2017年07月27日

ライジング・ロード/男たちの戦記 ['09 米・露・モンゴル]

Tayna Chingis Khaana

【原題】Tayna Chingis Khaana
【監督】アンドレイ・ボリソッブ
【出演】エデュアード・オンダール

 モンゴル部族の首領の息子として生まれるテムジン。兄弟分であるジャムカとは”兄弟の契り”を結び盟友となる。「精霊が守ってくれる」とか「テングリがこの身体を作ってくれた」など無駄に”神”を讃える言葉が多い。”テングリ”って何だ!?甘栗なら知ってるけど。テングリは遊牧民共通の「天上神」だそうだ。

 父が暗殺され、以前からモンゴルの統治者である「ハン」の後継者に指名されていたテムジン。部族のマドンナだったボルテと結婚するんだけど、略奪され、奪い返す為に民族を襲撃したりして、リーダーの頭角も表れるけど残虐性も垣間見せるようになる。

 でも序盤のテムジンは大して強くなく、逆に槍で刺されても復活するタフさを持つが、親元を離れて大きく成長したかと思っても別に強くなって帰って来る訳でもないので、逆に数年間何処行っていたのか不思議だったりする。修行するシーンもないので、急に強くなっている感じ。父が何故暗殺され、誰に暗殺されたのかも最後まで分からない。

 戦闘シーンに関しては迫力があり。テムジンは反逆者を集め、異なる部族を統一。テムジンからすれば、人間との戦闘ではなく「邪悪な魂」との戦いと意気込んでいるので、”殺人している”風には捉えない。

 強固で大軍のナイマン族がテムジンに反発。このナイマン族側には、テムジンの残虐性が嫌で離れたボルテだったり、兄弟分のジャムカが属していてテムジンとも縁がある者が数人含まれている。でもテムジン側は少ない人数である所を逆に利用している。

 やたらと鳶が1羽や集団で飛んでいるシーンを映すなと思ったら、テムジン側の族旗が鳶のマークだった。テムジンはナイマン族と戦闘がしたくなくて和平交渉の兄弟分を送り込んでいたのに、その兄弟分が殺された事が戦争の始まり。つまり先に仕掛けたのはナイマン族側なのに、その事も戦闘が不利である事も何も分かっていなかったのが物哀しい。でもジャムカだけは兄弟の契りを交わしていた事を忘れてなくて、直前になってテムジンとの戦闘を回避。「犠牲者を余り出さないようにする」戦闘の筈だったのに、何かもう皆殺し状態。

 戦闘シーンでは皆同じような鎧、弁髪をしていて敵・味方の区別が付かないのが難儀。モンゴルの平原は綺麗に映されていた・・・。

   ≪キャッチコピー≫
鉄壁の敵に立ち向かう!壮絶なる攻防!






d777m at 18:31コメント(0)歴史劇アクション 

2017年07月26日

ヤング・アダルト・ニューヨーク ['14 米]

While We're Young

【原題】While We're Young
【監督】ノア・バームバック
【出演】ベン・スティラー
    ナオミ・ワッツ
    アダム・ドライヴァー

ドキュメンタリー映画監督だが、既に8年以上作品を作っていないジョシュ。妻のコーネリアも流産などを経験している為子供も欲しがらない。ジョシュは作品を作らないというより、作ろうとはするんだけど、”完璧主義”が災いして毎回中途半端になって完成させていない。

 そんなジョシュの聴聞会で、若いのに古風なジェイミー&ダービーと言う20代夫婦と出会い気が合うジョシュ。でも元々友人とも殆ど逢わない癖に、初対面のジェイミーには気が合っている事に最初はコーネリアは不思議がって警戒していたけど。でも徐々にコーネリアの方もダービーと気が合うようになる。2人もドキュメンタリー映画作りをしている。

 ジェイミーはSNS嫌いだけど、40過ぎたジョシュは体にガタが来始めていて、生き生きと仕事するジェイミーが羨ましくて仕方ない。観る人が認めてくれればそれで良いという気まま主義なジェイミーとは異なり、ジョシュは完璧主義な上に見栄っ張りなので、共同監督だって嫌うし補助金もお断り。何となく今まで映画が出来なかった事が良く分かる。

 ジェイミーの作品が実は誇張されている部分やヤラセの部分が多い事が分かって、それを許せないジョシュだったりするけど、全然作品をまともに作れないジョシュが他人の事ブツブツ言う資格あるのかと問いたい。そもそも映画そのものが”演技させる”と言う意味合いの「ヤラセ」であって、ドキュメンタリーだからといって全てが事実とは限らないのがジェイミーの考えで、言わば「嘘も方便」な訳で、その部分をいちいち責め立てるのはジョシュだけで、周りの他の大物映画監督などは「それが何か?」的な感じで白けている状態なので、ジョシュの責めが虚しい。

 ジェイミーとダービーは、ジョシュとコーネリアの事を敢えて知っていて近付いて来ていて、何も知らなかったジョシュとは正反対。だからと言って悪気がある訳ではなく、若干ヤラセはあるものの、良い作品を作ろうと偶然出逢ったように装っていた様は、中々計算高い。

 ジョシュの新作として作り出されるドキュメンタリーが6時間超えらしく、ドキュメンタリーでそんな長い時間一体誰が観るんだ!?と言う感じだし、ラストにジョシュとコーネリアの間にも子供が出来るけど、無表情で赤ん坊の頃からスマホに使い慣れていて将来スマホ依存症になりそうな雰囲気を持っているというオチが面白かった。

   ≪キャッチコピー≫
迷子のオトナたち。






d777m at 22:16コメント(0)コメディ 

2017年07月25日

悪魔の秘め事 ['13 米]

The Devil You Know

【原題】The Devil You Know
【監督】ジェームズ・オークリー
【出演】レナ・オリン
    ロザムンド・パイク
    ディーン・ウィンタース

 10年前に夫が殺害されてから女優業を引退していた往年の名女優:キャサリンの跡を継いで女優をしている娘のゾーイ。でも所詮”親の七光り”である事にコンプレックスを抱き、更に自意識過剰で嫉妬深い。

 夫殺しの疑いも掛けられたキャサリンではあるが、10年経った今でも犯人は捕まっていない。しかし、そんなキャサリンも自身にピッタリな役柄を見つけて唐突に女優に復帰。でもこうなると、今度は親と比べられるのが嫌なゾーイが反対して嫉妬。ただ、ゾーイの女優業は何時も動きがない感じだし、親を超えたいと思えるような努力が見られない。

 キャサリンが女優業に復帰すると、今度は脅迫状が届くようになるけど、全く恐れる事なく堂々としている。10年前の殺害現場に1人で来るように脅迫状には書かれて、誰にもその事を話していないのに、ゾーイやキャサリンの再婚相手である脚本家のジャック、キャサリンのマネージャーでもあるエディなど、無駄に全員集合して、もう脅迫相手この中に居るじゃん!と言う事丸分かり。

 10年前の夫殺しの事件も、キャサリンは”勘”で真犯人には気付いていたが、敢えて庇って女優業を引退している。キャサリンの女優復帰は、10年も経ってほとぼりが冷めたというのもあるのかも知れない。何も気付かずに今まで自意識過剰で生きてきたゾーイは、親の七光りにすら成れていないし、”親の心子知らず”を素で行っている感じ。結局は何を言われようと非常に娘想いだった母と、何も気付いていなかった娘という構図。

 でもキャサリンは女優復帰で成功したようだけど、ゾーイはその後どうなったのか分からないまま終わるので、そこは中途半端だったかなと・・・。

   ≪キャッチコピー≫
美しく奏でられる、女たちの危険な嘘






d777m at 19:18コメント(0)サスペンスミステリー 

2017年07月24日

沈黙の激突 ['06 英・米・ルーマニア]

Attack Force

【原題】Attack Force
【監督】ミヒャエル・ケウシュ
【出演】スティーヴン・セガール
    リサ・ラヴブランド
    デヴィッド・ケネディ

 ローソンが推薦した3人の精鋭が1人の女性に惨殺される事件が起きる。そして新種の薬物:CTXの存在を知る事になる。中毒になると攻撃的になるそうで、そこに着目した軍幹部も隠蔽。でも軍が作った薬物ならば「軍の陰謀」で済むのだが、如何せん軍幹部はこんな薬がある事を隠蔽していただけであって、実際に製造したのはアルーンという青年と彼の相棒でローソンの恋人でもあるティア。でもティアはアルーンのやり方に反発している為ローソン側に付いている。

 CTXの中毒になると、速度や攻撃力が上がって”超人”的な力を得られるそうだけど、確かに雑魚兵士などは一瞬で倒せる力は持っているけど、ローソンには全然敵っていないので、CTX使っている兵士以上に何も飲んでいないのに超人だったローソンに驚愕。何と言っても敵が皆華奢なので正直見た目的に敵わない事見え見えな部分がある。

 逆に言えば、ローソンのその強さを見せる為に、ローソンの部下の精鋭兵士たちが弱い事この上ないので、CTX中毒者に一瞬でやられている。ローソンの場合は彼らを一瞬でやってしまうんだけどね・・・。アルーンはCTXを上水道に流して中毒者を増やす計画を実行に移しているが、その割に中毒者その者も少なかった。

 あと、劇中の半分以上は画面が暗いので(夜の戦闘や暗い場所での戦闘ばかり)、真っ暗な所で人間っぽい何かが動いているという認識にしかならず、何をしているのか分かりづらかったのが残念。戦闘でも誰と誰が戦っているのか良く分からなかった。

   ≪キャッチコピー≫
オヤジ、超人に挑む。






d777m at 22:17コメント(0)アクション 

2017年07月23日

破壊された男 ['10 韓]

Man of Vendetta

【英題】Man of Vendetta
【監督】ウ・ミンホ
【出演】キム・ミョンミン
    オム・ギジュン
    パク・チュミ

 8年前に娘のヘリンが誘拐され、ヘリン自身も遺体も見つからない事で1年で捜索も打ち切りになった元牧師のヨンス。ヨンスはもう娘の事はもう良いというぐらいだが、妻はまだ諦めず相変わらずビラ配布などを行っていたが、その妻も交通事故で意識不明に。

 ヨンスは牧師を止めて会社を立ち上げているが、今や社員に払う給料がない程の火の車なんだけど、何故か誰から見ても富豪に見える。そして娘の事も半ば諦め掛けていたヨンスの元に、何と誘拐犯からヘリンがまだ生きているという旨の電話が入り身代金を要求。元々過去にも少女などを誘拐して身代金を散々要求したり殺してきたそうだが、何故ヘリンだけ生かされ、何故8年もの間を置いて連絡してきたのか。しかもヨンス自身が諦め掛けていた頃に。

 そんなヨンスも犯人の要求に答えながらも、ちゃっかり娘奪還への執念を見せ始める。今まで生存さえ信じてなかった癖に。真犯人がアンプマニアで、身代金などを高価アンプ代に充てているという設定は正直どうでも良い事なんだけど、ヨンスの方は犯人のこのアンプ好きを逆手に取って利用している。何時もあと少しの所で真犯人には逃げられてはいるけど、アンプ店などへのさり気ない聞き込みなどを繰り返して、本人も気付かぬ内に真犯人に近付いていたりするが、視聴者にだけは犯人の姿などを最初から見せているので、意外性は勿論なく、何故ヘリンだけ生かされて育てられて来たのか結局分からず。

 真犯人もあれだけヨンスを挑発しながら、ヨンスの尾行には気付かずに居場所を特定される羽目になっているし。

   ≪キャッチコピー≫
娘は渡さない!






d777m at 21:41コメント(0)サスペンス 

2017年07月22日

アメイジング・スパイダーマン ['12 米]

The Amazing Spider-Man

【原題】The Amazing Spider-Man
【監督】マーク・ウェブ
【出演】アンドリュー・ガーフィールド
    エマ・ストーン
    リス・エヴァンス

小さい頃に親が失踪して叔父と叔母に育てられたパーカーは、親が失踪した原因をさり気なく探り、「オズコープ社」「崩壊の数式」「研究00」と言う単語を辿っている。オズコープ社に異種間遺伝子交配研究の第1人者で爬虫類、主にトカゲ研究の権威を持つコナーズ博士に会いに行けば、そこの優秀主任研修生で片想いなグウェンが居たりする。パーカーの失踪した父とコナーズが同じ研究をしていたそうなのだが、じゃ何故母も一緒に出掛けなければいけなかったのかが分からない。

 パーカーはそのコナーズの研究所で異種交配された蜘蛛に噛まれて蜘蛛の能力を手に入れる。勿論最初は可成り戸惑うので、手からベタベタ付く糸が出るとか訳が分からない感じ。叔父と喧嘩し、家を飛び出すパーカーだが、そのパーカーを探しに出た叔父がチンピラに射殺され、この日以降パーカーはその蜘蛛の能力を使って犯罪者を捕まえる事を行うようになるけど、結局は叔父を殺した犯人と同じ格好をしている犯罪者を捕まえるだけなので、個人的恨みが大きい。グウェンの父である警察も、英雄気取りのスパイダーマンを捕まえようと躍起なのだが、何もできていない癖に得意げなのが腹立たしい。

コナーズは異種間交配の実験で左手を失っているが、実験の為に態と敢えて左手を切断して失ったのか事故なのか定かではないが、一体どんな実験!?。その左手を復元したくてトカゲの尻尾の再生力を
応用した薬を自身に注射し、左手は再生するものの、代償として自らも巨大トカゲ化。人間としてのコナーズの意識と、内部に隠れたトカゲ人間としての意識を持つようになり、勿論トカゲ人間の意識の方が凶暴。見た目巨大イグアナで、何だか「こんな恐竜見た事ある・・・」的な風貌だけど。

 でもずっとトカゲ人間(リザードマンと名付けられているが)という事もなく、一定時間戻る事もあってその基準も分からない。スパイダーマンであるパーカーは、リザードマンの正体がコナーズである事をいち早く見抜くが、パーカーの話を警察は信じないし、リザードマンよりスパイダーマンを逮捕しようとまだ躍起だったりで本当に頼り甲斐がない。スパイダーマンとは違って、人1人救えてないし・・・。

 パーカー自身もその優秀な頭脳が災いして、コナーズが解けなかった数式を解いてしまった事がリザードマン完成の要因として自責の念にも駆られ自身で決着を着ける決意は固めているが、コナーズはグウェンの師匠的存在でもあるので本気で戦いたくはない複雑な心境はある。でもリザードマン時はコナーズの冷静な判断力は持ち合わせてないんだけど。

 コナーズは人間の弱者をなくす為、人類全員強くする為ならば別に人間ではなくても良いという「人類トカゲ化(爬虫類化)計画」を画策している。確かに弱者をなくして皆を平等に強くしたいというのは分かる。でも、人類を皆トカゲに変えた所で、結局そのトカゲ人間の間にも弱者が生まれ弱い者扱いされていく構図になるのは目に見えている訳で、何ら何の解決にもならなかったと思う・・・。寧ろトカゲの頭脳では弱者を救う事も出来ない訳で、人間よりも最悪になっていたに違いない。コナーズも馬鹿ではない筈なんだけど。

 パーカーもスパイダーマンの能力を使い熟せている訳ではないので、叔母の家に帰ってくる度に満身創痍で傷だらけの状態なので叔母を心配だけ心配させていて傍迷惑でもある。グウェンとパーカーは何時の間に恋人関係にまで発展したんだ!?。その辺も唐突だったし。

 パーカを虐めていたフラッシュが、叔父の死以降急に優しくなったり、最後はグウェンは勿論スパイダーマンの逮捕に躍起だった彼女の父の刑事や、スパイダーマンに息子を救われたクレーン操縦士の父親、そして最後はリザードマンから開放されたコナーズにまで救われている。

 一応パーカー、コナーズ、グウェン全員に対する何かしらの悲哀は描かれている。キャスト的には魅力と個性が足りなかった気はするけど。

   ≪キャッチコピー≫
恐れるな。自ら選んだ、この運命を。






d777m at 22:15コメント(0)アクション 

2017年07月21日

カーズ・ドリーム ['05 米]

Tugger : The Jeep 4x4 Who Wanted to Fly

【原題】Tugger : The Jeep 4x4 Who Wanted to Fly
【監督】ジェフリー・ジェームズ・ヴァラブ
【声の出演】ジェームズ・ベルーシ
        キャロット・トップ
        ランス・ルゴール

 戦時中に造り出され、戦後は空港に配備される四輪駆動車=ジープのタガー。何故かタガーは空を飛ぶ事に憧れ、空港では飛行機を引っ張る牽引車の代理の役割。ショーティーという古いラジオな良く喋る相棒が居るけど、チーフの言う事無視して結構勝手に動き回って、無計画に移動してガス欠で結局周りに迷惑を掛けたりする。

 タガーはジープなので飛べるはずはないと分かってはいるんだけど、決して夢は諦めないので翼のようなモノを拵えて飛ぼうとするし、高低差などで少しでも大きくジャンプしたりすると、そのほんの少しの飛躍に感動したりする。そんなタガーを見守る親はガソリンスタンドの石油タンク。製造者が親じゃないんですね・・・。

 一応タガーが空を飛んだらどんな感じになるのかの”回想”シーンはあるけど、何だか「鳥人間コンテスト」に出れそうでバランスが悪い。そしてチーフが飼っている犬のマックスは、焼け焦げたタイヤの匂いやタイヤそのものが好きなので、後部にタイヤが備え付けられているジープのタガーは良くマックスに追い回されている。

 空港に牽引車その物が新たに着任(?)し、飛行機体型で飛び事にも失敗して一時は廃車処分となってタイヤを取り外されるタガー。そんなタガーをある軍にメンテナンスされて拾われる事になり、ずっと世話になっていた空港を去る事になるが、輸送機に載せられるので、輸送機に載せられて憧れの空を飛んでやっぱり感動していた。どういう形であれ空じゃなくても地面から浮く事が出来れば何だって良かったんじゃないか!?。

   ≪キャッチコピー≫
僕の夢は大空を飛ぶ事!






d777m at 19:23コメント(0)ジャンル未定 

2017年07月20日

アーロと少年 ['15 米]

The Good Dinosaur

【原題】The Good Dinosaur
【監督】ピーター・ソーン
【声の出演】レイモンド・オチョア
        ジャック・ブライト
        サム・エリオット

 恐竜の時代に、もし地球に隕石が衝突せず氷河期も来なくて恐竜が全滅しなかったら・・・そんな時代が前提。ある草食恐竜の息子として生まれるアーロ。1番大きな卵から1番小さなのが生まれる。恐竜自身で畑を作るんだけど、草食恐竜なのだから、その辺に食べ物が沢山ありそうなのに畑で育ったものしか食べようとせず、「食糧が尽きそう」で苦しんでいたりする、何故だ!?。

 アーロは臆病者で自分の方が可成り大きい癖に、可成りの怖がりで、小さい虫を見ただけで怖がる。アーロの父は、アーロが怖がりを克服できれば成長できると助言。そんなアーロに食糧泥棒を捕らえる仕事を任せられるけど、その犯人は小さな人間?の少年。でもやっぱり怖がって逃げられるんだけど。

 鉄砲水に拠る父の死を乗り越えたいアーロだが、今度は自身が激流に流され孤立。そんな時にさり気なく助けてくれたのがその少年:スポット。でも4本足でしか歩けず、少年とアーロの間でも言葉は通じ合えないので、どうにかしてジェスチャーで分かり合う。でもスポットは、アーロとは違って度胸があり、毒蛇に対しても決して怖がらずに逆に立ち向かう。

 プテラノドンが嵐で助けを求める動物を食べる極悪恐竜の扱いになって、逆にティラノサウルスがアーロも助ける良い恐竜の扱いになっていたのが面白い。その為アーロとスポットは何度もプテラノドンたちに付け狙われるようになっている(狙いはスポットの方ではあるが)。

 家に帰りたいアーロの故郷へ帰るための道標となり、臆病者だったアーロを成長させるのもスポットの存在。2匹(?)が腐ったフルーツを食べて幻覚を見る様も面白かった(演出的に)。スポットの方も最後は家族と再会して去って行くんだけど、何故逸れていたのか分からない。ずっと4本足で歩いたのに、家族と出逢うと2本足に変わっていたし・・・。

 アーロもちゃんと最後は母たち家族と再会するけど、逸れている間に家族の様子が一切描かれないので、アーロが急に居なくなった事を不思議がらない違和感が残った。

   ≪キャッチコピー≫
初めて、誰かを守りたかったーー。






d777m at 19:29コメント(0)アドベンチャーファミリー 

2017年07月19日

関東極道連合会 第三章 ['15]

【監督】山本芳久
【出演】清水宏次朗
    北代高士
    Koji

 関西を拠点とする山富士組の4代目跡継ぎ争いに拠る内部抗争に終止符が打たれ、若手の5代目と若頭が就任し「新・山富士組」として生まれ変わる。そんな山富士組で新たに若頭に就任した宅間は経済ヤクザとして名を馳せていて、資金繰りと他の組の情報収集に長け、東京進出を狙っている。

 東京では、全ての組を纏めている”関東極道連合会”が関東地方の組織をほぼ全て仕切っていて、彼らは山富士組が新しく生まれ変わっている事を逆に危惧して警戒。でもこの連合会に入会していない強情な関東組織があるかどうかも未知数で良く分からない。

 そんな中、東京のある一角を縄張りにする双頭会に山富士組の2人組の男が殴り込みを図って刺殺される事案が起きるが、これは親分の為なら命を捨てられる特攻隊の男を使った宅間の東京進出の為の布石。刺殺されれば、その復讐で東京への進出の理由に出来るし、これに拠って山富士組が本格的に関東へ進出し、双頭会との抗争が勃発。2組が”双頭会”を「早漏会」とバカにするのが面白かったけど。確かに語呂は似ている・・・。

 でも山富士組側も双頭会の支部や本部に銃弾を撃ち込むだけだし、双頭会以外は完全無視だし、関東の組織も敢えてやり返さないように指示して何とか抑えていたが、遂には双頭会側に怪我人や死者が出た事で、若頭の井口だけキレる。一応賛同者は居るけど”だけ”と言うのがある意味ポイントで、双頭会の会長も自分の舎弟がやられているのに凄い冷静だったりする。それだけ関東極道連合会の存在が大きいという意味でもあるけど。

 井口は僅か2人の賛同者と共に山富士組の若頭である宅間の首を取ろうと1人躍起。一応宅間の動きなどを読んで入念に計画して関西へと赴く3人だけど、実はその間に山富士組と関東極道連合会が和解して、双頭会と山富士組の抗争も終結。井口もギリギリの所でその事を知って暗殺も失敗に終わっている。言ってみれば結局、山富士組の策略に双頭会が踊らされただけの格好で、犠牲者を出さなければいけない意図が見えなかった。

 暴力シーンで思いっきり外しているシーンがあったり、銃を撃っているのに一般市民が冷静に普通に歩いているなど変な違和感を感じる所も多かった。

   ≪キャッチコピー≫
先に引いたのは誰だ






d777m at 19:19コメント(0)任侠 

2017年07月18日

ハンナ ['11 米]

Hanna

【原題】Hanna
【監督】ジョー・ライト
【出演】シアーシャ・ローナン
    エリック・バナ
    ケイト・ブランシェット

 小さい頃から父のエリックに”殺し屋”として、様々な言語や暗殺術などを学んで育ったハンナだが、その所為で森から外界に行った事がない。劇中で暗殺術などを学んだ人間は大抵感情も無感情になるように育てられるのが通例だが、ハンナはちゃんと笑顔を見せるのが印象深い。

 エリックがCIA時代の元同僚であるマリッサが宿敵として立ち塞がるが、マリッサ側も何故エリックとハンナの命を狙うのか良く分からなかったりする。しかもハンナを独り立ちさせるには何故かマリッサへの通信が必要。何故っ!?。

 エリックもハンナを育て上げたぐらいなので腕は良いのだが、ハンナもエリックもアクションが途切れ途切れで数も多くないので大して迫力はない。マリッサがエリックを追跡し、部下であるアイザックがハンナを追っていた筈なのに、何時の間にかエリックとハンナが再合流した所為で、結局はアイザックもエリックに倒されていたけど、地下街に誰も居なかったりして、何か起こす気満々だったりする。

 国際刑事警察機構(インターポール)に依頼すれば済む話なのに、結局エリックの事も一切他の組織には話したがらないマリッサ。ハンナが赤ん坊の頃から強い兵士に育て上げる施設出身である事が判明するが、ならばせめて同じ施設で育った最強の敵とかが欲しかった。そんな施設があったとしても、出身者がハンナしか居ないし回想もないので説得力に欠ける。つまりエリックは実の父親ではなく育ての父。

 ハンナがずっと街中に出た事なかった事もあり、電灯やテレビ、電話の事を知らず、騒音に弱くてテレビの音声が煩いだけで音量を小さくする方法が分からずに逃げ出したりする。そんなもんリモコンに書いてあるんだから分かりそうなのに・・・。あと無駄に知識が有り過ぎて面倒臭い。

 正直言えば何故ハンナが殺し屋として育てられたのか、エリックが何故ハンナを育てて来たのか、エリックが秘密を知りすぎているのは分かるとして、何故マリッサはハンナを捕らえようとして捕らえられたらどうするつもりだったのか分からない。

   ≪キャッチコピー≫
16歳、罪を知るには若すぎる。






d777m at 18:41コメント(0)サスペンスアクション 
Archives
Recent Comments
ランキング登録
人気ブログランキング
ランキング登録2
ブログランキング【くつろぐ】
クリック募金
訪問者数

  • ライブドアブログ