2024年04月18日

モリコーネ/映画が恋した音楽家 ['22 伊]

Ennio

【原題】Ennio
【監督・出演】ジュゼッペ・トルナトーレ
【出演】エンリオ・モルコーネ
クリント・イーストウッド
クエンティン・タランティーノ

元は医者志望だったが、父がトランペット奏者だった影響で、父が後継者にさせようとほぼ強制的に音楽院に行かせた事で運命が変わる事になったエンリオ。ただエンリオ自身は音楽で食べていく事に対しては当初は屈辱的な思いだったそうだ。

音楽院で教師だった作曲家:ペトラッシを師に決めて彼の教えで音楽家として目覚めていく。オーソン・ウェルズが手掛けた映画『オセロ』で映画音楽を初めて奏者としてデビュー。音楽院卒業後にペトラッシの勧めで音楽院教師になるつもりが、兵役で軍楽隊になった事で中止に。ただこの頃から徐々に作曲を手がけるようになり、軍楽隊でも作曲を担当。

初期の音楽家として間も無いエンリオは、他人の為に音楽を編曲するだけで“音楽の奴隷”と自覚。でもイタリア映画にノイズを入れた楽曲を提供して革命を起こしていく。

父がトランペットの才能を失うと、父の名誉の為にトランペット用の作曲を休止、でも父が亡き後に再開している。冒頭からインパクトを残すのがエンリオの特徴で、日本では未公開に終わった『ファミスト』と言う作品で映画内の作曲者名に初めてクレジットされる。

エンリオが手掛けた映画音楽は、映画の中のシーンを照らし合わせ、この映画の楽曲はこう作ったとかそれを手掛ける際のいざこざなどがその都度インタビューされるので分かりやすい。日本で初めてエンリオを有名にしたのは『荒野の用心棒』と『夕陽のガンマン』だと思われるが、実は『荒野の用心棒』楽曲はエンリオも監督のセルジオ・レオーネもそれ程好きではなかったらしく、忘れようとした頃にレオーネ監督から再度音楽依頼が来たのが『夕陽のガンマン』だったそうで、この頃からレオーネとエンリオは唯一無二の関係として、レオーネ作品ほぼ全てをエンリオが手掛けるように。お陰で当時の映画音楽はエンリオがほぼ手掛けるほど。

ただ、師であるペトラッシは、映画監督と音楽家が手を組むのは反芸術的だと映画音楽に反対。まぁペトラッシ自身も映画音楽は手掛けていたんだけど、それ程映画が大衆的に当たらなかった事と、監督と相性が合わなかった事がトラウマだったのかも知れない。

エンリオも自分の楽曲が良いのか客観的には分からないとして、音楽に対してはほぼ無頓着だった妻のマリアにまずは聴いてもらい、妻が気に入れば監督に渡す手法を採用。編曲として色々名が売れるようになると、今度はベートーベンやバッハ等が作曲していた曲を曲に取り入れる手法も廃止して全部オリジナルに転換。

西部劇作曲家を払拭する為に『黄色い戦場』で交響曲を創るようになり、『シシリアン』は交響曲作曲の最上位段階で1番苦労。この頃にコッポラ監督から『時計じかけのオレンジ』の楽曲提供も提案されていたが、レオーネ新作映画楽曲の編曲の為に諦めるしかなく、そこは後悔にも至った。

エンリオ自身へのインタビューは良いが、他に何度も長くインタビューを受ける者も居ればワンシーンだけのインタビューで終わる者も居て基準が不透明だし、何と言ってもドキュメント作品で放映時間150分超えは長すぎかなと。

少年の頃からずっと音楽界で生きて来たエンリオは、音楽に対する拘りも強いのでその辺は監督に何を言われようがブレない固い信念を持っている。実はエンリオは生涯で6度もアカデミー賞作曲賞にノミネートされていたが、授賞は『ヘイトフル・エイト』での1度のみ。でもエンリオ自身は授賞者にも満足している。『アンタッチャブル』のノミネートの年に受賞したのが『ラストエンペラー』の坂本龍一だったのは驚きだけど。

エンリオの作曲編曲能力も天才的だが、そんな彼の創った曲に即効で対応出来てしまう演奏家や歌手も凄かった。米国の9.11テロの時もエンリオはオーケストラに拠る追悼曲を手掛けている。2020年に逝去。

ただ、2時間半弱に渡ってエンリオに対する講義を聴いているようなものなので、終盤に行くと徐々に眠くなって来る事請け合い。

《キャッチコピー》
忘れない──。マエストロが遺した永遠のメロディ






d777m at 20:16コメント(0)音楽ドキュメンタリー 

2024年04月17日

ジョディ ['21]

【監督】袴田くるみ
【声の出演】エルシー・ラヴロック

持ち主に毎回虐待されてはボロボロにされて捨てられる少女型ロボット。何時もメンテナンスしてくれる女性が居て、彼女が少女型ロボットの記憶を消して持ち主に返すのが今までの定例。と言うのも少女型ロボットが持ち主に従うプログラミングな為、法律に則ってまたボロボロにされると分かっていながらもそうして来ている。

この少女型ロボットも既に27回もメンテナンスされている身だが、世界線的に人型ロボットはそんな運命なのか、少女型ロボットだけではなく、他の人型ロボットも同じ目に遭っている。持ち主描写は一切ないが、持ち主は持ち主でロボットの反乱を恐れている。

何度も記憶を消されている事もあるが、少女型ロボットはある映画に影響されて、感情がないまでも絶対に諦めない事は心に深く決めていて、それに影響されてか女性メンテナンスは少女型ロボットの虐待の記憶だけを残して解放し、解放させて自由になる少女型ロボットの為に付けられた名前が「ジョディ」。

虐待されて捨てられた少女型ロボット:ジョディと女性メンテナンスだけの会話で織り成す約10分程の短編なので、ジョディが許せない持ち主に反撃出来たのかなどは分からないが、ジョディのその後が見たくなる作品だったなと。キャラ的には西洋風。

d777m at 20:25コメント(0)短編アニメ 

2024年04月16日

スカイスクレイパー ['18 米]

Skyscraper

【原題】Skyscraper
【監督】ローソン・マーシャル・サーバー
【出演】ドウェイン・ジョンソン
ネーヴ・キャンベル
チン・ハン

特殊部隊時代の事故で左脚が義足のウィルは引退し、今は妻のサラと双子の子供を持ち、ビル査定の仕事に従事している。そんな彼が査定先に選ばれたのが香港一の高さを誇る天空ビルで起業家のジャオが建立。居住区間開業前と言う事で、その査定に家族で呼ばれる事になる…。

そんな天空ビルの上階にコレス率いるテロリストが侵入し上階が大火災に見舞われ、唯一アクセス権を持っていたウィルは、そのでシステムを盗まれた事でテロリストの一味…と言うか主犯に間違われる事になるが、それ以上にパンダを見に行った筈のサラ達家族が諸事情で行かずに帰宅して居た事で救出に赴く事になる…。

ビルでのテロ、家族となると『ダイ・ハード』が思い浮かぶが、それとビルでの大火災と言う事で『タワーリング・インフェルノ』が組み合わさった作品と良く皮肉られたそうだが、個人的に『タワーリング・インフェルノ』の方は未見なのであっちの方は何とも言えないが、確かに『ダイ・ハード』とは色々酷似。

消火設備をオフにしていたとしてもビルの燃え方が尋常じゃない所は気になったけど木製か何かですかね!?。コレスと組織がジャオと因縁があったけど、ちょっとコレスとその組織が小物過ぎ。

ウィル夫妻と双子の子供との愛情がわざとらしかったのも気になったけど、容疑者にされたウィルの奇想天外な行動はずっとTV中継されるので、ウィルの行動1つ1つに拍手喝采で英雄にもされている。

例え悪党でも中国系は全員生き残る所は中国資本ぶりが出ているけど、中国資本のハリウッド作品は絶対大作にはならないので止めた方が良い。

《キャッチコピー》
史上最大に、デカい建物。史上最高に、ヤバい救出。






d777m at 18:38コメント(0)サスペンスアクション 

2024年04月15日

デンジャラス・レディ ['22 中]

特戦行動隊

【原題】特戦行動隊
【監督】リウ・バーイン
【出演】リー・モンモン
チェン・ウェイラン
チャン・ドン

あるIT企業に中国系女性が失踪させられる事件が連続して起こり、女性ばかりのスパイ組織: GWSはIT企業の代表:ジョウが持つセキュリティー解除システム奪還を優秀なスパイであるチェンとメイヤーに依頼。

メイヤーはまだ落ち着きがあるが、チェンは少女時のトラウマで異性に少し触れられただけで条件反射で相手を気絶させてしまう事があり、暴走してしまうと死傷者が増える。まぁその分強いんだけど、チェンが暴走すれば致し方なくメイヤーも同じように暴れる関係。

大先輩だったメリルが組織に殺された事で仇を獲る事を誓うが、メイヤーとチェンのスパイ育成シーンも回想としてあって、元々メイヤーは優秀でチェンはIT企業に誘拐されそうな所をGWSに救われるが、元々は田舎者だったのでスパイ育成試験でも一苦労。それにしてもあれだけヘナチョコな雰囲気から良くここまで強力に育ったなって感じはする。

放映時間が70分程で短いので展開も早い。実はジョウもシステムを狙う海外組織の事を調べていて、GWSの完全な味方では無いが諜報員(スパイ)なので、条件次第で敵にも味方にもなり得る存在で、諜報員なだけあり戦わせると強い。

海外組織を率いるデービスが真の敵って事になるが、デービスと彼の女性秘書が割と強いのでその辺は緊張感を生んでいる。誰かが裏切ると言う在り来りな展開はなかったけど、敵味方共々短い時間の間に死者は多い。

d777m at 18:42コメント(0)アクション 

2024年04月14日

土竜の唄 FINAL ['21]

【監督】三池崇史
【出演】生田斗真
鈴木亮平
堤真一

相変わらず麻薬組織の大物:轟逮捕を執念にしている潜入捜査官(モグラ)の菊川。始まりが相変わらず全裸だけど。今回はFinalと言う事で「Finalだから次ないからね」と言うメタ的ツッコミがあるが、メタ的で言わせて貰うと、3作目なのにまだ轟逮捕出来て居ないのかよ!?も入れたい。

そればかりか、海外との麻薬取引の指揮を担うのが轟の息子である烈雄(レオ)。轟が逮捕出来ない間に余計な敵が増えている格好。烈雄は轟の後継者と言う事もあって麻薬取引でも税関対策をしっかりやって来る策略家。でも少年時はパピヨンこと日浦に育てられたらしい。

日浦と菊川は兄弟関係だが、日浦自身ヤクザは麻薬を扱うと外道に成り下がる…と言う教訓で轟とは敵対しお互いで潰し合う関係。そして菊川にも「潜入捜査官は相手を裏切る事が宿命」としてお互いで信用し合っている日浦を裏切って警官に戻れる覚悟は持つが複雑心も抱いている。

取引場所が管轄外と言う事で、警察側は酒見の娘である夕磨が警察指揮官に。台詞がいちいち大声で大袈裟なのが逆に鬱陶しいけど、一応は前2作の回想はあるので付いて行けない事はない。一応は烈雄の手伝いとしてやって来る猫沢だったり、男装してまで反撃に来る胡蜂だったりと前2作で登場した悪党も一部再登場。

日浦が飛びまくってもうサイボーグ化してアメコミ物になっているけど、そのお陰か悪党なのに死ぬ感じがしない。ただ、捜査官側も相変わらず菊川に頼り過ぎて何もしていない感。捜査官より日浦たちヤクザ側が大活躍するってどう言う事よ。

少年時は純粋だった烈雄が何故最凶とされるほどまで落ちぶれたのかは気になるけど、そんな烈雄でも一般人を人質にするとかはなかったのは案外律儀だったかなと。

《キャッチコピー》
みんな一緒に、ファイナルバッチ来ーーい!!!!






d777m at 18:12コメント(0)任侠コメディ 

2024年04月13日

映画クレヨンしんちゃん/伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ! ['06]

【監督】ムトウユージ
【声の出演】矢島晶子
渡辺明乃
池田秀一
【ゲスト声優】セイン・カミュ

本物そっくりな者達が現れるという伝説が広まっている春日部。しんのすけ達が通う幼稚園でもボーちゃんだけはその伝説を知っていたが、何時しか春日部全体に広がる事になり、みさえやひろしの偽者まで現れる事に。

そんな偽者からしんのすけを助けてくれたジャクリーン捜査官は本物と偽者を見分ける能力を持つ。しんのすけの仲間たちが偽者騒動で悪役になっちゃうのが見所だが、割としんのすけだけはマイペース。

風間くんだけは伝説化を信じていなくて、早くも偽者側になっちゃうけど、言わばみさえとひろし以外の大人は全員偽者に飲み込まれる展開で、偽者はサンバ好きで無痛なので、音楽を掛ければ即踊り出す。しんのすけは偽者もマイペースだった。

逆に言えば偽者と初めて分かった時の描写等は殆どホラーで子供向けとは思えない。黒幕であるアミーゴが最初は女性のアミーガで、ジャクリーンとサンバ勝負を繰り広げるけど、サンバ勝負って勝敗はどうやって決まるんだ!?。

中盤まではどっちが本物かどっちが偽者か的な展開だったが、ジャクリーン以外がアミーゴの本拠地に連れて行かれてからは展開的には一気に尻すぼみ。そしてアミーゴが踊りの真髄を忘れていたジャクリーンの父だったって事が分かるけど、言ってみれば勝手な親子喧嘩に世界中が巻き込まれていただけ。

本拠地に居た本物達が、しんのすけ達と共にサンバや盆踊りを踊るラストはほのぼの感あって良かったけど。

《キャッチコピー》
踊るおバカに見るおバカ “世界サンバ化計画”進行中






d777m at 17:45コメント(0)ファミリーアニメ 

2024年04月12日

FLEE/フリー ['21 デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・仏]

Flee

【原題】Flee
【監督】ヨナス・ポヘール・ラスムセン

アフガニスタンで生まれ育った青年:アミン。そして独裁者の就任とそれに反対する者達の内戦が始まり、故郷を捨てて脱出する事を決意したアミンに友人である監督が波乱万丈な脱出劇をインタビューする。アミン自身の安全を考慮して、場所と名前を変更して素顔が分からないようにアニメ調にした珍しいドキュメント作品。

アミンは親切な同性や筋肉質な男性に惚れやすいゲイなんだけど、アフガニスタンには同性愛者は存在せず存在しても家族にとっては恥なので隠すらしく、“同性愛者”って言葉自体知らない者も多いらしい。

ロシアだけがアフガニスタン人への観光ビザを出してくれる事で国外逃亡先はロシアしかないのだが、当時のロシアは共産主義崩壊直後で商品がなく餓死者が多くて、ルーブル価値下落で3ヶ月毎に貨幣が新しくなる程だし、警官が働かなくて犯罪も横行。アミン自身“不法滞在者”に該当するので、警官に見つからないように自由に外出も出来ず、逸早くロシア脱出も考えるようになる。

全てがアニメ調ではなく、アミンとその家族や関係者が映らない所は実写として表記。アミン自身同性愛者と言う事で、今はアメリカで出逢ったキャスパーと同棲中。父親だけは未だ行方知らずだが、兄や姉などの他の家族は色々遭って紆余曲折を経て欧州各地で存命中。密入国をして来た以上、安全に過ごす為に家族は死んだ事にされている為、家族との再会だって手を考えなくてはならない。

アフガニスタンへの強制送還だけは避けられているが、ロシアには強制送還させられて再度密入国して別の国へとまさに波乱万丈で、逆に良くここまで生きてこられたのが奇跡と感じる程。ただ、肝心のメインとなるアニメ調の部分は、動きがカクカクしているので画面に不具合生じたのではと思える程だったのが気になったけど。

アニメ調ではあるが、密入国の苛酷さと不法滞在者の生活の苛酷さは伝わった。

《キャッチコピー》
故郷とは、ずっと居ても良い場所






d777m at 20:27コメント(0)ドキュメンタリーアニメ 

2024年04月11日

名探偵コナン/緋色の弾丸 ['21]

【監督】永岡智佳
【声の出演】高山みなみ
平野綾
鈴村健一
【ゲスト声優】浜辺美波

4年に1度開催されるスポーツの祭典:WSG(ワールド・スポーツ・ゲームス)が東京で開催されるのに合わせ、真空伝導リニアが開発され、その発表会に鈴木財閥のツケで呼ばれている少年探偵団とコナン達。しかしあるハプニングをキッカケに園子の父が失踪する事件が起きるが、元太の匂いのお陰で直ぐに見つかるも、以前にも同じような事件が起き、以降殺されるまではないが、WSGのスポンサーが拉致される案件が起こる。

WSGの開催代表がFBI長官でもあるアランである所もコナンは怪しんでいる。そして裏で躍動するのが赤井秀一や世良真純等の赤井一家。犯人側はFBIに恨みを持つので、アラン以外は殺す気はなく、過去に米国で開催されたWSGでも同じような事件があって、その事に関してアランに色々思い出させてやりたかった犯行。FBIが証人を保護する為の“証人保護プログラム”と言うのが日本にはない事が言ってみれば逆効果な動機になっている。

狙撃の名手:秀一はゴルゴ13でも出来るか否か的な有り得ない狙撃の腕を披露。そして将棋のプロである秀吉は中盤までは恋人のユミと共にシリアルな物語の中の笑い要素で、何だかほっこりさせてくれる存在だが、終盤では逃げた犯人を追い詰める詰将棋な腕前を披露してくれて、正直良いとこ取り。

あんだけリニアに乗りたがっていた少年探偵団が、同日に開かれるヒーローショーの方にあっという間に鞍替えしちゃう所は子供らしさが出ていたけど(引率役は園子)。蘭が相変わらず「新一、新一」と鳴くが、正直もう必要感を感じない。

何時の間に意思疎通出来る関係になったのか、秀一とコナン、真純とコナンは見事な連携。その代わり蘭のアクションはお預けで一切ないのが寂しい。真純と秀一は兄妹の関係ではあるが、ある事情で秀一はその事を言えずに居るので、近くに居るのに話せない会えない関係は切なさも感じる。

ずっとコナンと居た真純からすれば、1小学生が普通にFBIと協力している時点で怪しさを感じたかも知れない。リニアの客室サービス部であるエリーだけはハイテンションだったな…。

《キャッチコピー》
引き裂かれた運命──いま〈世界〉が動き出す






d777m at 19:13コメント(0)ミステリーアニメ 

2024年04月10日

SING/シング ['16 米]

Sing

【原題】Sing
【監督】ガース・ジェニングス
【声の出演】マシュー・マコノヒー
リース・ウィザースプーン
セス・マクファーレン

動物が人間と同じように生きている世界で、昔の歌姫:ナナの公演に感動し、宇宙飛行士の夢を捨てて劇場支配人となったコアラのバスター。でも今やその劇場はどんな公演も成功せず、経営は火の車状態。バスターの友人で劇場の支援先でもあるナナの孫のエディも劇場は売るべきだと進言するほど。

どうにかして劇場を建て直したいバスターは、賞金を出しての歌のコンテストを開催しようと目論むが、賞金1000$だった所を、従業員(秘書?)であるクローリーのミスで10万$まで膨れ上がり、オーディション参加者が一気に増える事に…。

オラウータンのジョニーは父と仲間が強盗で、父に言われた通りに逃亡の手伝いなどをこなしているが歌は上手い。子供が25人も居る豚のロジータ、少し毒舌なネズミのマイク、彼氏のランスの助手的な立ち位置で放浪演奏をしているハリネズミのアッシュ、歌は上手いのにかなりの緊張性のお陰でなかなか人前では歌えないゾウのミーナと様々な歌に自信のある者が大集合。まぁミーナはオーディションには来るけど、結局歌えなかったけど。

マイクはギャンブルでのトラブルで闇組織系のクマに追われる身となり、毎回問題を持って来るのはこのマイクで、色々問題を持ち込んでバスター達を巻き込んで迷惑を掛ける癖に、何の悪びれもなく謝罪もなく再度バスターの前に現れたりするので、少し鬱陶しい。

リハーサル参加の為に子供と夫対応自動装置を1日で作り出しちゃうロジータの意外な手腕。ジョニーも父と仲間の強盗逃亡の手伝いをしながら密かにリハーサルにも参加、そしてアッシュはランスの浮気で破局。でもバスターが造っていた水槽の破損で賞金なんて持っていない事もバレるし、劇場も崩壊。まぁこれも半分はマイクの責任なんだけども。

でもリハーサル参加者が良い人過ぎで、賞金なかった事を責める訳でもなく、逆に合格者だけでコンサートだけでも開こうと言う事になり、無断だが崩壊して整備された劇場跡を利用する事になる。

この最後のコンサートが1番の見所で、リハーサル参加者が全員練習してきた本領を発揮。特にジョニーは逮捕されていた父が脱獄して見に来る程だし、ミーナも勇気を振り絞って人前で歌う事に開花。当初は火の車の劇場への支援を断り続けていたナナも、最後のコンサートを見て支援に同意し、これで劇場再建で続編への伏線になっている。

流石にオーディション突破組は皆歌が上手かった。まぁ様々な動物達が歌い踊るオーディションもこれはこれで観ていて楽しかったけど。

《キャッチコピー》
それは、人生を変えるステージ






d777m at 19:39コメント(0)ミュージカルコメディ 

2024年04月09日

いずみのこえ ['23]

【監督】はるおさき
【声の出演】荒木咲希

辛いトラウマを抱えた女性が、それを克服する為にどうするかをアニメーションとして綴った約7分。

現状を回復する為に、心の中で安息の地を見つける。その心の中の安息の地をポツンと水上に浮かぶ森が多い孤島だったり、想像上のボートだったりする。

短い作品だが、音楽が効果的に使われているのが特徴で、家庭内暴力等の表現は音だけ。台詞がある訳ではなく、ナレーションで表現。ストレスが溜まった時などの癒し作品として良いかも知れない…。



d777m at 18:14コメント(0)短編 
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