2017年03月29日

ナイト・スリーパーズ/ダム爆破計画 ['13 米]

Night Moves

【原題】Night Moves
【監督】ケリー・ライヒャルト
【出演】ジェシー・アイゼンバーグ
    ダコタ・ファニング
    ピーター・サースガード

 ジョシュとディーナは過激なエコ思想を持ち、環境破壊のドキュメンタリーに感化されている。途中でハーモンも合流。でも3人の関係は良く分からない。でもハーモンは自身とジョシュとディーナの偽造身分証明書を用意。そんな3人が企むのはダムの爆破。

 ダム爆破の爆弾などを用意するのはハーモンだが、ハーモンは前科者。爆弾の代わりに硝酸アンモニウム肥料を買い付けようとするが、その為には社会保障カードが必要。何とか口車で載せて買っていたけど。人的被害は避ける為に、なるべくダムだけ破壊できる量の爆薬にしている。爆弾はボートに積むので、観光客が居ない場所を狙うなど一応計画は順調。でもそのボートを車で輸送する際は、衝撃で爆発しないように可成りゆっくりだけど。

 でもいざ爆弾仕掛け予定の湖に赴けば、キャンプを楽しんでいる人などで意外と人が多い。仕掛けを施したり作戦会議などは夜が多いので、暗くて何をしているのか良く分からないシーンも多い。そしてダム爆破は計画通り成功。ダムから離れれば早くも警察の検問。でも爆弾事件に拠る検問なのか、たまたまの検問だったのか良く分からない。でもダム爆破の検問ならば準備が速すぎる。

 そして爆破事故に拠って1人が行方不明に。実際に何箇所かある内の1つのダムなので、たかが1つ破壊したぐらいで何も変わらないと民衆は思っていて、つまりの所何故そのダムを狙い、何故爆破するのかなどの目的がない。そしてこの行方不明が出た事で、ディーナが非常に動揺し始める。でも正直ハーモンの言った事が大して信用できていないのも事実。

 爆破事件を起こした後は決して話さない、会わないを約束していた3人だが、ジョシュはハーモンからの電話で、ディーナが気になり結局会いに行く。会いに行った所で何も出来ないんだけど。そして行方不明だった男性の遺体が見つかり、ジョシュにも自分たちがやった事に綻びを感じ始める。犠牲になったのは1人だが、殺人に変わりはない。ただ、ジョシュとハーモンは緊張しながらも誰にも話さないように心得てはいる。でもジョシュは普段パソコンをしないしネットを見ないので、爆破事故の後の情報には疎い。

 そしてディーナが友人に話した事で噂が広まり、保身に走るジョシュはディーナを殺害。結局のところ、たった1つのダムを破壊した所で何も変わらず、単に2人の犠牲者を出すという爪痕を残すだけ。所詮テロってそんなもんだと思わずにはいられない。

 ダム爆破計画は置いといても、ジョシュと特にディーナには傍らに相談相手でも居れば又違う結果になっていたような気がする。中途半端な締め方で終わってしまったのは気になるけど。



2017年03月28日

ブルックリンの恋人たち ['14 米]

Song One

【原題】Song One
【監督】ケイト・バーカー=フロイランド
【出演】アン・ハサウェイ
    ジョニー・フリン
    ベン・ローゼンフィールド

 ミュージシャンを夢見ていたヘンリーが交通事故に遭った事で久々に故郷へ帰ってくる姉のフラニー。ヘンリーは意識不明の重体で昏睡状態から目覚めるかさえも分からない。母のカレンは、育て方が悪かったと自責の念に駆られているが、フラニーも長い間故郷には帰ってなかったそうで、フラニーの部屋は既に物置状態だし、フラニーとヘンリーも言わば疎遠状態・・・。

 弟の事を何も知らなかったフラニーは、弟がびっしりと書き連ねているノートを頼りに、ミュージシャンとして憧れていたフォレスターのライブを観賞。カレンは作家としての仕事を継続しているが、フラニーは弟の事が気になって仕事に身が入らない。その為、弟のノートに書かれている場所などを訪ねて周り、自分探しの旅ならぬ弟の事を知る為の旅に入っていくフラニー。でもちゃんと弟の看病には通っているので、疎遠にはなっていたけど弟想い。

 ヘンリーの病室にはフォレスターもやって来る。憧れの人物が目の前にやって来たので、ヘンリーが元気だったら凄い喜び事だろう。そして弟の事を知る為のフラニーに付き合う事になるフォレスター。丁度オフだからとか都合良すぎ。でもヘンリーもフォレスターに憧れ始めた理由は何だったんだろう・・・!?。

 フラニーは、モロッコの遊牧民に対する人類学の博士号取得を目指している。フラニーは、大学を途中退学してミュージシャンを目指し始めた弟に大反対して大喧嘩し、それが今のところの最後の会話になった事で後悔。フォレスターはインディーズ界では有名なようなので、フラニーと一緒に居てもちょこちょことファンがサインを求めにやって来る。フラニーとの関係を色々勘違いされそうな気もするけど。

 弟が過去に持っていた蓄音機やキーボードを買い戻し、訪ねて回った場所でのBGMを流しながら、今までの自身の行いを詫び懸命に看病するフラニー。でも他の病室は煩くなかったのか気になる。ヘンリーの病状も気になるけど、病院を離れるとフォレスターが気になる。でもフォレスターも、ファンレターはくれるけど会った事はないヘンリーなので、ヘンリーの為に色々奔走する姉に付き合うのも無駄に大変な気もする。

 ヘンリーの半年前の誕生日(?)には、ヘンリーの好物を作り病室を飾り付け。意識不明である以上、目覚める事も信じているカレンとフラニー。でもフォレスターも来て祝うはずが、半年間フラニーから何の連絡がなかったとカレンがキレ始め、親子で喧嘩を始めてフォレスター置いてけぼり。

 フォレスターの唄と共に映るブルックリンの夜景が何気ないけど綺麗。夕食会に誘われたフォレスターだが、この席でカレンとフラニーの距離も再度縮まり、フォレスターとも意気投合。音楽に関する昔話ばっかりだったけど。でもカレンは途中で退席(ぉぃ。

 劇中で流れるBGMや音楽は良い曲もあるが、耳を劈くような煩い曲も多い。そしてフォレスターも今の場所を離れる時期が近づき、ヘンリーのノートに綴られたのも終わる頃、ヘンリーが少しばかり目を開け、フラニーの看病も付きっきりに(昏睡状態は変わらない)。弟の事を常に想うフラニーの気持ちを察して、フォレスターも静かにその場を去るがカレンは息子に付きっきりではないんですね・・・。そしてか細い声でフラニーの名前を呼ぶヘンリーだけど、まだ昏睡状態から目覚めたかと言えば微妙。視点が定まってないし。

 フォレスターの最終公演に赴けばチケットは完売。備え付けのTVで一応ライブ映像は見れるけど、チケット完売する程の人気者の割に完売で見れずに外で観る人が1人も居なかったのはちょっとした違和感。最後はお互い直接逢う事はなくそのままお別れ。でもヘンリーが本当にあのまま昏睡状態から目覚めたのか分からないままなので、どうせならヘンリーにも元気な姿を見せて欲しかった。

   ≪キャッチコピー≫
この街で、忘れられない恋をした




2017年03月27日

ゲットバッカーズ ['14 米]

Reach Me

【原題】Reach Me
【監督】ジョン・ハーツフェルド
【出演】ダニー・アイエロ
    トム・ベレンジャー
    ローレン・コーハン

 著者は分からないが、読んだ人が幸せになっているという「救いの手」と本が世間で大人気に。映画を制作する為にフランクから借金して取り掛かったトミーだが、映画も大コケしフランクへ返金する金額さえもなくなり、フランクは借金取りをトミーの元へ行かせる。

 フランクの配下の借金取りも『救いの手』を読んでいる所為で暴力に反対だし、もう1人も犬が大の苦手だが、トミー家にはダックスフントが居る。悪党ばかりを40人以上殺してきたヴィックは、悪党を殺す度に教会へ行って懺悔。でもこのヴィック役がトーマス・ジェーンなので、『パニッシャー』へのオマージュ!?とか思ったり。まぁつまりは法を盾にしているだけで善人ではない。

 女子刑務所からコレットが出所し、コレットも『救いの手』と言う著書と作家を気にしている。逆に画家のジェラルドは、部下の新聞記者であるロジャーを使って著書であろうテディの秘密を知りたいと思っている。テディは吃音の女性を1日で治したなど色々な噂が絶えないが誰にも信じられていない。

 借金取りをしていた2人が夢の為に足を洗うのが和やか。ボスに黙って突然なのでフランクは許してないようだけど。禁煙したいけど出来ないキングを海岸で長々説得するテディ。ヴィックに何度も告解された神父のポールは、もう告解に飽々。そしてテディが参加するかどうか分からない朗読会に、今までの登場人物が一気に全員集合。

 ジェラルドとテディは昔からの知り合いだそうで、ジェラルドも群集を恐れるテディの症状を分かっていて、記事や取材対象には冷徹だが、テディをツンデレ的に応援。そんな群集恐怖症で決して人前には出たがらなかったテディが、勇気を出して群衆の前に出て来る。悪党たち含め色々な者が恐怖と戦っている。

 それぞれの夢や目的を達成する終盤も見事で良い終わり方になっている。フランクのボスに何もお咎めなかったのは物足りないけど。と言うかこの悪党たちはそもそも必要悪で要らなかった気も否めない。

   ≪キャッチコピー≫
危険な負け犬たちの逆転劇!




2017年03月26日

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン ['15 米]

Avengers  Age of Ultron

【原題】Avengers ; Age of Ultron
【監督】ジョス・ウェドン
【出演】ロバート・ダウニー・Jr
    クリス・ヘムズワース
    マーク・ラファロ

 最強の兵器が出来上がろうとしているヒドラの研究施設を攻撃するアベンジャーズ。ヒドラ側にも”クイックシルバー”ことピエトロと”スカーレット・ウィッチ”ことワンダのある特殊能力を持つ双子を準備。最初は出撃する気もなかった双子だけど、ヒドラのピンチで勝手にアベンジャーズ撃退に参加。ピエトロは目にも見えない速さで動いて攻撃する能力を持ち、ワンダは幻想などを見せる事も出来るテレキネシス(人の心を操る)。アイアンマンは命令で自動でやって来るアイアンマン軍団を引き入れるまでになっている。

 スタークは、ヒドラの基地で手に入れた”ウルトロン”の人工知能能力をアイアンマンに組み込んで自動で宇宙からの主を迎撃できるシステムを作ろうと画策。でもブルースはそれを造ると地球は守れるかも知れないが人類が脅威の存在になると危惧。でもブルース以外の仲間にはこのウルトロン計画は内密。スタークの本気度を察知して致し方なくウルトロン計画に参加するブルース。スタークからしてみれば、アベンジャーズで1番優れているのはアイアンマンだと見せたいだけかも知れない。

 でもウルトロンの知識のプログラムは、やはり戦争を起こす人間に平和は可笑しいと認識。AIながら言っている事は理に適っている。そして出来上がったウルトロンの指令で暴走を始め、ウルトロンはピエトロとワンダと手を組む。何だか展開が『ターミネーター』っぽい。ピエトロとワンダは戦争で両親を殺害されて、その時の不発弾にスタークの名があった事で、スタークが元武器商人だと思い込んで恨んでいる。因みにワンダの心を操る能力は、経験者であるクリントだけには効かない。クリント以外がワンダに心を操られて幻想を見るシーンもちゃんと作られている。そしてピエトロとワンダの方はウルトロンを逆に操ろうと企んでいたりする。ブルースはワンダの能力で、怒りが増幅して街中で暴走。そんなハルクとハルク用のスーツに身を包んだアイアンマンとの対決は迫力あり。街を破壊しまくって、アベンジャーズの評判もガタ落ち。長い間幻想を見る事になるので、素に戻っても本当に素なのかややこしくなる。

 アベンジャーズ以上の力を求めるウルトロンは、優秀な博士であるチェを洗脳し新たな進化を求める。そんなウルトロンとアベンジャーズの戦闘が始まると、ウルトロンの「人類滅亡で地球は平和になれる」と言う考えに反発したピエトロとワンダもアベンジャーズの戦いに加わる。スタークのCPUである人工知能のジャーヴィスが復活するが、ジャーヴィスの存在はウルトロンでさえも脅かす。そして誕生したヴィジョンは、言わばウルトロン以上の力を持ち悪の心を持たない、ウルトロン破壊の鍵。

 アベンジャーズ入りとなったワンダは、その得意の心を操る能力でウルトロンが来るであろう街の民衆を避難させたりして結構便利。街を破壊すれば被害は最小限に抑えられるとして現れるのがフューリー率いる本来のシールド。市民を避難させる為に救命艇を持ってくるので出番少ない癖に良いとこ取り。そしてアベンジャーズはウルトロンとブリキ隊との戦い。この最後の戦闘シーンも迫力はある。やっぱり街を破壊しまくって場面に拠っては何が起きているのか分からないけど。

 大群で攻めてくるブリキ部隊に対抗するアベンジャーズの団結力。ウルトロンを含めブリキ部隊を1体でも残すと、ネットワークなどを使って残った部隊がウルトロン化するので、決して1体も逃さない。少年を守るクリントを守ってピエトロが戦死し、ウルトロンにケジメを着けたのはワンダでした・・・。

 元々アベンジャーズが集結してスタートした気がするけど、最後は再度バラバラに。アベンジャーズにも新しい本部が出来て、ワンダ達新人も加入して能力者が増える所は『X-MEN』っぽい。

   ≪キャッチコピー≫
愛を知るーー全人類に捧ぐ。




2017年03月25日

ロミオ・マスト・ダイ ['00 米]

Romeo Must Die

【原題】Romeo Must Die
【監督】アンジェイ・バートコウィアク
【出演】ジェット・リー
    アリーヤ
    イザイア・ワシントン

 バーで争いを始めるカイ率いる中国系ギャングと黒人系ギャング。しかし翌日、争いの原因を作った中国系のポウが何者かに殺害される案件が発生。ポウは中国系ギャング筆頭:チュウの息子で取引相手のアイザックも誰が殺したのか調査に入る。

 そして香港の刑務所では、ポウの兄だったハンが、ポウの殺害を耳にして復讐の為に脱獄。この刑務所内でのアクションも、体を透かして骨を見せる描写で斬新な部分を見せてはいるが、余り要らなかった。でもポウの件に関しては、チュウの方は黒人系が行ったものだと思っているし、黒人ギャングの方は息子の復讐でアイザックの子供が危なくなる危険があると、娘のトリッシュをモリースなどが護衛。つまりの所、同じ事業を行おうとしながらお互い信用していない。

 トリッシュの方は父であるアイザックとは何時も喧嘩腰のようで(反抗期?)護衛されるのも余り気に食わず、隙を見て逃げ出す。そして逃げる為にたまたま乗ったタクシーに居たのがハン。偶然タクシーを盗み出した直後だったので、名前も間違えられているけど。

 ポウの調査の為に米国へやって来たは良いが、まだポウ殺害犯のヒントもない状態なので、ポウが泊まっていたホテルの部屋に不法侵入。でもアイザックもトリッシュという娘とコリンという息子が居て、チュウの方もポウとハンという息子が居るので境遇が微妙に似ている。黒人経営の理髪店が爆破された事で、アイザックとチュウの取引も危機的状況に。チュウの方も中国系ギャングの強さを黒人系相手に誇示したいと好機を狙っている。

 トリッシュの護衛であるモリースたちとハンの戦いのシーンは、ハンを上から目線で見ながら全く敵わないモリース達が面白い。黒人系と中国系の縄張りは可成り近く、お陰で抗争も多い。アメフトでモリースたちとハンは2度目の対決。ルールさえ何も知らないハンだけど、得意の格闘術でやっぱりモリースたちは敵わない。

 アイザックの息子であるコリンも何者かに殺害されるが、訪ねてきた者をコリンの彼女が笑顔で迎えていた所を見ると、犯人中国系じゃないだろという気がしないでもない(彼女は知らないはずだし)。そうなると内部犯行の可能性が強い。トリッシュはコリンが父であるアイザックと共に取引していた事もあり、ますます父を嫌いになっているけど。でも息子を失った部分では、チュウもアイザックもますます境遇が似て来たな・・・。

 そしてトリッシュからの頼みも有り、ポウだけではなくコリン殺しの犯人も見つけようと調査に走るハン。そしてポウが持っていたリストを場所を調査すると、死体があり、銃撃した人物が中国系だった事でますます内部犯行の様相をハンも強める。そして徐々に権利書を巡る争いに特化し始め、カイが中国系を殺害して本性を現す。やっぱり内部犯行だった。黒人系はアイザックの右腕であるマックだろうなと想像できるので、お互いの組織の犯行に見せるための内部犯行。しかし、チュウとカイの1番の失敗はポウを殺した事で、ハンが脱獄してきた事だろう。

 アイザックからしたら、娘がチュウの息子であるハンと会っている事を危惧し、チュウからすれば息子がアイザックの娘に会っているのを危惧。お互いの組織のボスの娘と息子が恋仲というのも考えように拠っては面白い。ただ、ハンの方はトリッシュとアイザックの関係以上に仲は悪い。まぁ元々刑務所に入れられたのも父の所為で、中国系が犯行に及ぶとしたら、地域的に父とカイしか犯人が居ない所為もあるけど。

 護衛している筈なのに、毎回毎回トリッシュに逃げられているモリースも面白いので、シリアスな中モリースだけ何だかお笑い要素。最後の対決でも、モリースは銃を持っているのに、ハンは格闘術だけで勝っている。モリースはトリッシュの護衛の筈なのに、何だかハンの方がトリッシュの護衛な感じになっている。

 アイザックの狙いはNFLの共同オーナー。しかし右腕のマックはアイザック開発の乗っ取りが目的。最後のカイとハンの対決も中々見所あり。でも黒人系ギャングと中国系ギャングを絡ませておきながら結局はお互いの内部犯行だったので、余り絡ませる意味がなかった。チュウはアイザックではなくマックと共同経営オーナーを企んでいたんですね・・・。ポウを殺した動機は分かったけど、リストの施設の人間を殺していった理由が分からないし、カイと行動を共にしていた他の中国人は何処行った!?。



2017年03月24日

ターミネーター4 ['09 米]

Terminator Salvation

【原題】Terminator Salvation
【監督】マックG
【出演】クリスチャン・ベイル
    サム・ワーシントン
    アントン・イェルチン

 人間と機械の戦争が始まり、スカイネットは”ターミネーター”と言われる殺人マシーンを開発。人類絶望の時期に、人類希望の戦士として現れたのがジョン・コナー。今までのシリーズでも殆ど描かれなかった、未来でのジョン率いる人類vs機械の戦争が本格的に描かれているのが特徴。未来と行っても2018年なのでさほど未来じゃないけど。

 スカイネットは捕らえた人類を実験体としているが、その中で最凶のターミネーターとして製造中なのがT-800系(初作でシュワルツネッガーが演じた系統)。この設計図を見たジョンでさえも恐怖に陥れる存在。今までのシリーズで見ると、つまりは人型の量産型ターミネーターと言う事なのだろう・・・。

 抵抗軍の基地は海中の潜水艦内。その為味方にさえ位置情報は教えない。抵抗軍は機械を同時に操るシグナルを発見し、それをオフにする事で全ての機械が停止するとして、その好機を狙っている。その好機を狙う任務を仰せつかったジョン。スカイネットはリストにある名前を暗殺する作戦に入り、ジョンは2番目で、最初はカイルという少年。

 当のカイルは、彷徨い続けていた元死刑囚のマーカスをT-600の攻撃から救出。でもマーカス自身は現代に一体何が起きているのか分かっていない。カイルも別の場所で数は少ないながらも抵抗軍を率いている。ジョンは1体のナノロボットからシグナルを発信し、世界中のマシーンの動きを把握、同時に世界中の抵抗軍の動きも知る。

 人類の中では別に抵抗軍でもなく単に隠れているで生き抜いている人類も居るが、マーカスと行動を共にするカイルが、スカイネットの第1の標的である以上、カイルが行く所ターミネーターは必ず現れる。巨大ターミネーターがバイク型のモトターミネーターを出したり、ハンターキラーと呼ばれる飛行型を出したりと中々良く出来ている。

 シグナルが大型機にも通用した事で、スカイネットへの総攻撃の準備に入る司令部。ジョンはスカイネット内部の捕虜も助けたいんだけど、司令官は戦争という事で聞く耳を持たない。マーカスが抵抗軍が設置した磁気式地雷に反応し、そこでマーカス自身も自分の体が機械で出来ている事を初めて知る。全てが機械ではなく、心臓や血液などは人間なので、言わば人造人間的な存在。

 ジョンはマーカスはスカイネットが人間に似せて造られたターミネーターで、抵抗軍の基地への侵入とジョンの暗殺の為に送り出されたと認識。その割にマーカスの方はジョンも知らなければ抵抗軍の事も良く知らなかったけど。マーカスを解体したいジョンとは裏腹に、そのマーカスに命を救われたブレアは、彼と共に抵抗軍基地を脱して逃走。ここから暫くは正体不明となったマーカスと、抵抗軍との戦闘。抵抗軍の銃撃からマーカスが逃げるだけだけど。この戦闘で本物のターミネーターたちを引き付けるんじゃないかと思うけど。叔父であるカイルを探し出したいジョンと、自分をこんな姿にした主を探し出したいマーカスで利害が一致し、スカイネット侵入の為に共闘。

 司令部のスカイネット爆撃指令に背いて任務から外されるジョンだが、スカイネットに囚われているカイルに人類の希望を見出し、他の抵抗軍は司令部ではなくジョンの言葉に耳を貸す。爆撃は構わないが、ジョンがカイルを救出するまで時間を設ける事に従う。ジョンからすればスカイネットに侵入を試みるマーカスにも少しばかり期待をしている(信用はないけど)。

 マシーンとは言っても所詮1番最初に製造したのは人間なので、弱点さえ見つかれば後は簡単に制御できる。人類の希望がカイルなら、スカイネット侵入の希望がマーカスで、スカイネットへの侵入を楽々成功させるマーカス。マーカスは昔死刑囚で科学実験の検体として今の体になり、侵入型プロトタイプとして、カイルとジョンを同時に狙えるスカイネットの企みとして誕生したけど、その割に何故スカイネットの事もターミネーターの事も知らずに、死刑囚だった人間時の記憶の方が上回っているのか・・・?。

 T-800系の動力源が核である事で、それを使ってスカイネット爆破を画策するジョン。カイルと常に行動していた喋れない少女であるスターが何気にさり気なく大活躍。T-800型との戦闘で重傷を負ったジョンを助け出す為に、マーカスは心臓を提供。自ら命を張って人類の味方である事を示している。でもジョン以外の抵抗軍に狙われる立場だった筈のマーカスが、スカイネットから脱した際は誰にも狙われてなかった不思議。まぁスカイネット施設1つを潰した所で、スカイネットネットワークが強大な所為で、終わりが見えない結末は分かる気がするけど。

 1番最初にT-800が登場する際はシュワルツネッガーそっくりだったけど、あれは本人だったのだろうか・・・!?(直ぐに燃やされてマシーンの姿になるけど)。あと、1作目と2作目でジョンの母であるサラ役を演じたリンダ・ハミルトンが写真として登場するので、1作目を幾つか踏襲。でも前作ではサラの死が「白血病に拠る病死」だったのに、今作ではT-800系に殺された設定で希望の持てる未来にはなっていない・・・。そう言えば1作目でT-800系からサラを守る役を担っていたのはカイルでしたね・・・(未来からカイルを送り出したのがジョンという設定だった)。

   ≪キャッチコピー≫
何処で誰が、未来を変えたのか?




2017年03月23日

レバノン ['09 イスラエル・仏・英]

Lebanon

【原題】Lebanon
【監督】サミュエル・マオズ
【出演】ヨアヴ・ドナット
    イタイ・ティラン
    オシュリ・コーエン

 オープニングは向日葵畑・・・・なんだけど、向日葵が皆萎びていて綺麗じゃない。戦争の悲惨さとのギャップでもう少し綺麗な花を使えなかったのだろうか。

 さて、本編はアシを指揮官とする戦車兵の話。話の殆どは戦車の車内で、外の様子を砲撃手から見える照準から見るので中々斬新。戦車兵達に指示を出すのは、総司令官のジャミル。司令部は「王冠」と呼んでいる。アシと砲弾係(戦車砲弾を詰める役)のヘルツルは喧嘩ばかり。アシが指揮官ではあるけど、アシより年上で戦車内では最年長のヘルツルなので、アシに指揮官面されるのが気に食わない。でも戦車内では1番根性と度胸がある。

 戦車砲を撃つ係である砲撃手のイガールは、実戦が初めてと言う事も重なって戦車砲を撃つ事を躊躇い、その所為で兵士たちを危険に陥れるヘタレ。自分の攻撃で人の命を奪いたくないという所には一理あるけど、それは誰だって同じではないのか!?。先述したように、砲台から見える照準で外の景色を見るので、外からすれば砲口がグイグイ動いて鬱陶しいだろうなとは思う。

 戦車の中だけで既に色々な係として分担されて4人ほど乗っているのに、更に戦士した兵士の搬送とか、囚えた捕虜なども乗せるので、意外と多くの人物を乗せられる事を知ったり・・・。

 ヘタレのイガールは、撃つべき所で砲撃できず、撃たなくても良いような所で撃って、鶏業者のトラックを誤射する始末。他にも別にイガールの所為ではないんだけど、小さな幼子を失って半狂乱する母親とか、体が半分なくなりながら目から涙を浮かべて倒れている馬など戦場の悲惨さを目の当たりにして、徐々に精神に異常を来していく戦車兵達。落ち着きがなくなるイガールとアシとは裏腹に、常に冷静で現状直視しているのがヘルツル。ヘルツルが他の兵士とは違って精神的にまだしっかりしているお陰で、どうにか精神異常がこれ以上酷くならないように耐えている感じ。

 終盤は、夜の街中で更に電灯などもない場所でのちょっとした紛争があるので、暗くて何が行われているか分からない。最終的に、イガールだけ戦死してしまうが、ずっと戦車の中に居て他の乗員は無事なのに、一体何が遭って戦死してしまったのか正直良く分からなかった。

   ≪キャッチコピー≫
あなたは≪真実≫を目撃する




2017年03月22日

ターミネーター3 ['03 米]

Terminator 3 : Rise of the Machines

【原題】Terminator 3 : Rise of the Machines
【監督】ジョナサン・モストウ
【出演】アーノルド・シュワルツェネッガー
    ニック・スタール
    クリスタナ・ローケン

 ジョン役がキャスト一新。シュワルツネッガーが演じるのも前作で溶岩に沈んでいた事もあり、T-800系ではなく、T-850系で「同型のマシーン」と言う位置付け。機械って便利だな・・・。

 「審判の日」を回避して、ずっと機械に命を狙われ続けていたジョンも一段落。でもジョン自身は全く平穏とは思えず、何からも見つからないように住所なども持たない日々。ロボットたちとの戦争の夢を毎日のように見ている所為もある。そんな時、ジョンの予想が当たったのか、女型のターミネーターが現代へやって来る。でも今回は同じ名前の人を何人も殺して本物を探す・・・のではなく、リストにある名前を殺していく。そう言うところはちょっと未来的。

 女型ターミネーターは流石はロボットだけあって感情はないので殺害も平気だし、不思議と男をセクシーに見せる技を心得ていたりする。同じ頃、ある荒野では旧型のT-850が上陸。女型のT-XもT-850も現れる時は素っ裸なので、その辺を巡回して目に留まった者から服を貰うのは今までと同じ。T-Xは相手女性を殺して、T-850は殺さないまでも強引にと言う違いはあるけど。

 ジョンが薬を盗む為に入る動物病院で勤めてる事で、ジョンと出逢う事になるのがケイトでケイトとジョンは中学時代の同級生。そしてこのケイトもT-Xのリストに入っていた事で命を狙われる事に。でもT-Xも最新式ターミネーターの割に、隠れているケイトを見つけ出すなんてのは出来ないんですね・・・。ローテクではないだろうけど微妙。

 ケイトと違ってジョンの方は新たな何かが自分の命を狙ってくると半ば想像していたので、T-Xが現れてもさほど驚く事はない。ケイトの窮地にやって来るのがT-850。T-Xは車をリモートコントロールして操るなどの能力を持つ。最初のカーチェイスは小屋に車に庭に破壊しまくり。

 T-850は思った通り大量生産型。でも今まで生産された分との記憶は若干継続。そして審判の日は回避した訳ではなく、伸ばされた訳で実は不可避。誰からかは分からないけど、ジョンだけではなくケイトをも守る任務を仰せつかったT-850。そしてT-XはT-850も来る事も予測して造られたターミネーター用殺人ターミネーターでもある(ややこしいな・・・)。

 これから何が起こるか分かっているジョンと、今の状況が全然理解できないケイトの対照的な部分も何だか面白い。でもジョンは口下手なのか色々説明が下手で、ケイトをますます困惑させている。ジョンの母であるサラは白血病で亡くなったが、棺には審判の日用に武器が隠されている。

 ケイトの父:ロバートはスカイネット創始者。つまりロバートがターミネーター戦線のキーであるスカイネットを止める事も出来る鍵。審判の日は、要は核戦争の始まり。T-850も元々はT-Xと同じような暗殺ターミネーターだったが、抵抗軍に捕獲されプログラミングを書き換えられた事で今に至っている。旧型だったのでプログラミング書き換えも簡単だったのかな!?。T-Xは仕組みが多すぎて改造とか難しそうだし。

 そしてT-850を現代に送り込んで来たのが未来のケイト。その為、ジョンの命令は聞かないが、ケイトの命令なら聞くようなプログラミングをされている。ジョンは未来でまだ暗殺ターミネーターだったT-850に暗殺されていて、ジョンの思い入れがあるからと、守るようにプログラミングされているのがその理由。やっぱり運命ですね・・・。

 そしてケイトとジョン殺しに失敗したT-Xが今度はロバートを狙いにやって来る。スカイネットを動かす為に新種のウィルスが入り込んでいると思い込んでいたロバートだが、実はスカイネット自身が自我に目覚めた新種のウィルス。そしてT-Xの行動も有り、暴走を始める審判の日用のロボットたち。

 T-850とT-Xの格闘戦でも、両方共ロボットで重いという部分をしっかり表現されている。T-850は任務を全うして、自らの水素装置でT-Xと共に自爆。でもスカイネット本部として教えられた場所に行けば、そこは政府要人用の核シェルター。政府が自分たちだけが逃げられればそれで良いという考えは何処の国も同じなんですね・・・。つまりは審判の日は誰にも止められず、ロバートもT-850もケイトとジョンを生かして未来を託している。つまりそれがジョンとケイトを指揮官へ導く未来へのキッカケ。結局何も出来ずに終わっているのが切ないというか何というか・・・。

   ≪キャッチコピー≫
恐れるな。未来は変えられる。




2017年03月20日

ホーンテッドマンション ['03 米]

The Haunted Mansion

【原題】The Haunted Mansion
【監督】ロブ・ミンコフ
【出演】エディ・マーフィ
    ジェニファー・ティリー
    テレンス・スタンプ

 巧みな話術で、どんな家でも売るのを得意としている不動産業のジム。1日に7軒も売る事もザラだが、その分家族を放置気味。週末に休みを取り、家族で旅行に出掛ける約束を取り付けるが、そんな時に豪邸の家主であるグレイシーから豪邸を手放したいという報せを受け、居ても立ってもいられないジムは、家族総出でその豪邸に向かう事に(本当は旅行したいけど寄り道という案件で)。

 そして家族総出でその豪邸へ行けば、人は居ないのに自動で開く扉に、裏庭には大きな墓など不気味な造りだが、豪邸は豪邸。でもジムの呼び掛けには答えなかったのに、さり気なく現れるラムズリーと、家主のエドワード。御持て成しを出す為に、他にも色々人物が出てきて、意外と人が多い。

 川が溢れたと言う事で、結局家族の旅行もこの豪邸の寝泊まりで予定が狂ってしまう。ジムは仕事で家庭を考えていない事を、毎回豪華プレゼントで誤魔化していたりするので、妻のサラも飽き飽き。

 ジムが怪しい隠れ部屋に閉じ込められ、娘と息子もオルゴールから出てきた青い光に導かれて別の部屋に。そしてエドワードは、彼女の思い出全てがこの屋敷に取り憑いている事をサラに告白。ジムの息子は冒険心を擽られるのが好きだが、その割に結構怖がりで、娘は逆に何も怖がらずに堂々としている。

 豪邸の方も徐々にその不気味さを醸し出して来る。ジムは水晶の中の占い師から、悪霊の復活を知るが最初はジムも信じない。そしてエドワードの彼女であるエリザベスがサラとそっくりだった事で、サラを使ってのエリザベス蘇生を画策。つまりエドワード含めこの屋敷に住む者は全員幽霊なのだが、ラムズリーとエドワード以外は、その呪いを解こうとしているので、幽霊の住人とともに屋敷の呪いを解く為に、ジムと子供たちが奮闘する事になる。最初はサラだけをエドワードが屋敷に呼んでいたのもこの為。でも何処でエリザベスのそっくりな人が居るって知ったんだろう?パソコンもないのに。

 裏庭には成仏できない幽霊たちが沢山居て、この幽霊表現も不気味には作らず逆に綺麗な青光で上手い具合に出来ている。この幽霊の間を幽霊馬車に乗って進むシーンは、本当にお化け屋敷のアトラクションっぽい。

 棺から鍵を取るだけの筈が、それを機に色々な場所からゾンビが復活してやって来たりと屋敷の本性を発揮。でもエドワードの妻の件に関しては執事のラムズリーが黒幕。元々はこのラムズリーが幽霊たちを操っていただけ。

 でもラムズリーが地獄の業火の竜を呼び出したのに、その竜に捕まって煉獄へ落ちていく結末は何だかなぁと言う感じがする。でもエリザベスの真実に拠って、全ての幽霊たちが皆笑顔で成仏していくラストは良かった。

 歌を歌う銅像と水晶の中に入った占い師を持参して持って帰るのも面白かったけど、結局あの豪邸はどうしたのか気になる・・・。

   ≪キャッチコピー≫
この館には、誰も知らない秘密があった




2017年03月18日

コードネーム U.N.C.L.E. ['15 英]

The Man From UNCLE

【原題】The Man From U.N.C.L.E.
【監督】ガイ・リッチー
【出演】ヘンリー・カヴィル
    アーミー・ハマー
    アリシア・ヴィカンダー

 言葉が常に偉そうなナポレオンは科学者だったウドを捜しにやって来るが、娘のギャビーは数十年疎遠で会っていなくて居場所が掴めない。ナポレオンは元軍人で闇市を開いた犯罪者でもあるが、その優秀さをCIAが買って雇用。

 そんなナポレオンをライバル視して、ギャビンを捕らえる任務を任せられたのがロシア側KGBのスパイであるイリア。ギャビンを守り抜くナポレオンと、ギャビンを核問題で捕らえたいイリアなので、お互い優秀スパイという事で、逃げる方も追う方もプロ級。

 CIAはナポレオンを刑期免除でスパイ養成して来たので、ナポレオンも刑期で雁字搦めにされている。そしてCIAの幹部であるエイドリアンが、頼みにくい仕事として依頼して来るのが、KGBとの共闘。勿論KGB側で呼ばれるのはイリアなので、会うと同時に格闘。

 2人が雇われた理由は、国際犯罪組織が手に入れようと企む濃縮ウランの奪還。このウランがあれば誰でも核爆弾を造れてしまうので、KGBとCIAは阻止したい所は一致。ヴィクトリアと言う野心の強い女が組織を牛耳っている。

 ギャビーとイリアは夫婦という設定で行く予定だったが、まだ米ソ冷戦時代なので、ギャビーは最初こそ頑なに拒否。ナポレオンが夫役だったら良かったのか!?。CIAとKGBと元々敵対していた者同士が手を組む訳で水と油で、意見も常に食い違う。

 一般人としての潜入計画なので、誰かに襲われた場合などは、KGBやCIAや培った武術は使用禁止。イリアはちょっとキレやすい所があるが、ナポレオンとギャビーが至って冷静。ナポレオンは常に個人行動なので良いのだが、常に夫婦という設定でギャビーと一緒に居るイリアの方は大変そう。

 イリアもナポレオンもお互いが宿敵同士としても非常に気になるようで、お互いで盗聴器を入れ合っていたりして常に監視状態。ナポレオンはスリの達人で、一瞬の隙であらゆる物を盗める。もう1つの技。流石は元闇商人。

 ローテクのCIAと、ハイテクのKGBと言うのも面白い。でも自信有り気な所を失敗するのもお互い様。劇中で流れるBGMは軽快。作戦の肝となるヴィンチグエラ邸は大きいんだけど何だか趣味が悪い。

 そんな時、ギャビーが2人を裏切り2人の素性を明かす。敵側はウラン濃縮を完成させ核弾頭にも詰めた状態で、あとはナチス側に渡すだけ。でもこの頃にはずっと反目しあっていたナポレオンとイリアはちょっとずつ意気投合し始めている。

 ギャビーは囚われの身である実父と再会。ナポレオンとイリアは英国海軍情報部のウェーバリーを指揮官とする下で、核奪還の任務を継続。そしてギャビーは英国のスパイでウェーバリーの部下。ナポレオンとイリアを裏切ったのも、協力しているフリをして核爆弾を使用不能にする為の作戦。そう言う意味ではギャビーが1番優れているスパイですね・・・。元々は今回の作戦は、ウェーバリーたち英国(MI6?)が仕掛けたのだが、そこにCIAやKGBまで絡んできてしまって、全ての今までの苦労が水の泡となるべき所だったのを、ギャビーが2人を裏切るという機転で乗り切っている。まぁギャビーに裏切らせた英国が、今度は裏切られた2人にギャビーを救う手筈を整えるという何だか回りくどい任務。核奪還だけなら2人の優秀スパイには朝飯前だっただろうけど、更にギャビー救助まで任務が増えて仕事を増やしている。

 建物侵入シーンでは、画面を何分割かに分けて早回しで描写。スパイらしくヴィクトリアに脅されている間に位置を特定し、他のミサイルを誘導して爆発力を2倍にする連動装置を起動。でも何故ヴィクトリア側も偽の爆弾として連動装置は残したのか。ヴィクトリアはそう言う意味では凄い呆気ない最期だった・・・。

 任務が終了し、ナポレオンとイリア、ギャビーが参加する言わば多国籍のスパイチームでウェーバリーが指揮官となるチーム名が「U.N.C.L.E.」。と言うか、ナポレオンもイリアももうボスはウェーバリーに統一して母国のボスは要らないんじゃないか!?。

   ≪キャッチコピー≫
史上最高にセクシーで、史上最悪の相性の、史上最強のスパイコンビ、登場。