2017年11月18日

愛の伝道師/ラブ・グル ['08 米]

The Love Guru

【原題】The Love Guru
【監督】マルコ・シュナベル
【出演】マイク・マイヤーズ
    ジェシカ・アルバ
    ジャスティン・ティンバーレイク

 ホッケー界の新生と言われているチーム:リッグスのエースであるダレンは、優勝決定戦を控えて不振。その原因が、妻がライバルのジャックと恋仲になっている事と、母親が苦手という精神的な事。そこで、チームのオーナーであるジェーンが、「愛の伝道師」と言わしめるピトカに彼の苦手克服を依頼。

 終始下品な台詞なのが特徴で、まともな会話が全くないと言っても過言ではない。つまりは、そんな下品な台詞に如何に耐えられるかがこの作品を見続けられる肝。でも逆に言えば、アメリカン・コメディってずっと下品さを入れないと誰も笑ってくれないという事!?。

 ピトカが導師である以上、彼を頼ってくるVIPとして様々なハリウッド俳優がカメオ出演している。ダレンのその精神的な事も、全て下品さで解決して行くので、何故その下品さで個人の恐怖感がなくなるのか良く分からない。

 ダレンが妻とヨリを戻して不振が治ったかと思えば、まだ母親恐怖症が治っていない事を知って出戻り。ただ、ちょっと何か言われただけで手が震えだすダレンの精神的弱さを解決しないと、一時凌ぎで治しても何の意味もない。優勝決定戦を最後に引退とかならまだしも・・・。

 アイスホッケーってチームスポーツなんだけど、ダレンが居るとパスなどもせずに彼の独り善がりプレーになっていたのも気になった。どうにかして観ている者を笑わそうとしている態とらしさもあったけど。





2017年11月17日

ゴッド・スピード・ユー! ['16 伊]

Veloce Come Il Vento

【原題】Veloce Come Il Vento
【監督】マッテオ・ロヴェーレ
【出演】ステファノ・アコルシ
    マティルダ・デ・アンジェリス
    パオロ・グラツィオージ

 一家でGTレーサーであるジュリアだが、レース中に父が倒れて病死し、それに合わせてヤク中(ジャンキー)の兄で元天才レーサーだったロリスがアンナレッラという恋人を連れて帰郷。その為、兄妹間の仲は非常に悪い。そして父が亡くなってからは精神的な事もあって、中々勝てなくなる・・・。

 父はミノッティという富豪に借金していて、家具や家を担保に出してまでレースに出続けるジュリア。何かを担保に出してレースに出場している事を知ったロリスが、元チャンピオンらしく的確なアドバイスを送り、それで順位が上がってきた事で、ロリスをトレーナーとして雇う事に。

 ジュリアの弱点は、GTレースは同じコースを何十周も走るので最後の方にはバテる事と、カーブに弱い事。カーブで正確な走りが出来ず、そこで毎回離されてしまう。そこでロリスの指導で体力を付け、敢えてリスクを侵させる事で、借金や家の事などを考えずに、頭を真っ白にして走らせる事を身に着けさせる。

 でもロリスはキレやすい所があるので、その所為でちょっと目を離して単独行動させると必ず何かしら問題を起こす。ジュリアも唯一の身内であるが故に、何だかんだで兄を見捨てる訳にも行かず、結局は兄のイザコザに勝手に巻き込まれていて切ない。

 妹への恩返しとして、ミノッティが主催する懸賞金が多額な闇レースに出場する事になるロリスだけど、ロリス自身は生きて帰還は出来たけど、結果が端折られていて結果そのものは分からずじまいで中途半端。

 様々なカメラワークで繰り広げるGTレースは、レースゲームのように外部視点、内部視点、運転席視点と移り変わって、毎回接戦である迫力は出てはいるんだけど、視点がアップになり過ぎて、今何位を走っているのかなどがさっぱり分からない。終盤になれば、ジュリアがGTレーサーである事がもうどうでも良くなっている・・・。



2017年11月15日

シン・ゴジラ ['16]

【監督】庵野秀明
【出演】長谷川博己
    竹野内豊
    石原さとみ

 東京都内で奇妙な怪事故が発生し、原因が巨大生物の可能性である事が分かる政府。日本政府の対応の遅さや、何をするにも手続きが必要な回りくどさなど、直ぐに後手に回ってしまう日本政府がリアルに表現されている。

 そもそも全ての決定権を持っているはずの内閣総理大臣の大河内に強い決断力がなく、周りの閣僚に強く言われてようやく納得する所が見えて、国内に対しても弱腰。最初の物体は這いつくばりながら都内に侵攻し、1度東京湾内に消えて数日平和が戻ったかと思えば、忘れた頃に今度は倍以上の大きさに進化して再度現れるという、ゴジラ作品としては珍しい進化型。放射能や原子核で動いているという部分は歴代作品を踏襲。

 でもゴジラしか怪獣が出て来ない分、ゴジラよりも日本政府の対策会議や記者会見など、政府内の動きを見せる事が主流。たった一言しか台詞のない者や、消防士、逃げ惑う住民など、良く見ると何処かで見た事あるような俳優陣がそのたった数秒の場面で出ていたりするので、何処に誰がどんな役でカメオ的出演を果たしているのかもある意味注目ではあるが、正直無駄遣いにも程がある。

 終盤では政府内の閣僚たちをゴジラの攻撃で半分以上を殺す事で政府内の人物の動きを一気に縮小させる強引さ。自衛隊の攻撃も全く効かない事を知り、米軍はやはり核攻撃での解決を画策。パニック映画でアメリカは最後には核で解決しようとするという先入観はやはり日本映画界にもあるんですね・・・。

 ゴジラも含めて東京の街をCGで表現した分、都内のビルの破壊シーンなどは迫力はあったけど、ゴジラもCGだったのは正直少し寂しい。ゴジラの体内からの冷却作戦が最後の作戦になっているけど、ゴジラの冷却に成功したとしてその後はどうするのか気になる。そして、ゴジラも一体何の目的で東京に現れたのか・・・!?。

 首相や閣僚を決める選挙が日本にはない分、新たなリーダーが決まるのが速いとか、追い詰められれば地位や企業が争う事なく協力し合うという日本の良い部分も巧く表現。全ての市に避難命令が出ていたはずなのに、鳴る踏切とか、営業していた電器店などは気になった。

   ≪キャッチコピー≫
現実対虚構






2017年11月14日

NECK ['10]

【監督】白川士
【出演】相武紗季
    溝端淳平
    板東英二

 常に変わり種で、通る道誰もが避けていくという杉奈は、「人間が本当に怖がると首から下で暴走してお化けを生み出す」と言う”ネック理論”を信じていて、今は如何にしてお化けを作り出そうかの研究に没頭中。

 そんな事露知らずに、杉奈に恋する首藤。”首藤”と言う名字が覚えてもらえず、「首くん」なんて呼ばれていたけど。でも杉奈の興味はお化けだけなので、お化け作り(?)の実験台にされるも巧く行かず、助言を求めてホラー作家である越前の下へ。そして越前はホラー作家で”魔太郎”と言う芸名なのに、実は可成りのビビリで、布団をかけて寝たり部屋を暗くされるのが嫌い。そんな越前は実は杉奈の幼馴染みだった古里で、小さい頃から怖い話ばかりしていて、その怖さが未だに越前には残っている。

 そんな越前の案で、過去に山本という人形師が呪いの人形に葬られ、今や人形の墓場と化している人形屋敷に赴く事になり、首藤の他、越前の編集者である英子も同行。この人形屋敷に入ってからは本格的なホラーっぽくなっている。

 杉奈の怖い話の想像や、越前のホラー小説内の創造物が具現化して、人形が総じて動き出すんだけど、正直何故動いているのか分からない。さり気なく熊のぬいぐるみなどが動いていたりして、微妙に可愛いのも混ざっている。

 杉奈が少女時代に絶交したままだった”ゆかり”が貞子のような様相で登場して、和解した後は杉奈たちを助けてくれたりもするけど、死んだ訳でもなく生きているのに、お化けとして出て来るというのは、生きているゆかりに失礼極まりない気がする。

   ≪キャッチコピー≫
怖い、けど好き






2017年11月13日

レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫ ['81 米]

Raiders of The Lost Ark

【原題】Raiders of The Lost Ark
【監督】スティーヴン・スピルバーグ
【出演】ハリソン・フォード
    カレン・アレン
    ウォルフ・カーラー

 色んな罠を掻い潜っては遺物を見事に手に入れるも、その度にベロックに横取りされているジョーンズ。逆に言えばベロックは同じ収集家なのに、殆どジョーンズ任せで常に横取りだけを狙っている感じなので結局のところ何もしていない。

 そんなジョーンズにドイツのナチスも探索に必死だという、アーク(聖櫃)の発見を任される。失われた都市の研究に没頭中で、ジョーンズとも10年前まで恋人だったマリオンと手を組む事になる。ジョーンズの勘の鋭さは異常で、罠がありそうな場所もどんな罠なのか常に事前に察知。でも何時も思うけど、罠を発見する方より、その罠を造った先代の方が凄いように感じる。ただ、正直罠に守られているその遺物の貴重さが良く分からないのも事実だけど。金ピカにすりゃ何でも価値の高いモノになるんじゃないか!?。

 実際、その聖櫃も金の櫃に入れられている。捕らわれてはジョーンズに助けられ、また捕らわれを繰り返しているマリオンは、未だに10年前のジョーンズとの付き合いをしつこく責めたりして鬱陶しいし、勝ち気なのは良いけど足手纏。ナチス側のベロックに結局は横取りはされるけど、3000年以上も人類が探し求めていたという聖櫃をあっさり見つけてしまうジョーンズなので、3000年は一体何だったのか。

 ラストの聖櫃から出て来るゴーストなどでナチやベロック含め全員顔が溶けたりする演出はなかなか秀逸。言わば、ベロックもナチも聖櫃に呪われて自滅する訳で、聖櫃の中身が本当は何だったのか分からないし、物語的にジョーンズさえも必要なかったというオチ。そもそも呪いのゴーストなんて入れたの何時の時代の誰だよ!?。流石に冒険物としては緊張するシーンが多いのは評価。



<終盤の呪いのゴーストシーン>




2017年11月11日

バタリオン/ロシア婦人決死隊VSドイツ軍 ['15 露]

Batalon

【原題】Batalon
【監督】ドミトリー・メスキエフ
【出演】マリヤ・アロノーヴァ
    マリヤ・コジェフニコヴァ
    ニコライ・アウジン

 第1次世界大戦中のロシアは、ドイツと対峙するも男兵士に士気はなく、そればかりか敵であるドイツ軍兵士に感化されている始末。そんな時に結成されるのが、女性ばかりの”バタリオン”こと婦人大隊。全員志願者なので士気は相当なもの(親に止めるように促されても断る決意)。

 バタリオンの指揮官になるセレズニオフと言う女性が良い味を出していて、訓練では可成り厳しいけど部下思いで、逆に部下からも慕われている。戦地に行く前にナージャに妊娠が発覚して脱落。正直皆髪を剃っているので誰が誰だか分からなくなるのも事実。訓練では男よりかは体力のない女性ならではの不安点も露呈。でも、階級の違いだけで口論したりとまとまりがない。

 戦場に赴けば全く士気がなく戦いたくないという情けない男兵士の集団に出会すが、戦いたくないと抜かしている割に、バタリオンに対しての嫌味を言ってくるばかりで、さっさと帰国しろよと思わずにはいられない。司令官に既に士気がないのでそれが部下にもうつっている感じなので致し方ない。でも正直見ていて痛々しい。

 でもバタリオンの女性たちも、訓練はしたものの、たかが”訓練”であって実戦は未経験者しかいないので、相手スパイを見抜いて殺しても、それに後悔しては泣くし、死体を見れば吐くしで、士気だけ強くて戦場に行った所で何の意味もない事を物語っている。ただ、士気が高い分、決して逃げない所は評価すべき点。

 でも無駄に隙も多く、後ろから襲撃されると何も出来ないまま死を迎える事が多く、全方位警戒というのが出来ていない。正直訓練が役に立ったという場面がないので、そう言う意味では厳しいあの訓練がまず間違っていた気がしないでもない。

 残酷性は抑えながらも戦場の残酷さや油断大敵である事は良く分かる描写にはなっている。しかし何故狙撃兵を1人も養成しなかったのだろうか。女性部隊だから1人か2人は居た方が良かっただろうに・・・。

   ≪キャッチコピー≫
戦え この命が尽きるまで






2017年11月09日

土竜の唄/香港狂騒曲 ['16]

【監督】三池崇史
【出演】生田斗真
    瑛太
    本田翼

 数寄矢組会長である轟の逮捕材料を見つけるべく潜入捜査官になった菊川だが、兄分である”パピヨン”こと日浦が数寄矢組と盃交わすは、若頭にされるわでますます潜入捜査から抜け出せなくなり、轟からはボディガードに指名されるも、これは日浦が勝手に手出しをしないように、菊川を人質のような保険にしているまで。

 恋人である純奈にも潜入捜査である事は言えないので、前作の出来事から指名手配されていて、”清廉潔白”で有名な警察と暴力団の癒着が大嫌いな兜が、警視庁内浄化に動き出す。そして、元数寄矢組組員で、トカゲの尻尾切りの扱いで破門にされた桜罵が、中国マフィアの仙骨竜と組んで暗躍し、轟の命を狙っている。桜罵は日浦の元先輩。

 轟の娘でじゃじゃ馬でもある迦蓮の警護も任される菊川だけど、何だかんだで菊川の下を逃げては仙骨竜に捕まって人質にされる事2度で余り轟の娘という自覚がない。でも日浦と数寄矢組は、桜罵が1人でここまで仙骨竜を大きくは出来ないと、後ろ盾の真の黒幕を探っている。

 仙骨竜の資金源は人身売買。紅一点の胡蜂も元は人身売買で売られた身。でも今回の胡蜂も含め黒幕もだけど、悪党たちは皆何かしらの悲しい過去はあるけど、正直逆ギレ。黒幕なんかは父が潜入捜査官から悪に染まった男に殺されたらしいが、じゃその潜入捜査って誰なのか、で何で自身も悪の道に染まったのか理解出来ない。父の敵とか言っていた割に、結局は父を殺したその潜入捜査だった男と同じ穴の狢な気がする。

 意外な黒幕のように思うかもしれないけど、実はその黒幕が誰かを知っていたのが菊川だけと言うのが欠点。日浦も誰の事か会った事も見た事もないので知らなかったし。皆知ってる人を黒幕にしないと余り意味がない。

 毎回驚いてばかりで喧嘩も大して強くない菊川だけど、代わりに黒河が全くやられない闘いをしていていいとこ取り。そして、伽蓮も救った事でますます轟にも気に入られて、海賊の懸賞金の如く指名手配犯としての注目度がアップしてしまっている。つまりの所、仙骨竜の存在の所為で、今回も轟逮捕が出来ず潜入捜査員が終わらないって事なんだけど。と言うより、潜入捜査員である事を忘れるほどに任侠世界が似合ってきている・・・。

   ≪キャッチコピー≫
日本の潜入捜査官、ナメんなよ!香港上等バッチ来ーーーーーい!!


予告編



2017年11月08日

RANMARU/神の舌を持つ男 ['16]

【監督】堤幸彦
【出演】向井理
    木村文乃
    佐藤二朗

 滋賀の米原に行くはずが、ひょんな事で山形:米沢に行って、行き倒れた所を鬼灯村の村人に救われる朝永蘭丸。そんな朝永を追ってやって来る光と宮沢。訳の分からない村に行って、変な伝説に巻き込まれ・・・と言う当たりは『トリック』を踏襲。でも今作は局がTBS系列で異なるので、TBS系列の過去の番組のパロディを幾つか入れて、どうにか差別化を図っているが、大して差別化出来ていない・・・。

 朝永達が来てからというモノ、土砂崩れは起きるし、黒水は発生するし、鬼火は出るしで村人は不気味がり、遂には真が死体で見つける事件が発生。地元の唯一の医者であるりんは、地元のおばあさん達には忌み嫌われていて、真の恋人だったというりんに殺人の疑いが掛かり、村の青年の龍之介に事件の解決をお願いされる朝永達。

 旅館の温泉は、過去の伝説から『子殺し温泉』と言われ女性は誰も入ろうとしない。そして地盤沈下した一帯が、「鬼源水」と言う飲料水を作っている麗子という腹黒い女社長が作っている企業が買い取ろうとしている事が判明。自身の推理が毎回肩透かしに終わるも常にハイテンションな光の存在が面白い。宮沢は光の主にツッコミ役。

 得意の能力”神の舌”で事件を紐解いて行く朝永だけど、何でも舐めなきゃいけないと言うのが、見ていて余り良いものではない(それが料理ならまだしも)。村の中では”蘭丸”と言う名前自体も呪われた名前のようだけど、そもそも”伝説”であって真偽の程は分からない。

出演陣のオーバーアクションは相変わらず。刑事もちゃんと居るけど、『トリック』以上におまけ的存在感だった。

   ≪キャッチコピー≫
今世紀最大の温泉ギャグミステリー






2017年11月06日

しあわせの雨傘 ['10 仏]

Potiche

【英題】Potiche
【監督】フランソワ・オゾン
【出演】カトリーヌ・ドヌーヴ
    ジェラール・ドパルデュー
    ファブリス・ルキーニ

 雨傘工場を営む夫のロベールには文句ばかり言われている妻のスザンヌは、会社経営には全く興味がないばかりか、夫が口出しを許さない。でもその傘工場は経営が火の車ばかりか、従業員が独裁経営をするロベールに反発してストライキを起こす。娘のジョエルは離婚危機だが、スザンヌがロベールに甘い事を責める。息子のローランにも付き合っている彼女が居るが、格差の違いなどで父が大反対。でも元々ローランとロベールも非常に仲が悪く、父の会社を継ぐ気は一切ない。

 ロベールの秘書で愛人でもあるナデージュだが、実は何気に彼女が愛人である事はスザンヌもジョエルも気付いている。ストライキを扇動したとされる市長のババンは、そう言う事もあってロベールとは犬猿の仲。でも実はスザンヌとは25年前に恋人だった過去があり、未だに彼女を諦めていない。

 スザンヌの父が創業してロベールが跡を継いだ癖に、誰に対しても常に上から目線のロベールに腹の立つ事請け合い。そんなロベールが持病で倒れた事で、ババンの勧めで致し方なくスザンヌが会社を一時的に継ぐ事になる。でもこれを機に経営学に目覚めたスザンヌは、その類稀な才能を発揮して、会社を僅か数日間で立て直す事に成功。まぁ簡単に言えば、ロベールの独裁社長ぶりが災いして従業員の意見を何も聞いていなかったのが火の車の原因なんだけども。会社は社長ではなく、従業員が運営の肝である事を分かっていない。

 でもロベールが復帰すると、彼の策略やジョエルの裏切りで社長職を降ろされるけど、今度は市議会議員に挑戦して「女の権利」を主張して当選する。そして社長代行時代にずっと信じてくれたとして、ロベールの秘書だったナデージュが今度はスザンヌの秘書になるという皮肉。でもこの雨傘工場も早く潰した方がマシな気がする。幹部の口車に乗せられるようじゃ駄目。

 スザンヌが色んな男と付き合っていたので、ローランがロベールとの間に出来た息子ではないと言う事は、ジョエルもそうなんだろうかと思ったり、ババンがそれを知って今更ながら無駄に嫉妬するのが大人げない。

   ≪キャッチコピー≫
色とりどりの傘があれば、人生の雨もまた楽しい。






2017年11月05日

男はつらいよ/花も嵐も寅次郎 ['82]

【監督】山田洋次
【出演】渥美清
    田中裕子
    沢田研二

 大分に放浪の旅に出ている寅次郎が、ある旅館で過去に女中をしていて亡くなった母の遺骨を持って来た三郎と、友人と同じ旅館に泊まっていた螢子と出会うが、三郎が螢子に惚れる。今までは寅次郎がこの螢子に惚れるストーリーだったんだろうけど、今作は螢子と三郎を結び付けるキューピットになる。

 惚れてばかりで未だ独り身の寅次郎が、恋愛に関して上から目線なのが気になるけど、内気でなかなか螢子とまともな会話が出来ない三郎の為に、螢子も三郎も実家に招き入れて相談に乗るが、螢子は三郎よりも寅次郎の方に好意を抱いている皮肉。

 何とか説得して付き合い始める螢子と三郎だが、三郎の内気ぶりが祟ってデートしていても面白くないという螢子。でも徐々に螢子の方も三郎に惚れて来て、だからこそ更に複雑な心境に。相変わらず寅次郎が上から目線なのが気に食わない。さくらなど身内には「自分の事は放っている」な心配をされていたけど。

 大分が舞台の筈なのに、序盤で終わって後は柴又の実家が殆ど。2人が結び付いたのを知ると、2人を避けて旅立つ寅次郎に少し嫉妬心が垣間見えた。まぁ正直螢子とも三郎とも他人同士だった寅次郎が何でここまでしているのか良く分からなかったけど。結局は寅次郎も螢子に惚れていたって事で良いのか・・・!?。

 因みに螢子と三郎は、この作品が縁で実の夫婦になっている。

   ≪キャッチコピー≫
もう1度言うぜ!女の口説き方ってぇのは、経験がモノを言うのよ




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