とどんな交信したかったのか分からずじまいだし、何も信じようとしないリックと、トリッシュの役には立っているけどロボ・シャークに対して甘やかし過ぎのメロディの存在がウザくて、結局ロボ・シャークを倒せてももやもや感が残る。最期にプロ意識を見せたヴェロニカと、彼女が死んでも何とも思っていないトリッシュ。正直海軍とロボ・シャークの対決だけに特化して欲しかった。何時も思うがパニック作品は余計な要素を入れすぎている所為で駄作になっている事が多い。



フローズン・グラウンド ['13 米]

The Frozen Ground

【原題】The Frozen Ground
【監督】スコット・ウォーカー
【出演】ニコラス・ケイジ
    ジョン・キューザック
    ヴァネッサ・アン・ハジェンズ

 部屋の中で鎖に繋がれ泣き叫んでいた娼婦:シンディを保護、方や別の場所では刑事部長であるハルコムの管轄内で不審死遺体が発見。容疑者のハンセンは善良市民という声が多く、警察はシンディの言葉は娼婦という事で信用しようとしない。表の顔と裏の顔という所が垣間出ている。

 でも皆が皆シンディを信用しない訳でもなく、警察の気ままで見送られようとしているシンディの件の調書をしっかり送りつける刑事も存在する。そしてハルコムの署の管轄内だけでも実に600件以上モノ不審死がある事が判明。そんなハルコムもあと2週間ほどで転勤の予定で、最後の奉公と言う事で事件解決に乗り出す事に。

 被害者は10代後半の女性ばかりだけど、「金に釣られてデート」して被害に遭った者ばかりなので、自業自得と言う所も拭えず余り同情は出来ない。そしてハルコムは殺人犯の捜査があくまで目的なので、被害女性が娼婦であるとかどうとかは拘らない。まぁ刑事からすれば、自分の署の管轄内で何百件も殺人が起きているのに、真犯人が分からずに手が出せないというのはプライドも傷付くことだろう・・・。

 まだ見つかっていない少女の姉などの親族も登場して、遺族の辛さも垣間見れる。シンディは保護されても警察でタバコ(大麻?)を吸っていたりするので可成り躾がなっていない。でもそのシンディこそが生き証人で、他に証人が居ないので、犯人を捕まえる為には彼女の存在が重要。勿論シンディの言った事全てが本当の事じゃなければ意味は無いけど。一応視聴者にはハンセンが若い女性を監禁するシーンを映したりなど彼が犯人である事を知らせている。

 シンディが逃げられたのは冷静さの判断で、ハンセンが紳士的な態度だった所も功を奏している。ハンセンは剥製好きで命乞いなど効かないような危ない人物だと直ぐに分かるようだが、見た目は普通の男なので、確かに「心に潜む獣」と言う言葉が妥当。

 シンディは娼婦から踊り子に転向。ハルコムは過去の案件からハンセンが犯人だと確信させるが、物証がない。証拠が出ないように何百件も殺人を犯す容疑者も中々の強者だろう。そんなハンセンの捜査を市警は完全に諦め気味だが、州刑事のハルコムたちだけは諦めず逆に逮捕に躍起。

 シンディは親に見放された過去など娼婦に成った原因を語るけど、それは親に責任転嫁しているだけで娼婦になったのは自分で選んだので自分の責任。そんな何でも責任転嫁して逃げようとするシンディにも納得ができないのでやっぱり同情できない。しかも保護しても勝手に逃げ出す始末、その癖真犯人の顔は覚えていて怖がるので、結局何がしたいのか分からない。

 ハンセンの行う悲劇を止められるのもシンディの証言次第。でもシンディは正直に言った所でハンセンが数年で釈放して出て来るだろうと思って中々話せないのも事実。シンディの命をも守ると誓ったマルコムは、シンディを1日自宅に止める事にするが、妻が猛反対。まぁそりゃそうだろうね、妻の了解も得なかったようだし。マルコムがシンディに関する全ての件を1人で責任背負おうとしているのもあるだろうけど、シンディが既に殺されていればマルコムもここまでする必要もなかったかも知れない。事件も事件にならずにハンセンも野放しのままだっただろうけど。

 マルコム家を抜け出し、娼婦時代の固定客であるクレイトンの元へ駆け込むシンディ。どう足掻いても危ない道に進みたがるんですね・・・。この頃からハンセンは、シンディが生きて保護されている事を知って徐々に殺人鬼としての本性を見せるようになり、マルコム達州警察には怪しまれている事を知って証拠を隠すのに必死。逃げるという事は完全もう犯人な訳だけど。

 そして尋問で遂にマルコムとハンセンが対峙。ハンセンはクロなんだけど物証がないので、マルコムの取り調べは至って冷静だし、ハンセンも真犯人とは分からないように言葉を巧みに選んでいる。逮捕状を中々出したがらない検事を強引に説得して、ハンセン邸の家宅捜索に乗り出す。ハンセンが善良というのは誰の証言だ!?。

 シンディは何処行ってもチョコマカして何か鬱陶しいので困る。ハンセンには弁護士が付くんだけど、無罪放免になる為に何でも言葉巧み過ぎた所為で、弁護士にも微罪にする事が難しい状況にまで陥っている。”シンディ”と言う名前を知っているのはハンセンとクレイト、マルコムだけなので、そう言う意味ではハンセンもシンディを陥れたい割に隙多すぎ。

 物証が出ず、ハンセンの自白しか手がなくなったマルコム。そこで意外と隙は多いが頭が良いハンセンの自白を得る為にマルコムが用意していた秘策が、被害者の姉が被害者とお揃いのモノとして持っていた腕輪。実話が基なので、エンディングでは実際の被害者や今も行方不明の女性の写真が映し出されるので、そこが1番切なかったりする。

 でもハンセンはどのようにして殺害者を選んでいたのか分からない。全員娼婦だったのか、そして妻も子供も居る身なのに何百人モノ女性を殺した理由は何なのか。妻と子供を愛している割に、結局今後は世間体からも迷惑を掛ける訳で、そんなに愛しているのに迷惑を掛ける羽目になっている。迷惑どころじゃ済まないだろうけど。

   ≪キャッチコピー≫
奴は怪物。追い詰めるまで、逃がさない。




トゥームレイダー ['01 米]

Tomb Raider

【原題】Tomb Raider
【監督】サイモン・ウェスト
【出演】アンジェリーナ・ジョリー
    イアン・グレン
    ダニエル・クレイグ

 オープニングから宝を守るロボットと戦闘のララ。一応実戦用にブライスが製造したモノだが、ララが殺されそうになれば止まるようにも造られていないのでお互い本気。でも改造型を実弾で壊してしまうララなので、ブライスの方は参っている。そもそも実戦用に造られているので致し方ないけど。

 ララの父親が行方不明になった日に冒険依頼が舞い込むけど、ララは縁起が良い日ではないので最初は拒否。冒険の主軸は、5000年に1度起こる惑星直列の第1段階。9つもの惑星が1列に並ぶ日で、そしてその日だけ開けられる”時空の扉”の鍵を巡り、パウエルという男が暗躍。でもこの惑星直列の謎は、ララの父親:クロフト卿に小さい頃から言われていた課題のようなもの。

 隠し部屋の中から惑星直列に合わせて動き出した針時計に気づくララ。でも何故急に隠し部屋に入ろうとしたのか分からない(しかも真夜中)。思いつきか?、しかも探す感じではなく、元々あった場所を知っていて徐ろに取り出した感じなので、「隠し部屋から見つけたの」と言う如何にも音が聞こえる場所を探ったら見つけた言い草をするララに説得力がない。そしてその時計から”全智の眼”なるものを見つける事に。

 ララとアレックスは因縁があるようで、出会うごとに喧嘩ばかり。アレックスの方は和解したいようだけど、ララの方がお断り。パウエルは表の顔が弁護士という事になっているが、ララは出逢った瞬間にそれが嘘だと見抜いている。弁護士なのに時計に執着とか確かに何か可笑しいし、ララとの会談直後にタイミング良く部下を使って時計を盗むに来るのもタイミングが良過ぎで、彼の仕業だと誰でも分かる。ここはもう少しタイミングをずらすべきだった。

 でもその時計の真の力を見る為には2つの鍵が必要で、その在処などを書き記したのがクロフト卿。でも僅か1週間の間に見つけ出してその場に居ないと世界の崩壊を意味する・・・何か面倒臭いけど。

 地図の場所にはパウエルが居て、いつの間にかアレックスと手を組んでいるが、パウエルは命令出すだけで自身は高みの見物。そんなに立場偉くないだろ!?。洞窟の中も仕掛けが一杯で、下手に動かせば罠が待っている。金儲けとか不純な動機では駄目な訳ですね。しかしこんな仕掛け誰が作ったんだ!?。

 そして偽物の眼を見抜けなかったパウエルの為に、ララはパウエル&アレックスと一時的な共同戦線。最終的な理由は違えど、目的は一緒なので利害は一致。と言うかパウエルは時計とこの惑星直列に執着している割には、遺跡などに関しては余り詳しくないようで、逆にララが居なかった場合にどうなっていたのか知りたい。悪党ボスなのに中盤で早くも退場とか?。

 トライアングルの鍵をあっさり盗み出しちゃうララだが、これで洞窟内の像たちが起動。数が多いだけで銃弾にも普通にやられて大して強くないので緊張感は何もなかったけど。せめてここは像の持っている武器でしか攻撃が効かない的なモノが欲しかった。でも鍵であるトライアングルが欲しいパウエルと、パウエルの持つ父の形見の時計が欲しいララなので互いで利害が一致しているのは変わらない。

 でもララがブライスと一緒に居ると、パウエルを騙す為に何か企んでいるのが見て取れる。そんな最後の舞台は、ヘリでは辿り着けず陸路でしか行けないデッド・ゾーンと言われる廃都。この廃都では通信も遮断される。周り氷の塊しかないのもあるけど、ここにも絶対何かありそうな洞窟。如何にもという装置があるのは流石は原作がゲームらしい造り。最後はやっぱりというべき格闘戦だったけど。で、結局アレックスはどっちに付きたかったんだ!?。アレックスとララの過去の因縁も回想シーンがある訳でもないので良く分からない。でも時空間を移動して過去と現在が交わるというのは良く分からなかった。

   ≪キャッチコピー≫
世界の「謎」は私のモノ。




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