2019年04月

2019年04月30日

三国志 ['08 中]

Three Kingdoms

【英題】Three Kingdoms
【監督】ダニエル・リー
【出演】アンディ・ラウ
    マギー・Q
    サモ・ハン

 最後の砦である鳳鳴山を守り抜く決意を固めた蜀の武将:趙雲と、彼を捕まえる事を誓った魏の将軍:曹操の孫娘である曹嬰。そして趙雲と同じ出身地と言う事で気が合う羅平安。ここに至るまでの戦いが主体。

 『三国志』と言うタイトル通り、確かに三国志の武将は多く登場する。どう見ても蜀には不利な戦いを曹操の疑い深い性分を利用して、その軍略で有利にしてみせる軍師の諸葛亮、蜀軍の将軍である劉備の義兄弟の盃を交わした張飛と関羽など。

 そして徐々に無双な戦いを見せ「常勝将軍」と言う異名まで付く趙雲だけど、逆に実力がなく昇進さえも出来ない羅平安は彼に対する嫉妬心を抱くように。

 張飛、関羽、馬超、黄忠、趙雲で「五虎将軍」とまで言われるようになって、本格的な三国の戦いでも始まるのかと思えば、可成り端折られて趙雲以外は戦死という所まで一気に飛ぶので、「三国志」と言うタイトルが物悲しい。

 実際、三国は蜀・魏・呉なのだが、呉は台詞として登場するだけで、孫権などの大将さえ出て来ない。曹操も序盤に出て来るだけ。そして張飛と関羽が戦死したかと思えば、彼らの息子である関興と張苞が登場するが、殆ど何かする訳でもなくあっと言う間に戦死。正直、三国志の歴史としての端折られ方が半端ない。

 そして羅平安と曹嬰の存在がオリジナルである分、何だか余計な人物が加わっている印象で、しかもその2人がある意味メインなので『三国志』もへったくれもない。正直タイトルで騙されそう。

   ≪キャッチコピー≫
この命、夢に賭す。






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d777m at 22:29コメント(0)歴史劇 

2019年04月29日

スリープレス・ナイト ['16 米]

Sleepless

【原題】Sleepless
【監督】バラン・ボー・オダー
【出演】ジェイミー・フォックス
    ミシェル・モナハン
    ダーモット・マローニー

 カジノ王:ルビーノが持つ麻薬を強奪した刑事のヴィンセントとショーンのコンビ。怒ったルビーノはヴィンセントの息子:トーマスを誘拐し、更に内部監察官のジェニファーとデニソンがヴィンセントは汚職刑事だと怪しんでいる。そしてヴィンセントがルビーノに渡すはずだった麻薬を、ジェニファーが汚職の証拠品として勝手に持ち出した事で事態は更にややこしくなる・・・。

 とは言っても闇社会を牛耳るのはルビーノではなく、麻薬王のノヴァクの方。そしてノヴァクに買収されている刑事も多いのに、ジェニファーには1度汚職刑事だと決めつけてしまうと他を疑わない悪い癖も出るのが厄介。

 実はヴィンセントはノヴァクへの内通者を炙り出す潜入捜査官。潜入捜査官だけに妻子にも仲間にも言えない事情があるのだが、それをジェニファーが勝手に彼を汚職刑事だと決めつけるものだから、息子は誘拐されるし命は狙われるしと散々。しかも内通者はジェニファーの相棒であるデニソンと言う所も皮肉。正直ジェニファーは内部監察官向かないと思うぞ・・・何も見抜かれてないし・・・。

 あと、まともな刑事が居るのかどうかも疑問でその辺も何だか痛々しい。ヴィンセントも怪我している状態なので常に満身創痍。その為、そんなに強くもなくそこは緊張感を生んでいる。そしてトーマスももう既に16歳と言うのもあるけど、結構堂々として頼もしい(何かする訳でもないけど)。

 台詞でしか登場しなかったけど、ノヴァクさえも恐れるという彼の父親の存在が気になる所。

   ≪キャッチコピー≫
汚職塗れの刑事 裏の顔は潜入捜査のスペシャリスト 極秘任務の影で誘拐された愛する息子 タイムリミットは夜明けまでーー






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d777m at 21:23コメント(0)犯罪スリラー 

2019年04月28日

の・ようなもの のようなもの ['15]

【監督】杉山泰一
【出演】松山ケンイチ
    北川景子
    伊藤克信

 未だ前座で、師匠の志ん米の下で住み込み修行中の志ん田。そんな中、出船亭一門のスポンサーを勤める斉藤会長お気に入りの元落語家:志ん魚が行方不明になり、スポンサーへのご機嫌取りに必死な出船亭一門は、志ん魚探しに志ん田を指名。

 志ん魚を探す間に立ち寄る土産物屋や弁当屋、居酒屋などの店主役などもほんの数分または数秒の出番なのに無駄にキャストが豪華。志ん田は、師匠の娘である夕美に惚れているが、だからと言って恋仲になる訳でも告白する訳でもない。

 志ん魚は割とあっさり見つけるが、彼本人は落語界に帰る様子は全く無く、便利屋をしている。でも志ん米に念を押され、今度は志ん魚の所に住み込み、志ん魚の代わりに便利屋まで代行して必死に志ん魚への落語界復帰に尽力する志ん田。

 でも出船亭一門が、落語家の感情よりも一門の面子を優先させているのがちょっとパワハラっぽくて気になったけど、出船亭一門の良さも正直良く分からない。

 志ん田が落語家と言うのは知れ渡っているのに、誰1人その落語の腕には期待していない。でも破門覚悟してまで志ん魚を高座に上がらす事には成功している。この件で報われて(?)、大して落語巧くないのに昇段していたのは気になったけど。

   ≪キャッチコピー≫
人生迷ったら、楽しい方へ。






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d777m at 21:08コメント(0)青春コメディ 

2019年04月26日

ハンターゲーム ['12 米]

Children of The Hunt

【原題】Children of The Hunt
【監督】マシュー・B・ムーア
【出演】ダーレン・ダルトン
    アレクサンダー・トーマス

 人口過密でスペースコロニーと地球とで分け隔てられている人類。スペースコロニー側は、娯楽として地球に住んでいる人類を狩る人間狩りのゲームをしている。ただ、スペースコロニー側からすれば”ゲーム”なのだが、地球に住んでいる人類からすれば生きるか死ぬかのサバイバル。

 当初スペースコロニー側だったモーガンは、人間狩りが嫌になりスペースコロニーに反旗を覆し狩られる側へ。そしてナオミと言う女ハンター率いる狩られる側の人類のグループ「石の民」と出会し彼らと行動を共にする・・・。

 12分30秒だけ持つ完全防御のバリアー服を着熟すスペースコロニー側ではあるけど、人数が多いだけで、しかもモーガンに戦法や弱点などを見抜かれ、そのバリアー服まで盗られる有様で全く強くなく、物悲しい程に徐々に人数を減らしていく。

 そしてゲームというだけあり、ちゃんと規則や戦う場所が定められているので、生きるか死ぬかのゲームなのに、舞台は森の中一辺倒。そして最初こそ銃は逃げられなくなった時だけの緊急用だったのが、そんな規則が中盤以降はどうでも良く銃撃ちまくりで当たらない状況。

 そしてバリアー服は銃は完全防弾なのに、近接武器に対しては関係なく、息を吸う口だけは防護されていないので弱点になったりする(弁慶の泣き所)。弱点が頭とかではなく口というのは斬新だけど。

 ナオミと、スペースコロニーのケリーの女狩人対決が見所かと思ったけど、大して見せ場もなく終わってしまった・・・。

   ≪キャッチコピー≫
生存確率0.1%






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d777m at 23:21コメント(0)SFアクション 

2019年04月23日

TAXi(2) ['00 仏]

Taxi 2

【原題】Taxi 2
【監督】ジェラール・クラヴジック
【出演】サミー・ナセリ
    フレデリック・ディファンタール
    マリオン・コティヤール

 ダニエルの恋人のリリーの父で厳格な軍人でもあるベルティノーが初登場。そしてエミリアンは相変わらず下手な運転で免許が獲れずにいたけど、余りにも下手過ぎてこれ以上指導しても無駄だとして免許所得する事に。

 そんな中、日本の防衛庁長官がサミットの為に訪仏してくる事になり、ジベール率いるエミリアンやペトラ達フランス警察は日本語を学習。ペトラだけ片言ではあるが話せていたりする。そしてペルティノーの推薦もあって、長官が乗るVIP車の専属運転手に指名されるダニエル・・・。

 そんな訪仏した長官を誘拐する組織も日本系で、催眠術師を使って長官にフランス大統領を暗殺させる狙いがあるらしく、ペトラも拉致された事で、長官のSPだったユキと共に救出に向かう事になったダニエルとエミリアン。

 ダニエルの乗るタクシーも滑空機能が追加。でも割と組織側の運転も巧い。色々日本の長官に対してフランス警察の良い所を見せたいジベールではあるけど、何だか見せたいモノが全て裏目に出ちゃう所が面白い。

 ダニエルと色々愛したいのに出来ない有耶無耶が溜まっているリリーの勘違い振りも面白いけど。こちらはベルティノーにダニエルが気に入られた事が功を奏している。気に入ると言っても、ダニエルの人間性とかではなく運転ぶりだけど。

 長官の送迎パーティーをホテルとかではなく、飛行機の格納庫で行うなどツッコミどころも満載。組織側も日本俳優を配しているが、主にフランス国籍も持っていたり、フランス在住歴が長い人たちを配している。

 日本を舞台にする訳ではないので、間違った日本描写は少なめ。全く無い訳でもないけど。

   ≪キャッチコピー≫
お待たせ!今度はパリで大暴れ!!






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d777m at 21:55コメント(0)アクションコメディ 

2019年04月22日

オトトキ ['17]

【監督】松永大司
【出演】THE YELLOW MONKEY

 '92年にメジャーデビューし、'98年の全盛期には1年で113本ものライブを行っていたTHE YELLOW MONKEY。そんなイエモンのライブなどの裏側に迫ったドキュメンタリー。

 取り敢えず冒頭でメンバーを映しながら後ろで緊急車両のサイレンが聞こえていたのが気になったけども。THE YELLOW MONKEYは'01年に活動を休止するけど、その要因の1つとしてボーカルの吉井和哉の声が急に出なくなったというのもあるらしい。

 そして'04年に解散を発表し、'16年に再結成しこの年には紅白歌合戦にも出場。ドキュメントとあって、ライブ前のメンバー間のミーティングなどにも密着している。

 ただ、どのような経緯でTHE YELLOW MONKEYが結成されたのか、解散から再結成に至る経緯などある意味1番肝心な部分が分からずじまい。そして歌詞付きフルコーラスで歌われる歌もあれば、途中までという歌もあり、個人的にマイナーな曲ほど時間軸として長く映されているのが気になった。

 20世紀時代の歌手という自覚があるので、ライブ音源などに使われる道具には一昔前の全盛期の頃のものを使用し、亡き親友の遺品もある。まぁバンドに詳しくないと、使われている道具が少し古めなのかどうかは分からない。

 メンバーの仲は良く喧嘩になる事もないし、逆にお互いで慕い合っている雰囲気。

   ≪キャッチコピー≫
4Pしようぜ。






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d777m at 21:43コメント(0)音楽ドキュメンタリー 

2019年04月21日

プリースト ['11 米]

Priest

【原題】Priest
【監督】スコット・スチュワート
【出演】ポール・ベタニー
    カール・アーバン
    カム・ジガンデイ

 長年争ってきたヴァンパイアと人類。ヴァンパイアはその力強さと俊敏さを武器に、人類は太陽を味方に着け何時までも決着付かず。そして人類は教会が権力を持って壁の中に退避し、対ヴァンパイア兵器である”プリースト”を造り出すも、何時しかヴァンパイアの存在は忘れられ、プリーストも離散。

 取り敢えず何故教会が権力を握るのか良く分からない。そして長年戦争をしていた癖に壁の中の人類には忘れ去られているヴァンパイアと言うのも違和感。つまり、壁の外の人類である疎外者にはヴァンパイアは知れ渡っているのに、壁の中の人類には忘れられている訳で、何だか壁の中の人類の方が馬鹿っぽい扱いに(待遇は良いのに)。

 そして教会は教会で牧師たちが老害の集まりなので、ヴァンパイアの存在も信じたくないしプリーストに支配されるのも恐れる。そんな中、英雄と言われるプリーストが姪が誘拐されたと知って教会の掟を破り、粗暴な保安官のヒックスと共に救出へ向かう事に。

 教会側もプリーステスをリーダーとしたプリーストの追手を仕向けるけど、プリーステスはプリーストの元戦友なので共闘。でも他の追手があっさり敵に殺られるのは少し弱すぎ。ヴァンパイアを仕切るのは、元プリーストであるブラック・ハット。でも別に教会にもプリーストにも恨みがあった訳でもない男が、何故敵側に堕ちているのかこれも理由が分からない。ただ、プリーストも敵わない程になかなかの強さは見せる。

 そしてブラック・ハットをヴァンパイア側に堕とした女王の存在があるようだけど、その辺は何も分からないまま。アクションは中々に頑張っていたけど、完全に化物と化しているヴァンパイアの集団が総出で列車で移動という所にも変な違和感は感じた。

   ≪キャッチコピー≫
人類史上最強ーー






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d777m at 21:45コメント(0)アクションホラー 

2019年04月20日

ベイビー・メイク/私たちのしあわせ計画 ['12 米]

The Babymakes

【原題】The Babymakes
【監督・出演】ジェイ・チャンドラセカール
【出演】ポール・シュナイダー
    オリヴィア・マン
    ノーリーン・デウルフ

 結婚して3年経つのに未だ子供が出来ない事で悩むトミーとオリバー夫婦。原因は100%トミーなんだけど、トミー自身は自分は悪くないと言い張るばかり。そしてトミーが実は結婚指輪代を稼ぐ為に自らの精子を精子バンクに売っていた事が分かる・・・。

 でもオリバーもそれはそれで養子を貰うとか精子ドナーを見つけるとか臨機応変に子供を授かる方法を考えている。トミーの友人も色々案は出してくれるけど、正直大きなお世話というモノばかり。

 そして最終案として、インド人の前科者をリーダーに精子バンクから自らの精子を強奪するという案を実行に移す事に。この強奪シーンは1番の笑い要素だった気がする。友人もこの強盗策に協力してくれるけど、無駄にリーダーに払う額が高いし、その目的が精子1つと言うのは虚しい・・・。

 精子バンクには警備員が一切居なかったので成功はするのだが、リーダーが盗み出してきた逃走用の車が新婚者を乗せるリムジンで、ちゃっかり新婚カップルも乗っていた事で「車窃盗犯」として結局は捕まる羽目に・・・。

 一応子供を授かる事は出来たけど、産まれたのが3つ子な上、「この子達、本当にトミーの精子から産まれた子供か?」と疑ってしまう。盗んだ精子が実は間違っていて、全く違う子が産まれた・・・と言うオチもありそう。

 下品な台詞は多いが、一応は子供を授かりたいのになかなか出来ない夫婦の苦悩は描かれている。ちょっと中国を中心にアジアに対して差別的な台詞があるのは気になったけど。

   ≪キャッチコピー≫
ふたりの願いを叶える為、彼が盗んだのは彼自身!?






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d777m at 22:25コメント(0)コメディ 

2019年04月19日

ミッドナイト・ランナー ['17 韓]

Midnight Runners

【英題】Midnight Runners
【監督】キム・ジュファン
【出演】パク・ソジュン
    カン・ハヌル
    パク・ハソン

 警察大学の同期として入学するギジュンとヒヨルは、軍隊並みの厳しい訓練に耐えながら仲睦まじくなっていき、2年の月日が流れる・・・。

 そして彼女を作りたいと街に出れば偶然女性の拉致現場を目撃。そして家出少女ばかりを拉致して卵子工場をしている組織がある事などを知り、見知らぬ女性ではあるけど助け出そうとする決意を固める2人・・・。

 警察学校の話なのに、組織の事を知るのも組織に立ち向かうのもギジュンとヒヨルだけで、ピンチになったからと言って同期生などが助けに来てくれる訳でもなく、只の2人の「正義感」。最初こそ警察に通報するとか刑事に報せるとか色々やっては見せるけど、警察や刑事が直ぐに動いてくれる訳もない。

 警察学校としての規則としても言わば2人の行動は”規律違反”に当たり、下手すれば退学処分なのだが、少女を助ける為ならば退学も致し方ないという2人の覚悟も垣間見える。助けようとする少女がどちらかの妹などなら話は分かるが、当初勤め先や名前まで知らなかった見知らぬ女性を様々な覚悟を背負って助け出そうとしているので、それが善行なのかどうかは人によるだろう。

 退学とまではならないまでも、2人の処分が留年と雑役数百時間というのは、警察何も動かなかったじゃんと突っ込みたい。これ、2人が何も動かなければ警察の責任問題。

 組織に立ち向かう為に色々トレーニングをして赴くもそれでも結構苦戦していたので(数十人に対して2人と言うのもあるが)その辺は緊迫があった。

   ≪キャッチコピー≫
捜査の3大要素は”情熱・執念・本気”






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d777m at 23:25コメント(0)アクションコメディ 

2019年04月18日

コブリック大佐の決断 ['16 アルゼンチン・西]

Koblic

【原題】Koblic
【監督】セバスティアン・ボレンステイン
【出演】リカルド・ダリン

 アルゼンチン軍事政権時代に実際に行っていた、逮捕者を軍用機から落とす「死の飛行」。大佐まで上り詰めていたものの、この行為を受け入れられないコブリックは、軍から逃げ出し、妻とも別れて新たな人生を歩む決意を固める・・・。

 田舎町で知り合いのアルベルトの下で農業の仕事に励んでいたのだが、この街を牛耳る警察署長のペドロが居て職権を乱用している。その「死の飛行」はコブリックの悪夢や過去の悪い出来事として描かれているだけで大まかには綴られない。

 平凡な日々を送れてはいたんだけど、叔父に暴力されているナンシーに恋した事で、ペドロがコブリックの事を調べ始めたりして余所余所しくなる。ただ、軍から逃げたとは言っても軍が彼を逮捕しようと追って来る訳でもなく、単にペドロが軍人に仕事を奪われると勝手に勘違いして警戒を始めて起きる事。

 そしてペドロが職権乱用でアルベルトを殺害した事で、復讐として立ち上がる事になる・・・。中盤までは正体がバレそうになりながらの田舎町生活をしていたコブリックが、終盤ではペドロへの復讐の為に立ち上がる為、渋さも出てギャップを感じる。

 ペドロ自身も放って置けば済んだ筈なのに、コブリックの何をそんなに怯えていたのか良く分からない。そもそもアルベルト等のコブリックの協力者もどんな関係だったのか分からないまま。元々海軍出身のコブリックは小型飛行機などの操縦は手馴れた物。

 折角アルゼンチンの田舎町を映し出しているのだから、BGMにもアルゼンチンらしさが欲しかった。軍事政権時代の話とは言っても、「死の飛行」描写がほんの少しあるだけなので、軍事政権時代の暗部は余り伝わっていない。

   ≪キャッチコピー≫
絶対に譲れないものがある。愛と尊厳が侵された時、男は闘いに発つ!




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d777m at 23:10コメント(0)犯罪スリラー 
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